退職届の書き方|手書き・封筒・日付の見本つき

退職届は、表題の「退職届」、「私事」、「このたび一身上の都合により、令和〇年〇月〇日をもって退職いたします。」の本文、提出日、所属と氏名、社長宛ての宛名をこの順に書けば完成です。法律で決まった書式はありません。会社に所定の書式があるときは、そちらを使います。次の枠の文面は、〇の部分を埋めればそのまま使えます。印は、押印を求められたときだけ押します。
退職届
私事
このたび一身上の都合により、令和〇年〇月〇日をもって退職いたします。
令和〇年〇月〇日
〇〇部〇〇課
〇〇 〇〇 印
株式会社〇〇
代表取締役社長 〇〇 〇〇 殿
この記事では、縦書きの配置、提出日と退職日の違い、宛名、手書きかパソコンか、用紙とペン、封筒の書き方と折り方、会社都合のときの書き方、民法第627条をふまえた提出のタイミングをまとめます。転職先の入社日から日付を決める手順と、メールで出すとき、受け取ってもらえないときの進め方も載せました。
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退職届の見本|縦書きの配置と書く場所
縦書きは右の行から左へ進みます。上の枠と同じ並びを、書く場所と一緒に表にしました。
| 右から | 書くこと | 位置 | 気をつける点 |
|---|---|---|---|
| 1 | 退職届 | 用紙の中央寄り、大きめに | 退職願と書かない。本文の言い切りと表題を合わせる |
| 2 | 私事(または私儀) | 行の下寄せ | どちらでも意味は同じ |
| 3 | このたび一身上の都合により、令和〇年〇月〇日をもって退職いたします。 | 次の行の上から | 日付は退職日。自己都合なら理由はこの一言だけ |
| 4 | 令和〇年〇月〇日 | 本文より少し下げる | 日付は提出日。西暦か和暦のどちらかにそろえる |
| 5 | 〇〇部〇〇課 氏名 | 行の下寄せ | 部署名は正式名称で、氏名はフルネームで |
| 6 | 株式会社〇〇 代表取締役社長 〇〇 〇〇 殿 | 行の上寄せ | 自分の氏名より上に書く。敬称は1つだけ |
数字は、縦書きなら漢数字にします。たとえば次のように書きます。
退職届
私事
このたび一身上の都合により、令和九年一月三十一日をもって退職いたします。
令和八年十二月四日
〇〇部〇〇課 〇〇 〇〇
株式会社〇〇 代表取締役社長 〇〇 〇〇 殿
書き上げたら、次の5点を見てから封筒に入れます。
- 本文の日付が、最終出社日ではなく在籍の最後の日になっている
- 末尾の日付が、実際に手渡す日になっている
- 会社名を「(株)」と略していない
- 宛名が上司ではなく、会社の代表者になっている
- 退職理由に、転職先の名前や会社への不満を書いていない
提出日と退職日の違い|間違えやすい2つの日付
退職届には日付を2つ書きます。本文には在籍が終わる「退職日」、末尾には書類を渡す「提出日」です。有給休暇を使い切ってから辞める人は、最終出社日と退職日がずれます。ここを取り違える人が多いので、3つの日を分けて整理します。
| 日付 | 意味 | 退職届に書くか |
|---|---|---|
| 提出日 | 退職届を会社に渡す日 | 書く(本文のあと) |
| 最終出社日 | 実際に出社する最後の日 | 書かない |
| 退職日 | 在籍の最後の日。有給休暇を消化するなら、その期間のあと | 書く(本文の中) |
退職日は上司と決めた日付をそのまま書きます。「月末ごろ」や「近日中」では手続きが進みません。日付を決めないまま書くと書き直しになるので、順番は「口頭で相談、退職日の合意、退職届の提出」です。
宛名は社長|上司の名前を書かない
宛名は、直属の上司ではなく会社の代表者にします。多くの会社では「代表取締役社長」です。書類を渡す相手は上司でも、宛先は社長という形です。
| 迷う点 | 書き方 |
|---|---|
| 役職名 | 登記上の肩書に合わせる。「代表取締役」だけの会社もあるので、公式サイトの会社概要で確かめる |
| 敬称 | 「殿」か「様」のどちらか1つ。「様殿」のように重ねない |
| 位置 | 自分の氏名より上。縦書きなら行の上寄せ、横書きなら左寄せ |
| 会社名 | 「株式会社」まで省かずに書く |
| 法人名と店舗名が違う | 運営している法人の名前を書く。分からなければ人事か上司に聞く |
手書きかパソコンか|横書きの見本
パソコンで作っても、手書きと効力は変わりません。ただし手書きを求める会社もあるので、上司か人事に「形式の決まりはありますか」と一言聞いてから作ります。指定がなければ、どちらでもかまいません。
| 比べる点 | 手書き | パソコン |
|---|---|---|
| 向き | 縦書きが多い | 横書きでも縦書きでもよい |
| 用紙 | 白無地の便箋(B5かA4) | 白のA4コピー用紙 |
| 書き損じ | 修正せず、1枚目から書き直す | 直して印刷し直せる |
| 氏名 | 手書き | 印字でもよいが、氏名だけ手書きにすると本人が出した書類だと分かりやすい |
横書きは、提出日を右上、宛名を左、自分の所属と氏名を右に置き、中央に表題、その下に本文を入れて、最後に「以上」で閉じます。Wordなどにそのまま打ち込める形です。
令和〇年〇月〇日(右寄せ)
株式会社〇〇
代表取締役社長 〇〇 〇〇 殿(左寄せ)
〇〇部〇〇課
〇〇 〇〇(右寄せ)
退職届(中央)
私事
このたび一身上の都合により、令和〇年〇月〇日をもって退職いたします。
以上(右寄せ)
用紙・ペン・印鑑の選び方
用紙で書類の効力が変わることはありません。迷ったら、白無地で作ります。
| もの | 使うもの | 避けるもの |
|---|---|---|
| 用紙 | 白無地のA4かB5(便箋かコピー用紙) | 色付き、柄入り、ノートを破いた紙 |
| ペン | 黒のボールペン(油性かゲルインク)、万年筆 | 鉛筆、消せるボールペン、サインペン、筆ペン、色ペン |
| 印鑑 | 会社が押印を求めるなら、朱肉を使う印鑑を氏名の下に | スタンプ式の簡易印鑑 |
| 下書き | 別の紙に書いて字数と行の配置を確かめる | 本番の用紙に鉛筆で線を引く |
書き損じたら、修正液や二重線で直さず書き直します。渡す前にコピーかスマートフォンの写真を残しておくと、いつ何を出したかを後から確かめられます。
封筒の書き方と折り方
封筒は白無地を選びます。郵便番号の枠が印刷されたものや茶封筒は避けます。サイズは、A4の用紙なら長形3号、B5の用紙なら長形4号です。どちらも三つ折りで入ります。
| 場所 | 書くこと |
|---|---|
| 表の中央 | 「退職届」と縦書きで |
| 裏の左下 | 所属部署とフルネーム |
| 裏のとじ目 | 封をしたら「〆」。手渡しなら封をしなくてもよい |
折り方と入れ方は次のとおりです。
- 書いた面を上にして置き、下から3分の1を内側に折る
- 上から3分の1を、その上に重ねて折る
- 封筒の裏側から見て、書き出し(表題)が右上に来る向きで入れる
渡すときは封筒のまま上司に差し出し、「退職届をお持ちしました。お手続きをお願いします」と一言添えます。渡した日と相手をメモしておきましょう。
出社できない事情があって郵送するなら、退職届を入れた封筒をひと回り大きい封筒に入れ、送付状を添えます。普通郵便では届いたかどうかが分からないので、簡易書留など記録の残る方法で送ります。送付状は次の文面で足ります。
令和〇年〇月〇日
株式会社〇〇 人事部 〇〇様
〇〇部 氏名
退職届の送付について
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、先日〇〇部長にお伝えしたとおり、令和〇年〇月〇日をもって退職いたしますので、退職届を同封いたします。お手数ですが、お手続きをお願いいたします。
なお、離職票と源泉徴収票は下記の住所へお送りいただけますと幸いです。
敬具
(住所・電話番号)
会社都合のときの書き方|「一身上の都合」と書かない
解雇や倒産のような会社都合の退職では、退職届は原則いりません。それでも会社から求められたら、「一身上の都合」とは書かず、会社側の事情だと分かる事実を書きます。自分から辞めたように読める書類を残さないためです。
| 状況 | 本文の例 |
|---|---|
| 退職を勧められて応じた | このたび貴社の退職勧奨に伴い、令和〇年〇月〇日をもって退職いたします。 |
| 部門の縮小 | このたび貴社の部門縮小に伴い、令和〇年〇月〇日をもって退職いたします。 |
| 事業所の閉鎖 | このたび事業所閉鎖に伴い、令和〇年〇月〇日をもって退職いたします。 |
ハローワークの案内では、倒産、事業所の廃止、解雇(本人の責めに帰すべき重大な理由によるものを除く)、事業主から直接または間接に退職を勧められた離職などが「特定受給資格者」の範囲に入ります。ただし、以前から常に設けられている早期退職優遇制度に応募した場合は当てはまりません。
離職理由は、退職届の文言だけでなく、離職票の記載と実際の事情をもとにハローワークが判断します。文例の状況が会社都合になるかどうかは、ハローワークに確認してください。自己都合の文面で書くよう求められたら、署名する前に理由を聞き、言われた日と内容をメモに残します。当てはまるかどうか迷うときは、最寄りのハローワークに確認してください。正当な理由のない自己都合で2025年4月1日以降に離職した場合、基本手当の給付制限は原則1か月です。退職日から遡って5年間に、正当な理由のない自己都合で2回以上、受給資格の決定を受けていると3か月になります。給付の受け方は転職と失業保険の記事にまとめています。
退職届はいつ出す?民法第627条と就業規則
雇用期間の定めがない正社員などは、民法第627条第1項により、いつでも解約の申入れができ、申入れの日から2週間を経過すると雇用が終わります。ここが法律上の最短です。ただ実際には、就業規則の期限(「1か月前まで」など)と引き継ぎの日数も見て決めます。
| 雇用の形 | いつ辞められるか | 根拠 |
|---|---|---|
| 期間の定めなし(正社員など) | 申入れの日から2週間を経過すると終了 | 民法第627条第1項 |
| 期間の定めあり(契約期間の途中) | やむを得ない事由があるときは直ちに解除できる | 民法第628条 |
| 1年を超える有期契約で、初日から1年を経過した後 | 申し出ればいつでも退職できる(高度の専門知識を持つ人、満60歳以上の人、一定の事業の完了に必要な期間を定めた契約は除く) | 労働基準法第137条 |
2週間の数え方は、初日を入れません(民法第140条)。たとえば11月10日に会社へ届いたなら、11月11日から数えて14日目の11月24日の終わりで期間が満了します。
「月給制だから月の前半に言わないと辞められない」と言われることがありますが、民法第627条第2項は「使用者からの解約の申入れ」についての定めです。働く人からの申入れは第1項の2週間で考えます。年俸制のように6か月以上の期間で報酬を決めている場合の3か月前の定め(第3項)も、使用者からの申入れについてのものです。就業規則の期限とどちらが優先するかでもめたときは、総合労働相談コーナーに相談できます。
渡す流れは次のとおりです。
- 直属の上司に「ご相談があるので、10分ほどお時間をいただけますか」と声をかける
- 人のいない場所で「一身上の都合で、〇月〇日をめどに退職したいと考えています」と伝える
- 退職日、最終出社日、有給休暇、引き継ぎの進め方を決める
- 会社の書式があるか確かめる。なければ自分で作った退職届を手渡す
切り出し方や引き止めへの返し方は円満退職のコツで詳しく書いています。
転職先の入社日から日付を決める|書き込める逆算表
転職する人は、日付を前から考えるより入社日から戻るほうが早く決まります。例として、入社日が2027年2月1日(月)、有給休暇の残りが10日、就業規則が「1か月前までに申し出」の人で計算します。休日は土日だけとしています。
| 日付 | やること | 退職届との関係 |
|---|---|---|
| 2026年12月初旬 | 上司に口頭で伝え、退職日を相談する | 就業規則の期限(この例では12月31日)より前に余裕を持たせる |
| 12月4日(金) | 退職届を提出する | 末尾に「令和八年十二月四日」と書く |
| 2027年1月15日(金) | 最終出社日 | 書かない |
| 1月18日(月)〜1月29日(金) | 有給休暇を10日消化 | 書かない |
| 1月31日(日) | 退職日 | 本文に「令和九年一月三十一日」と書く |
| 2月1日(月) | 転職先に入社 | 退職日の翌日 |
この例で退職日を1月29日ではなく1月31日にしているのは、社会保険の切れ目をなくすためです。健康保険と厚生年金の資格は退職日の翌日に失われ、保険料はその前月分までかかります。月末に退職すると翌月1日が資格喪失日になるので、翌日に入社すれば保険に空白ができません。1月29日で退職すると1月30日から入社までの間が空き、国民健康保険と国民年金の手続きが必要になることがあります。
自分の場合は、次の順で埋めてください。
- 転職先の入社日:_月_日
- 退職日(入社日の前日か、それ以前で保険の空白が出ない日):_月_日
- 有給休暇の残り日数:_日
- 最終出社日(退職日から有給の日数ぶん戻した日):_月_日
- 就業規則の申し出期限:退職日の_日前=_月_日
- 上司に伝える日(5より前で、引き継ぎに足りる日):_月_日
入社日が動かせないときの相談のしかたは入社日の調整の記事に、内定から退職までの全体の流れは内定から退職までの流れに書いています。次が決まる前に出すか迷っている人は、在職中と辞めてからの比べ方を先に読むと判断しやすくなります。
辞めた後は、会社に手続きの期限があります。雇用保険の資格喪失届は退職の翌日から10日以内(雇用保険法施行規則第7条)、源泉徴収票の交付は退職の日以後1か月以内(所得税法第226条)です。届かないときの連絡先は退職時にもらう書類の記事に、自分でやる手続きは退職後にやることチェックリストにまとめています。
退職願との違い|お願いか、通知か
退職願は「退職させてほしい」と会社に申し込む書類で、会社が承諾して退職が決まります。退職届は「この日に退職します」と伝える書類です。実際の退職では、どちらか一方で足りることが多いです。
| 比べる点 | 退職願 | 退職届 |
|---|---|---|
| 意味 | 合意で辞めるための申し込み | 退職する意思の通知 |
| 文末 | 退職いたしたく、ここにお願い申し上げます | 退職いたします |
| 撤回 | 会社が承諾する前なら申し出る余地がある | 届いた後は、会社の同意がなければ難しい |
| 使う場面 | 退職日をこれから相談したいとき | 退職日が決まった後、話し合いが進まないとき |
退職願を書くなら、表題を「退職願」に変え、本文を「このたび一身上の都合により、勝手ながら令和〇年〇月〇日をもって退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。」とします。ほかの項目は退職届と同じです。
気持ちが固まっていないうちは、どちらの書類も出さずに口頭で相談するのが安全です。退職願でも、承認の権限がある人が受け取って承諾すると、撤回が難しくなることがあります。
メールで出すとき|文面の例
法律上、退職の意思表示は書面に限られません。民法第97条第1項により、意思表示は相手に到達した時から効力を生じます。ただし紙や所定の書式を求める会社もあるので、メールは「会えないときの代わり」か「伝えた日付の記録」と考えます。使う場面は、リモートワークで上司に会えない、体調不良で出社できない、会社がメールでの提出を認めている、のいずれかです。
件名:退職のご相談(〇〇部 氏名)
〇〇部長
お疲れさまです。〇〇部の〇〇です。
一身上の都合により、令和〇年〇月〇日をもって退職したく、ご連絡いたしました。本来は直接お伝えすべきところ、メールでのご連絡となり申し訳ありません。
引き継ぎは最終出社日までに責任を持って進めます。退職日と進め方について、お時間をいただけますでしょうか。
正式な書類は、会社の指定の形式で改めて提出いたします。
すでに退職日が決まっていて、会社がメールでの提出を認めているなら、退職届の文面をPDFにして添付します。会社のアドレスから送る場合は、退職後に見られなくなることがあるので、送信内容の控えを自分でも取っておきます。
受け取ってもらえないとき|内容証明と相談先
期間の定めのない雇用なら、会社の承諾がなくても、申入れが届いて2週間を経過すれば雇用は終わります。民法第97条第2項は、相手が正当な理由なく到達を妨げたときは、通常到達すべきだった時に到達したものとみなすと定めています。受け取りを拒まれたら、次の順に進めます。
- さらに上の上司か人事に直接渡す
- 同じ内容をメールでも送り、送った日付を残す
- 代表者宛てに内容証明郵便で送る
- 引き止めや拒否が続くなら、総合労働相談コーナーに相談する(予約不要・無料。各都道府県労働局や全国の労働基準監督署内など378か所)
- 本人がやり取りできない状態なら、退職代行や弁護士への依頼も考える
内容証明は、いつ、どんな内容の文書を、誰から誰に出したかを日本郵便が証明するものです。文書の内容が真実かどうかを証明するものではありません。配達証明を付けると、届いたことの記録も残せます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 用意するもの | 相手に送る文書1通、同じ内容の謄本2通、差出人と受取人の住所・氏名を書いた封筒、料金 |
| 謄本の字数 | 縦書きは1行20字以内・1枚26行以内 |
| 料金の例 | 謄本1枚・定形郵便で、110円+内容証明480円+一般書留480円=1,070円。差出時に配達証明を付けると350円足して1,420円(2026年11月に日本郵便の案内で確認) |
| 窓口 | 集配郵便局と支社が指定した郵便局。すべての局では扱わないので、先に確かめる |
文面は「私事、一身上の都合により、令和〇年〇月〇日をもって退職いたします。」に提出日、住所、氏名、宛名を添えるだけで足ります。退職日は、届く日から2週間を経過した後の日付にします。
「後任が見つかるまで辞めさせない」と言われて追い詰められているなら、ひとりで抱えないでください。労働基準法第5条は、暴行や脅迫、監禁など不当な手段で働くことを強制するのを禁じています。言われた日時と内容を残して、相談窓口に持っていきます。退職代行の種類は退職代行と転職の記事にまとめています。
よくある質問
Q. 退職届は手書きでないと失礼ですか?
パソコンで作っても効力は同じです。手書きを求める会社もあるので、形式の決まりだけ先に確かめてください。指定がなければ、どちらでもかまいません。
Q. 「私事」と「私儀」はどちらを書きますか?
どちらでも問題ありません。どちらも「わたくしごとですが」という意味の書き出しです。行の下に寄せて書きます。
Q. 日付は西暦でもいいですか?
西暦でもかまいません。提出日と退職日で和暦と西暦を混ぜず、どちらかにそろえます。会社の書類が和暦なら、合わせておくと読みやすくなります。
Q. 提出日と退職日を同じ日にできますか?
会社が合意すれば、同じ日で退職することもあります。合意がないときは、期間の定めのない雇用なら申入れの日から2週間を経過して雇用が終わります。急ぎの事情があるなら、書類を作る前に上司か人事に相談してください。
Q. 一度出した退職届を取り消せますか?
届いた後は、会社が同意しない限り難しくなります。会社に届く前なら、届く前に撤回の連絡をすれば足ります。迷いが残っているうちは書類を出さず、口頭で相談してください。
Q. 退職届と退職願は両方出しますか?
両方出す必要はないことが多いです。会社の書式があればそれを出し、なければ退職日が決まった後に退職届を1枚出せば足ります。
Q. 契約社員も2週間で辞められますか?
契約期間の途中で一方的に辞めるには、やむを得ない事由が必要です(民法第628条。その事由が自分の過失で生じたときは損害賠償を求められることがあります)。会社と話し合って合意すれば、期間の途中でも辞められます。1年を超える有期契約で初日から1年を経過していれば、労働基準法第137条により申し出ていつでも退職できます(高度の専門知識を持つ人、満60歳以上の人、一定の事業の完了に必要な期間を定めた契約は除く)。契約書と就業規則を確かめてから相談してください。
まとめ|退職届は6つの項目を順に書けば足りる
- 書くのは表題、私事、本文、提出日、所属と氏名、宛名の順。会社の書式があればそちらを使う
- 本文の日付は退職日、末尾の日付は提出日。有給休暇を消化するなら、退職日は最終出社日より後になる
- 宛名は上司ではなく会社の代表者。自分の氏名より上に書く
- 手書きでもパソコンでも効力は同じ。白無地の用紙と黒のペンを使い、封筒はA4なら長形3号、B5なら長形4号
- 会社都合なら「一身上の都合」と書かず、事実が分かる文面にする
- 法律上の最短は申入れの日から2週間(期間の定めのない雇用)。実際は就業規則と引き継ぎ、入社日から逆算する
- 受け取ってもらえないときは内容証明郵便と総合労働相談コーナーを使う
退職届に書く日付を決めるには、次の入社日の見通しが要ります。Re:WORKは未経験からの転職に特化した転職エージェントで、求職者の利用は無料です。在職中の転職活動の進め方や入社日の相談も受けています。辞めるかどうかを決めていない段階の相談でもかまいません。
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