店長候補とは|未経験からの仕事内容・給料・きついと言われる理由

店長候補とは|未経験からの仕事内容・給料・きついと言われる理由

店長候補は、将来店長を任せることを前提に採用され、まずは店舗の現場業務から経験を積んでいくポジションです。未経験からでも応募できる求人が多く、販売や飲食の経験がなくても正社員として店舗運営のキャリアを始めやすい一方で、シフト勤務・土日の出勤・転勤の可能性といった働き方の特徴は、入社前に知っておかないとギャップになりやすい部分です。

この記事では、店長候補の仕事内容と店長になるまでの流れ、業態ごとの違い、求人データから見える給料と働き方の傾向、きついと言われる理由と入社前に確かめたいこと、向いている人の特徴、志望動機の例文までをまとめます。

Re:WORKの求人データ(2026年10月17日時点・公開求人13,784件)

  • 求人タイトルに「店長」を含む求人 939件、うち未経験歓迎 876件(93%)
  • 雇用形態が正社員の求人 931件(99%)
  • 月給の下限の中央値 247,500円、上限の中央値 307,000円

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店長候補とは?店長になることを前提に、現場から育っていくポジションです

店長候補とは、入社後に店舗スタッフとして働きながら、店長に必要な仕事を少しずつ覚え、いずれ店長として店舗を任されることを前提にした採用枠のことです。求人によっては「店長・店長候補」とまとめて募集されていて、経験者は店長として、未経験者は店長候補として採用される形もあります。

店長候補という言葉から「最初から管理職として働く」とイメージする人もいますが、実際は入社してしばらくは、接客や調理、品出し、レジなど現場の仕事が中心になることが多いです。現場の仕事を自分でできるようになってはじめて、スタッフに教えたり、シフトを組んだりする立場に進めるからです。

公開求人のデータでは、求人タイトルに「店長」を含む求人が939件あり、そのうち未経験歓迎は876件、第二新卒歓迎は786件、学歴不問は602件でした(2026年10月17日時点)。未経験歓迎や学歴不問の求人が多く、経験や学歴より人と関わる仕事への意欲を見る求人が多いと考えられます。

アルバイトリーダーや一般の店舗スタッフとの違い

立場主な役割求められること
店舗スタッフ(正社員)接客・販売・調理など現場の仕事担当業務を正確にこなすこと
店長候補現場の仕事に加えて、店長の業務を段階的に覚える将来、店舗運営の責任を持つための成長
副店長・店長代理店長の補佐、店長不在時の責任者スタッフの指導、数字の把握、トラブル対応
店長売上・人・店舗の運営全体の責任者目標の達成、スタッフの採用・育成、本部との連携

会社によって呼び方や段階の数は違いますが、「スタッフ → 副店長 → 店長」と段階を踏むのが一般的な流れです。その先には、複数店舗を見るエリアマネージャーや、本部の教育・商品・店舗開発などの仕事に進む道を用意している会社もあります。

店長候補の仕事内容|入社から店長になるまでの流れ

店長候補の仕事は、時期によって大きく変わります。下の表は、よくある育成の流れを段階ごとに整理したものです。期間の長さは会社や本人の成長によって違うため、応募先で具体的に確かめてください。

段階主な仕事身につけること
1. 現場の仕事を覚える接客・販売・調理・レジ・品出し・清掃店の基本の流れ、商品やメニューの知識、接客の型
2. 売場や時間帯を任される担当売場の管理、開店・閉店作業、発注の一部在庫と売れ行きの感覚、段取り、責任者としての判断
3. 人を教える新人やアルバイトの指導、シフト作成の補助教え方、人の配置、コミュニケーション
4. 数字を見る売上・人件費・原価などの日報や月次の確認数字から課題を見つける力、改善の計画
5. 店長として店を任される店舗全体の運営、採用面接、本部との打ち合わせ目標設定、スタッフの育成、店舗づくり

1日の流れの例(小売店で遅番の店長候補の場合)

店長候補の1日は、業態やシフトによってかなり違います。ここでは、営業時間の長い小売店で遅番に入った場合の、よくある流れを例として紹介します。

時間の例主な仕事
13:00出勤。早番からの引き継ぎで、売上の進み具合や欠品、お客様からの問い合わせを確認
13:30〜17:00接客・レジ・品出し。担当売場の陳列を整え、売れ行きを見て補充する
17:00〜18:00休憩。前後の時間で、アルバイトの休憩の順番を調整
18:00〜20:00夕方の混雑時間帯の対応。レジの応援、売場の見回り、新人への声かけ
20:00〜21:30翌日分の発注、日報の入力、閉店に向けた片付け
21:30〜22:00閉店作業、レジ締め、戸締まりの確認をして退勤

早番の日は開店前の準備や荷受け、朝礼から始まり、遅番とは仕事の中身が変わります。面接では「店長候補の方の1日の流れ」を聞いておくと、入社後の働き方を具体的にイメージできます。

店長になったあとの主な仕事

  • 売上・利益の管理: 日々の売上や人件費、原価を確認し、目標との差を埋める方法を考える
  • スタッフの管理: シフト作成、アルバイトの採用面接、教育、評価
  • 店舗の運営: 発注、在庫管理、売場づくり、清掃や衛生の管理
  • お客様対応: クレームや要望への対応、常連のお客様との関係づくり
  • 本部との連携: 本部の方針や販促計画を店舗で実行し、結果を報告する

店長は「現場で一番働く人」ではなく、「スタッフが働きやすい環境をつくって店全体で成果を出す人」です。店長候補の期間は、その感覚を身につけるための準備期間だと考えるとわかりやすいでしょう。

業態別の店長候補の違い|飲食・アパレル・小売・サービス

同じ店長候補でも、業態によって仕事の中身や働き方が変わります。自分がどんな店で、どんなお客様と関わりたいかで選ぶと、入社後のギャップが小さくなります。

業態仕事の特徴向いている人確認したいこと
飲食店調理・ホール・衛生管理・原価管理が中心。アルバイトの人数が多い店も多いチームで動くのが好きな人、テンポの速い仕事が好きな人営業時間、深夜帯の勤務、仕込みの有無
アパレル・雑貨接客・売場づくり・ディスプレイ・在庫管理。商品知識や提案力が問われるファッションや商品が好きで、提案するのが好きな人個人の売上目標の有無、商業施設の営業時間
小売(ドラッグストア・スーパー・専門店など)品出し・発注・売場の管理・スタッフの配置。扱う商品数が多い段取りを考えるのが好きな人、数字の管理が苦にならない人営業時間、体力的な負担、資格取得の支援
サービス(温浴施設・レジャー・美容・携帯ショップなど)受付・案内・施設管理・予約管理など業態ごとに異なる人と話すのが好きで、サービスの質を高めたい人シフトの組み方、繁忙期、必要な資格や研修

公開求人を見ても、求人タイトルの職種区分が「店長・店長候補」のみの求人が770件、「店長・店長候補,ホールスタッフ・調理スタッフ」のように飲食の現場職と組み合わせた求人が166件ありました(2026年10月17日時点)。飲食の店長候補では、ホールや調理の仕事とあわせて募集されている求人もあります。飲食の仕事の全体像は、飲食業からの転職をまとめた記事の中でも触れています。

業態選びで迷ったときの考え方

どの業態にするか決めきれないときは、「好きな商品やサービスがあるか」「どの時間帯に働きたいか」「体を動かす量はどのくらいがいいか」の3つで考えると絞りやすくなります。たとえば、好きなブランドや商品がはっきりしているならアパレルや専門店、夜の勤務を避けたいなら営業時間が日中中心の業態、調理や体を動かすのが好きなら飲食、という具合です。

もう1つの見方は、店長になったあとの姿から逆算することです。アルバイトの人数が多い業態では人の採用と育成が仕事の中心になり、扱う商品数が多い業態では発注や在庫管理の比重が大きくなります。自分が得意なこと、伸ばしたいことに近い業態を選ぶと、店長になってからも力を発揮しやすくなります。

店長候補の給料|求人データから見る月給の幅

公開求人のデータで、店長・店長候補を含む求人のうち給与が月給で書かれている918件を集計すると、次のようになりました(2026年10月17日時点)。

項目金額
月給の下限の中央値247,500円
月給の下限の25%点(低いほうから4分の1)230,000円
月給の下限の75%点(低いほうから4分の3)252,500円
月給の上限の中央値307,000円

(出典: Re:WORK公開求人・2026年10月17日時点。給与の単位が月給の求人のみ。下限・上限は求人票の給与欄の幅)

比較のために、公開求人全体(月給の求人11,857件)では月給の下限の中央値が240,000円、販売スタッフの求人(932件)では220,000円でした。店長・店長候補は、同じ販売・サービスの仕事の中では、求人票上の月給がやや高めに設定されている傾向があります。

給料を見るときの注意点

  • 月給に固定残業代(みなし残業代)が含まれているか。含まれている場合は何時間分か
  • 店長になったときの役職手当の金額と、店長になる目安の時期
  • 賞与の有無と、店舗の業績で金額が変わるかどうか
  • 深夜の勤務がある業態では、深夜手当の扱い
  • インセンティブの有無。店長・店長候補を含む求人でインセンティブありは148件(16%)でした

求人票の上限の金額は、経験者や店長として採用された場合の金額であることもあります。未経験で店長候補として入社する場合は、下限に近い金額からのスタートを想定し、昇給や役職手当でどこまで上がるかを面接で確かめておくと安心です。接客業全体の給与の考え方は、接客業の正社員の年収と仕事内容でも整理しています。

店長になってから収入を伸ばすには

店長候補から店長になると、役職手当が付いたり、評価の基準が「自分の仕事」から「店全体の成果」に変わります。収入を伸ばしていく道は、主に次のような形です。

  • 店長として売上や人件費の目標を達成し、賞与や昇給の評価を上げる
  • 規模の大きい店舗や、立ち上げ・立て直しが必要な店舗を任される
  • 複数店舗を見るエリアマネージャーなど、上の役職に進む
  • 本部の教育担当や店舗開発など、店舗運営の経験を活かせる部署に移る

どの道があるかは会社によって違うため、面接で「店長の次のキャリアにはどんな道がありますか」と聞いておくと、長く働いた場合の見通しが立ちます。

求人の特徴から見える店長候補の働き方|休日・転勤・住まいの支援

店長・店長候補を含む求人939件に付いている特徴を集計すると、働き方の傾向がはっきり見えてきます。

求人の特徴件数割合
シフト勤務932件99%
研修制度充実588件63%
長期休暇あり503件54%
社宅・家賃補助制度428件46%
完全週休2日制364件39%
資格取得支援制度・資格手当351件37%
退職金制度274件29%
残業20時間未満109件12%
転勤なし91件10%
年間休日120日以上5件1%
土日祝休み0件0%

(出典: Re:WORK公開求人・2026年10月17日時点。店長・店長候補を含む求人939件に設定された特徴タグ)

ここから読み取れるのは、次の3点です。

  • ほぼすべての求人がシフト勤務で、「土日祝休み」の特徴が付いた求人はありませんでした。お店が開いている曜日に働く前提の仕事だと考えておくと入社後のギャップが小さくなります
  • 「転勤なし」の求人は1割ほどです。複数の店舗を持つ会社が多く、店長として別の店舗に配属されることも想定しておく必要があります
  • 一方で、社宅・家賃補助制度のある求人が46%あり、転居を伴う配属があっても住まいの支援を受けられる求人が多くあります

勤務地の傾向

店長・店長候補を含む求人を都道府県別に見ると、東京都167件、大阪府105件、神奈川県89件、埼玉県82件、千葉県59件、愛知県51件、広島県41件、静岡県34件、福岡県33件、京都府30件、兵庫県30件と続きます(2026年10月17日時点。1件の求人に複数の勤務地がある場合はそれぞれで数えています)。首都圏・関西・東海の都市部に多い一方で、地方都市にも一定の求人があります。同じ会社が店舗ごとに求人を出していることもあるので、勤務地を絞るときは、会社の店舗網と転勤の範囲もあわせて確認しましょう。

年間休日120日以上の求人は5件と少ないものの、長期休暇ありの求人は半数を超えています。休日の数だけでなく、連休が取れるか、希望休をどの程度出せるかも確認しておくと、働き方のイメージがつかみやすくなります。

店長候補がきついと言われる理由と、入社前に確かめたいこと

店長候補の仕事が「きつい」と言われる理由は、主に次のような点です。どれも業態や会社によって程度が大きく違うので、自分にとって何が負担になりそうかを考えながら読んでください。

きついと言われる理由背景入社前に確かめたいこと
勤務時間が長くなりやすい開店前の準備や閉店後の締め作業があり、人手が足りない日は自分が穴を埋めることになる1日の勤務時間の例、月の平均残業時間、固定残業代の有無
休みが不規則シフト制で、土日や繁忙期は出勤が基本になる希望休の出し方、連休の取り方、年間休日の数
人の管理が難しいアルバイトの急な欠勤や退職、年上のスタッフへの指導などで悩みやすいアルバイトの人数と定着状況、本部やエリアマネージャーのサポート
数字のプレッシャー売上や人件費の目標があり、達成できないと改善を求められる目標の決め方、評価の基準、未達のときの対応
体力的な負担立ち仕事、品出し、調理、重い荷物の運搬など1日の業務の流れ、機械化や分業の状況
転勤や異動店長として新しい店舗を任されることがある転勤の範囲、頻度、住まいの支援

きつさの多くは、「人が足りているか」「本部の支援があるか」で大きく変わります。面接で聞きにくいときは、「店長候補として入社した方は、どのくらいの期間で副店長になることが多いですか」「店舗のスタッフは何人くらいですか」のように、具体的な数字で答えやすい質問をすると、職場の状態が見えてきます。接客の仕事全体のきつさについては、接客業はきつい?未経験者が知るべき現実も参考にしてください。

「店長は管理職だから残業代が出ない」は本当?管理監督者の考え方

店長の働き方でよく話題になるのが、残業代の扱いです。労働基準法第41条第2号では、「監督若しくは管理の地位にある者」(管理監督者)には、労働時間・休憩・休日に関する規定を適用しないと定めています。ここから「店長は管理職だから残業代が出ない」と言われることがあります。

ただし、会社の中で「店長」「管理職」と呼ばれていても、労働基準法上の管理監督者にあたるとは限りません。厚生労働省は2008年(平成20年)9月9日付の通達で、多店舗展開する小売業・飲食業などの店長について、管理監督者にあたるかどうかを判断するための要素を示しています。厚生労働省のパンフレット「労働基準法における管理監督者の範囲の適正化のために」では、判断の要素として次の3つが挙げられています。

判断の要素見られるポイントの例
職務内容・責任と権限アルバイトの採用や解雇、スタッフの人事考課、勤務割表の作成などに実際の権限があるか
勤務態様遅刻や早退で減給されるなど、労働時間を厳しく管理されていないか。部下と同じ現場の仕事が勤務時間の大半になっていないか
賃金等の待遇役職にふさわしい待遇か。時間あたりの賃金が店舗のアルバイト・パートを下回っていないか

同じパンフレットでは、管理監督者であっても、深夜業(22時から翌日5時まで)の割増賃金は支払う必要があり、年次有給休暇も一般の労働者と同じように与える必要があるとしています。

シフト勤務と労働時間のルール

労働基準法第32条では、労働時間を休憩時間を除いて1週間40時間、1日8時間までと定めています。シフト勤務の店舗では、第32条の2の「1か月単位の変形労働時間制」のように、1か月以内の期間を平均して週40時間を超えない範囲で、日によって8時間を超えるシフトを組む仕組みが使われていることがあります。この場合は、労使協定や就業規則で定めたうえで運用されます。求人票に「変形労働時間制」と書かれていたら、1日の最長の勤務時間や、月の労働時間の目安を確認しておくと安心です。

店長候補として働く間と、店長になったあとで、働き方や給与の扱いがどう変わるのかは、入社前に確認しておきたいポイントです。「店長になると残業代の扱いはどうなりますか」「店長手当はいくらですか」と聞くのは失礼なことではありません。気になる点がある場合は、面接でブラック企業を見極める方法もあわせて読んでおくと、チェックの観点が増えます。

店長候補に向いている人・向いていない人

店長候補は、未経験から挑戦できる一方で、向き不向きがはっきり出やすい仕事でもあります。次のチェックリストで、当てはまるものがいくつあるか確かめてみてください。

向いている人の特徴

  • 人と話すことや、お客様に喜んでもらうことにやりがいを感じる
  • 人に教えたり、チームで目標を達成したりするのが好き
  • 売上や来店数などの数字を見て、次の手を考えるのが苦にならない
  • 予定どおりにいかない日でも、その場で段取りを組み直せる
  • 将来は自分の判断で店をつくりたい、という気持ちがある
  • 体を動かす仕事に抵抗がない

向いていないと感じやすい人の特徴

  • 土日祝日や大型連休に必ず休みたい
  • 毎日同じ時間に働き、生活リズムを一定にしたい
  • 人の管理や指導より、自分の担当業務に集中したい
  • 転居を伴う異動は避けたい(転勤なしの求人は限られるため、探し方に工夫が要ります)

向いていないと感じる項目があっても、すぐにあきらめる必要はありません。たとえば転勤を避けたいなら地域限定の求人を、休日の数を重視したいなら長期休暇のある求人を探す、というように、条件を絞って探すことで合う職場が見つかることもあります。自分の性格と接客の仕事の相性を詳しく知りたい人は、接客業に向いてる人・向いていない人の特徴も参考になります。

未経験から店長候補を目指す前に準備しておきたいこと

接客や店舗の仕事が初めての人は、応募の前に次のことを済ませておくと、書類や面接で話しやすくなります。

  1. 気になる業態の店に客として足を運び、スタッフの動きや店の雰囲気を見ておく
  2. これまでの仕事で「人に教えた」「段取りを組んだ」「数字を追った」経験を書き出す
  3. シフト勤務・土日出勤・転勤について、自分と家族が受け入れられる範囲を決めておく
  4. 店長になったら、どんな店にしたいかを一言で言えるようにしておく

特に3つめは、面接で確認されることがある点です。条件をあいまいにしたまま入社すると、あとで続けられなくなる原因になりやすいので、先に線を引いておきましょう。

店長候補の求人の選び方|求人票と面接で見るポイント

店長候補の求人は数が多いぶん、どれも同じに見えがちです。比べるときは、次の項目を求人票と面接で順に確かめていくと、違いが見えてきます。

確認する項目見るポイント
育成の流れ研修の内容、副店長・店長になるまでの目安、評価の基準
給与月給の内訳(固定残業代の有無)、店長手当、賞与、昇給の実績
休日年間休日、月の休日数、希望休や連休の取り方
勤務時間シフトの時間帯、深夜勤務の有無、1日の勤務時間の例
勤務地転勤の範囲と頻度、社宅や家賃補助の有無
店舗の体制社員とアルバイトの人数、店長不在時の体制、本部のサポート

面接で使える質問の例

  • 「店長候補として入社した方は、最初の3か月ほどでどんな仕事を覚えることが多いですか」
  • 「店長に昇格するときは、どのような基準で判断されていますか」
  • 「店長になった場合、勤務時間や給与はどのように変わりますか」
  • 「転勤がある場合、どのくらいの範囲・頻度になることが多いですか」

質問は2〜3個に絞り、仕事への意欲が伝わるものから聞くと印象がよくなります。将来の目標を聞かれたときの答え方は、キャリアプランの立て方と面接での回答例で詳しく紹介しています。

店長候補の志望動機の例文|未経験・販売経験・飲食経験別

店長候補の志望動機では、「なぜ店舗の仕事なのか」「なぜ店長を目指したいのか」「なぜこの会社なのか」の3つをつなげて話すと、筋の通った内容になります。

例文1: 接客の経験がない場合

「これまでは工場で製造の仕事をしてきましたが、ラインのメンバーに作業を教える役割を任されたとき、人が成長していく様子を見ることにやりがいを感じました。お客様と直接関わりながら、チームで店をつくっていける仕事に挑戦したいと考え、店長候補を志望しました。御社は研修の段階が明確で、未経験からでも一歩ずつ店長を目指せる環境だと感じています。」

例文2: 販売スタッフの経験がある場合

「アパレルの販売スタッフとして、接客と売場づくりを担当してきました。売れ行きを見て陳列を変えたところ、担当売場の売上が伸びた経験から、店全体の数字を見ながら売場をつくる仕事に関心を持つようになりました。御社の店舗は、スタッフ一人ひとりが提案できる雰囲気があり、店長として自分の考えを形にしていける点に魅力を感じています。」

例文3: 飲食のアルバイト経験がある場合

「学生時代から飲食店のアルバイトを続け、アルバイトリーダーとして新人の教育やシフトの相談役を担当してきました。正社員として、店舗の運営にもっと責任を持って関わりたいと考えています。御社のメニューづくりへのこだわりと、スタッフの働きやすさを大切にする方針に共感し、店長として長く働きたいと考えました。」

例文はそのまま使わず、自分の経験に置き換えて使ってください。業種ごとの志望動機の型は面接で志望動機を聞かれたときの答え方にもまとめています。

よくある質問

Q. 店長候補は未経験でも本当に採用されますか?

公開求人のデータでは、店長・店長候補を含む求人939件のうち876件が未経験歓迎でした(2026年10月17日時点)。応募するときは、人と関わる仕事への意欲や、シフト勤務などの働き方を理解していることを伝えられるように準備しておきましょう。

Q. 店長候補として入社したら、必ず店長になれますか?

店長になる時期や基準は会社や本人の成長によって違うため、必ずとは言えません。店舗の数や昇格の基準によっても変わるので、面接で「店長候補で入社した人が店長になった例」や「昇格の判断基準」を確認しておくと見通しが立てやすくなります。

Q. 店長候補はずっと現場の仕事ばかりですか?

入社してしばらくは現場の仕事が中心になることが多いですが、段階的に発注やシフト作成、スタッフの指導など、店舗運営の仕事が増えていきます。現場の仕事を自分でできることが、スタッフに教えるうえでの土台になります。

Q. 転勤は避けられますか?

店長・店長候補を含む求人のうち「転勤なし」は91件(10%)でした(2026年10月17日時点)。転勤を避けたい場合は、転勤なしの求人や、地域を限定して働ける制度がある会社を探すのが現実的です。応募の段階で希望を伝えておきましょう。

Q. 女性でも店長候補として働けますか?

働けます。店長・店長候補を含む求人では、「女性活躍」の特徴が付いた求人が602件、「産休・育休取得実績あり」が483件ありました(2026年10月17日時点)。長く働くことを考えるなら、出産や育児を経ても働き続けている社員がいるかを面接で聞いてみるのも1つの方法です。

Q. 店長の経験は、将来ほかの仕事に転職するときにも役立ちますか?

役立ちます。売上や人件費の管理、スタッフの採用・育成、本部との調整は、営業職や本部職、エリアマネージャーなど、店舗以外の仕事でも求められる経験です。店長として何を任され、どんな成果を出したかを記録しておくと、次のキャリアで話しやすくなります。

Q. 店長候補の面接ではどんなことを聞かれますか?

志望動機や前職での経験に加えて、「シフト勤務や土日の出勤は問題ないか」「転勤は可能か」「人に教えた経験はあるか」「将来どんな店長になりたいか」といった質問をされることがあります。働き方の条件は正直に答え、難しい条件がある場合は、代わりにできることを添えて伝えると話が進みやすくなります。

まとめ|店長候補は未経験から店舗運営のキャリアを始めやすい仕事

  • 店長候補は、現場の仕事から始めて段階的に店長の業務を覚えていくポジション
  • 店長・店長候補を含む求人は939件で、未経験歓迎が876件。月給の下限の中央値は247,500円(2026年10月17日時点)
  • ほぼすべてがシフト勤務で、「土日祝休み」の特徴が付いた求人はなく、転勤なしは1割ほど。働き方の前提を理解してから応募する
  • 店長が労働基準法上の管理監督者にあたるかは実態で判断される。管理監督者でも深夜割増賃金と年次有給休暇は適用される
  • 育成の流れ、店長手当、休日、転勤の範囲、店舗の体制を、求人票と面接で具体的に確かめて選ぶ

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この記事の執筆・監修

大林 諒

株式会社Nexly 代表取締役

未経験からの転職支援に特化した転職エージェント「Re:WORK」を運営。求職者一人ひとりに寄り添ったキャリア支援を行い、長く働けるホワイト企業への転職を実現しています。

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運営会社
株式会社Nexly
許可番号
有料職業紹介事業 28-ユ-301343
取扱求人数
13,784件以上

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