前職ではどのような仕事をしていましたか?
美容専門学校を卒業後、名古屋市内のネイルサロンで約4年間ネイリストとして働いていました。お客様の爪のケア・ネイルアート・ジェルネイルの施術が主な業務で、1日に4〜6名のお客様を担当していました。施術中にお客様とゆっくり会話をしながら、その方の好みやライフスタイルに合ったデザインを提案する仕事は、とても楽しいものでした。
手先の器用さを活かした細かい作業が好きで、ネイルアートのコンテストで入賞したこともあります。ただ、長時間にわたる前傾姿勢での施術で腰と首に慢性的な負担がかかり、「このまま続けると体が持たないかもしれない」と感じるようになっていきました。
転職を考え始めたきっかけは何ですか?
25歳になったとき、先輩ネイリストが腰痛や腱鞘炎で施術を続けられなくなる場面を目の当たりにしたことが、転職を考え始めたきっかけです。「自分もいつかこうなるのだろうか」という不安が芽生え、長く続けられる美容系の仕事を模索するようになりました。
エステティシャンという仕事に興味を持ったのは、お客様のトータルビューティーに携わりたいという気持ちと、「ネイルよりも全身を使ったケアがしたい」という新たな挑戦欲からです。ネイルの資格とは別に、フェイシャルやボディケアの知識をもっと深めたいと感じていました。
転職活動を始めたとき、不安はありましたか?
エステティシャンとしての専門資格は持っていなかったため、「未経験のエステサロンに採用してもらえるのか」という不安がありました。また、エステの施術にはある程度の体力が必要で、力仕事が苦手な自分に向いているのかという心配もありました。
ネイルとエステは同じ美容業界でも施術の種類がかなり異なります。「4年間培ったネイルのスキルが、エステの世界でどこまで評価されるか」も未知数でした。転職活動自体は初めてで、応募や面接のやり方も手探りでした。
どのように求人を探しましたか?
求人情報サイトで「エステティシャン・未経験可」で検索すると、名古屋市内にも求人はそれなりにありました。ただ、「どのサロンが教育環境が整っているか」「資格取得サポートがあるか」という判断が自分だけでは難しく、転職エージェントを使うことにしました。
Re:WORKに登録したのは、美容・エステ業界への転職に強いエージェントを探していたからです。登録後すぐに担当エージェントから連絡をもらい、面談を設定してもらいました。
Re:WORKを選んだ理由は?
Re:WORKを選んだのは、担当エージェントが「ネイリスト経験者はエステサロンに歓迎される」という具体的な理由を丁寧に説明してくれたからです。お客様との会話力、手先の器用さ、美意識の高さ——これらがエステティシャンに必要な素養と重なっており、ネイルのキャリアをゼロにするのではなく「美容職のキャリアアップ」として捉えることができると言われました。
また、「力仕事が苦手」という点についても、「フェイシャル中心のサロンやリンパマッサージ系であれば体力的な負担が比較的少ない」と、サロンの種類を絞って紹介してもらえる提案がありました。自分の弱点を踏まえた求人紹介の姿勢に、信頼感を持てました。
エージェントとのやりとりで印象的だったことは?
「営業トークが苦手」という悩みについて、エージェントと一緒に考えたことが印象的でした。エステサロンでは化粧品の物販や回数券の案内など、ある程度の提案活動が求められる場合があります。「苦手だけど必要なことなら、どう伝えれば自分らしくできるか」という視点でアドバイスをもらいました。
「お客様の肌の変化を見て一緒に喜ぶことができれば、それが自然な物販につながる。無理にセールスする必要はない」という言葉が、気持ちをとても楽にしてくれました。エステの現場で本当にその通りだと後に実感することになります。
面接ではどのようなことを聞かれましたか?
名古屋市内のエステサロンの面接では「ネイリストとしての経験で、エステに活かせると思うことは何ですか?」という質問がありました。「お客様との信頼関係の築き方と、細かい手作業への集中力」を挙げ、4年間で積んできた接客実績をエピソードとともに話しました。
「体力的に自信はありますか?」という質問には、「力を使う施術よりも技術と繊細さが重要な施術を中心に学びたいと思っています。持っている手先の器用さを活かしながら、徐々にスキルを広げていきたい」と正直に伝えました。面接官から「正直に言ってくれてありがとう。うちは技術重視だから大丈夫ですよ」と言ってもらえました。
内定が出たときの気持ちは?
4社に応募して3社が面接まで進み、2社から内定をもらいました。転職活動期間は約1ヶ月と短く、「思ったよりスムーズだった」というのが正直な感想です。ネイリストからエステへのキャリアチェンジが美容業界の中での「ステップアップ」として前向きに評価されたことが、スムーズな転職につながったと思います。
内定先は名古屋市内のフェイシャル・ボディケア専門のサロンで、研修制度が充実しているところです。年収も220万円から300万円に上がり、喜んで入社を決めました。
現在の仕事内容を教えてください
現在はフェイシャルケアとボディトリートメントを中心としたエステティシャンとして働いています。入社後3ヶ月は先輩の施術を見学・補助しながら技術を習得し、その後は担当のお客様を持てるようになりました。
ネイリスト時代に培ったお客様との会話力は、エステでも大いに活きています。施術中にお客様の悩みをゆっくり聞き出し、次回の提案につなげるコミュニケーションが自然にできています。施術の技術面では、繊細な手の動かし方がネイルの精密な作業と通じるものがあり、先輩からも「手先の感覚が素晴らしい」とほめていただいています。
転職前後で生活はどう変わりましたか?
年収が220万円から300万円に増えたことで、生活に余裕が生まれました。ネイリスト時代は技術職特有の低賃金に悩んでいましたが、エステサロンは顧客単価が高い分、給与水準もやや改善されています。また、腰や首への慢性的な負担が軽減され、体調が以前より良くなっています。
新しい技術を学ぶことへのワクワク感が、毎日の仕事のモチベーションになっています。ネイルとは異なる美容の世界を知ることで、美容全体への視野が広がりました。将来は複数の施術ができるマルチな美容スペシャリストになることを目標にしています。
転職して大変だったことはありますか?
ボディトリートメントの一部メニューは、腕全体の力を使うため最初は筋肉痛になることもありました。ネイルとは使う筋肉が違い、施術後に腕が疲れる日が続きましたが、先輩から「使う筋肉と姿勢を意識して」とアドバイスをもらい、徐々に慣れていきました。
また、回数券や化粧品の案内については最初は苦手意識がありましたが、「お客様の肌の変化を一緒に確認しながら、次のステップを提案する」という形でアプローチすることで、自然な流れで話せるようになってきました。エージェントのアドバイス通りでした。
これから転職を考えている方へメッセージ
ネイリストやアイリスト、メイクアップアーティストなど、美容専門職から別の美容職へのキャリアチェンジを考えている方へ。「美容業界内での転職は意外と難しくない」というのが、私の経験から言えることです。美意識、お客様との会話力、手先の器用さ——これらは業態が変わっても通用する共通のスキルです。
「体力が不安」「資格がない」という心配は、サロンの選び方と面接での伝え方で乗り越えられます。Re:WORKの求人一覧には、美容業界の求人も多く掲載されています。自分のキャリアの可能性を広げたいと思ったら、まずプロに相談してみることをおすすめします。