前職ではどのような仕事をしていましたか?
前職では名古屋市内の急性期病院で看護師として働いていました。外科病棟を主な担当として、術後患者様の経過観察、処置の補助、投薬管理、ご家族への説明など、看護師として幅広い業務を担っていました。看護学部を卒業して7年間、毎日患者様と向き合う中で、医療知識や観察力、説明能力は確実に伸ばすことができました。特に患者様やそのご家族に「この治療はなぜ必要なのか」を分かりやすく説明することへのやりがいは大きかったです。ただ、夜勤や不規則な勤務が続く中で、「この働き方を10年後も続けられるか」という疑問が頭の中に出てきていました。
転職を考え始めたきっかけは何ですか?
転職を考え始めたのは、病院に訪問してくる医療機器メーカーのMR(医薬品・医療機器の営業担当)の仕事を間近で見たことがきっかけです。担当のMRさんが機器の使い方や最新の臨床データについて医師に説明しているのを聞いたとき、「私が持っている現場の知識を、こういう形で活かすこともできるのか」と気づきました。また、年収の面でも、7年間働いても400万円台で頭打ちになっており、もう少し評価される環境に移りたいという気持ちもありました。MRという仕事は医療知識を活かしながら、病院の外から医療に貢献できる仕事だと感じ、転職に向けて動き始めました。
転職活動を始めたとき、不安はありましたか?
看護師から営業職への転職は大きなキャリアチェンジなので、不安はかなりありました。一番の不安は「営業経験がゼロ」という点でした。担当医師に機器を提案する際、医師を相手に説得力ある説明ができるかどうか、自信が持てませんでした。飛び込み訪問や数字のノルマという営業の仕事のイメージも、プレッシャーとして感じていました。31歳という年齢での未経験営業職への転職が、採用市場でどう評価されるかも不安でした。それでも「医療の現場経験を持つ人間が、医療機器の説明をする方が患者様のためになる」という思いが、転職への動機として明確にありました。
どのように求人を探しましたか?
最初は医療系の転職サイトで「看護師 MR 転職」と検索していましたが、看護師資格を持つ人向けの求人は医療・福祉系がほとんどで、医療機器営業への転職事例はなかなか見つかりませんでした。そこでRe:WORKに登録して相談しました。担当者から「看護師から医療機器営業への転職は実績があり、特に外科や急性期の経験者は医療機器メーカーから需要が高い」と教えてもらい、一気に視野が開けました。Re:WORKの求人一覧にも医療・医療機器関連の営業職が掲載されており、希望に合う求人を6社分紹介してもらいました。
Re:WORKを選んだ理由は?
Re:WORKを選んだのは、医療系のキャリアチェンジに関する知識が豊富だという点と、担当者の専門性の高さを感じたからです。初回の面談で「外科病棟での術後管理経験は、外科手術に使われる機器の営業において非常に価値が高い」という具体的なコメントをもらえたことが、他のエージェントとの違いでした。また、MR試験(医薬品情報担当者認定試験)とは別に、医療機器の営業は資格不要で未経験から入りやすいという情報も教えてもらえました。営業職が初めての自分でも、医療の現場経験が強みになるという自信をもたせてくれました。
エージェントとのやりとりで印象的だったことは?
担当者が「患者様に治療の説明をしてきた看護師の言葉には、医師を相手にしても通用する説得力があります」と言ってくれたことが、一番印象に残っています。営業トークが苦手だという不安に対しても、「医療現場で使われている実感や、患者様への影響を具体的に話せる看護師の強みは、どんな営業トーク術よりも響きます」とアドバイスをもらいました。また、飛び込み訪問への不安に対しては「最初からフル営業はしなくていい。最初は先輩に同行して流れを掴むことから始まる」という現実的な説明をしてもらえたことで、心理的なハードルが下がりました。
面接ではどのようなことを聞かれましたか?
面接では「なぜ看護師から医療機器の営業に転職しようと思ったのですか?」という動機の質問が中心でした。現場でMRさんの仕事を見て「もっと幅広く医療に貢献したい」と感じた経験を伝えると、面接官から「現場の看護師が医療機器の正しい使い方を普及することに価値を感じて転職を決意した、それは私たちが採用したい人材像そのものです」と言ってもらえました。また、「当社の製品(外科用デバイス)を使った場面はありますか?」という質問には、病棟での経験を踏まえて具体的に答えることができました。医療知識を活かした答えが、面接官に響いたと感じています。
内定が出たときの気持ちは?
内定の知らせを聞いたとき、「本当に看護師以外の仕事もできるんだ」という驚きと、長い転職活動が終わった安堵が同時にやってきました。3ヶ月間、6社に応募して3社の面接を経て、最終的に2社から内定をいただきました。年収が400万円から520万円になることは、転職活動を始めるときに「もし実現したら嬉しいな」と思っていた数字でしたが、実際に実現してとても嬉しかったです。担当者から「医療現場の経験を武器にして、新しいフィールドで活躍してください」と言ってもらえた言葉を、今でも励みにしています。
現在の仕事内容を教えてください
現在は医療機器メーカーで、主に外科系の病院を担当する営業として働いています。担当医師や病院スタッフに機器の説明や使用方法の指導を行い、手術室に同席してサポートをすることもあります。手術室での仕事は看護師時代と環境が似ているため、すぐに慣れることができました。営業としてのノルマはありますが、「現場の医師や患者様に良い機器を届けたい」という思いが原動力になっており、数字のプレッシャーよりも充実感の方が大きいです。担当病院の医師から「あなたは看護師出身だから、私たちが求めていることをよく分かってくれる」と言ってもらえる場面が増えてきており、自分のキャリアの価値を実感しています。
転職前後で生活はどう変わりましたか?
夜勤がなくなり、睡眠の質が大幅に改善しました。看護師時代は不規則な勤務で慢性的な疲れを感じていましたが、今は毎晩同じ時間に眠れる生活が送れています。年収も400万円から520万円になり、将来に向けた貯蓄も本格的に始めることができました。また、仕事の内容が変わったことで「医療に関わり続けながら、視点が変わった」という新鮮な感覚があります。現場の外から医療機器の普及に関わることで、患者様への影響を俯瞰して考えられるようになったと感じます。転職して、キャリアの幅が広がったことへの満足感は大きいです。
転職して大変だったことはありますか?
一番大変だったのは、営業という仕事の感覚に慣れることです。看護師は「患者様が来る」仕事でしたが、営業は「自分から出向く」仕事です。最初は「押し売りをしているような気持ち」になることもありました。ただ、担当医師から「あなたが来るといつも良い情報を持ってきてくれるから助かる」と言ってもらえたとき、「押し付けるのではなく、価値を届けることが営業だ」と実感できました。また、社内での書類作成や報告業務も慣れるまで時間がかかりましたが、丁寧に教えてもらえる環境があり、少しずつ自力でこなせるようになっています。
これから転職を考えている方へメッセージ
看護師として培った医療知識と経験は、病院の外でもものすごい価値を持っています。「看護師から別の仕事に変わりたい」という方は、医療機器や製薬業界の営業・サポート職をぜひ検討してみてください。現場の経験があるからこそできる提案力は、未経験の営業職よりもずっと強みになります。Re:WORKに無料登録して、医療系のキャリアチェンジに詳しいアドバイザーに相談することをお勧めします。看護師として頑張ってきた経験は、必ず次のステージで活きます。