前職ではどのような仕事をしていましたか?
前職では警備会社に勤め、主に商業施設や駐車場での施設警備と、交通誘導警備を担当していました。仕事の内容は、定時ごとの巡回、来訪者の身分確認、駐車場での車両誘導、緊急時の初期対応などです。20代のころから警備の仕事を続けており、長年のキャリアで責任感と几帳面さは身についてきましたが、50歳を前にして「体力的にいつまで続けられるか」という不安が強くなってきました。また、夜勤や土日出勤が多く、子どもたちが独立した今、生活リズムを整えた働き方をしたいという思いも出てきていました。年収も280万円前後で頭打ちになっており、将来に向けて少し余裕のある生活を送れるよう、転職を真剣に考えるようになりました。
転職を考え始めたきっかけは何ですか?
転職を本格的に意識したのは、警備の仕事で知り合った先輩がビルメンテナンスに転職し、「日勤中心で資格も活かせて、警備より稼げるよ」と話してくれたことです。ビルメンテナンス(設備管理)は、建物の電気・空調・給排水などの点検や管理を担う仕事で、関連資格を持っていると給与が上がりやすいと教えてもらいました。警備の仕事で身についた「規則正しく、決まったことを確実にこなす力」は、設備管理でも活かせると言われ、「それなら自分にもできるかもしれない」と感じました。50歳という年齢への不安はありましたが、「やってみなければ始まらない」という気持ちで動くことにしました。
転職活動を始めたとき、不安はありましたか?
50歳での転職活動は、正直不安だらけでした。「この年齢で転職できるのか」という基本的な疑問から始まり、「ビルメンは未経験だし、資格もない。採用してもらえるのか」という具体的な不安まで、さまざまな心配がありました。また、若い人たちとの職場でうまくやっていけるかという対人関係への不安もありました。新しいIT機器の操作が苦手なこともあり、「今どきの設備管理はパソコンで管理するって聞いたけど、ついていけるかな」という心配もしていました。それでも、子どもたちが独立した今が動くタイミングだと思い、転職エージェントへの相談を決めました。
どのように求人を探しましたか?
まずは転職サイトで「ビルメン 50代 未経験」と検索しましたが、なかなかピンとくる求人が見つからず、Re:WORKに登録することにしました。担当者から「50歳でも設備管理会社は積極採用しているところが多い。特に警備出身の方は規律を守る姿勢が評価されやすい」と聞き、前向きな気持ちになれました。また、「まずは求人を絞りすぎずに応募していきましょう」というアドバイスで、幅広く5社に応募することにしました。Re:WORKの求人一覧には設備管理・ビルメンテナンス関連の求人も複数掲載されており、年齢不問の案件を中心に紹介してもらいました。
Re:WORKを選んだ理由は?
Re:WORKを選んだのは、「中高年の転職支援に力を入れている」という情報を見たからです。50歳での転職活動は「年齢的に厳しい」と言われることが多い中、Re:WORKでは「50代の転職成功事例が多い」と担当者が教えてくれました。また、初回の面談で「警備の経験は設備管理の仕事に活きます」という具体的な話をしてもらえたことで、このエージェントなら真剣に向き合ってくれると感じました。他のエージェントでは「年齢的に難しいですが…」という前置きで始まることが多かったので、Re:WORKの前向きな姿勢が印象的でした。
エージェントとのやりとりで印象的だったことは?
担当者が「資格を取りながら実務経験を積んでいけば、50代でも十分に評価されます」と言ってくれたことが印象的でした。ビルメンテナンスには「ビルメン4点セット」と呼ばれる基本資格があり、担当者から「入社後に会社の支援で資格取得を目指せる会社を中心に紹介します」と提案してもらいました。自分では「資格なしでは入れない」と思い込んでいたので、「未経験・無資格でも採用している会社がある」という情報は大きな安心材料でした。また、「若い人とのコミュニケーションが不安」という悩みに対しても、「ベテランとして落ち着いた対応ができる人を歓迎している現場が多い」と励ましてもらいました。
面接ではどのようなことを聞かれましたか?
面接では「これまでの警備の仕事で、責任感を持って取り組んできたエピソードを教えてください」という質問が印象的でした。長年の警備経験の中で、不審者対応や緊急時の初期対応をきちんとこなしてきた話をすると、面接官から「そういう経験は設備管理の現場でも大切にしたい姿勢です」と言ってもらえました。また、「50歳からのチャレンジに対してどんな意気込みがありますか?」という質問には、「残りの職業人生を、より専門性の高い仕事で充実させたい」という率直な思いを伝えました。年齢についての質問も正直に向き合うことで、誠実さが伝わったと感じます。
内定が出たときの気持ちは?
内定の知らせを受けたとき、まず妻に電話しました。「良かった、本当に良かった」と妻も喜んでくれて、夕食のときに二人で少し良いお酒を開けました。3ヶ月間5社に応募して、3社の面接を経て、1社から内定をいただけました。50歳での転職活動は正直なところ、途中で「やっぱり無理だったか」と諦めかけた瞬間もありました。それでも担当者が「もう少し続けましょう。あなたの経験を評価する会社は必ずあります」と言い続けてくれたことで、最後まで諦めずに動けました。年収が280万円から380万円になったことも、家族への報告の中で伝えられて本当に良かったです。
現在の仕事内容を教えてください
現在はオフィスビルの設備管理担当として働いています。主な業務は建物内の電気設備、空調設備、給排水設備の定期点検と管理、テナントからの設備に関する問い合わせ対応などです。警備の仕事と同じように巡回業務もあるため、体の動かし方に大きな変化はありませんでした。基本的に日勤中心の勤務になり、生活リズムが整ったことで体調も安定しています。現在は第二種電気工事士の資格取得を目標に勉強中で、会社も資格取得を支援してくれています。資格が増えるほど給与も上がる仕組みがあり、「まだまだ伸びしろがある」と感じています。
転職前後で生活はどう変わりましたか?
一番の変化は、夜勤がなくなったことです。毎晩決まった時間に眠れるようになり、体の回復が全然違います。妻も「顔色が良くなった」と言ってくれています。年収が280万円から380万円になったことで、老後の備えとして少しずつ積み立てができるようになりました。子どもたちが独立しているので二人分の生活費で済んでいるとはいえ、「将来が少し安心できるようになった」という感覚は大きいです。週末には妻と近所を散歩したり、趣味のカメラで写真を撮りに行ったりと、プライベートも充実しています。50歳で転職したことを、今は本当に良かったと思っています。
転職して大変だったことはありますか?
一番大変だったのは、設備に関する専門知識を一から覚えることでした。電気や空調の仕組みは全くの素人だったので、教科書を買ってきて独学しながら、現場で先輩に教えてもらうという毎日が続きました。IT機器の操作も当初は苦手でしたが、設備管理システムの使い方を同僚に何度も教えてもらいながら、少しずつ慣れることができました。「50歳なのに覚えが遅くてすみません」と謝ると、「ゆっくりでいいんですよ」と優しく言ってもらえた言葉に救われました。年齢を理由に特別扱いされることもなく、チームの一員として普通に接してもらえる職場環境にも恵まれました。
これから転職を考えている方へメッセージ
50歳での転職は、決して遅くありません。特にビルメンテナンスや設備管理の仕事は、年齢不問で採用している会社が多く、警備や製造業などの経験が活かせます。「資格がないと入れない」「年齢が高いから無理」という思い込みを捨てて、まずエージェントに相談してみてください。Re:WORKへの無料登録から始めれば、自分では気づいていなかった可能性を一緒に探してもらえます。人生後半のキャリアを、より専門性の高い仕事で充実させることは誰にでも可能です。一歩踏み出す勇気を持って動き始めてください。