職務経歴書は何枚まで?A4で2枚が目安|3枚は多いか・1枚でいい人

職務経歴書は何枚までかというと、A4で2枚までが目安です。社会人経験が3年未満なら1枚でも足ります。3枚になってもよいのは、職歴が10年を超える人やITエンジニアのようにプロジェクトの記載が多い人に限られ、4枚以上になったら削るのが基本です。枚数に法律や公的な決まりはありませんが、応募先から枚数の指定があればそれに従います。2枚になる場合は、1枚目に職務要約と直近の実績を置いて、1枚目だけで判断できる構成にします。
この記事では、1枚・2枚・3枚それぞれが合う人の判断基準、2枚になる場合の書き方、3枚は多いのかどうか、長くなったときの削り方と短すぎるときの足し方、提出前のページ数の確かめ方をまとめます。
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職務経歴書は何枚まで?結論はA4で2枚まで、多くても3枚
職務経歴書の枚数は、A4用紙で1〜2枚に収めるのが一般的です。書類選考では、必要な情報が2枚の中にまとまっている書類のほうが読み手が全体をつかみやすくなります。
| 枚数 | 評価の目安 | 合う人 |
|---|---|---|
| 1枚 | 問題ない | 社会人経験3年未満、在籍1社で業務の幅が狭い人 |
| 2枚 | いちばん一般的 | 社会人経験3年以上、転職経験があり職歴が複数ある人 |
| 3枚 | 理由があれば許容 | 職歴10年超で管理職経験がある人、ITエンジニアなどプロジェクト歴が多い人 |
| 4枚以上 | 削ったほうがいい | ほぼいない。情報を絞れていないと受け取られやすい |
「枚数に決まりはない」は本当か
職務経歴書には、履歴書のように厚生労働省が参考例を示している様式もなく、枚数の公的な決まりもありません。その意味では「決まりはない」のは本当です。ただ、決まりがないことは「何枚でもいい」という意味ではありません。読む側の負担を考えると、1〜2枚に収める書き方が通例になっています。
応募先から枚数の指定がある場合
求人票や応募フォームに「職務経歴書はA4で2枚以内」「3枚まで」などの指定があれば、必ずそれに従います。「3枚以内」と書いてあっても3枚書く必要はなく、2枚で伝わるなら2枚で出してかまいません。指定より多いと、それだけで指示を読んでいないと受け取られることがあります。
枚数と「ページ数」は同じ意味
職務経歴書の「何枚」と「何ページ」は、どちらもA4片面1ページを1枚と数えます。紙で出すときも片面印刷が前提なので、両面印刷で枚数を減らすことはしません。PDFで出すときは「2ページ」が「2枚」と同じです。
枚数から読み取られやすいこと
枚数そのものより、枚数から「情報を選んでまとめる力があるか」が見られやすい点に注意してください。経験の割に枚数が多い書類は、業務を全部並べていて要点が絞れていないと受け取られやすく、逆に経験が長いのに1枚しかない書類は、実績や担当範囲の説明が足りないと受け取られやすくなります。経験の長さに合った枚数に収めること自体が、読み手への配慮として伝わります。
履歴書と職務経歴書は役割が違う
履歴書は学歴・職歴・資格などの基本情報を決まった欄に書く書類で、様式もある程度決まっています。職務経歴書は、それぞれの会社で何を担当し、どんな成果を出したかを自由な形式で伝える書類です。履歴書の職歴欄は会社名と入退社の年月だけにして、仕事の中身は職務経歴書に書く、と分けると重複が減って枚数も抑えられます。
1枚・2枚・3枚の判断基準|自分はどれに当てはまるか
1枚で足りる人
- 社会人経験が3年未満(第二新卒・既卒を含む)
- 在籍した会社が1社で、担当業務の幅が広くない
- アルバイトや契約社員の経験が中心で、職歴をまとめると短くなる
1枚で出すときに気をつけたいのは、余白が目立つ「スカスカ」の状態にしないことです。文字を大きくしたり余白を広げたりして埋めるのではなく、担当した業務の規模や、工夫して変えたことを具体的に書いてA4全体を埋めます。経験が短くても、書き方次第で1枚で十分に伝わります。
2枚がちょうどいい人
社会人経験が3年以上ある人や、転職経験がある人は、2枚がいちばん収まりのいい分量です。職務要約、会社ごとの職務内容、実績、活かせる知識・スキル、自己PRを入れると、自然に2枚前後になります。2枚あれば、応募先に合わせて強調する経験を入れ替える余裕もあります。
3枚になってもいい人
- 社会人経験が10年を超え、在籍した会社や部署が多い
- 管理職として、部下の人数や担当した組織の規模を書く必要がある
- ITエンジニアやコンサルタントなど、プロジェクトごとに書く慣習がある職種
- 研究職などで、論文や発表の実績を一覧にする必要がある
3枚にする場合でも、まず2枚に収められないかを試してから判断してください。「この経験を削ると応募先に必要な情報が伝わらない」と説明できるなら3枚で出してかまいません。
迷ったときの決め方
1枚か2枚か、2枚か3枚かで迷ったら、少ないほうで一度書いてみてください。少ないほうに収めようとすると、どの経験がいちばん伝えたいものかがはっきりします。そのうえで、応募先の求人票に書かれている仕事内容に関係する経験がどうしても入りきらないときだけ、1枚増やします。
職種・経験年数別の枚数の目安
| 経験・職種 | 目安の枚数 | 書き方のポイント |
|---|---|---|
| 社会人経験3年未満(第二新卒・初めての転職) | 1〜2枚 | 担当業務を具体的に。無理に2枚にしない |
| 営業・事務・販売(3〜10年) | 2枚 | 件数や金額など数字で示せる実績を入れる |
| 企画・マーケティング(3〜10年) | 2枚 | 取り組んだ施策と、その結果をセットで書く |
| ITエンジニア | 2〜3枚 | プロジェクト一覧はスキルシートとして別紙に分ける方法もある |
| 管理職・マネージャー(10年超) | 2〜3枚 | 担当した組織の人数や予算の規模を明記する |
| 転職回数が4回以上 | 2枚 | 直近2社を厚く書き、それ以前は会社名・期間・職種を1〜2行にまとめる |
| 未経験の職種へ応募 | 1〜2枚 | 応募先で活かせる経験に絞り、関係の薄い業務は短くする |
転職回数が多い人ほど、全社を同じ分量で書くと枚数が増え、何が強みなのかが伝わりにくくなります。転職回数の伝え方は転職回数が多いと不利かで詳しく説明しています。
年代別に重く書くところ
| 年代 | 枚数の目安 | 重く書くところ |
|---|---|---|
| 20代前半 | 1枚 | 任された業務と、そこで身につけたこと。アルバイトの経験も応募先に関係すれば書く |
| 20代後半 | 1〜2枚 | 数字で示せる実績と、後輩の指導など任された役割 |
| 30代 | 2枚 | 直近の会社での実績と、チームでの役割。未経験の職種へ移るなら活かせる経験の言い換え |
| 40代以降 | 2〜3枚 | 管理した人数や組織の規模、課題を解決した経験。古い職歴は要点だけ |
年代が上がるほど書ける経験は増えますが、そのぶん削る判断が必要になります。経歴に空白期間がある人は、職務経歴書に1行で理由を添えておくと面接で説明しやすくなります。伝え方は空白期間がある転職の伝え方で解説しています。
職務経歴書が2枚になる場合の書き方|1枚目で判断できる構成にする
「2枚になる場合」に大事なのは、1枚目だけで応募者の全体像が分かるようにしておくことです。1枚目の冒頭から読み始める人が多いので、1枚目だけで全体像が分かるようにしておくと伝わりやすくなります。
| ページ | 入れる項目 | 分量の目安 |
|---|---|---|
| 1枚目 | 氏名・日付、職務要約、職歴の一覧(会社名・期間・職種)、直近の会社の職務内容と実績 | 職務要約3〜5行、直近の会社にいちばん多くの分量を割く |
| 2枚目 | 前の会社の職務内容(直近より短く)、活かせる知識・スキル・資格、自己PR | 自己PRは5〜8行 |
2枚目の頭に何を置くか
1枚目の最後で会社の職務内容が途中で切れて、2枚目の頭に数行だけ続くと読みにくくなります。会社ごとのまとまりがページをまたがないように、ページの切れ目を調整してください。Wordなら、区切りたい位置で改ページを入れると崩れにくくなります。
2枚目にもページ番号と氏名を入れる
2枚以上になる場合は、各ページの下にページ番号(「1/2」「2/2」など)を入れ、2枚目以降の上部にも氏名を入れておきます。印刷されたあとでばらばらになっても、誰の何枚目か分かります。Wordならヘッダーとフッターに一度入れれば全ページに出ます。
2枚目が数行だけはみ出したとき
2枚目に数行だけはみ出した場合や、3枚目に1〜2行だけ出てしまった場合は、文章を削って収めるのが先です。次の順で見直すと、内容を落とさずに行数を減らせます。
- 1行に数文字だけはみ出している文を、短い言い方に直す(「〜を行っておりました」→「〜を担当」)
- 職務内容と自己PRで同じエピソードを書いていないか確かめ、片方を削る
- 5年以上前の職歴の業務内容を箇条書き3行以内にまとめる
- 応募先と関係の薄い資格やツールを外す
文字を小さくして詰めるのは最後の手段です。本文の文字は小さくしすぎないほうが読みやすくなります。
Word・Excel・Googleドキュメントでページ数を確かめる方法
- Wordは画面下のステータスバーに「○/2ページ」と出るので、総ページ数を見る。出ていなければステータスバーを右クリックしてページ番号の表示をオンにする
- Excelは「表示」タブの「改ページプレビュー」で、印刷される範囲とページの切れ目を確かめる。点線の外に出ている列や行があると、その分が別のページになる
- Googleドキュメントは「ファイル」→「ページ設定」で用紙をA4にし、「ダウンロード」→「PDFドキュメント」で書き出す
- どのソフトでも、最後はPDFに書き出して開き、ページ数と切れ目を目で確かめる。画面上と印刷時でずれることがあるため
2枚目がスカスカになったとき
2枚目が半分以上空いてしまうなら、1枚にまとめられないかを考えます。1枚に収まらないけれど2枚目が埋まらない場合は、直近の会社の実績を具体的に書き足すか、応募先で活かせる知識・スキルの欄を厚くすると、両ページの密度がそろいます。
職務経歴書が3枚は多い?3枚になるときの判断
3枚が多いかどうかは、経験の長さと応募職種で決まります。社会人経験が5年前後で3枚になっているなら多い可能性が高く、10年を超える人や、プロジェクト歴を書く職種なら3枚でも不自然ではありません。
| 状況 | 3枚は多いか | どうするか |
|---|---|---|
| 社会人経験5年前後で3枚 | 多い | 古い経験の詳細と、職務内容と自己PRの重複を削って2枚にする |
| 経験10年超・在籍3社以上で3枚 | 許容範囲 | 1枚目の冒頭に職務要約と「活かせる経験」を置く |
| ITエンジニアでプロジェクトが多く3枚 | 許容範囲 | 本体を2枚にし、プロジェクト一覧を別紙にする方法もある |
| 未経験職種への応募で3枚 | 多い | 応募先と関係の薄い業務は1〜2行に圧縮する |
職歴が長い人の古い職歴のまとめ方
40代・50代で在籍した会社が多い人は、古い職歴を一覧の形にまとめると、全体の流れを残したまま枚数を抑えられます。
| 期間 | 会社名・職種 | 主な業務 |
|---|---|---|
| 20XX年4月〜20XX年3月 | 株式会社○○/営業 | 法人向けに事務機器を提案。新規開拓を担当 |
| 20XX年4月〜20XX年9月 | △△株式会社/営業事務 | 受発注の入力と、営業担当の資料作成 |
直近10年ほどの職歴だけを会社ごとに詳しく書き、それより前はこの一覧に入れます。古い職歴の中に応募先と関係の深い経験があれば、その1社だけは詳しく書いてかまいません。
3枚で出す前のチェックリスト
- 5年以上前の職歴を、会社名・期間・職種・業務の要点だけに縮めたか
- 職務内容と自己PRで同じエピソードを2回書いていないか
- 応募先で使わない資格やツールを並べていないか
- 会社の説明(事業内容・資本金・従業員数)が長くなりすぎていないか
- 1枚目だけ読めば、職務要約と直近の経験が分かるか
全部に当てはまったうえで3枚になるなら、そのまま出してかまいません。
職務経歴書が長くなる原因と、2枚に収める削り方
長くなりやすい4つのパターン
- 日々の業務をすべて並べている(受注入力、電話対応、資料作成など定型業務の羅列)
- すべての会社・部署に同じ分量を割いている(10年前の職歴と直近の職歴が同じ長さ)
- 資格・ツール・語学を細かく並べている
- 職務内容と自己PRで同じエピソードを2回書いている
2枚に収める5つの手順
- 枚数を気にせず一度すべて書き出す。最初から削ると、残すべき実績まで落としてしまいます
- 応募先の求人票と照らし合わせる。仕事内容や応募条件に関係する経験に印を付け、残す候補にします
- 5年以上前の職歴を縮める。会社名・在籍期間・職種・業務の要点を3行以内にまとめ、数字で示せる実績があればそれだけ残します
- 数字のない定型業務を削るか具体化する。「顧客対応を担当」は削るか、「1日平均30件の電話問い合わせに対応」のように規模を足します
- 最後にレイアウトで調整する。文字の大きさや余白は、下の「レイアウトの設定の目安」を参考にします
レイアウトの設定の目安
次の数値は公的な基準ではなく、読みやすさを保つためのあくまで目安です。応募先から書式の指定があればそちらに従ってください。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 用紙 | A4縦・片面 |
| 本文の文字 | 明朝体かゴシック体で10〜10.5ポイント |
| 見出しの文字 | 本文より1〜2ポイント大きくするか太字にする |
| 余白 | 上下左右20〜25ミリ程度 |
| 1ページの行数 | 40行前後(Wordの「ページ設定」で指定できる) |
行数を増やしすぎたり余白を狭くしすぎたりすると、2枚に収まっても文字がぎっしり並んで読みにくくなります。設定で詰めるより、文章を短くするほうが効果があります。
削る前と削ったあとの書き換え例
| 削る前 | 削ったあと |
|---|---|
| 「お客様からの電話での問い合わせに対応したり、メールでの問い合わせに返信したりする業務を担当しておりました。」 | 「電話・メールでの問い合わせ対応(1日約30件)」 |
| 「月末には請求書を作成し、上司の確認を受けたあとで取引先に郵送する業務を行っておりました。」 | 「請求書の作成・発送(月約50社)」 |
| 職務内容に「新人教育を担当」、自己PRにも同じ新人教育の話を5行 | 職務内容は「新人教育(3名)」の1行にし、具体的な工夫は自己PRだけに書く |
| 8年前の会社の業務を箇条書き8項目 | 会社名・期間・職種と、業務の要点を3行 |
削ってはいけない情報
削るときに残すのは、応募先に関係があり、ほかの欄で伝わっていない、具体的な情報です。「この情報を読んで、採用担当者が会ってみたいと思うか」「同じことを別の欄で書いていないか」「数字や固有の内容があるか」の3つを確かめ、当てはまるものは残してください。とくに数字で示した成果は、枚数を減らすときも削らないほうが強みが伝わります。
短すぎて1枚が埋まらないときの足し方
経験が短い人や、アルバイト経験が中心の人は、逆に1枚が埋まらないことがあります。この場合も、文字を大きくして埋めるのではなく、書く中身を増やします。
| 足す項目 | 書き方の例 |
|---|---|
| 業務の規模 | 「1日平均100人ほど来店する店舗でレジとホールを担当」 |
| 任された役割 | 「新人スタッフ5人の教育を担当し、作業手順書を作成」 |
| 工夫して変えたこと | 「発注の数え方を見直し、在庫切れを減らした」 |
| 使ったツール | 「Excelで売上の日報を作成(SUM・VLOOKUP関数を使用)」 |
| 応募先で活かせる点 | 「数字の入力を正確に行う習慣は、事務の仕事でも活かせる」 |
数字は、覚えている範囲の概算でかまいません。その場合は「約」「ほど」を付けて、正確な数字のように見せないことが大事です。未経験の職種へ応募するときの書き方は未経験転職の職務経歴書の書き方で見本つきで解説しています。
職歴が1社だけ・アルバイトのみの場合
職歴が1社だけの人は、異動や担当の変化があれば、時期ごとに分けて書くと中身が増えます。たとえば「入社1年目は受注入力、2年目からは取引先との納期調整も担当」のように、任される範囲が広がった流れを示すと、1枚の中でも成長が伝わります。アルバイト経験だけの人も、期間が長いものや応募先に関係するものは職歴として書いてかまいません。雇用形態は「アルバイト」と明記してください。
枚数を守りながら伝わる書き方|職務要約と実績の例文
職務要約は3〜5行にまとめる
職務要約は、職務経歴書の冒頭に置く3〜5行のまとめです。「どの業界で何年、どんな仕事をしてきたか」「代表的な実績」「応募先でどう活かすか」の順に書くと短くまとまります。
例(販売職から営業事務へ応募する場合):「アパレル販売職として約4年、店舗での接客と売上管理を担当してきました。直近2年はサブリーダーとして、スタッフのシフト作成と発注業務を任されています。数字を正確に扱う作業と、取引先や社内の人との調整の経験を、営業事務の仕事で活かしたいと考えています。」
例(事務職から別業界の事務へ応募する場合):「物流会社の営業所で一般事務として約6年、受発注の入力、請求書の作成、電話応対を担当してきました。請求書の作成手順を見直し、締め日の作業時間を短くした経験があります。正確さとスピードを両立する事務の経験を、貴社の営業事務で活かしたいと考えています。」
例(介護職から一般事務へ応募する場合):「特別養護老人ホームで介護職員として約5年、利用者約20人の生活援助と介護記録の作成を担当してきました。記録の書き方を職員間でそろえるため、入力の手順をまとめて共有した経験があります。正確に記録を残す習慣と、多職種との連絡調整の経験を、一般事務の仕事で活かしたいと考えています。」
書き方の形式は3種類。枚数に影響する
| 形式 | 書き方 | 向いている人 | 枚数への影響 |
|---|---|---|---|
| 編年体式 | 古い職歴から順に書く | 職歴が1〜2社で、経歴の流れを見せたい人 | 古い職歴が先に来るので、長くなると直近の経験が2枚目に回りやすい |
| 逆編年体式 | 直近の職歴から順に書く | 直近の経験を強く伝えたい人 | 1枚目に直近の経験が入るので、2枚に収めやすい |
| キャリア式 | 会社ごとでなく、職種や分野ごとにまとめる | 転職回数が多い人、同じ職種を複数の会社で続けた人 | 同じ業務の繰り返しをまとめられ、枚数を減らしやすい |
迷ったら、直近の経験が1枚目に来る逆編年体式にすると、2枚に収めやすくなります。転職回数が多くて同じ仕事を続けてきた人は、キャリア式にすると重複を減らせます。
2枚に収めた職務経歴書の見本(営業職・経験5年)
次は、営業職として2社で計5年働いた人が、2枚に収める場合の構成の見本です。各項目の分量の目安として使ってください。
| 項目 | 書く内容の例 | 分量 |
|---|---|---|
| 職務要約 | 「法人向けの営業として約5年、事務用品と業務用ソフトの提案営業を担当。既存顧客約60社を担当し、直近の年度は担当エリアの売上目標を達成。」 | 3〜5行 |
| 職歴の一覧 | 会社名・在籍期間・雇用形態・職種を2社分 | 2〜3行 |
| 直近の会社の職務内容 | 事業内容を1行、担当業務を箇条書き4〜6項目、実績を2〜3項目(数字入り) | ほかの会社の職務内容より多め |
| 前の会社の職務内容 | 担当業務を箇条書き2〜3項目、実績を1項目 | 8〜10行 |
| 活かせる知識・スキル | 提案書の作成、顧客管理システムへの入力、Excelでの売上集計など | 3〜5行 |
| 資格 | 応募先に関係するものだけ | 1〜3行 |
| 自己PR | 職歴から読み取れない働き方の特徴を1つ、具体的な場面とセットで | 5〜8行 |
この配分なら、1枚目に職務要約から直近の会社の職務内容まで、2枚目に前の会社以降が入ります。1社だけの人は「前の会社の職務内容」がなくなるので、1枚半〜2枚に収まります。
1枚に収めた職務経歴書の見本(第二新卒・経験2年)
| 項目 | 書く内容の例 | 分量 |
|---|---|---|
| 職務要約 | 「新卒で入社した食品メーカーで約2年、営業所の営業事務として受発注の入力と納品の調整を担当。」 | 2〜3行 |
| 職務内容 | 担当業務を箇条書き4〜5項目(受注入力、在庫の確認、配送の手配、請求書の作成など) | 8〜10行 |
| 工夫したこと・実績 | 「注文の取り違えを防ぐため、確認の手順を一覧にして営業所内で共有」など2項目 | 3〜5行 |
| 活かせる知識・スキル | Excelでの集計、電話とメールでの取引先対応 | 2〜3行 |
| 自己PR | 正確さを保つために続けている工夫を1つ | 4〜6行 |
経験が短い人は、職務内容よりも「工夫したこと」の欄で差がつきます。上司に言われてやったことでも、自分なりに手順を変えた点があれば書いてください。
実績は3つの切り口で数字にする
| 切り口 | 例 |
|---|---|
| 規模・量 | 担当顧客数約80社、月20件の見積書作成、チーム6名 |
| 変化・改善 | 作業時間を約3割短縮、入力ミスの件数を前年より減らした |
| 順位・評価 | 営業所内の売上で上位、社内表彰を受けた |
自己PRは職務内容の繰り返しにせず、職歴から読み取れない働き方の特徴を補う役割にすると短く収まります。書き方は職務経歴書の自己PR例文を参考にしてください。
履歴書との違いや、2つの書類の書き分けは履歴書と職務経歴書の違いの記事で比べています。
職種別・応募方法別の枚数と書き方のコツ
職務経歴書に何を書けば短く伝わるかは、職種によって変わります。数字にしやすい項目を知っておくと、枚数を増やさずに実績を伝えられます。
| 職種 | 数字にしやすい項目 | 枚数を抑えるコツ |
|---|---|---|
| 営業 | 担当顧客数、売上・目標達成率、新規開拓の件数 | 商材の説明は1行にし、提案の工夫と結果に字数を使う |
| 事務 | 1日・1か月の処理件数、扱った書類の種類、作業時間の短縮 | 定型業務は箇条書きでまとめ、改善した点を1〜2項目だけ詳しく書く |
| 販売・接客 | 店舗の規模(来店数・売上)、指導した人数、表彰 | 店舗の異動が多い人は、店舗ごとではなく役割ごとにまとめる |
| 製造・技術 | 担当した工程や機械の数、不良率や作業時間の改善 | 取り扱った機械や資格は一覧にし、文章での説明は減らす |
| 介護・医療 | 利用者や患者の人数、施設の規模、担当した業務の範囲 | 職場ごとの違い(施設の種類・夜勤の有無)を1行で示す |
未経験の職種へ応募する場合は、今の職種の数字をそのまま書くより、応募先で使う力(正確さ、調整、数字の管理など)が分かる数字を選ぶと、短くても伝わります。
ITエンジニアは本体2〜3枚+スキルシート
ITエンジニアは、1社の在籍中に複数のプロジェクトに関わることが多く、使った言語や担当した工程も書く必要があるため、ほかの職種より長くなりがちです。職務経歴書の本体は2〜3枚に収め、プロジェクトごとの詳細や技術の一覧は「スキルシート」として別紙にする方法もあります。別紙を付けられない応募フォームでは、直近3つ程度のプロジェクトを詳しく書き、それより前は簡単にまとめます。
| 書類 | 目的 | 枚数 |
|---|---|---|
| 職務経歴書(本体) | 経歴の全体像と、代表的な実績を伝える | 2〜3枚 |
| スキルシート | プロジェクトごとの役割・工程・使った技術を伝える | 実際の経験に応じる |
スキルシートには、プロジェクトごとに「期間」「業務の概要」「チームの人数と自分の役割」「担当した工程(要件定義・設計・開発・テストなど)」「使った言語・ツール」を表にまとめる形があります。未経験からITエンジニアを目指す人は、学習で作ったものを1〜2行で書き添える程度で十分で、本体は1〜2枚に収まります。目指し方は未経験からITエンジニアになる手順で解説しています。
転職エージェント経由で応募する場合
転職エージェント経由でも、枚数の考え方は企業に直接応募する場合と同じです。違うのは、提出前に担当者が書類を見て「この経験はもっと詳しく」「ここは削ったほうがいい」と意見をくれる点です。応募先の求人に合わせて、どの経験を厚く書くかを相談できます。担当者からは、実績の数字がなく業務内容が抽象的なときは「もっと詳しく」、重複が多いときや古い経験に分量が偏っているときは「絞る」といった意見が出ることがあります。言われてから実績を調べ始めるより、最初から数字を意識して書いておくと、やり取りが少なく応募まで進められます。書類選考で落ちることが続く場合は書類選考に通らない原因も確かめてください。
PDF・Web応募フォームで出す場合
- WordやExcelで作ったものは、PDFに変換したあとで実際のページ数を確かめる(Excelは印刷範囲がずれて3枚目ができやすい)
- ファイル名は「職務経歴書_氏名.pdf」のように、何の書類で誰のものかが分かる名前にする
- 履歴書と職務経歴書は、指定がなければ別のファイルにする
- 文字数制限があるWeb応募フォームでは、職務要約と直近の職歴を優先して入れる
手書きよりパソコンで作る
職務経歴書は、応募先から指定がなければパソコンで作るのが一般的です。手書きだと字の大きさがそろわず枚数も増えやすいうえ、応募先ごとに中身を入れ替えるときに書き直しが必要になります。Wordなどで基本の1部を作っておき、応募先に合わせて直してからPDFにすると手間が減ります。
職務経歴書と履歴書を郵送やメールで送るときの送付状の書き方と例文もまとめています。
職務経歴書の枚数でよくある失敗と直し方
| 失敗 | 起きること | 直し方 |
|---|---|---|
| 全職歴を同じ分量で書く | 枚数が増え、直近の経験が埋もれる | 直近の会社と応募先に関係の深い会社に多くの分量を割き、それ以前は1〜2行に縮める |
| 文字を小さくして2枚に詰める | 読みにくくなり、内容が伝わりにくい | 文字を小さくしすぎず、内容を削って収める |
| 職務要約を省く | 全体像がつかめず、読み進めてもらいにくい | 冒頭に3〜5行の職務要約を置く |
| 1枚目と2枚目の密度がばらばら | 2枚目が自己PRだけになり、重複が目立つ | 2枚目が半分以下なら1枚にまとめるか、直近の実績を書き足す |
| 関係ない資格・ツールを並べる | スキル欄だけで大きな場所を取る | 応募先の仕事で使うものに絞る |
提出前のセルフチェック
- PDFにしたあとのページ数が、応募先の指定や自分の想定と合っているか
- 1枚目の冒頭に職務要約があり、5行以内に収まっているか
- 会社ごとの職務内容が、ページの切れ目で分断されていないか
- 実績に数字か、規模の分かる言葉が入っているか
- 職務内容と自己PRで同じ話を2回書いていないか
- 2枚目以降にページ番号と氏名が入っているか
- 日付が提出日になっているか、誤字や社名の書き間違いがないか
自分で見直すと見落としやすいので、家族や転職エージェントの担当者など、第三者に一度読んでもらうと安心です。転職エージェントの使い方は転職エージェントとはにまとめています。
よくある質問
Q. 職務経歴書が1枚だと、経験が少なく見られますか?
社会人経験が3年未満なら、1枚で問題ありません。枚数より、担当した業務や工夫したことが具体的に書かれているかで見られます。1枚でもA4全体に内容があれば、薄い印象にはなりにくいです。
Q. 職務経歴書が2枚になる場合、ホチキスで留めますか?
紙で郵送や持参をする場合は、クリップで留めるか、留めずに順番をそろえて入れるのが無難です。2枚目にもページ番号と氏名を入れておくと、ばらけても分かります。PDFで出す場合は1つのファイルにまとめます。郵送するときは、A4の書類を折らずに入れられる角形2号の封筒を使い、履歴書・職務経歴書の順に重ねてクリアファイルに入れると、折れや汚れを防げます。
Q. 職務経歴書が3枚あると、書類選考で不利になりますか?
職歴が長い人や、ITエンジニアのようにプロジェクト歴を書く職種なら、3枚というだけで不利になるとは限りません。経験が5年前後で3枚になっている場合は、情報を絞れていないと受け取られやすいので、2枚に収めることをおすすめします。
Q. 転職回数が多いと、枚数はどうなりますか?
転職回数が多い人ほど、2枚以内に収める意識が大事です。直近の会社と、応募先に関係が深い会社を厚く書き、それ以外は会社名・期間・職種を1〜2行にまとめます。
Q. 副業やフリーランスの経験は書いたほうがいいですか?
応募先の仕事に関係するなら書きます。本業の職歴とは分けて「副業」「業務委託」と明記すると読みやすくなります。関係が薄い場合は、枚数を増やしてまで書く必要はありません。書く場合は、期間・内容・取引先の種類・成果物を2〜3行でまとめ、本業の職務内容と同じくらいの分量にはしないようにします。
Q. 応募先ごとに枚数を変えたほうがいいですか?
枚数は変えなくてかまいませんが、中身は応募先に合わせて調整します。基本の2枚を作っておき、求人票に合わせて強調する経験や実績を入れ替えると、毎回一から作らずに済みます。応募した求人ごとにファイル名か保存先を分けておくと、面接の前にどの版を出したかを見返せます。
Q. 短期間で辞めた会社も職務経歴書に書きますか?
雇用保険に加入していた職歴は、書かないと経歴の空白や食い違いとして後で問題になることがあるので、短くても書くのが基本です。在籍期間と担当業務を1〜2行にまとめれば、枚数はほとんど増えません。短期離職の説明のしかたは短期離職は転職で不利かを参考にしてください。
まとめ|職務経歴書は2枚までを目安に、読み手が判断しやすい形に
- 職務経歴書はA4で2枚までが目安。社会人経験3年未満なら1枚で足りる
- 3枚は、職歴10年超や管理職、ITエンジニアなど理由がある場合に限る。4枚以上は削る
- 2枚になる場合は、1枚目に職務要約と直近の経験を置き、会社ごとのまとまりがページをまたがないようにする
- 長くなったら古い職歴の圧縮、重複の削除、関係ない資格の整理の順で削り、数字の実績は残す
- 提出前にPDFでページ数を確かめ、応募先の枚数指定があれば必ず従う
Re:WORKは未経験からの転職に特化した転職エージェントで、求職者の方は無料で使えます。応募先の求人に合わせて、職務経歴書のどの経験を厚く書き、どこを削るかを一緒に考えます。「書いてみたら3枚になった」「経験が少なくて1枚も埋まらない」といった段階でも、オンライン面談で全国から相談できます。
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