バックオフィス職の年収比較|経理・人事・総務・法務

バックオフィス職の年収比較|経理・人事・総務・法務

バックオフィス職の年収比較|経理・人事・総務・法務

バックオフィス職の年収は職種・業界・企業規模によって大きく異なります。「経理・人事・総務・法務のどれが一番年収が高いか」という疑問をお持ちの方も多いと思いますが、一概には比べられません。本記事では各職種の年収目安を詳しく比較しつつ、年収アップのための戦略もわかりやすく解説します。


バックオフィスとは?その役割と特徴

バックオフィスとは、企業の「内側」を支える管理系・間接部門の総称です。営業・マーケティングなど売上を生み出す「フロントオフィス」に対し、バックオフィスは経理・人事・総務・法務・情報システムなど、企業活動の基盤を整える役割を担います。

バックオフィス職は「安定性が高い」「専門性を磨ける」「転勤が少ない」という特徴から、長期キャリアを構築しやすい職種として人気があります。一方で、直接的な売上貢献が見えにくいため、給与水準が営業職等より低くなる場合もあります。


経理の年収

経理の仕事内容

経理は企業のお金の流れを記録・管理する部門です。主な業務として、日々の伝票入力・仕訳処理、売掛金・買掛金の管理、給与計算、月次・年次決算、税務申告、資金繰り管理、監査法人・税理士対応などがあります。


経理の年収目安

  • 経理事務(未経験〜3年):280〜380万円
  • 経理担当(3〜7年):380〜550万円
  • 経理リーダー・主任:500〜650万円
  • 経理マネージャー・課長:600〜850万円
  • CFO・財務部長:900〜1,500万円以上
  • 外資系・大手企業の経理(上場企業対応):700〜1,200万円

経理で年収を上げるために

公認会計士(CPA)や税理士資格を取得することで、市場価値が大幅に向上します。日商簿記1〜2級は経理転職の基本資格として必須に近く、USCPA(米国公認会計士)は外資系や監査法人への転職で特に評価されます。


人事の年収

人事の仕事内容

人事は企業の「人」に関わるすべての業務を担います。採用(新卒・中途)、人事制度の設計・運用、給与計算・社会保険手続き、研修・人材開発、労務管理・就業規則管理、労使交渉、タレントマネジメントなどが主な業務です。


人事の年収目安

  • 人事・労務担当(未経験〜3年):280〜400万円
  • 採用担当(経験3〜5年):380〜550万円
  • 人事制度企画担当:450〜650万円
  • 人事マネージャー:550〜800万円
  • CHRO・人事部長:900〜1,500万円以上

人事で年収を上げるために

社会保険労務士(社労士)資格は労務管理・就業規則設計の専門性を証明します。採用系では「戦略人事」「HRBP(HRビジネスパートナー)」のポジションが年収水準が高く、組織開発・人材マネジメントの経験を積むことで大幅な年収アップが見込めます。


総務の年収

総務の仕事内容

総務は企業の「環境・インフラ」を管理する部門です。オフィス管理・備品調達・施設管理、社内規程の整備・管理、株主総会・取締役会の運営事務、各種官公庁への届出・申請、社内イベント企画・運営、社用車・保険管理などが主な業務です。


総務の年収目安

  • 総務担当(未経験〜3年):270〜380万円
  • 総務担当(3〜7年):360〜500万円
  • 総務リーダー・主任:450〜600万円
  • 総務マネージャー:550〜750万円
  • 総務部長:700〜1,000万円

総務で年収を上げるために

総務は「ゼネラリスト」として幅広い業務をこなすことが求められます。法務・情報システム・人事など隣接分野の知識を広げることで代替不可能な人材になれます。マネージャー職への昇進と並行して、経営管理スキルを磨くことが年収アップの王道です。


法務の年収

法務の仕事内容

法務は企業の法的リスクを管理し、ビジネスを守る部門です。契約書の審査・作成・管理、法的リスクの審査・助言、コンプライアンス推進、訴訟・紛争対応、知的財産管理、M&A・株式関連法務などが主な業務です。


法務の年収目安

  • 法務担当(未経験〜3年):350〜500万円
  • 法務担当(3〜7年):500〜700万円
  • 法務マネージャー:650〜900万円
  • CLO・法務部長:900〜1,500万円以上
  • 外資系・グローバル法務担当:700〜1,200万円
  • インハウスロイヤー(弁護士資格保有):1,000〜2,000万円以上

法務で年収を上げるために

法務はバックオフィス職の中で最も高い年収水準が期待できる職種の一つです。ビジネス実務法務検定・行政書士・司法書士・弁護士資格の取得が年収に直結します。英語力(法律英語)を身につけることで外資系企業・グローバル企業での高年収ポジションが狙えます。


バックオフィス職の年収比較まとめ

4職種を年収水準でざっくり比較すると以下のようになります(経験3〜7年・中堅クラスの場合)。

  • 1位:法務(500〜700万円)※専門性・希少性が高い
  • 2位:経理(380〜550万円)※資格取得で上位差がつく
  • 3位:人事(380〜550万円)※採用・HRBP系は高い
  • 4位:総務(360〜500万円)※ゼネラリスト型で上限が低め

ただし、業界・企業規模・担当業務によって大きく変わります。外資系・大手企業ではどの職種も年収水準が上がる傾向があり、スタートアップでは職種より役割の幅が年収を左右します。


バックオフィス職で年収アップするための共通戦略

戦略1:専門資格の取得

各職種に対応する資格(簿記・CPA・社労士・ビジネス実務法務検定など)の取得は、最も直接的な年収アップ手段です。資格手当が月1〜5万円支給される企業も多く、長期的な年収差に直結します。


戦略2:業界・企業規模を上げる転職

同じ職種・スキルでも、IT・金融・外資系・大手企業に転職することで年収が大幅にアップするケースが多いです。「職種は変えずに業界を上げる」転職は、バックオフィス職にとって最も安全な年収アップ戦略の一つです。


戦略3:管理職・スペシャリスト職へのキャリアアップ

マネージャー職への昇進か、特定分野のスペシャリスト(国際税務・コンプライアンス専門家など)として深化するかの2方向があります。どちらを選ぶかは自分の強み・志向によって決まります。


戦略4:副業・フリーランス活動

経理・法務・人事の専門スキルはフリーランス・副業として活用しやすいです。クラウドソーシング・知人紹介による案件受注で月5〜20万円の副収入を得ている方も増えています。


よくある質問(FAQ)

Q1. バックオフィス職に未経験から転職できますか?

職種によって難易度が異なります。総務・人事の一般事務は未経験からでも入りやすく、経理は簿記2〜3級を取得してから応募するのが一般的です。法務は未経験の難易度が高く、関連資格の取得や法的業務経験が必要になります。


Q2. バックオフィス職はリモートワークしやすいですか?

経理・法務・人事のデスクワーク業務はリモート化が進んでいます。一方、総務は施設管理・郵便物対応などの出社必須業務が多く、フル在宅には向きにくい職種です。企業規模・IT環境によってリモート可否は大きく異なります。


Q3. バックオフィス職の転職は何歳まで有利ですか?

専門資格と実務経験があれば40代・50代でも転職市場での評価は維持されます。特に経理・法務の経験者は希少性が高く、中高年でも高年収での転職事例があります。ポータブルな専門スキルを持つことが長期的な市場価値の維持につながります。


まとめ

バックオフィス職の年収は職種・経験・資格・業界によって大きく異なります。年収水準では法務が最も高く、次いで経理・人事、そして総務という順が一般的です。

重要なのは「今の年収」より「5〜10年後の年収ポテンシャル」を意識して職種・資格・業界を選ぶことです。専門資格の取得と業界の選択が、バックオフィス職の年収アップを左右する最大の要因です。

バックオフィス職の求人情報はこちらの求人一覧からご確認いただけます。転職に関するご相談は無料の転職相談からお気軽にどうぞ。

この記事の執筆・監修

大林 諒

株式会社Nexly 代表取締役

未経験からの転職支援に特化した転職エージェント「Re:WORK」を運営。求職者一人ひとりに寄り添ったキャリア支援を行い、長く働けるホワイト企業への転職を実現しています。

運営会社
株式会社Nexly
許可番号
有料職業紹介事業 28-ユ-301343
取扱求人数
49,552件以上

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