転職体験記

配送ドライバーから物流管理へ。現場を知っているからこそ活きる管理の仕事

配送ドライバーから物流管理へ。現場を知っているからこそ活きる管理の仕事

40 / 男性

最終学歴高卒
居住地大阪府
家族構成既婚・子ども2人
経験社数3
転職活動期間2ヶ月
応募社数4

得意なこと

効率的なルート設計、体力

苦手なこと

Excel、報告書の作成

キャリアの変化

BEFORE

物流・運送

配送ドライバー

年収 380万円

AFTER

物流・倉庫

倉庫物流管理

年収 430万円

前職ではどのような仕事をしていましたか?

高校卒業後から配送ドライバーとして働き始め、大阪府内を中心に約20年間、宅配・業務用物資の配送に携わってきました。最初は宅配の助手からスタートし、免許取得後は中型・大型トラックのドライバーとして、ルート配送・スポット配送を担当してきました。

ドライバーとして20年のキャリアの中で培ったのは、「効率的なルート設計」の能力です。渋滞・天候・配送先の状況をリアルタイムで判断しながら最適なルートを選ぶ思考力は、毎日の積み重ねで磨かれたものです。また、長時間の一人作業に耐える体力と精神力も、ドライバーという仕事が鍛えてくれました。

転職を考え始めたきっかけは何ですか?

39歳になった頃から、「いつまでドライバーを続けられるか」という不安が大きくなってきました。体力的には今はまだ大丈夫でも、50代・60代になっても現場で走り続けられるとは限りません。また、物流業界の2024年問題(ドライバーの時間外労働規制)の影響で、実質的な収入が減る可能性を感じ始めていました。

同じ物流業界の中で、現場経験を活かして「管理する側」に回りたいという思いが芽生えたのは、現場を知り尽くしているからこそです。「ドライバーとしての現場感覚を、倉庫や物流管理の仕事に活かせるはずだ」という確信が、転職へのモチベーションになりました。

転職活動を始めたとき、不安はありましたか?

40歳という年齢での転職に、大きな不安がありました。「管理職経験がない」「ExcelやPCスキルが乏しい」という弱点が、採用の壁になるのではという心配が常にありました。物流管理の仕事はExcelでの在庫管理・数字の集計・報告書作成など、デスクワークが含まれることが多く、PCが苦手な自分にできるのかという焦りがありました。

また、妻と子ども2人の生活を支えているため、転職活動中の収入ゼロ期間をなるべく短くしなければならないというプレッシャーもありました。「失敗できない」という重みが、転職活動への第一歩を踏み出しにくくさせていました。

どのように求人を探しましたか?

転職サイトで「物流管理・倉庫管理・ロジスティクス」などのキーワードで検索しました。求人はそれなりにありましたが、「管理職経験者優遇」と書いてある求人が多く、管理経験のない自分には応募しにくいものが目立ちました。

「現場経験のある人材を管理職として育てる方針の企業はないだろうか」という発想で転職エージェントを探し、Re:WORKに相談することにしました。Re:WORKへの登録後、担当エージェントからすぐに連絡をもらい、丁寧なヒアリングから始まりました。

Re:WORKを選んだ理由は?

Re:WORKのエージェントとの面談で、「物流の現場を知っているドライバー出身者が管理職になるケースは、業界内では非常に評価が高い」と言われたことが、Re:WORKに任せる決め手になりました。「現場を知らない管理者より、現場をわかっている管理者の方が現場スタッフから信頼される」という視点は、確かにその通りだと感じました。

また、「Excelが苦手」という点については「管理職候補として採用する企業は、PCスキルを後から育てる前提で採用することが多い。現場経験と管理への意欲があれば、ツールは教えます、という姿勢の会社を探しましょう」と言ってもらえたことで、不安が和らぎました。

エージェントとのやりとりで印象的だったことは?

職務経歴書の作成で、ドライバーとしての経験を「管理職候補」として魅力的に見せる視点を一緒に考えてもらったことが印象的でした。「ルート設計の最適化で配送時間を○%削減した」「チームの中で後輩ドライバーへの指導を担当していた」など、ドライバーの仕事を「効率改善」「人材育成」というビジネス言語で表現するアドバイスが、とても参考になりました。

また、報告書の作成が苦手という弱点に対しても、「管理職ポジションでは報告書を書くよりも内容を判断する側に回ることの方が多い。読む側の立場で考えられることが重要」と言ってもらい、弱点を別の角度から捉え直せました。

面接ではどのようなことを聞かれましたか?

物流会社の倉庫管理部門の面接では「ドライバーとして一番工夫したルート改善の経験を教えてください」という質問がありました。大阪市内の特定エリアで渋滞パターンを分析し、配送順を変えることで1日の配送件数を15%増やした経験を話すと、「それは管理職として必要な改善思考力ですね」と高く評価していただきました。

「Excelなどのデスクワークは経験が少ないとのことですが、大丈夫ですか?」という質問には、「現場経験から来る数字の感覚はあります。ツールの使い方は入社後に積極的に学びます。実際にスマホのアプリで家計管理をしており、数字を管理すること自体は苦ではありません」と答えました。

内定が出たときの気持ちは?

4社に応募して3社が書類選考を通過し、面接を3社受けて2社から内定をもらいました。40歳という年齢での転職でこれだけ早く決まるとは思っていなかったので、驚きがありました。「現場を知っている人間が管理側に回ることの価値」を企業がしっかり評価してくれたことが、嬉しかったです。

妻に報告すると「お父さんが頑張ってくれてよかった」と言ってくれ、子どもたちも「やったね!」と喜んでくれました。家族の支えがあって踏み出せた転職活動だったので、家族全員の喜びを分かち合えた瞬間でした。年収も380万円から430万円にアップします。

現在の仕事内容を教えてください

現在は大阪府内の物流会社で倉庫の物流管理担当として、入出庫管理・在庫管理・スタッフのシフト管理・作業効率の改善提案を担当しています。ドライバー時代に培った「現場の目線」が、倉庫内の動線設計や作業手順の改善提案に毎日活きています。

「現場を知っているから管理の仕事ができる」と実感する場面が多いです。倉庫スタッフから「この動線だと非効率です」という声が上がったとき、ドライバー時代の経験をもとに「では、出荷順序をこう変えたらどうだろう」という具体的な提案ができています。現場スタッフからの信頼も早期に得られていると感じています。

転職前後で生活はどう変わりましたか?

年収が380万円から430万円に上がり、家族の生活が少し豊かになりました。ドライバー時代は早朝から深夜まで、天候や渋滞に左右されながら走り続ける毎日でしたが、今は定時に近い時間で業務が終わり、家族と夕食を一緒に食べられる日が増えました。

身体的な負担も格段に減りました。長時間の運転による腰・肩への負担がなくなり、休日の体の疲れが違います。子どもと公園に行ったり、家族でドライブに出かけたりする元気が出てきました。「こんなに楽になっていいんだろうか」と最初は思ったくらいです。

転職して大変だったことはありますか?

Excelの習得が最初の大きな壁でした。在庫管理のデータ入力や月次レポートの作成で、Excelの関数やピボットテーブルを使いこなす必要があり、最初は先輩に逐一教えてもらいながら覚えていきました。家でも動画教材で勉強し、3ヶ月ほどで基本的な操作はできるようになりました。

また、報告書の作成も苦労しました。「何をどのように書けばいいのか」がわからず、最初の頃は先輩のフォーマットをそのまま参考にしながら、少しずつ自分の言葉で書けるようにしていきました。文章を書くことへの苦手意識は今もありますが、「現場で起きていることを正確に伝える」という意識で書けば、だんだんとコツが掴めてきました。

これから転職を考えている方へメッセージ

ドライバーや現場作業員として長年働いてきた方で「管理の仕事に挑戦したい」と思っている方へ。現場を知っている人間が管理職になることの価値は、外からはなかなか見えにくいですが、企業の内部では非常に高く評価されます。「PCが苦手」「管理経験がない」というハードルは、現場経験という圧倒的な武器で乗り越えられます。

40歳からの転職も、絶対に遅くありません。Re:WORKの求人一覧には、物流・倉庫管理の管理職候補求人も掲載されています。「現場を卒業して管理側に回りたい」という気持ちがあるなら、まず一歩踏み出してみてください。現場で積み上げてきた経験は、あなたにしかない財産です。

※ 個人の体験であり、転職の結果を保証するものではありません。年齢・年収等は取材時点の情報です。

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