コールセンターに未経験から転職|仕事内容・向いている人・きつさの実態

コールセンターは、未経験歓迎の求人が多く、入社後の研修やマニュアルで仕事を覚える形が一般的で、未経験から正社員を目指しやすい仕事のひとつです。電話やメールでお客様の問い合わせに答えるのが中心で、「聞く力」と「わかりやすく伝える力」がそのまま評価につながるのが特徴です。一方で、クレーム対応や数字の管理など、きついと言われる面もあるので、仕事の種類と職場の体制を見て選ぶことが大切です。
この記事では、インバウンドとアウトバウンドの違い、業務の種類と1日の流れ、求人データから見る給料と働き方、きつさの実態と2026年10月から始まったカスタマーハラスメント対策の義務化、向いている人、SVやインサイドセールスへのキャリアの広げ方、志望動機の例文までをまとめます。
Re:WORKの求人データ(2026年10月17日時点・公開求人13,784件)
- コールセンター関連の求人 78件、うち未経験歓迎 70件(90%)
- 雇用形態が正社員の求人 69件(88%)、転勤なし 76件(97%)
- 残業20時間未満の求人 65件(83%)、完全週休2日制 60件(77%)
コールセンターの仕事とは?未経験から始めやすいと言われる理由
コールセンターは、企業に代わって、または企業の窓口として、お客様からの電話やメール、チャットに対応する部署や会社のことです。商品の使い方の質問、注文や予約の受付、契約内容の変更、困りごとの相談など、扱う内容は依頼元の企業によってさまざまです。
未経験から始めやすいと言われるのは、主に次の理由からです。
- 入社後の研修で、商品知識・システムの操作・話し方を一から学ぶ形が多い
- よくある質問への答え方がマニュアルやトークスクリプト(話す内容の台本)として用意されていることが多い
- 困ったときに相談できるSV(スーパーバイザー)やリーダーがいる職場が多い(体制は職場ごとに違うので面接で確かめたい)
- 座ってできる仕事で、体力的な負担が比較的小さい
公開求人のデータでは、コールセンター関連の求人78件のうち未経験歓迎は70件、ブランクOKは58件、第二新卒歓迎は64件でした(2026年10月17日時点)。年代の特徴を見ても、20代活躍中・30代活躍中がそれぞれ44件、40代活躍中が43件、50代活躍中が34件と、幅広い年代が対象になっています。
インバウンドとアウトバウンドの違い|業務の種類ごとの特徴
コールセンターの仕事は、お客様からの電話を受ける「インバウンド」と、こちらから電話をかける「アウトバウンド」に大きく分かれます。未経験の人がまず知っておきたいのは、この2つで仕事の性質がかなり違うということです。
| 項目 | インバウンド(受信) | アウトバウンド(発信) |
|---|---|---|
| 主な仕事 | 問い合わせ対応、注文・予約の受付、契約内容の変更、トラブルの相談 | 商品やサービスの案内、アンケート、利用状況の確認、アポイントの獲得 |
| 相手 | 用件があって電話してくるお客様 | こちらから連絡するお客様や見込み客 |
| 求められる力 | 正確に聞き取る力、調べて答える力、落ち着いた対応 | 短い時間で興味を持ってもらう話し方、断られても切り替える力 |
| 評価のされ方 | 対応件数、対応時間、応対の品質 | 架電件数、成約やアポイントの件数 |
| 未経験の入りやすさ | マニュアルで対応できる範囲が広く、始めやすい | 成果が数字で見えやすく、向き不向きが分かれやすい |
業務の種類と難しさの目安
インバウンド・アウトバウンドの中でも、扱う内容によって覚えることの量や難しさが変わります。
| 業務の種類 | 主な内容 | 難しさの目安 |
|---|---|---|
| 注文・予約の受付 | 通販の注文、飲食店やホテル、イベントの予約受付 | 比較的入りやすい。決まった項目を正確に聞き取ることが中心 |
| カスタマーサポート | 商品やサービスの使い方、契約内容の問い合わせへの対応 | 扱う商品知識の量で変わる。研修で覚える範囲が広い |
| テクニカルサポート・ヘルプデスク | パソコンや通信機器、ソフトウェアの操作やトラブルの案内 | 専門用語や仕組みの理解が必要。ITの知識が身につく |
| 契約変更・解約の受付 | プランの変更、解約の手続き、引き止めの提案 | 感情的なお客様もいるため、対応力が問われやすい |
| テレアポ・営業電話 | 新規の見込み客への案内、訪問や商談のアポイント獲得 | 断られることが多く、気持ちの切り替えが必要 |
求人票では「オペレーター」とまとめて書かれていても、実際の業務がどれにあたるかで働き方が変わります。応募の前に、受信と発信のどちらが中心か、どんな商品やサービスを扱うかを確認しておきましょう。
コールセンターの1日の流れと働き方|シフト・研修・在宅勤務
コールセンターは、受付時間に合わせたシフト制の職場が多いです。日中だけ開いている窓口もあれば、夜間や土日祝日も受け付けている窓口もあります。ここでは、日中の受信窓口でよくある1日の流れを例として紹介します。
| 時間の例 | 主な仕事 |
|---|---|
| 8:45 | 出勤。システムにログインし、当日の連絡事項や新しい案内の内容を確認 |
| 9:00〜12:00 | 受信対応。1件ごとに対応内容をシステムに記録する |
| 12:00〜13:00 | 休憩(混雑時間を避けて、交代で取ることが多い) |
| 13:00〜17:00 | 受信対応。答えにくい問い合わせはSVに相談し、必要に応じて折り返しの連絡をする |
| 17:00〜17:45 | 対応記録の整理、翌日への引き継ぎ、ミーティング |
入社後の研修の流れ
研修の内容は会社によって違いますが、次のような段階で進むことが多いです。
- 座学で、扱う商品・サービスの知識や、会社のルールを学ぶ
- システムの操作方法と、対応記録の書き方を覚える
- 先輩の通話を聞いたり、ロールプレイで練習したりする
- SVがそばで見守る中で、実際の電話に出てみる
- 一人で対応できる範囲を少しずつ広げていく
Re:WORKの公開求人では、コールセンター関連の求人のうち「研修制度充実」の特徴が付いた求人は23件(29%)でした(2026年10月17日時点)。タグが付いていなくても研修がある会社はありますが、研修の期間や内容は面接で確認しておくと安心です。
在宅勤務はできる?
コールセンターの仕事は電話とパソコンがあれば成り立つため、在宅で働けるイメージを持つ人も多いですが、公開求人では、コールセンター関連の求人78件のうち「在宅勤務・リモートワーク可」の特徴が付いた求人は2件にとどまり(2026年10月17日時点)、出社して働く求人が中心です。在宅勤務を希望する場合も、まずは出社して働く前提で探すのが現実的です。在宅で働ける仕事を広く知りたい人は、在宅ワーク・リモートワークの仕事の探し方も参考にしてください。
求人データから見るコールセンターの給料と働き方
公開求人を見ると、コールセンター関連の求人78件が、求人タイトルの職種区分で「コールセンター・カスタマーサポート・オペレーター・アポインター」(63件)と「コールセンター管理・SV」(15件)に分かれていました。それぞれの月給を集計すると、次のようになります。
| 職種区分 | 求人数 | 月給の下限(中央値) | 月給の上限(中央値) |
|---|---|---|---|
| オペレーター・アポインターなど | 63件 | 205,000円 | 250,000円 |
| コールセンター管理・SV | 15件 | 251,200円 | 290,000円 |
| コールセンター関連の合計 | 78件 | 205,000円 | 250,000円 |
(出典: Re:WORK公開求人・2026年10月17日時点。給与の単位が月給の求人のみ集計。オペレーター等59件、SV15件、合計74件)
オペレーターから始めて、リーダーやSVに進むと、求人票上の月給の水準も上がる傾向が見えます。SVの求人15件のうち11件は未経験歓迎でした。ただ、SVはオペレーターへの指導や難しい電話の引き継ぎを担う立場なので、オペレーターの経験があると仕事の中身をつかみやすくなります。
求人票の給与欄を見るときは、月給に固定残業代が含まれているか、シフトによって深夜や休日の手当がつくか、アウトバウンドの場合はインセンティブの仕組みがあるかもあわせて確認しておきましょう。同じ月給でも、手当の付き方で手取りは変わります。
求人の特徴から見える働き方
| 求人の特徴 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 転勤なし | 76件 | 97% |
| 残業20時間未満 | 65件 | 83% |
| 完全週休2日制 | 60件 | 77% |
| 駅近 | 58件 | 74% |
| シフト勤務 | 56件 | 72% |
| 副業OK | 54件 | 69% |
| 服装自由 | 50件 | 64% |
| 年間休日120日以上 | 22件 | 28% |
| 土日祝休み | 18件 | 23% |
(出典: Re:WORK公開求人・2026年10月17日時点。コールセンター関連78件)
転勤なし・残業20時間未満・駅近の割合が高く、決まった拠点で働き、生活リズムを整えやすい求人が多いことがわかります。一方で、シフト勤務が7割を超え、土日祝休みは2割ほどです。土日に休みたい人は、法人向けの窓口や平日のみ受け付けている窓口など、受付時間を確かめて選ぶ必要があります。
なお、勤務地は東京都が38件、北海道が20件と、この2つで約4分の3を占めていました(2026年10月17日時点)。ほかの地域で探す場合は、カスタマーサポートや内勤営業など、近い職種まで広げて探すと選択肢が増えます。
コールセンターがきついと言われる理由と、実態の見方
コールセンターの仕事が「きつい」と言われる主な理由と、職場によってどう違うかを整理しました。どれも、職場の体制や業務の種類によって大きく変わる部分です。
| きついと言われる理由 | 実態の見方 | 入社前に確かめたいこと |
|---|---|---|
| クレームや強い口調の電話がある | 業務の種類で頻度が大きく違う。解約受付や料金関係は多くなりやすい | 扱う業務の内容、難しい電話をSVに引き継ぐルールがあるか |
| 電話が途切れず、休む間がない | 繁忙期や時間帯で波がある。人員配置で負担が変わる | 1日の対応件数の目安、休憩の取り方、繁忙期の時期 |
| 覚えることが多い | 商品やサービスの数、システムの複雑さで差が出る | 研修の期間、マニュアルや検索システムの整備 |
| 数字で評価される | 対応件数や時間、アウトバウンドでは成約数などの目標がある | 評価の基準、目標の決め方、インセンティブの有無 |
| 座りっぱなしで体がこわばる | 長時間同じ姿勢になりやすい | 休憩の回数、席の環境 |
特にクレーム対応は、「自分が責められている」と感じてしまうと負担が大きくなります。お客様が怒っている理由が、商品やサービスの状況にあることもあり、対応する人を個人的に責めているわけではない、と切り分けられるかどうかで、感じる重さが変わります。
クレーム対応の基本の流れ
コールセンターでは、クレームへの対応の流れが職場ごとに決められていることがあります。職場のルールが優先ですが、基本の考え方を知っておくと、入社後の研修も理解しやすくなります。
- 相手の話をさえぎらずに最後まで聞き、何に困っているのかをつかむ
- 不便をかけたことに対しておわびを伝える(事実関係がわからない段階で、責任を認める言い方は避ける)
- 聞き取った内容を復唱し、事実を確認する
- マニュアルに沿って、できること・できないことを伝える
- 自分で判断できない内容や、要求が強くなった場合は、SVに引き継ぐ
- 対応した内容を記録し、同じ問い合わせが増えていれば共有する
一人で解決しようとせず、早めにSVへ引き継ぐことも大事な対応のひとつです。引き継ぎのルールがはっきりしている職場ほど、オペレーターが抱え込まずに済みます。
2026年10月から、カスタマーハラスメント対策が事業主の義務になりました
2025年6月11日に公布された「労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律等の一部を改正する法律」(令和7年法律第63号)により、2026年(令和8年)10月1日から、カスタマーハラスメントを防ぐための措置が、業種や規模に関わらずすべての事業主の義務になりました。福岡市の案内では、職場におけるカスタマーハラスメントを、次の3つの要素をすべて満たすものとしています。
- 顧客等の言動であること
- 労働者が従事する業務の性質などに照らして、社会通念上許容される範囲を超えたものであること
- それによって労働者の就業環境が害されること
事業主が講じるべき措置としては、方針の明確化と周知・啓発、相談体制の整備、事後の迅速かつ適切な対応、抑止のための措置などが挙げられています。お客様の電話を受ける最前線であるコールセンターにとって、職場としてどんな対策を取っているかは、働きやすさに直結するポイントです。面接では「理不尽な要求や暴言があった場合、どのように対応していますか」と聞いてみると、職場の姿勢が見えてきます。
アウトバウンドの仕事で知っておきたいルール|特定商取引法の電話勧誘販売
アウトバウンドの中でも、電話で商品やサービスの契約を勧める仕事は、特定商取引法の「電話勧誘販売」のルールに沿って行う必要があります。働く側として知っておきたい主なルールは次のとおりです。
| 条文 | 内容 |
|---|---|
| 第16条 | 勧誘の前に、事業者の名称、勧誘する人の氏名、商品などの種類、契約の勧誘が目的であることを相手に告げる |
| 第17条 | 契約しない意思を示した人に、その契約について勧誘してはならない |
| 第24条 | 一定の書面を受け取った日から8日を経過するまでは、申込みの撤回や契約の解除(いわゆるクーリング・オフ)ができる |
職場によっては、こうしたルールを守れるようにトークスクリプトや研修が用意されています。働く側にとっても、ルールを守った話し方を身につけることは、自分を守ることにつながります。応募先がアウトバウンドの営業電話を扱う場合は、「どんな商品を、どんな相手に案内するのか」「法令に沿った研修があるか」を確認しておくと安心です。
コールセンターに向いている人・向いていない人
コールセンターは、話すのが得意な人より、聞くのが得意な人のほうが向いていると言われることがあります。お客様の用件を正確につかみ、必要な情報だけをわかりやすく返すことが仕事の中心だからです。
向いている人の特徴
- 人の話を最後まで聞き、要点を整理するのが得意
- 決まった手順やルールに沿って、正確に作業を進められる
- 相手の口調に引きずられず、落ち着いて話せる
- パソコンの入力や検索に抵抗がない
- 同じ質問にも、毎回ていねいに答えられる
- 嫌なことがあっても、次の電話で気持ちを切り替えられる
向いていないと感じやすい人の特徴
- 相手に強く言われると、長く引きずってしまう
- 決められた話し方より、自分のやり方で自由に話したい
- 長時間座って同じ作業を続けるのが苦手
- 体を動かす仕事や、外に出る仕事のほうが好き
向いていないと感じる項目があっても、業務の種類を選べば負担が変わることもあります。たとえば、クレームが心配なら予約受付や注文受付、会話の自由度がほしいならインサイドセールスなど、同じ電話の仕事でも中身はさまざまです。人と接する仕事全体の適性を知りたい人は、接客業に向いてる人・向いていない人の特徴もあわせて読んでみてください。
未経験から始める前にできる準備
- タイピングに慣れておく。話しながら入力する場面が多いため、手元を見ずに打てると楽になる
- 電話での基本の言い回し(「お電話ありがとうございます」「確認いたしますので少々お待ちください」など)を声に出して練習する
- 普段の会話で、相手の話を要約して返す練習をしてみる
- 興味のある業界の商品やサービスについて、公式サイトのよくある質問を読んでみる
どれも応募前の短い時間でできる準備ですが、面接で「入社に向けて準備していることはありますか」と聞かれたときに、具体的に答えられるようになります。
コールセンターからのキャリアの広げ方|SV・管理者・インサイドセールス
コールセンターの仕事は、オペレーターで終わりではありません。経験を積んだ先には、いくつかの道があります。
| キャリアの方向 | 主な仕事 | 活きる経験 |
|---|---|---|
| リーダー・SV | オペレーターの質問対応、難しい電話の引き継ぎ、新人教育、応対品質の管理 | 業務知識、対応のノウハウ、人に教える力 |
| センター管理者 | 人員配置、シフト管理、数字の分析、依頼元企業への報告 | 数字の見方、チームの運営 |
| インサイドセールス・内勤営業 | 電話やオンラインで見込み客と商談し、提案や契約につなげる | 電話での話し方、相手のニーズを聞き出す力 |
| カスタマーサクセス・企画 | お客様の声をもとに、サービスの改善や問い合わせを減らす仕組みを考える | 問い合わせの傾向の把握、改善提案 |
公開求人のデータでは、「コールセンター管理・SV」の求人が15件、「内勤営業・インサイドセールス・カウンター」の求人が37件ありました(2026年10月17日時点)。内勤営業の37件のうち未経験歓迎は30件、インセンティブありは28件で、月給の下限の中央値は240,000円でした。電話で話す経験を活かして収入を伸ばしたい人には、営業の方向に進む道もあります。営業の仕事の全体像は未経験から営業職に転職できるかをまとめた記事で紹介しています。
また、いずれコールセンター以外の仕事に移りたくなったときも、この経験は事務職や営業職、接客の仕事などで活かせます。コールセンター経験者の転職先については、コールセンターから転職する人向けの記事で詳しくまとめています。
営業職に進む場合の、個人営業と法人営業の違いは、個人営業と法人営業の違いの記事で整理しています。
コールセンターの求人の選び方|自社センターと受託センターの違い、求人票で見るところ
コールセンターには、商品やサービスを提供している企業が自分で運営する「自社センター」と、ほかの企業から電話対応の業務を引き受けて運営する「受託センター」があります。どちらで働くかで、仕事の幅や働き方が少し変わります。
| 項目 | 自社センター | 受託センター |
|---|---|---|
| 扱う内容 | 自社の商品・サービスに関する問い合わせ | 依頼元の企業ごとに異なる。複数の案件を経験できることもある |
| 身につくこと | 1つの商品やサービスを深く知る力 | 新しい業務をすばやく覚える力、さまざまな業界の知識 |
| キャリアの広がり | 社内の別部署(営業・企画など)への異動の可能性 | SVやセンター管理者として、運営そのもののプロを目指す道 |
| 確認したいこと | 部署異動の制度や実績 | 担当する案件が変わる頻度、案件終了時の配置の考え方 |
求人票を見るときは、次の項目を順に確かめていくと、職場の違いが見えてきます。
| 確認する項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 受信・発信 | インバウンドとアウトバウンドのどちらが中心か。両方ある場合は割合 |
| 扱う商品・サービス | 何に関する問い合わせか。専門知識がどの程度必要か |
| 受付時間とシフト | 窓口の受付時間、早番・遅番の時間帯、土日祝や夜間の勤務 |
| 研修 | 研修の期間と内容、一人で電話に出るまでの流れ |
| 評価と給与 | 評価の基準(件数・品質・成約など)、インセンティブ、昇給の仕組み |
| 雇用形態 | 正社員か、契約社員から始まるか。正社員登用の制度があるか |
| サポート体制 | SVやリーダーの人数、難しい電話の引き継ぎのルール、カスハラへの対応方針 |
求人票だけで読み取れない部分は、面接やエージェント経由で確かめられます。特に「受信と発信の割合」と「難しい電話の引き継ぎのルール」は、働きやすさに大きく関わるので、入社前に聞いておくことをおすすめします。
志望動機と面接の準備|未経験からコールセンターを目指すときの例文
コールセンターの志望動機では、「なぜ電話やメールでお客様に対応する仕事なのか」と、「これまでの経験の中で、聞く・伝える場面で工夫したこと」をつなげて話すと伝わりやすくなります。
例文1: 接客業から転職する場合
「飲食店のホールで5年間働き、お客様の注文や要望を正確に聞き取ることを大切にしてきました。混雑時でも聞き漏れがないよう、復唱して確認することを習慣にしていました。今後は、より多くのお客様の困りごとに、正確な情報で応えられる仕事に挑戦したいと考え、コールセンターを志望しました。」
例文2: 事務職から転職する場合
「これまで一般事務として、社内外からの電話の取り次ぎやデータ入力を担当してきました。問い合わせの内容をメモにまとめて担当者に伝えるとき、相手が知りたいことを先に書くよう工夫していました。お客様と直接やり取りしながら、パソコンでの正確な処理も活かせる仕事として、カスタマーサポートを志望しています。」
例文3: ブランクがある場合
「子育てのため3年ほど仕事を離れていましたが、現在はフルタイムで働ける環境が整いました。以前の販売の仕事では、お客様の話を聞いて合う商品を一緒に探すことにやりがいを感じていました。研修が整っている環境で一から業務を覚え、長く働いていきたいと考えています。」
例文は見本なので、自分の経験に置き換えて使ってください。志望動機の組み立て方は面接で志望動機を聞かれたときの答え方でも詳しく紹介しています。
面接でよく聞かれることと準備
- 「お客様に強い口調で言われたら、どう対応しますか」: 話を最後まで聞く、謝るべき点を整理する、自分で判断できないことはSVにつなぐ、といった手順を答える
- 「パソコンの操作は得意ですか」: タイピングや入力の経験を具体的に伝える
- 「シフト勤務や土日の出勤は可能ですか」: 可能な範囲を正直に伝える
- 「電話で話すことに抵抗はありますか」: 人の話を聞くのが好きなことなど、前向きな面を添えて答える
面接では、話す内容だけでなく、声のトーンや話す速さ、相づちも見られやすい職種です。質問に答えるときは、結論から短く話すことを意識すると、電話対応の素質も一緒に伝わります。よく聞かれる質問全般への備えは、転職面接でよく聞かれる質問と答え方で確認できます。
よくある質問
Q. コールセンターは未経験でも正社員になれますか?
なれます。公開求人のデータでは、コールセンター関連の求人78件のうち雇用形態が正社員の求人が69件、未経験歓迎の求人が70件ありました(2026年10月17日時点)。未経験歓迎の求人が9割を占めるので、経験よりも意欲や話を聞く姿勢が見られやすいです。
Q. 敬語に自信がなくても大丈夫ですか?
研修で、よく使う言い回しや敬語の使い方を学べる職場が多いです。最初から完璧である必要はありませんが、面接でていねいな言葉づかいを心がけることは大切です。普段から「〜でよろしいでしょうか」「かしこまりました」などの基本の言い回しに慣れておくと安心です。
Q. クレームばかりで辛くなりませんか?
業務の種類によって、クレームの多さはかなり違います。一般に、予約や注文の受付よりも、解約や料金に関する窓口のほうが難しい電話を受ける場面が増えやすいと言われます。また、2026年10月からはカスタマーハラスメント対策が事業主の義務になっています。応募前に業務内容と、難しい電話をSVに引き継ぐ体制があるかを確認しておきましょう。
Q. 土日休みのコールセンターはありますか?
あります。公開求人のデータでは、コールセンター関連の求人78件のうち土日祝休みの求人が18件でした(2026年10月17日時点)。法人向けの窓口や、平日のみ受け付けている窓口が候補になります。
Q. コールセンターの経験は、ほかの仕事に活かせますか?
活かせます。相手の話を聞いて要点をつかむ力、パソコンを使った正確な処理、クレーム対応で身につく落ち着いた対応は、営業事務やカスタマーサポート、インサイドセールス、接客の仕事などで評価されやすい経験です。
Q. 40代・50代からでもコールセンターに転職できますか?
公開求人のデータでは、コールセンター関連の求人のうち「40代活躍中」の特徴が付いた求人が43件、「50代活躍中」が34件ありました(2026年10月17日時点)。人生経験からくる落ち着いた対応は、お客様対応の場面で強みになることがあります。
Q. パソコンが苦手でもコールセンターで働けますか?
通話しながら、お客様の情報を検索したり、対応内容を入力したりするので、基本的なパソコン操作は必要です。とはいえ、使うシステムの操作は研修で覚える形が多く、高度なスキルが求められるわけではありません。応募前に、文字入力とインターネット検索に慣れておくと、研修についていきやすくなります。
まとめ|コールセンターは業務の種類と職場の体制で選ぶ
- コールセンターは未経験歓迎の求人が9割を占め、入社後の研修やマニュアルで仕事を覚える形が一般的なので、未経験から正社員を目指しやすい
- インバウンドとアウトバウンドで仕事の性質が大きく違う。扱う商品と受信・発信のどちらが中心かを確認する
- コールセンター関連の求人は78件で、転勤なし97%、残業20時間未満83%。一方でシフト勤務が7割超、在宅勤務可は2件(2026年10月17日時点)
- 2026年10月1日からカスタマーハラスメント対策が事業主の義務に。職場の対応方針や相談体制を面接で確かめる
- オペレーターの先には、SV・センター管理者・インサイドセールスなどの道がある
Re:WORKは未経験からの転職に特化した転職エージェントで、求職者の利用は無料です。オンライン面談で全国から相談でき、コールセンターの中でもどんな業務が自分に合うか、受付時間や研修の体制まで含めて一緒に整理します。電話の仕事が自分に向いているか迷っている段階の相談も歓迎です。
求人を見てみたい人は、販売・サービス・接客の未経験歓迎求人からコールセンター関連の求人を探せます。インサイドセールスなど近い職種もあわせて見たい人は、営業の未経験歓迎求人も参考にしてください。
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