webデザイナー 未経験 20代の転職完全ガイド【2026年版】

20代未経験からWebデザイナーに転職する方法

「Webデザイナーになりたいけど、未経験だと無理じゃないか」と思っていないか。

結論から言う。20代の未経験者が、Webデザイナーに転職できる可能性は十分にある。ただし、やみくもに動いても失敗する。正しい学習ルートと戦略的なポートフォリオ作りを知ることが、転職成功の分岐点になる。

実際に、文系出身・営業職・事務職などまったく別の職種からWebデザイナーへの転職を果たした人は数多くいる。共通しているのは、「何を学ぶか」「何を作るか」「どう見せるか」の3点を正しく理解していたことだ。

この記事では、20代未経験からWebデザイナーを目指す人向けに、学習方法・ポートフォリオ制作・転職活動の進め方・年収リアルまで、全ステップを徹底解説する。読み終えれば、明日から何をすればいいかが明確になる。


20代未経験でWebデザイナーを目指すべき3つの理由

なぜ20代が有利なのかを、数字と現場の実態で説明する。感覚論ではなく、具体的な根拠を押さえておくことが重要だ。


理由1:企業が「ポテンシャル採用」を積極的に行っている

Web・クリエイティブ業界では、即戦力よりも「伸びしろのある若手人材」を優先する企業が多い。特に制作会社・Web系事業会社では、20代前半〜中盤の未経験者を自社のカルチャーに染めながら育てるポテンシャル採用が定着している。

求人ボックスのデータによれば、Webデザイナーの平均年収は約417万円。未経験スタートでも280〜350万円の正社員求人が多数存在し、3年で400万円、5年で500万円以上を狙えるキャリアパスが描きやすい。

年齢が上がるほど「実務経験ゼロ」のハードルは高くなる。20代のうちに動くことが、最もコストパフォーマンスの高い選択だ。


理由2:Webデザイナーの需要は構造的に高い

DX(デジタルトランスフォーメーション)の加速により、あらゆる業種がWebサイト・アプリ・LP(ランディングページ)の制作・改善を必要としている。2025〜2026年にかけても求人数は横ばいで高水準を維持しており、特に「コーディングもできるデザイナー」の需要は突出して高い。

AIツールの普及によって単純作業は自動化されつつあるが、クライアントの課題を理解してデザインで解決する能力は、むしろ希少価値が増している。手を動かすスキルと思考力の両方を持つWebデザイナーは、今後もキャリアが安定しやすい職種だ。


理由3:リモート・フリーランスなど働き方の選択肢が広い

Webデザイナーは職種の性質上、リモートワーク対応の求人が多い。制作物をオンラインで完結できるため、地方在住者や育児・介護との両立を求める人にも向いている。

さらに、正社員として実務経験を積んだ後にフリーランスへの転身が比較的しやすいキャリアでもある。自分でクライアントを持ち、時間と収入をコントロールする働き方を将来の選択肢に加えられることも、Webデザイナーという職種の大きな魅力だ。


Webデザイナーの仕事内容とスキルマップ

転職を目指す前に、Webデザイナーが実際に何をしているかを正確に把握しておく必要がある。「なんとなくきれいなサイトを作る仕事」では、面接で通用しない。


Webデザイナーの主な業務

  • Webサイトのビジュアルデザイン:企業サイト・ECサイト・コーポレートサイトのデザイン制作
  • UI/UXデザイン:ユーザーが迷わず操作できる画面設計と情報整理
  • バナー・LP制作:広告バナーやランディングページのデザイン(マーケティングと連動)
  • HTML/CSSコーディング:デザインをWebページとして実装する作業(コーダー兼任が多い)
  • クライアントとのコミュニケーション:ヒアリング・提案・修正対応・プレゼンテーション
  • デザインの品質管理:ブランドガイドラインに沿ったデザインチェック・レビュー

転職に必要な最低スキルセット

未経験でも「これができれば転職できる」というスキルのボーダーラインを明示する。スキルには「必須」「あると有利」「後から覚えてもOK」の3段階がある。

  • Figma(必須):現在の業界標準デザインツール。無料で使える。基本操作+コンポーネント設計まで習得したい
  • Adobe Photoshop / Illustrator(あると有利):バナー制作・印刷物兼任求人では必要。まずFigmaを優先するのが現実的
  • HTML / CSS(転職の幅が大きく広がる):コーディングができると求人選択肢が2〜3倍に広がる。JavaScriptは加点要素
  • デザインの基礎原則:近接・整列・反復・対比の4原則。色彩理論・タイポグラフィの基礎
  • ポートフォリオサイト:自分の作品を公開するサイト(Notion・Canva・GitHubPages等で構築可能)

Webデザイナーに向いている人・向いていない人

転職前に、自分の特性がWebデザイナーという職種に合っているかを確認しておくことも重要だ。ミスマッチを防ぐことで、転職後の後悔を避けられる。

向いている人の特徴

  • 視覚的なデザインや配色に敏感で、「なぜこのデザインが良いか」を感覚だけでなく言語化できる(または言語化しようとする)
  • 細部へのこだわりがある。1pxのズレやフォントのバランスが気になる
  • クライアントや他部署の意図を読み取りながら、自分の表現に落とし込める柔軟性がある
  • トレンドや他社の優れたデザインを継続的にインプットする習慣が続けられる
  • 修正対応や方向転換を前向きに受け止められる(デザインは「正解がない」仕事)

向いていない人の特徴

  • デザインをアートだと思っている(ビジネス目標や課題解決という視点が抜けている)
  • フィードバックを「否定された」と受け取ってしまう
  • コーディングやツール学習を「面倒」と感じて後回しにする
  • 締め切りや納期に対してルーズ(クリエイティブ職でもビジネスの一部だという意識が必要)

「向いていない特徴」が当てはまっても、意識して改善できるものがほとんどだ。「向いていない=諦める理由」にはならない。ただし、自分の弱点を認識した上で転職活動に臨む方が、入社後のギャップを減らせる。


未経験からWebデザイナーになるための学習ロードマップ

「どこから学べばいいかわからない」という人が多い。ここでは6ヶ月を目安にした学習ロードマップを提示する。週20時間の学習時間を確保できる人を前提にしている。


フェーズ1(1〜2ヶ月):デザインの基礎とFigma習得

まずはデザインの「見る目」を鍛えることが先決だ。いきなりツールを触っても、何を作ればいいかが判断できない。

  • 「なるほどデザイン」「ノンデザイナーズ・デザインブック」で4原則を学ぶ(各1週間)
  • 優れたWebサイトを毎日5〜10サイト見て「なぜいいのか」を言語化する習慣をつける
  • FigmaのYouTubeチュートリアルを見ながら基本操作を習得する(無料コンテンツで十分)
  • Figmaでバナーを5〜10本模写する(まずはトレースから始めるのが最短ルート)

この段階のゴールは「見本を見ながら同じクオリティのデザインが作れること」だ。オリジナリティはまだ不要。


フェーズ2(2〜3ヶ月):HTML/CSS習得とコーディング力の確立

デザインだけできても「コーディングは別の人」という企業は減っている。特に中小企業・スタートアップでは、デザインからコーディングまで一人でこなせる人材が重宝される。

  • 「Progate」のHTML/CSSコース(無料範囲)を2週間で完了させる
  • 「ドットインストール」でCSS Flexbox・Grid・レスポンシブデザインを習得する
  • 既存のWebサイトをHTMLとCSSだけで模写する(コーディングコピー)を3〜5本行う
  • GitHubにコードを上げてバージョン管理の基礎を覚える

コーディングが苦手な人はここで挫折しやすいが、全部を完璧に覚える必要はない。「調べながら実装できるレベル」まで上げれば実務では通用する。


フェーズ3(3〜5ヶ月):ポートフォリオ制作

学習と並行して、ポートフォリオ作品を積み上げていく段階だ。この期間が転職成功を左右する最重要フェーズになる。

  • 架空のWebサイトのトップページデザインを2〜3本制作(ジャンルを変えて幅を見せる)
  • LP(ランディングページ)デザイン+コーディングを1本仕上げる
  • バナーデザインを10〜20本(サイズ・テイスト違いで多様性を示す)
  • ポートフォリオサイトを構築して作品を公開する

フェーズ4(5〜6ヶ月):転職活動開始

ポートフォリオに最低3〜4作品が揃ったら、転職活動と並行して学習を続けながら応募を始める。「完璧になってから応募」は時間の無駄になる。市場に出て、企業の反応からフィードバックを得ながら改善するのが最も効率的なアプローチだ。

転職活動中もFigmaやHTML/CSSの学習を継続することが重要だ。面接で「今もこういう作品を作っています」と最新の学習状況を示せると、採用担当者へ「成長し続ける人材」として印象づけられる。ポートフォリオのアップデートも月1回を目安に行い、常に「最新の自分」を提示できる状態を維持する。


独学 vs スクール:どちらを選ぶべきか

「スクールに行くべきか、独学で行くべきか」はよく聞かれる質問だ。どちらが正解かではなく、自分の状況に合わせた判断が重要になる。


独学が向いている人

  • 自己管理ができ、計画通りに学習を進められる人
  • 調べながら解決する粘り強さがある人
  • 学習コストを最小限に抑えたい人(独学なら書籍・ツール代で月1〜2万円程度)
  • すでにデザインや絵に対するセンスや興味がある人

独学の場合、YouTubeやUdemy(1,500円前後のセール時に購入が基本)、無料のオンライン学習サービスで基礎力は十分に身につく。ただし、「自分の作品が良いかどうかを判断する基準」が養われにくいという弱点がある。フィードバックをもらえる環境を意識的に作ることが独学成功の鍵だ。


スクールが向いている人

  • 一人での学習が続かない、挫折経験がある人
  • メンターに質問しながら効率よく学びたい人
  • 転職保証・就職支援付きのカリキュラムで確実に転職につなげたい人
  • 学習と転職活動を同時に進めたい人(スクール側がサポートしてくれる)

スクールは費用が20〜50万円程度かかるため、費用対効果の見極めが重要だ。受講前に「転職率」「転職後の平均年収」「卒業生のポートフォリオ事例」を必ず確認すること。転職保証がついていても、条件が厳しくて実質機能しない場合があるため、契約内容を細かく確認する必要がある。


独学・スクール共通で意識すること

どちらのルートを選んでも、「作品の量より質」を意識した学習が転職成功につながる。1本のポートフォリオ作品を雑に作るより、1本を徹底的に作り込む方が面接評価は高い。デザインの意図を言語化できる力が、経験者との差を埋める最大の武器になる。


転職を決める「ポートフォリオ」の作り方

Webデザイナーの転職において、ポートフォリオは履歴書・職務経歴書を上回る重要度を持つ。「センスがある」と思わせるより「考えて作った」と伝わるポートフォリオの方が、選考通過率は高い。


ポートフォリオに入れるべき作品の種類

  • Webサイトデザイン(トップページ):架空のカフェ・不動産・IT企業など。ジャンルを変えて2〜3本
  • LP(ランディングページ):セールス目的のページ。コンバージョン設計を意識した構成を見せる
  • バナーデザイン:728×90px・300×250px・1080×1080pxなど複数サイズで10本以上
  • コーディング作品:FigmaデザインをHTML/CSSで実装したもの。GitHubに上げてリンクで見せる
  • UI/UXデザイン(あれば加点):スマホアプリの画面設計など。なくても問題ない

採用担当者の目を引くポートフォリオの3条件

条件1:デザインの「なぜ」が言語化されていること
作品の横に「このターゲットはXXで、彼らが感じているYYという課題を解決するために、ZZという配色とレイアウトを選んだ」という説明を必ず添える。意図のないデザインは、どれだけきれいでも「センスの判断が難しい」で終わってしまう。

条件2:作品のバリエーションがあること
同じテイストの作品が5本並んでいても評価されにくい。ターゲット層・配色・デザインスタイル(ミニマル・ポップ・高級感など)に幅があることを示すことで、「いろいろな案件に対応できる」という印象を与えられる。

条件3:ポートフォリオサイト自体がデザインされていること
作品を貼り付けるだけのPDFより、URLで共有できるポートフォリオサイトの方が評価は高い。サイト自体のデザインクオリティも審査対象になるため、ポートフォリオサイトのデザインに手を抜かない。NotionやPortforio、自作HTMLサイトなど、自分のスキルレベルに合ったツールを選ぶとよい。


ポートフォリオ制作でよくある失敗

  • 作品数が少ない(2〜3本では判断できない):最低5本以上を目指す
  • 同じジャンルの作品しかない:ジャンル・テイスト・メディアの幅を出す
  • 制作プロセスが見えない:完成品だけでなく、スケッチやワイヤーフレームも見せると深みが出る
  • スマートフォン表示を考慮していない:ポートフォリオサイト自体がスマホで崩れていると致命的

転職活動の進め方と企業選びのポイント

ポートフォリオができたら転職活動に入る。応募先の種類と特徴を理解した上で戦略的に動くことが重要だ。


Webデザイナーの求人3タイプと未経験者の狙い目

  • Web制作会社・デザイン事務所:多種多様な案件を経験できる。スキルアップが速い。未経験者歓迎求人もある。給与は低めからスタートすることが多い
  • Web系事業会社(自社サービス):自社のサービスに特化してデザインを磨ける。安定した環境。未経験採用は少なめだが、ある場合はチャンス
  • スタートアップ・ベンチャー:裁量が大きく、デザイン以外の業務も経験できる。成長スピードが速い。給与はピンキリ。リスクをとって成長したい人向け

未経験者が最初に狙うべきはWeb制作会社だ。案件の回転数が多く、短期間でスキルが身につく環境が整っている。「いきなり事業会社で好待遇」を狙うより、制作会社で2〜3年実績を積んでから転職する方が、長期的なキャリアの伸びが大きい。


転職活動で絶対に外してはいけないポイント

  • ポートフォリオURLを職務経歴書に必ず記載する:書類審査での通過率が大きく変わる
  • 志望動機にWebデザインへの具体的な行動を入れる:「興味があります」ではなく「XXを学んでYYを制作しました」という事実を入れる
  • 面接でデザインの意図を説明できる練習をしておく:「なぜこの配色にしたのか」「どんなユーザーを想定したか」を30秒で答えられるようにする
  • 残業・給与・リモート条件より「学べる環境か」を優先する:最初の職場はキャリアの基盤になる。条件より成長環境を選ぶ

転職エージェントを使うメリット

転職サイトへの直接応募と並行して、転職エージェントを活用することをすすめる。エージェントを使うことで、非公開求人へのアクセス・ポートフォリオへのフィードバック・面接対策・給与交渉をサポートしてもらえる。特に未経験転職では、「どの企業が未経験歓迎か」の情報をエージェントが持っているため、闇雲に応募するより効率が上がる。

転職活動でよくある失敗と対策

未経験からWebデザイナーに転職しようとした人が陥りやすい失敗を、事前に知っておくことで回避できる。

失敗1:「完璧になってから応募する」と時間を浪費する
学習を始めた人の多くが、「もう少し上手くなってから応募しよう」を繰り返して6ヶ月〜1年経過してしまう。ポートフォリオに3〜4本の作品が揃った段階で、並行して応募を開始する。市場の反応からリアルなフィードバックを得ることが、最速の改善につながる。

失敗2:1社に絞り込んで落ちたらリセットする
「第一志望の会社だけに全力を尽くす」という方法は、転職活動では機能しにくい。未経験転職は書類審査の通過率が低い。複数社に同時並行で応募し、面接の経験値を積みながら精度を上げていく戦略が有効だ。目安として、最低でも10〜15社への応募を最初から計画する。

失敗3:デザインのクオリティだけを磨いて、言語化を怠る
面接で「このデザインはなぜこうしたのか」と問われて答えられない人が多い。どれだけ見た目が優れたポートフォリオでも、意図を説明できなければ「センスがあるのか判断できない」と評価されてしまう。作品ごとに「ターゲット設定」「課題設定」「解決方針」「使用したデザイン原則」を書けるように準備しておく。

失敗4:給与・条件だけで企業を選ぶ
未経験者の最初の転職では、1社目での成長環境が2社目・3社目のキャリアを大きく左右する。「月給2万円高い」よりも「多様な案件を経験できる」「デザイナーが社内に複数いる(学べる先輩がいる)」という環境を優先する方が、長期的な収入は大きくなる。


20代未経験Webデザイナーのリアルな年収と将来性

転職後の収入イメージを正確に持つことで、「想定と違った」という失敗を防げる。現実のデータをもとに解説する。


未経験スタート時の年収相場

  • 入社1年目:年収250〜350万円(月給20〜25万円前後)が相場
  • 3年目:年収350〜450万円に上昇するケースが多い
  • 5年目以降:年収450〜600万円。リーダー・ディレクターへのキャリアアップで伸びる
  • フリーランス転向後:スキルと営業力次第で年収600〜1,000万円以上も現実的

Webデザイナーの全体平均年収は約417万円(求人ボックス調べ)。未経験スタートの入社1年目は全体平均を下回るが、スキルアップとともに急速に伸びる職種だ。最初の年収だけを基準に企業を選ぶと、成長機会を逃す可能性がある。


年収を上げる3つのキャリアパス

パス1:Web制作会社でスキルを磨いて事業会社へ転職
制作会社で2〜3年実績を積み、自社サービスを持つ事業会社へ転職するパターン。事業会社では年収400〜500万円台の求人が多く、制作会社より安定した環境が整っている。制作会社時代に多様な業界・クライアントの案件を経験しておくことで、事業会社での即戦力度が上がる。

パス2:UI/UXデザインに特化してキャリアアップ
ビジュアルデザインからUX(ユーザー体験設計)の領域にスキルを広げると、年収が一段階上がる。スタートアップや大手IT企業でのUXデザイナー求人は高単価のものが多い。UXの領域に進むには、ユーザーリサーチ・プロトタイピング・情報設計の知識が求められるため、基礎固めの段階からユーザー視点の思考習慣をつけておくと良い。

パス3:ディレクター・プロデューサーへのキャリアチェンジ
デザインの現場経験を活かしてプロジェクト管理・クライアントコミュニケーション・チームマネジメントの役割に移行するパターン。年収600〜800万円台を狙いやすい。マネジメント志向が強い人、コミュニケーション能力の高い人に特に向いている。

Webデザイナーの将来性:AIの普及で仕事はなくなるか

「AIでデザインが自動生成できるようになったら、Webデザイナーの仕事はなくなるのでは」という疑問は合理的だ。率直に答える。

単純作業は自動化されるが、思考と判断は残る。

AdobeのFireflyやCanvaのAI機能など、デザイン生成AIは急速に進化している。バナーのバリエーション生成・配色提案・素材検索といった単純作業は確実に自動化される。しかし、「このクライアントのビジネス課題は何か」「ターゲットユーザーはどんな心理で画面を見るか」「どのレイアウトが最もコンバージョンにつながるか」という思考と判断は、AIに代替できない。

むしろ、AIツールを使いこなして生産性を上げながら、人間にしかできない課題解決の思考に集中できるデザイナーの価値は上がっている。AIを「脅威」ではなく「生産性を上げるツール」として活用できるデザイナーが、今後のWeb業界で最も重宝される存在になる。


よくある質問(FAQ)

Q1. 学習期間はどれくらい見ればいいですか?

週20時間の学習時間を確保できるなら、6ヶ月でポートフォリオ完成・転職活動開始のタイミングに達する。週10時間以下の場合は9〜12ヶ月を目安にしてほしい。ただし、学習期間は質によって大きく変わる。「作って、見せて、フィードバックをもらう」サイクルが速い人ほど成長が速い。


Q2. 美術・デザイン専攻でなくても転職できますか?

できる。実際に文系出身・営業職・事務職などの異業種からWebデザイナーに転職した人は数多くいる。企業が見るのは学歴・専攻ではなく、ポートフォリオの質とデザインに対する本気度だ。「なぜWebデザイナーになりたいのか」という動機が明確で、それを行動で示せているかどうかが選考の分岐点になる。


Q3. PhotoshopやIllustratorは必須ですか?

必須ではない。現在の業界標準はFigmaであり、まずFigmaを徹底的に習得することをすすめる。PhotoshopはバナーやLP制作で使う場面があるが、後から覚えても十分間に合う。転職活動中はFigmaとHTML/CSSの習得を優先し、Photoshop/Illustratorは就職後に業務を通じて覚える方が効率的だ。


Q4. 副業やフリーランスから始めてもいいですか?

正社員転職と並行して、クラウドソーシング(ランサーズ・クラウドワークス等)で副業案件をこなすことは有効だ。実績として「受注・納品・クライアント対応の経験あり」とポートフォリオに記載できるため、未経験のハードルを下げる効果がある。ただし、副業収入に頼るあまり正社員転職の軸がブレることには注意が必要だ。まずは転職活動を本線に据えながら、副業は経験値稼ぎの位置づけで取り組むのが現実的だ。


Q5. 年齢は29歳まで有効ですか?30歳近くになると厳しいですか?

20代後半でも十分に転職できる。ただし25歳と29歳では求められる「本気度の証拠」の水準が変わってくる。20代後半の場合、ポートフォリオの完成度・学習への投資(スクール受講や自己学習時間)・転職への覚悟を示すことで、年齢のマイナスを打ち消せる。「若さ」という武器が相対的に下がる分、作品の質と志望動機の明確さで補う必要がある。


Q6. 転職活動はどれくらい時間がかかりますか?

ポートフォリオが揃ったタイミングから転職活動を始めた場合、平均2〜4ヶ月が目安だ。応募数・面接対策の質・求人市況によって変わる。応募から内定まで時間がかかっても、その間に作品をブラッシュアップしながら並行して動くことで、内定の質も上がる。焦って条件の悪い企業に飛びつかないことが重要だ。

在職しながら転職活動を進める場合は、週末の応募作業・平日の面接調整が必要になるため、現職の繁忙期と重ならないようにスケジュールを組む。書類作成と面接準備で毎週3〜5時間程度を確保できれば、活動の質は維持できる。転職活動の全体スケジュールは「学習6ヶ月+転職活動2〜4ヶ月=合計8〜10ヶ月」を目安として計画するとよい。

Q7. 現在の仕事を辞めてから学習を始めた方がいいですか?

基本的には在職しながら学習を進めることをすすめる。退職してから学習を始めると、収入が途絶える心理的プレッシャーが焦りを生み、ポートフォリオの質を下げる原因になる。在職中に基礎スキルとポートフォリオの最低ラインを揃えてから転職活動を開始する方が、精神的に安定した状態で選考に臨める。ただし、現職の残業が多く学習時間が週5時間以下しか取れない状況であれば、退職を検討する価値はある。自分の状況を正直に判断することが大切だ。


まとめ:20代未経験からWebデザイナーへ、今日から動く

この記事で解説した内容を整理する。

  • 20代は最大の武器:ポテンシャル採用が多く、年齢が若いほど企業の受け入れハードルが下がる
  • 学習の優先順位はFigma→HTML/CSS→ポートフォリオ制作:ツールより作品の質が転職を決める
  • 独学とスクールの選択は自己管理力次第:どちらでも成功できる。継続できる環境を選ぶことが最優先
  • ポートフォリオはデザインの「意図」を言語化する:作品数より、1本1本に説明があるかどうかが評価を分ける
  • 最初の転職先はWeb制作会社が鉄板:案件数が多くスキルアップが速い。条件より成長環境を選ぶ
  • 年収は入社1年目250〜350万円、3年で350〜450万円、5年で450万円以上が現実的な相場
  • 転職活動はポートフォリオ3〜4本揃ったタイミングで開始:完璧を待たず、動きながら改善する

Re:WORKでは、Web・クリエイティブ業界への転職を目指す方の無料相談を受け付けている。ポートフォリオへのフィードバック・未経験歓迎求人の紹介・面接対策まで、一人ひとりの状況に合わせてサポートする。まずは気軽に相談してほしい。

無料・3分で完了

あなたに向いている仕事は?

20問の質問に答えるだけで、あなたの強みと適職が分かります。

適職診断を受ける

この記事の執筆・監修

大林 諒

株式会社Nexly 代表取締役

未経験からの転職支援に特化した転職エージェント「Re:WORK」を運営。求職者一人ひとりに寄り添ったキャリア支援を行い、長く働けるホワイト企業への転職を実現しています。

運営会社
株式会社Nexly
許可番号
有料職業紹介事業 28-ユ-301343
取扱求人数
44,692件以上

Web・クリエイティブの関連記事

Web・クリエイティブの求人に興味がありますか?
未経験OKの求人を多数掲載しています。

Web・クリエイティブの求人を探す

未経験からの転職、ひとりで悩んでいませんか?

Re:WORKエージェントでは、専属のキャリアアドバイザーが
あなたに合った求人をご紹介します。相談は無料です。

無料で転職相談する 求人を探す
無料相談 適職診断