未経験からWebデザイナーに転職できる?仕事内容・年収・現実を解説

未経験からWebデザイナーに転職できる?仕事内容と現実

未経験からWebデザイナーへの転職は可能か|結論と現実

結論から言う。未経験からWebデザイナーへの転職は可能だ。ただし、「転職できる」と「すぐに活躍できる」は別の話だ。

国内のWebデザイナーの求人倍率は高水準を維持しており、未経験者・ポテンシャル採用の求人も一定数存在する。しかし採用市場の現実として、未経験でWebデザイナー職に採用されるには「学習の証拠としてのポートフォリオ」が必須になっている。ポートフォリオなしで未経験転職に挑む人の多くが書類で落とされているのが実態だ。

この記事では、Webデザイナーの仕事内容・年収・必要スキル・転職方法・現実的な準備期間まで、未経験者が知るべき情報を余すことなく解説する。

Webデザイナーの仕事内容|具体的に何をするのか

Webデザイナーとは、Webサイトのビジュアルデザイン・UI(ユーザーインターフェース)・UX(ユーザー体験)を設計・制作する職種だ。業務範囲は企業・職場によって大きく異なるため、求人を見る際には「何をやる仕事か」を具体的に確認することが重要だ。

Webデザイナーの主な業務

  • Webサイトのデザイン制作(バナー・LP・コーポレートサイトなど)
  • デザインカンプ(完成イメージ図)の作成
  • フロントエンドのコーディング(HTML/CSS/JavaScript)
  • CMSへのコンテンツ入稿・更新作業
  • クライアントとのヒアリング・デザインの方向性決め
  • デザインシステム・UIコンポーネントの設計
  • 画像素材の加工・アイコン・イラスト作成

Webデザイナーの業務範囲と職場タイプの違い

職場タイプ業務の特徴スキル要件
Web制作会社複数クライアントのサイト制作。幅広い案件を経験できるデザイン+コーディング両方が求められることが多い
インハウス(自社サービス)自社サービス・ECサイトの継続改善。深い専門性が身につくデザインのみ、またはUI/UXが中心のことが多い
フリーランス複数クライアントの案件を自己管理デザイン+営業+プロジェクト管理の総合力が必要
広告代理店広告バナー・SNS運用ビジュアルが中心。量が多いスピードとバリエーション対応力が求められる

Webデザイナーに必要なスキル|未経験者が習得すべき優先順位

Webデザイナーに必要なスキルは多岐にわたるが、未経験からすべてを習得しようとするのは非効率だ。転職成功に必要な最低限のスキルを優先順位付きで解説する。

スキル習得の優先順位

優先度スキル習得目安期間
最優先Figma(デザインツール)2〜4週間で基本操作習得
最優先デザインの基礎(色・タイポグラフィ・レイアウト)1〜2ヶ月で基礎理解
高優先HTML/CSS(コーディング基礎)1〜3ヶ月で実装可能レベル
高優先ポートフォリオの作成デザイン学習と並行(2〜4ヶ月)
中優先JavaScript(基礎)コーディングスキル習得後に追加
中優先Adobe Illustrator / PhotoshopFigmaの後に学ぶと吸収が早い
後回し可WordPress(CMS)実務を通じて習得でも可

デザインの基礎4原則(必ず理解する)

デザインツールの操作を覚えるより先に、「良いデザインの原則」を理解することが重要だ。以下の4原則は「CARP(カープ)の法則」として知られており、Webデザインの基礎中の基礎だ。

  • Contrast(コントラスト):要素に差をつけて重要度・視認性を明確にする
  • Alignment(整列):要素を一定のラインに揃えて秩序感を出す
  • Repetition(反復):同じスタイルを繰り返して統一感を生む
  • Proximity(近接):関連する要素を近くに配置して意味のまとまりを作る

Webデザイナーの年収|現実的な数字を知る

Webデザイナーを目指す上で、リアルな年収水準を把握しておくことは非常に重要だ。

Webデザイナーの年収相場

経験年数年収目安備考
未経験〜1年目250〜320万円東京でも地方でも初任給は低め
2〜3年目300〜420万円実務経験とポートフォリオが評価される
4〜6年目400〜550万円スペシャリスト・リードデザイナーレベル
7年以上500〜800万円以上マネージャー・ディレクター・UI/UX特化
フリーランス(3〜5年)500〜1,000万円以上営業力・専門性次第で大きく変わる

未経験からの初年度年収は250〜320万円が現実的な水準だ。「Webデザイナーになれば高収入」という期待を持ちすぎると、入社後に失望するリスクがある。3〜5年の実務経験を積んだ後に年収が大きく上がる職種であることを理解した上でキャリアを設計することが重要だ。

年収を上げるための具体的なキャリア戦略

  • UI/UXデザインに特化する:ビジュアルデザインよりUXデザインは希少性が高く、年収600〜900万円の求人が多い
  • コーディングも習得してフルスタックデザイナーになる:HTML/CSS/JavaScriptを書けるデザイナーは市場価値が高い
  • 特定業界(医療・金融・SaaS)の専門性を持つ:業界知識があるデザイナーは稀少なため高単価案件を取りやすい
  • フリーランス転向:5年以上の実務経験後にフリーランスに転向すると年収が大幅に上がるケースが多い

ポートフォリオの作り方|未経験者が最初にやるべきこと

未経験転職でWebデザイナーになるための最大の障壁は「ポートフォリオ」だ。ポートフォリオなしでは、どれだけ熱意を語っても書類選考を突破できない。

ポートフォリオに入れるべき作品の種類

  • Webサイトのデザインカンプ:実在する(または架空の)企業のサイトをデザインし直す。コーポレートサイト・ECサイト・LP(ランディングページ)など
  • バナーデザイン:SNS広告・Web広告のバナーを複数制作する。商材・ターゲット・サイズのバリエーションを見せる
  • アプリUIデザイン:スマートフォンアプリの画面設計(Figmaでモックアップを作成)
  • コーディング実績:HTML/CSSで作成した実装済みページのURL

良いポートフォリオと悪いポートフォリオの違い

良いポートフォリオ

  • 「なぜこのデザインにしたか」の思考プロセスが説明されている
  • 作品に統一感・テーマ性がある
  • ターゲット・目的・制約を明示している
  • 改善前後を比較できる「リデザイン」作品がある
  • 最低5〜8点の作品が掲載されている

悪いポートフォリオ

  • 作品の説明が「これを作りました」だけで終わっている
  • デザインのクオリティが低い(基礎4原則が守られていない)
  • どんな目的で誰に向けて作ったかが不明
  • 作品数が3点以下で少なすぎる
  • テキストが多すぎてポートフォリオ自体が見にくい

ポートフォリオ作成のための推奨手順(2〜4ヶ月)

  • Month1:Figmaの基本操作習得+デザイン基礎(CARP・色彩・タイポグラフィ)の学習
  • Month2:架空のコーポレートサイトのデザインカンプを1〜2点制作
  • Month3:LP・バナーデザインを追加+HTML/CSSでの実装練習
  • Month4:ポートフォリオサイト作成+転職活動開始

未経験からWebデザイナーになる具体的なルート

未経験からWebデザイナーに転職するルートは主に3つある。それぞれの特徴と向いている人を解説する。

ルート1:独学+転職エージェント

YouTubeの無料講座・Udemy・書籍などを活用して独学でスキルを習得し、転職エージェントを通じて就職活動を行うルートだ。費用を最小化できる反面、学習の方向性を自分で管理する自律性が必要だ。

向いている人:学習習慣がある・コストを抑えたい・すでに一定のデザインセンスがある

目安期間:3〜6ヶ月

費用目安:3〜5万円(書籍・Udemyコース・デザインツールの月額費用程度)

ルート2:オンラインスクール

月額制または一括払いのデザインスクールで体系的に学ぶルートだ。カリキュラムが整備されており、質問できる環境があるため学習の挫折率が低い。費用は30〜60万円程度かかる場合が多い。

向いている人:体系的に学びたい・質問できる環境が必要・費用をかけてでも確実に習得したい

目安期間:4〜8ヶ月(スクール卒業まで)

注意点:スクール卒業=転職成功ではない。卒業後にポートフォリオを充実させる追加の準備期間が必要なケースが多い

ルート3:アシスタント・制作補助からスタート

デザイナーのアシスタント職・制作補助・Web更新バイトなどからスタートし、実務の中でスキルを習得するルートだ。初年度の収入は低いが、実務経験を積みながら学べる点が大きなメリットだ。

向いている人:実務から学ぶのが得意・今すぐ働き始めたい・スクール費用を出せない

目安期間:1〜2年の実務でジュニアデザイナーとして自立できるレベルに

Webデザイナーに転職した現実|よくある誤解と実態

Webデザイナーへの転職を目指す人が事前に知っておくべき「現実」を解説する。

現実1:初年度の年収は期待より低いことが多い

繰り返しになるが、未経験入社初年度の年収は250〜320万円が現実だ。スクールや転職サービスの広告では「未経験からWebデザイナーに!年収400万円以上も可能」という煽りが目につくが、入社初年度でその水準を達成できるのは少数だ。3〜5年の経験を積んでから収入を大きく伸ばすことを前提に計画を立てる。

現実2:スクール卒業だけでは採用されない

スクールを卒業してもポートフォリオの質が低いと書類通過は難しい。採用担当者が見るのは「スクールの修了証書」ではなく「作品の質と思考力」だ。スクール卒業後も自主的な作品制作を続け、ポートフォリオを磨き続けることが採用への近道だ。

現実3:残業・制作進行の忙しさは職場による

制作会社のWebデザイナーは、複数案件の同時進行による長時間労働になりやすい。一方、インハウスのデザイナーは残業が少なく働きやすい環境が多い傾向がある。入社前に残業の実態を確認することが重要だ。

現実4:センスより論理・思考力が重要

「デザインはセンスの問題」と思っている人が多いが、プロのWebデザイナーに求められるのはセンスより「なぜこのデザインにしたか」の説明力と課題解決力だ。クライアントや社内の非デザイナーに対して、デザインの意図を言語化して説得できる力がデザイナーとしての市場価値を決める。

現実5:コーディングができると採用確率が大幅に上がる

HTML/CSSが書けないデザイナーよりも、書けるデザイナーのほうが圧倒的に求人の選択肢が広い。特に中小企業・スタートアップでは「デザインからコーディングまで一人でできる人材」を求める求人が多い。未経験転職の場合、HTMLとCSSの基礎を習得しておくと採用可能な求人数が2〜3倍になる。

Webデザイナー転職で失敗する人のパターン

失敗パターン1:ポートフォリオを作らずに応募する

「まず応募してみよう」という姿勢でポートフォリオなしに応募することは時間の無駄だ。どれだけ熱意を伝えても、作品がなければ技術力の評価ができないため、書類で落とされる。転職活動を始める前に最低5点の作品を準備することが必須だ。

失敗パターン2:勉強はしたがコーディングを避ける

「デザインだけやりたい・コーディングは苦手だから習得しない」という姿勢は、転職の選択肢を大幅に狭める。デザインのみを扱う求人はハードルが高い企業が多く、未経験者には難しい。HTML/CSSは2〜3ヶ月で実用レベルに到達できるため、避けずに習得することを強く勧める。

失敗パターン3:スクールに100%頼りすぎる

スクールは学習環境を提供するものであり、転職を保証するものではない。スクール費用を支払ったことで「転職できるはず」という思い込みが生まれやすいが、採用担当者が評価するのは学歴・資格ではなくポートフォリオと思考力だ。

失敗パターン4:転職先の実態を確認せず入社する

Webデザイナーを名乗る業務内容が、実際には「バナー量産」「WordPress更新作業」「指示通りの制作のみ」というケースがある。入社前に「どんなデザイン業務を担当するか」「デザインの意思決定にどの程度関われるか」を確認することで、ミスマッチを防げる。

Webデザイナーに転職するためのよくある質問(FAQ)

Q1. 文系・デザイン未経験でもWebデザイナーになれるか?

なれる。Webデザインはプログラミングと違い、文理問わず学習できる分野だ。重要なのは「論理的に考える力」と「継続的に学ぶ習慣」だ。文系・理系よりも「コツコツ学び続けられるか」が成否を分ける。

Q2. 独学とスクール、どちらが転職に有利か?

最終的に転職の合否を決めるのはポートフォリオの質だ。独学でもスクールでも、質の高いポートフォリオを持っていれば採用される。スクールが有利な点は「体系的な学習環境」と「フィードバックを受けられること」だ。独学が有利な点は「費用ゼロ〜数万円で済む」ことだ。自分の学習スタイルに合わせて選ぶべきだ。

Q3. 転職後にWebデザイナーからさらにキャリアアップするには?

代表的なキャリアアップルートは3つだ。①UI/UXデザイナーに特化する(ユーザー調査・プロトタイピングなどの上流設計に移行)、②デザインマネージャー・クリエイティブディレクターへ昇進する、③フロントエンドエンジニアへ転向する(コーディングスキルを深化させる)。いずれも実務3〜5年後に選択できるルートだ。

Q4. Webデザイナー転職に有利な資格はあるか?

資格の優先度は低い。採用担当者はポートフォリオを最重視し、資格はあくまで補足情報だ。強いて挙げるなら「ウェブデザイン技能検定」「Adobeの認定資格」などがあるが、これらより実務で使えるポートフォリオ1点のほうが採用に直結する。

Q5. 何歳まで未経験転職で採用されるか?

30歳前後までは未経験でも採用可能なケースが多い。30代になると「年齢に見合ったスキルと実績」が求められるため、ポートフォリオのクオリティがより重要になる。35歳以上の未経験転職は難易度が高いが、前職での関連スキル(例:印刷業でのデザイン経験・マーケターとしてのデザイン経験)があれば採用可能なケースも存在する。

まとめ|未経験からWebデザイナーになるための3ステップ

未経験からWebデザイナーに転職するために必要な行動を3つに集約する。

  • STEP1:デザイン基礎+Figmaを2〜3ヶ月で習得する:CARP原則を理解し、Figmaでデザインカンプを作れる状態を目指す。独学でも有料スクールでも、最初の2〜3ヶ月が基礎固めの期間だ
  • STEP2:質の高いポートフォリオを5点以上作る:架空・実在問わず、「なぜこのデザインにしたか」の思考プロセスを説明できる作品を5点以上揃える。コーディング実績があれば加点要素になる
  • STEP3:転職エージェントを活用して求人を探す:独力での求人探しより、Webデザイナー求人に強いエージェントを活用することで求人の質と量が改善される。Re:WORKでは未経験Webデザイナー転職の相談を無料で受け付けている

Webデザイナーは継続的に需要がある職種であり、3〜5年の実務経験後には多様なキャリアパスが開ける。今から準備を始めれば、6〜12ヶ月後に転職を実現できる可能性は十分にある。まずは第一歩として無料相談に申し込んでほしい。

Webデザイナーの転職活動の進め方|書類から内定まで

Webデザイナー転職の具体的なプロセスを解説する。デザイン職ならではの特殊な選考プロセスがあるため、事前に把握しておくことが重要だ。

Webデザイナー転職の選考フロー

ステップ内容ポイント
書類選考履歴書+職務経歴書+ポートフォリオポートフォリオが最重要。URLか添付で提出
ポートフォリオ審査作品の質・量・思考プロセスを評価作品の説明を丁寧に記載する
一次面接人事面接またはデザイナーとの面接ポートフォリオの説明・デザインの意図を語れる準備
実技テスト指定時間内にデザイン課題を解く(一部企業)Figmaの操作スピードと思考プロセスを見られる
二次・最終面接現場責任者・役員との面接入社後のビジョン・カルチャーフィットを確認

ポートフォリオの提出形式

ポートフォリオの提出形式は主に3つだ。

  • URLリンク(最も一般的):NotionやCanva、Behance、独自ドメインのサイトにポートフォリオをまとめたURLを共有する。URLが一番閲覧しやすく、採用担当者に好まれる
  • PDFファイル:1〜2MBに圧縮して送付。URLが作れない場合の代替手段だ
  • Figmaリンク:デザインカンプをFigmaで作成した場合は、閲覧専用リンクを共有する

Webデザイナーの職務経歴書の書き方

未経験転職では職務経歴書の書き方が書類通過率に直結する。デザイン職特有の書き方のポイントを解説する。

職務要約の書き方(未経験者向け)

「デザインの専門経験はないが、前職でのどのような経験がWebデザイナーに活かせるか」を明確に述べることが最重要だ。

例文:「事務職として5年間、社内外のドキュメント作成・資料デザイン・社内報の制作を担当。PowerPoint・Illustratorを独学で習得し、デザイン業務の一端を担ってきた。独学でWebデザインを学びFigmaでのカンプ制作・HTML/CSSでの実装が可能。ポートフォリオには架空ECサイトのデザインリニューアル案を含む10点を掲載。」

保有スキルの記載方法

  • 使用ツール:Figma(実務・独学〇ヶ月)、Photoshop(独学)、HTML/CSS(基礎〜中級)のように習熟度を明記する
  • 対応できる業務範囲:LP制作・バナーデザイン・コーディング・CMS更新など、具体的にできることをリストアップする
  • 学習中のスキル:「JavaScript(学習中)」のように、向上意欲を示すことで評価につながる

Webデザイナーのポートフォリオを強化する実践的なアドバイス

採用担当者の目線でポートフォリオを評価したときに「良い」と感じる要素を解説する。

リデザイン(既存サイトの改善案)を入れる

実在するWebサイトの「改善前・改善後」を提示するリデザイン作品は、デザイン判断力と思考プロセスを最も効果的に示せる形式だ。「なぜこの部分に問題があると考えたか」「何を改善目標にしたか」「どう解決したか」の3点を説明できれば、実力を証明できる。

ターゲットと目的を明記する

すべての作品に「誰に向けて・何の目的で・どんな課題を解決するためにデザインしたか」を記載する。「かっこいいデザイン」ではなく「目的を達成するためのデザイン」を作れることを証明することが重要だ。

デザインの思考プロセスを可視化する

最終成果物だけでなく「初期スケッチ→ワイヤーフレーム→カンプ→最終デザイン」のプロセスを見せることで、デザインの進め方を理解している候補者だと判断してもらえる。過程を見せることで、実務でのコミュニケーション能力の高さも間接的にアピールできる。

Webデザイナー転職後の成長スピードを上げる習慣

入社後に早期に活躍するためには、日常的な学習習慣が不可欠だ。

習慣1:良いデザインを毎日インプットする

Dribbble・Behance・Awwwards・Pinterest など、世界のトップデザイナーの作品を毎日15〜30分見る習慣をつける。「なぜこのデザインは良いのか」を言語化する訓練が、自分のデザインの引き出しを増やす最短路だ。

習慣2:デザイントレンドを週1回チェックする

デザインのトレンド(フラットデザイン・ニューモーフィズム・グラスモーフィズムなど)は数年で変化する。業界メディアや国内外のデザイン系ニュースレターを購読して最新動向をキャッチアップすることが、実務での提案力につながる。

習慣3:フィードバックを積極的に求める

先輩デザイナーや上司に「この部分はどうすればより良くなりますか?」と積極的にフィードバックを求めることが、成長速度を加速させる。フィードバックを怖がる姿勢から「フィードバックを活かす姿勢」に変換することが早期成長のカギだ。

Webデザイナーに転職した人の声|リアルな体験談

体験談1:接客業から独学でWebデザイナーへ転職(25歳女性)

ホテルのフロントスタッフとして3年勤務後、独学でFigmaとHTML/CSSを4ヶ月学習しポートフォリオを7点制作。Re:WORK経由でWeb制作会社のデザイナー補助職に転職。入社1年でアシスタントからデザイナーに昇格し、年収は前職の280万円から330万円に上昇。「ポートフォリオ作成が最初は大変だったが、完成後は自信になった」とのこと。

体験談2:事務職からスクール経由でWebデザイナーへ(28歳男性)

一般事務を5年担当後、オンラインデザインスクールに4ヶ月通学。スクール期間中からポートフォリオを制作し、卒業後2ヶ月で中堅EC企業のインハウスデザイナーとして内定。年収は前職330万円から370万円になり、週3リモートワークの職場環境を実現した。「スクールだけでなく自主制作の継続が決め手になった」と語る。

体験談3:30代未経験でWebデザイナーに転職(32歳女性)

医療事務を8年担当後、医療系スタートアップのWebデザイナー(インハウス)に転職。医療業界の知識が「業界理解のあるデザイナー」としての強みになり、書類通過率が高かった。入社後は医療サービスのUI改善を担当し、UXデザインの領域にも挑戦中。「30代未経験は不利だと思っていたが、前職の業界知識が武器になった」との感想だ。

Webデザイナー転職に関する追加FAQ

Q6. Webデザイナーは在宅・リモートワークできるか?

デザイナー職はリモートワーク対応の求人が多い職種のひとつだ。特にIT系・SaaS系・スタートアップは週3〜5日のフルリモートを認めているケースが多い。一方、制作会社は対面でのやり取りが多く、出社必須のケースが多い。リモートワークを希望する場合は求人票で「勤務形態」の欄を必ず確認する。

Q7. フリーランスWebデザイナーとして独立できるか?

3〜5年の実務経験と安定した案件を持つ状態になれば、フリーランスへの転向は十分に可能だ。ただし営業力と自己管理能力がなければ、収入が不安定になるリスクがある。会社員デザイナーとして3〜5年実績を積んだ後に副業→独立というステップが最も安全なルートだ。

Q8. Webデザイナーの仕事はAIに奪われるか?

Adobe FireflyやMidjourneyなどのAI画像生成ツールの登場で、単純な画像作成・バナー生成はAIに代替される方向に進んでいる。一方で「クライアントの課題を理解してデザインで解決する」「ユーザー視点でUXを設計する」という上流の思考作業はAIには代替されにくい。AIをツールとして使いこなしながら、戦略的なデザイン判断を行えるデザイナーの市場価値は、むしろ上昇している。

Webデザイナーとして転職後のキャリアラダー

Webデザイナーとして入社後、どのようなキャリアステップが描けるかを具体的に示す。

Webデザイナーのキャリアアップパス

年数の目安役割主な業務・責任範囲
〜2年目ジュニアデザイナー指示された仕様に基づくデザイン制作・修正対応
3〜4年目デザイナー自分で仕様・デザインを提案、一部プロジェクトのリード
5〜6年目シニアデザイナー / リードデザイナー複数案件のデザイン方針決定・後輩指導
7年目以降アートディレクター / デザインマネージャーデザインチームの統括・クリエイティブ戦略

デザイナーとしての市場価値を高める3つの行動

  • 業界外のデザインにも触れ続ける:Webデザインの世界だけでなく、グラフィックデザイン・プロダクトデザイン・サービスデザインの考え方をインプットすることで、視野が広がりオリジナリティが生まれる
  • デザインの意図を言語化する力を磨く:「なぜこのデザインにしたのか」をエンジニア・営業・経営層に説明できるコミュニケーション能力は、デザイナーとしてのキャリアアップに直結する
  • 数字とデザインを紐づける:CTR・CVR・直帰率など、デザイン改善がビジネス指標に与えた影響を定量的に語れるデザイナーは、戦略的思考の持ち主として重宝される

UI/UXデザイナーとWebデザイナーの違い

Webデザイナーを目指す過程で「UI/UXデザイナー」という職種名を目にすることが多い。それぞれの違いを理解しておくことで、自分が目指すべきキャリアが明確になる。

Webデザイナー vs UI/UXデザイナーの比較

比較項目WebデザイナーUI/UXデザイナー
主な業務Webサイトのビジュアルデザイン・コーディングユーザー調査・情報設計・プロトタイピング・UIデザイン
フォーカス見た目・デザインの美しさユーザー体験・使いやすさ
使うツールFigma・Photoshop・HTML/CSSFigma・Maze・UserTesting・Miro
年収相場(5年)400〜600万円500〜800万円
未経験採用比較的多い少ない(デザイン経験が前提になることが多い)

未経験からの転職は「Webデザイナー」を入口に選ぶのが現実的だ。Webデザイナーとして2〜3年の実務経験を積んだ後に、UX調査・情報設計・プロトタイピングを学んでUI/UXデザイナーへのキャリアチェンジが可能だ。

Webデザイナーの職場選びのポイント

未経験からWebデザイナーとして入社する職場選びは、転職後の成長速度に直結する。以下のポイントで候補企業を評価する。

良い職場の見極め方

  • デザインレビュー文化がある:週次・月次でデザインを相互にレビューする文化があると、成長が加速する。面接で「デザインフィードバックの頻度」を確認する
  • デザイナーが上流工程に関われる:企画・要件定義の段階からデザイナーが関われる職場は、デザイン思考力が身につきやすい
  • 先輩デザイナーが複数いる:デザイナーが1名しかいない職場では、フィードバックを受けられず成長が遅くなりやすい
  • デザインツール・学習リソースへの投資がある:Figmaのチームプラン・有料フォント・デザイン書籍の購入補助などがある職場は、デザインへの投資意欲が高い証拠だ

Webデザイナー転職に向けた独学ロードマップ

完全未経験から転職に必要なスキルを習得するための、独学6ヶ月ロードマップを示す。

Month1〜2:基礎習得フェーズ

  • デザインの4原則(CARP)を理解する(書籍「ノンデザイナーズ・デザインブック」が入門に最適)
  • 色彩理論・タイポグラフィの基礎を学ぶ
  • Figmaの基本操作を習得する(Figma公式チュートリアル・YouTube無料講座)
  • 参考サイトのトレース(模写)を週3〜5件行う

Month3〜4:制作フェーズ

  • 架空コーポレートサイトのデザインカンプを2〜3点制作する
  • HTML/CSSの基礎を学習する(ProgateのHTMLコース・CSSコースが入門に最適)
  • 制作したデザインをHTML/CSSで実装する(GitHub Pagesで公開)
  • バナーデザインを10〜20点制作する

Month5〜6:ポートフォリオ完成・転職活動フェーズ

  • ポートフォリオサイトを作成する(Notion・独自ドメイン・Figmaリンク)
  • 作品に「思考プロセスの説明」を追記する
  • 転職エージェントへの登録・職務経歴書の作成を開始する
  • 書類応募を開始しながら、面接対策・追加作品制作を並行する

このロードマップを実行した上でポートフォリオが完成した段階で転職活動を開始すれば、書類通過率が大幅に向上する。独学の費用は書籍・Udemyコース・ツール月額を合わせても5万円以下で抑えられる。

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この記事の執筆・監修

大林 諒

株式会社Nexly 代表取締役

未経験からの転職支援に特化した転職エージェント「Re:WORK」を運営。求職者一人ひとりに寄り添ったキャリア支援を行い、長く働けるホワイト企業への転職を実現しています。

運営会社
株式会社Nexly
許可番号
有料職業紹介事業 28-ユ-301343
取扱求人数
44,692件以上

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