29歳、愛知県在住の私は、自動車整備士から製造業の生産技術職に転職しました。「機械いじり」が好きという強みをメーカーで活かし、年収は310万円から420万円に上がりました。転職を迷っている整備士の方や、ものづくりが好きな方の参考になれば嬉しいです。まずはRe:WORKへの無料相談から始めてみてください。
前職ではどのような仕事をしていましたか?
工業高校を卒業後、地元愛知県の自動車ディーラーに就職して7年間、整備士として働きました。主な業務は車の定期点検・車検整備・故障診断・修理です。エンジン・トランスミッション・ブレーキなど、車の内部構造には詳しく、自動車整備士2級の資格も取得していました。機械の構造を理解して問題を特定し、手際よく修理する作業は得意でしたし、やりがいもありました。ただ、体力仕事で腰への負担が蓄積されてきたこと、年収310万円が7年間ほとんど変わらないこと、転勤のリスクがあることなど、将来への不安が積み重なっていました。愛知県はトヨタ系のメーカーが多く、製造業への転職を考えたことは何度もありました。
転職を考え始めたきっかけは何ですか?
ディーラーの先輩が「整備士は長く続けると腰がやられる」と言っていたのが頭に残っていたことと、29歳という区切りで「このまま整備士を続けるのか」を真剣に考えたことがきっかけです。メーカーに就職した高校の同期が「生産技術の仕事は面白いよ」と話してくれて、具体的に調べ始めました。生産技術とは、工場の製造工程を設計・改善し、効率的に製品を作れるようにする仕事です。機械の仕組みを理解する力が必要で、「整備士の知識が活かせるのでは」と思いました。また、メーカーの正社員は給与水準が整備士より高いケースが多いと聞き、年収アップへの期待もありました。
転職活動を始めたとき、不安はありましたか?
「整備士と生産技術は違う仕事では?」という不安が最初にありました。整備士は既存の機械を修理・維持する仕事ですが、生産技術は製造工程を設計・改善する仕事です。「未経験でも採用してもらえるか」という懸念がありました。また、プレゼン資料を作ったり英語を使ったりする機会が整備士時代にはほとんどなく、メーカーの生産技術職で求められるかもしれないそうしたスキルへの不安もありました。英語は高校レベルで止まっており、自信がありませんでした。ただ、「機械が好き」「手を動かすことが得意」という軸は自信を持っていたので、その強みを活かせる仕事であれば絶対に結果を出せると信じていました。
どのように求人を探しましたか?
愛知県は製造業が多い地域なので、地元のハローワークや転職サイトで生産技術・製造技術の求人を探しました。求人数は多かったものの、「機械工学系の大卒・院卒優遇」という条件が多く、工業高校卒の私には応募しにくい求人が目立ちました。そこでRe:WORKに登録し、「整備士経験で生産技術への転職は可能か」と率直に聞いてみました。「可能です。特に機械系のバックグラウンドがある方を積極採用しているメーカーがあります」という回答をもらい、具体的な求人を紹介してもらいました。
Re:WORKを選んだ理由は?
製造業・技術職への転職実績が豊富と聞いたことと、初回面談でのエージェントの反応が良かったことが理由です。「自動車整備士の機械構造理解力は、生産技術の基礎として十分通用します。整備士からメーカーへの転職事例は多くあります」と言ってもらえて、自信が持てました。愛知県内のメーカー求人が豊富で、通勤できる範囲の企業を複数紹介してもらえました。また、「英語は使わない職場を優先」「プレゼンよりも技術スキル重視の職場」という条件でも求人を絞り込んでもらえたのが助かりました。
エージェントとのやりとりで印象的だったことは?
整備士としての経験を「技術力の証明」として職務経歴書に書く方法を教えてもらったことです。漠然と「車の整備をしていました」と書くのではなく、「エンジンのトラブルシューティングから修理まで一人で対応できる機械診断力」「手順書・点検記録の管理経験」「顧客への技術説明のコミュニケーション経験」という形で具体的に書き起こしてもらいました。これを見て「自分のスキルを言語化するってこういうことか」と理解できました。また、「生産技術は、製造現場の問題を特定して改善する仕事。整備士が故障を特定して直すプロセスと本質は同じです」という説明に納得感があり、転職への確信が深まりました。
面接ではどのようなことを聞かれましたか?
面接では「機械の構造をどのくらい理解しているか」を確かめる質問が多くありました。具体的にどういうトラブルを診断したか、修理の工程をどのように進めたか、などを詳しく聞かれました。整備士として実際にやってきたことを正直に話すと、面接官(製造部門の方)が「それは要は機械診断力ですね」と評価してくださいました。プレゼン資料の作成経験については「経験がないが、業務で必要であれば学ぶ意欲はある」と正直に話しました。英語については「現在の業務では使用しない予定なので問題ない」と言ってもらえて安心しました。手先の器用さについては、実際に現場を見学させてもらい「こういう精密な作業は自信がある」と具体的に伝えられました。
内定が出たときの気持ちは?
5社に応募して2ヶ月での内定でした。整備士から生産技術という異職種への転職ができたことへの喜びと驚きが入り混じっていました。年収420万円は、前職の310万円から110万円のアップで、「こんなに変わるのか」と正直びっくりしました。愛知県のメーカーはトヨタ系サプライヤーが多く、給与水準が高い企業も多いということをエージェントから教えてもらっていましたが、実際に内定をもらって初めて実感しました。整備士時代の職場の先輩に報告したら「やるじゃないか」と驚かれました。「機械が好き」という気持ちをプロとして活かせる場所を見つけられたことが、何より嬉しかったです。
現在の仕事内容を教えてください
愛知県内の部品メーカーで生産技術スタッフとして働いています。主な業務は、製造ラインの設備メンテナンス、ライン改善の提案・実施、製造工程の標準化などです。実際に設備に触れて問題を診断し、修理や調整を行う場面も多く、整備士時代のスキルが直接活きています。新しい設備の導入プロジェクトにも少しずつ関わるようになり、機械を「使う・直す」だけでなく「設計・改善する」視点が広がってきました。プレゼン資料の作成は先輩に教わりながら少しずつ覚えています。英語は今のところほとんど使わず、快適に働けています。毎日「ものを作ること」に直接関われていて、やりがいを感じます。
転職前後で生活はどう変わりましたか?
年収が110万円アップしたことで、毎月の生活に大きな余裕ができました。以前は「年収300万円台では将来が不安」と感じていましたが、420万円になり将来設計に自信が持てるようになりました。体への負担も減りました。整備士時代はピット作業で腰や膝への負担が大きかったですが、生産技術は工場内を歩き回る仕事で、同じく体を動かしますが、無理な体勢での作業は少ないです。休日も以前とほぼ変わらず土日休みで、工場はきっちり定時で帰れる文化があるので、プライベートの時間が増えました。副業でバイクの整備を趣味でやっていますが、本業との兼ね合いも問題なくできています。
転職して大変だったことはありますか?
生産技術の仕事は「改善提案」が求められます。「問題を発見したら解決策を報告書にまとめて上司に提案する」という業務は、整備士時代には経験がなく、最初は苦労しました。文章を書くのが得意でないため、報告書の作成に時間がかかってしまいます。今でも苦手意識はありますが、先輩のフォーマットを参考にしながら少しずつ上手くなっています。また、製造現場の専門用語(QC活動、カイゼン、5S、OEEなど)も最初は覚えることが多かったです。ものづくりの哲学のようなものを学ぶのは面白かったですが、覚えるまでは大変でした。英語については今のところ使う機会がなく、プレッシャーを感じていないのが幸いです。
これから転職を考えている方へメッセージ
「机上の学歴より、手を動かしてきた経験に価値がある」ことを伝えたいです。工業高校卒・整備士の私でも、メーカーの生産技術職に転職できました。機械が好き、手先が器用、構造を理解するのが得意という方は、製造業での活躍の可能性が大きいです。整備士として培った「問題を診断して解決する力」は、製造現場での改善活動に直結します。愛知・名古屋エリアでものづくりに関わりたい方は、ぜひRe:WORKの求人一覧を見てみてください。製造・技術系の求人が豊富に掲載されています。転職エージェントに相談することで、自分のスキルの「価値」を改めて発見できると思います。