設備保全とは|未経験からの仕事内容・資格・年収の伸ばし方とビルメンとの違い

設備保全とは|未経験からの仕事内容・資格・年収の伸ばし方とビルメンとの違い

結論から言うと、設備保全は未経験から正社員で入りやすく、資格と経験を積むほど任される仕事が広がる仕事です。Re:WORKの公開求人(2026年10月17日時点)では「保全・メンテナンス・保守」の求人が435件あり、正社員が429件(99%)、未経験歓迎が204件です。未経験歓迎の求人は月給(下限)20万〜25万円前後のものが多く、入社後は機械保全技能士や第二種電気工事士を取りながら対応できる設備を増やしていくのが、年収を伸ばす基本の道筋です。

この記事では、設備保全の仕事内容とビルメンテナンスとの違い、求人データで見た給料と働き方、役立つ資格の受検資格と費用、年収の伸ばし方、向いている人、未経験から応募するときの手順と志望動機の例文をまとめます。

Re:WORKの求人データ(2026年10月17日時点・公開求人13,784件)

  • 「保全・メンテナンス・保守」の求人 435件、正社員 429件(99%)
  • 未経験歓迎 204件。うち110件は同じ1社が勤務地ごとに出している求人
  • 月給(下限)の中央値 22万1,600円(この1社を除いた325件では25万円)

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設備保全とは|機械を止めないための点検・修理の仕事

設備保全は、工場の生産設備や機械が故障せずに動き続けるように、点検・整備・修理をする仕事です。「保全」「メンテナンス」「保守」と呼び方は違っても、中身は「壊れる前に手を打つ」「壊れたら早く直す」「壊れにくく改良する」の3つにまとまります。

保全の種類中身具体例
予防保全決まった周期で点検し、壊れる前に部品を交換する月1回のベルトの張り確認、年1回のモーターの分解点検、消耗部品の定期交換
事後保全(突発対応)故障や停止が起きたときに原因を探して直すラインが止まったときの呼び出し対応、センサーの交換、配線の修理
改良保全同じ故障が起きないように、設備や部品を改良する壊れやすい部品の材質を変える、点検しやすい位置にカバーを付け替える

工場では、設備が1時間止まるだけで生産計画が大きく遅れることがあります。そのため設備保全は、製造の現場から頼りにされる仕事で、経験を積んだ人ほど社内で替えのきかない存在になっていきます。

機械系と電気系の2つの分野

設備保全の仕事は、扱う分野で「機械系」と「電気系」に分かれます。国の技能検定の「機械保全」でも、機械系保全作業・電気系保全作業・設備診断作業に区分されています。

  • 機械系:ベアリング、ギア、ベルト、ポンプ、油圧・空圧の機器など、動く部分の点検・交換・調整
  • 電気系:モーター、センサー、配線、制御盤、シーケンサー(機械の動きを制御する装置)の点検と修理

未経験から入る場合は、機械系の点検や部品交換から覚え、慣れてきたら電気系に広げていく形が多くあります。両方を扱える人は、どの工場でも求められやすくなります。

「保全・メンテナンス・保守」の求人に含まれる4つの仕事

Re:WORKでは「保全・メンテナンス・保守」を1つの職種区分として掲載していて、435件すべてが「製造・技能工・設備保全」の職種に分類されています。求人の中身を見ると、工場の設備保全だけでなく、次のような点検・整備の仕事も含まれています。

仕事働く場所主な作業働き方の特徴
工場の設備保全メーカーの工場生産設備の点検・修理・改良工場に常駐。交替勤務や休日の呼び出しがある工場もある
建設機械・産業機械のサービス販売・サービス会社の拠点、お客様の現場建設機械や産業機械の点検・修理拠点の工場での整備と、現場への出張がある
自動車の整備・点検販売店や整備工場車検・点検・修理土日に営業する店舗では平日休みのことがある
クレーン・設備の保守点検保守点検会社、お客様の工場クレーンや昇降設備の定期点検と修理お客様の工場を回る巡回型の仕事

同じ区分でも、工場に常駐するか、お客様の現場に出向くかで働き方が大きく違います。求人票の「就業場所」と「仕事内容」で、どのタイプかを最初に確かめてください。自動車整備の経験がある人が設備保全に移るときの考え方は、整備士から転職|活かせる資格・スキルとおすすめの転職先にまとめています。

同じ工場でも品質を見る仕事に興味がある場合は、品質管理の記事も参考になります。

設備保全とビルメンテナンスの違い

設備保全とよく比べられるのが、ビルや商業施設の設備を管理するビルメンテナンス(設備管理)です。どちらも「設備を点検して止めない仕事」ですが、対象と働き方が違います。

比べる点設備保全(工場)ビルメンテナンス
対象の設備生産設備、加工機、搬送装置、ロボット空調、電気、給排水、消防設備、エレベーターなど建物の設備
働く場所工場オフィスビル、商業施設、病院、ホテル
仕事の中心故障の修理と予防、設備の改良巡回点検、メーターの確認、小さな修繕、業者の立ち会い
勤務形態日勤、または工場の稼働に合わせた交替勤務日勤と、24時間の建物では宿直を含むシフト
重視される資格機械保全技能士、電気工事士電気工事士、危険物取扱者、ボイラー技士、冷凍機械責任者など
向いている人機械を分解して直すのが好き。トラブル対応で頭を使いたい決まった点検を確実にこなしたい。建物の中で働きたい

機械をいじって直すことにやりがいを感じるなら設備保全、建物の設備を落ち着いて管理したいならビルメンテナンスが合いやすいと言えます。ビルメンテナンスの仕事内容と入り方は設備管理の仕事内容と未経験から転職する全手順、資格の取り方はビルメン4点セットとは?取得順・難易度・年収への影響で詳しく扱っています。この記事は工場を中心とした設備保全の話に絞ります。

設備保全の1日と、入社後に任される仕事の流れ

工場の設備保全の1日(日勤の例)

  1. 朝:前の勤務帯からの引き継ぎで、夜間に止まった設備や気になる症状を確認します
  2. 午前:点検計画に沿って設備を回り、音・振動・温度・油の量をチェックシートで確認します
  3. 昼過ぎ:交換の時期が来た部品を交換し、作業の記録を残します
  4. 午後:製造の現場から「動きがおかしい」と呼ばれたら駆けつけ、原因を調べて直します
  5. 夕方:その日の故障と対応を記録し、部品の在庫を確認して、必要な部品を手配します

大型連休や工場の休みの日には、普段は止められない設備を止めて、分解点検や大きな修理をまとめて行うことがあります。その分、別の日に休みを取る形の職場もあるので、休日の扱いは面接で確認しておくと安心です。

最初に教わる安全のルール

設備保全は、動く機械や電気を扱う仕事なので、安全のルールを最初に徹底して教わります。会社によって細かな決まりは違いますが、多くの職場で共通する基本は次のとおりです。

  • 止めてから触る:点検や修理の前に設備を止め、電源やエアーを遮断してから作業します
  • 表示と施錠をする:作業中に誰かが設備を動かさないよう、スイッチに札をかけたり鍵をかけたりします
  • 保護具を着ける:保護メガネ、手袋、ヘルメット、安全靴など、作業に合った保護具を使います
  • 1人で判断しない:慣れないうちは、作業の前に先輩や上司に手順を確認してから始めます

面接で「安全教育はどのように行っていますか」と聞くのも、職場の雰囲気を知る良い質問になります。

未経験で入ったあとのステップ

時期の目安任される仕事覚えること
入社〜半年先輩と一緒に点検を回る、工具の準備、部品の交換の補助工具の名前と使い方、安全のルール、設備の名前と場所
半年〜2年決まった点検を1人で担当、簡単な部品交換、記録の作成図面の読み方、機械要素(ベアリング・ギアなど)の知識
2年〜突発の故障への対応、原因調べ、改良の提案電気の基礎、シーケンス制御、故障の原因の見つけ方

※時期は一般的な目安で、会社や設備によって大きく違います。面接で、独り立ちまでの期間と研修の内容を確認してください。

求人データで見る設備保全|435件の働き方

Re:WORKに掲載している「保全・メンテナンス・保守」の求人435件(2026年10月17日時点)の特徴を集計すると、次のとおりです。

求人特徴435件全体1社を除いた325件
マイカー通勤可336件(77%)226件(70%)
産休・育休取得実績あり285件(66%)175件(54%)
退職金制度285件(66%)175件(54%)
転勤なし271件(62%)271件(83%)
U・Iターン歓迎262件(60%)152件(47%)
資格取得支援制度・資格手当258件(59%)148件(46%)
第二新卒歓迎245件(56%)135件(42%)
研修制度充実218件(50%)108件(33%)
未経験歓迎204件(47%)94件(29%)
土日祝休み189件(43%)79件(24%)
年間休日120日以上175件(40%)65件(20%)
残業20時間未満139件(32%)139件(43%)

435件には、同じ1社が勤務地ごとに出している110件(全体の25%)が含まれていて、この1社の求人には未経験歓迎・研修制度充実・資格取得支援・土日祝休みなどの特徴がそろって付いています。そのため全体の割合は、この1社に大きく引っ張られています。1社を除いた325件で見ると、資格取得支援は46%、研修制度充実は33%、未経験歓迎は29%です。研修や資格支援の中身は、会社ごとに求人票と面接で確かめてください。正社員は1社を除いても98%を占めるので、長く働く前提で探しやすい職種です。都道府県別では愛知県47件、神奈川県40件、北海道35件、静岡県29件、千葉県27件、埼玉県27件、大阪府25件、東京都23件の順でした。

一方、転勤なしは全体では62%で、工場の求人が多いほかの製造の区分より低めです。先ほどの1社の求人には転勤なしの特徴が付いておらず、1社を除くと83%になります。サービス拠点が複数ある会社の求人も含まれるため、転勤や異動の可能性は応募前に確認しておくと安心です。

設備保全の求人票で確認したい6項目

  • 働く場所のタイプ:工場に常駐か、拠点からお客様の現場に出向くサービス型か
  • 扱う設備:加工機、成形機、搬送装置、ロボット、建設機械、車両など。前職の経験とつながる設備があるか
  • 機械系か電気系か:最初にどちらを担当するか、両方を覚える前提か
  • 勤務形態と呼び出し:日勤のみか交替勤務か、夜間・休日の呼び出しの当番があるか
  • 資格の支援:講習や受験の費用を会社が出すか、資格手当の対象と金額
  • 転勤・異動の可能性:サービス拠点が複数ある会社では、勤務地が変わる可能性を確認する

この6つは求人票に書かれていないことも多いので、応募前の問い合わせや面接で確かめてください。特に「呼び出しの当番」は、入社後の生活に大きく関わるので、遠慮せずに聞いておくのがおすすめです。

設備保全の給料|月給の水準と数字の見方

月給で書かれた434件の月給(下限)の中央値は22万1,600円で、真ん中の半分の求人は20万円から27万8,000円の間に入っています。条件ごとに見ると、次のとおりです。

条件求人数月給(下限)の中央値
区分全体435件22万1,600円
区分全体(1社を除く)325件25万円
未経験歓迎204件20万円
未経験歓迎(1社を除く)94件24万7,827円
未経験歓迎+研修制度充実(1社を除く)28件24万円
土日祝休み(1社を除く)79件25万円
愛知県47件22万1,600円

※Re:WORK公開求人(2026年10月17日時点)。月給で書かれた求人のみで集計。「1社を除く」は、勤務地ごとに110件を出している同じ1社の求人を除いた数字。

未経験歓迎の求人204件のうち110件は同じ1社が勤務地ごとに出している求人で、すべて月給20万円のため、中央値が20万円にそろっています。この1社を除いた94件では中央値は約24万8,000円なので、月給20万円は未経験の「相場」ではなく、1社の水準と見てください。未経験歓迎の求人は、月給(下限)20万〜25万円前後のものが多いと考えておくと実態に近くなります。

また、「50代活躍中」(39件)や「高収入」(70件)の特徴が付いた求人は、月給(下限)の中央値が33万〜35万円台ですが、どちらも人材サービス会社1社の求人が大半(38件・58件)を占めます。経験者の相場ではなく、特定の会社の水準として見てください。経験を積んだあとの給料は、資格手当や役職、勤務形態の手当の組み合わせで決まるので、応募先ごとに確かめるのが確実です。

ビルメンテナンスの年収の考え方はビルメンテナンスの年収はどれくらい?資格で変わる収入と年収アップの方法にまとめているので、設備保全と迷っている人は比べてみてください。

設備保全に役立つ資格|受検資格と費用

設備保全の求人で応募の段階から資格を求められることは多くありませんが、入社後に取ると担当できる仕事と手当が増える資格があります。代表的なものをまとめます。

資格中身受検資格費用の目安
機械保全技能士(3級)国の技能検定。機械系保全作業・電気系保全作業から選ぶ実務経験は問わない23歳以上の一般の場合、学科15,400円・実技20,000円
機械保全技能士(2級)機械系保全作業・電気系保全作業・設備診断作業から選ぶ実務経験2年以上(学歴などで短縮あり)学科・実技の両方で20,000円
機械保全技能士(1級)2級と同じく3つの作業から選ぶ。特級は1級合格後5年以上実務経験7年以上(学歴などで短縮あり)学科・実技の両方で20,000円
第二種電気工事士一般用電気工作物等の電気工事ができる国家資格。学科試験と技能試験制限なし(誰でも受験できる)インターネット申込み11,100円、書面申込み12,500円
フォークリフト運転技能講習最大荷重1トン以上のフォークリフトの運転に必要講習機関の受講条件による講習機関によって異なる
玉掛け技能講習つり上げ荷重1トン以上のクレーン等で荷をつる作業に必要講習機関の受講条件による講習機関によって異なる

※機械保全技能士は日本プラントメンテナンス協会、第二種電気工事士は電気技術者試験センターの案内(2026年度)による。機械保全技能士の手数料は非課税で、23歳未満や学生には減免があります。3級の金額区分は2026年4月1日時点の年齢で判定されます。フォークリフト・玉掛けは労働安全衛生法施行令第20条第11号・第16号の就業制限業務です。

未経験から取る順番のおすすめ

  1. 第二種電気工事士:受験資格の制限がなく、入社前から勉強を始められます。電気系の保全に進むときの土台になり、ビルメンテナンスでも評価される資格です
  2. 機械保全技能士3級:実務経験を問わないので、入社して設備に触れ始めたら受けやすい資格です。日本プラントメンテナンス協会の2026年度は、第1回で3級、第2回で特級・1級・2級・3級が実施されています
  3. 機械保全技能士2級:実務経験2年以上で受検できます。現場で突発対応を任されるようになった頃に挑戦すると、勉強の内容が実務とつながります

働きながら資格の勉強を続ける方法は働きながら資格を取って転職は可能|おすすめ資格・勉強法・時間管理も参考にしてください。電気工事士の資格を軸に電気の仕事を広げたい人は、未経験から電気工事士に転職できる?で仕事内容と年収も比べられます。

設備保全で年収を伸ばす3つの方法

設備保全で年収を伸ばすには、次の3つを意識します。どれも、任される仕事を広げることで、手当や役職につなげる考え方です。

1. 対応できる設備と分野を増やす

機械系だけ、電気系だけより、両方を扱える人のほうが任される仕事が増えます。特にシーケンサーなどの制御の知識は、故障の原因を自分で切り分けられる力につながり、突発対応のリーダーを任される材料になります。

2. 資格を手当と役割につなげる

資格手当がある会社では、取った資格がそのまま毎月の給料に上乗せされます。資格を昇格の条件にしているかどうかは会社によって違うので、面接で、資格手当の対象と金額、昇格の条件を聞いておくと、入社後の目標が立てやすくなります。

3. 改良と計画の仕事に広げる

故障を直すだけでなく、「なぜ壊れたか」を分析して改良を提案したり、点検計画を作ったりする仕事まで担当すると、保全のリーダーや設備の計画担当に進む道が開けます。日々の修理の記録を丁寧に残しておくことが、この段階に進むための一番の準備です。

給料アップを考えるときに見落としやすい点

設備保全の給料は、基本給だけでなく、交替勤務の手当、呼び出し対応の手当、資格手当の組み合わせで決まることがよくあります。転職先を比べるときは、月給の数字だけでなく、どの手当がいくら付くか、賞与の実績はどうかまで確認すると、年収で比べられるようになります。同じ会社で経験を積むか、経験を武器に転職するかは、資格と担当できる設備が増えたタイミングで考えると判断しやすくなります。

経験を積んだあとは、同じ設備保全で条件のよい会社に移る、設備の導入や設計に関わる技術職に進む、といった選択肢もあります。機械・電気系の技術職への広がりは未経験から技術職に転職できる?機械・電気系の現実と成功ルートにまとめています。

設備保全に向いている人|チェックリストと、きついと言われる理由

次の項目のうち、当てはまるものを数えてみてください。

No.チェック項目仕事のどこで活きるか
1機械や家電を分解して仕組みを見るのが好き部品の交換、分解点検
2うまくいかない原因を順番に探すのが苦にならない故障の原因の切り分け
3手を汚す作業に抵抗がない油や汚れのある設備の点検
4急な呼び出しでも落ち着いて動けるラインが止まったときの突発対応
5安全のルールを守るのが当たり前だと思える電気・高所・回転体の作業
6コツコツ勉強を続けられる資格の取得、新しい設備の知識
7記録をつけて振り返るのが嫌いではない点検記録、故障の履歴の管理
8製造の人と話して状況を聞き出せる「いつから・どんな症状か」の聞き取り

5個以上当てはまれば、設備保全の仕事と相性がよいと考えてよいです。特に2番と4番は、経験を積むほど求められる力で、面接でも前職の例を挙げて話せると評価されやすくなります。

設備保全がきついと言われる理由と確かめ方

きついと言われる理由実際のところ応募前に確かめる方法
突発の呼び出しがある設備が止まると時間に関係なく対応が必要になることがある夜間・休日の呼び出しの有無と頻度、当番制かどうかを聞く
汚れる・暑い・狭い場所での作業油のある設備や、機械の裏側での作業がある扱う設備と、作業服・保護具の支給を確認する
覚えることが多い機械・電気・制御・安全と、幅広い知識が必要になる研修の期間と、先輩の人数を聞く
休みが工場の都合で動く工場の休みの日に大きな整備をすることがある年間休日と、休日出勤の振替のルールを確認する
責任が重い設備が止まると生産全体に影響が出る保全のチーム体制と、判断に迷ったときの相談先を聞く

逆に言えば、これらの大変さを乗り越えて身につけた技術は、会社が変わっても通用します。工場に設備がある限り必要とされる仕事なので、腰を据えて技術を身につけたい人に向いている仕事です。

一人で進めやすい仕事のひとつとして設備の保全も取り上げた一人でできる仕事の記事があります。

未経験から設備保全に転職する手順と志望動機の例文

  1. 働き方のタイプを決める:工場に常駐する保全か、お客様の現場を回るサービス型か
  2. 勤務形態を確認する:日勤のみか、交替勤務か、休日の呼び出しがあるか
  3. 研修と資格の支援を比べる:独り立ちまでの研修期間、資格の受講費用の補助、資格手当
  4. 第二種電気工事士の勉強を始める:受験資格の制限がないので、応募と同時に始められます。書類に「受験予定」と書けるだけでも意欲が伝わります
  5. 前職の経験を言い換える:工具を使った経験、原因を探した経験、安全を守った経験を書き出します
  6. 面接で入社後の流れを聞く:最初に担当する設備、先輩の人数、突発対応の頻度を確認します

未経験歓迎の求人は製造・技能工・設備保全の未経験歓迎求人から探せます。求人の多い愛知県で探す場合は愛知県の求人一覧も見ておくと、ほかの製造の仕事と比べながら選べます。

志望動機の例文1:製造オペレーターから

「食品工場で包装機のオペレーターとして働くなかで、機械が止まったときに保全の方がすぐに原因を見つけて直す姿を見て、設備を支える仕事に関心を持ちました。自分でも、異音に気づいて早めに報告したことで大きな故障を防げた経験があります。御社は研修と資格の取得支援が整っていると伺い、まずは機械系の点検から確実に覚え、将来は電気系も含めて任される保全担当者になりたいと考えています。現在は第二種電気工事士の勉強を進めています。」

志望動機の例文2:異業種(販売・サービス)から

「自転車販売店で、パンク修理や部品交換の作業を担当してきました。お客様から症状を聞き、原因を探して直す仕事にやりがいを感じ、より大きな機械を扱う設備保全の仕事に挑戦したいと考えて応募しました。工具の扱いと、症状から原因を順番に探す進め方は、設備保全でも活かせると考えています。入社後は安全のルールと設備の知識を一から学び、資格の取得にも取り組みます。」

※例文の業種や担当業務は、自分の経歴に合わせて書き換えてください。

応募書類で使える前職の言い換え

前職書類で使える経験設備保全との結びつけ方
製造オペレーター始業点検、異音や不良への気づき、段取り替え設備の正常な状態を知っていること、早く異常に気づけること
自動車・二輪・自転車の整備点検、部品交換、症状からの原因探し診断して直す進め方がそのまま活きる
電気工事・設備工事の補助配線、工具の扱い、安全のルール電気系の保全の土台になる
倉庫・物流フォークリフト、搬送機器の扱い搬送設備の点検や部品の運搬で活きる
販売・サービスお客様の話を聞いて問題を整理した経験製造の担当から症状を聞き取る力

面接でよく聞かれる質問と答え方

質問聞かれている理由答え方のポイント
なぜ設備保全なのですか職種への関心の深さを見たい機械を直した経験や、保全の仕事を見て関心を持ったきっかけを具体的に話す
機械や電気の知識はありますか入社後の教え方を考えたいない場合は正直に答え、勉強していることや受験の予定を添える
急な呼び出しや休日出勤は対応できますか突発対応の体制を考えたい対応できる範囲を具体的に答える。難しい事情があれば先に伝える
汚れる作業や狭い場所での作業は平気ですか仕事との相性を見たい前職で似た作業をした経験があれば話す
入社後に取りたい資格はありますか学び続けられるかを見たい第二種電気工事士や機械保全技能士など、順番と時期まで答える

よくある質問

Q. 設備保全は未経験・文系でもできますか?

できます。Re:WORKの「保全・メンテナンス・保守」の求人435件のうち204件が未経験歓迎です(2026年10月17日時点。うち110件は同じ1社の求人)。機械や電気の知識は入社後に覚えていく前提の求人もあり、文系出身でも、機械いじりが好き、原因を探すのが好きという人は活躍しやすい仕事です。

Q. 設備保全とビルメン、未経験ならどちらがおすすめですか?

機械を分解して直す仕事がしたいなら設備保全、建物の中で決まった点検をこなす仕事がしたいならビルメンテナンスがおすすめです。どちらでも第二種電気工事士は役立つので、迷っている間に勉強を始めておくと、どちらに進んでも無駄になりません。

Q. 夜勤はありますか?

工場が24時間動いている場合は、保全も交替勤務になることがあります。日勤だけの保全担当を置き、夜間は呼び出しで対応する工場もあります。求人票の勤務時間欄と、面接で呼び出しの頻度を確認してください。

Q. 30代・40代からでも設備保全に転職できますか?

できます。「30代活躍中」「40代活躍中」の特徴が付いた求人も、それぞれ92件、64件あります。整備、電気工事、製造の経験がある人は、その経験をそのまま設備保全の言葉で説明できるので、年齢が上がっても応募しやすくなります。

Q. 資格がないと応募できませんか?

応募の段階で資格を必須にしている求人は多くありません。資格取得支援制度・資格手当の特徴が付いた求人は258件(同じ1社を除くと325件中148件・46%)あり、働きながら取ることもできます。応募前に第二種電気工事士の勉強を始めておくと、書類と面接で意欲を具体的に示せます。

Q. 工場の自動化が進むと、設備保全の仕事は減りませんか?

自動化された設備やロボットも、点検と修理が欠かせません。設備が増えて複雑になるほど、機械と電気・制御の両方が分かる保全の担当者が必要になる場面は増えると考えられます。制御の知識まで身につけておくと、自動化が進んだ工場でも任される仕事が広がります。

Q. 女性でも設備保全の仕事はできますか?

435件のうち「女性活躍」の特徴が付いた求人は154件(35%)でしたが、このうち110件は同じ1社の求人で、その1社を除くと325件中44件(14%)です。重い部品の交換などは道具や複数人で行うのが基本で、点検や記録、電気系の調査など、体力より知識と注意力が求められる仕事も多くあります。

まとめ|設備保全は資格と対応できる設備を増やして年収を伸ばす

  • 設備保全は、機械を止めないための点検・修理・改良の仕事。機械系と電気系の2つの分野がある
  • Re:WORKの「保全・メンテナンス・保守」の求人は435件、正社員99%、未経験歓迎204件(2026年10月17日時点)。工場の設備保全のほか、建設機械・自動車・クレーンの点検整備も含む
  • 未経験歓迎の求人は月給(下限)の中央値20万円だが、204件のうち110件は1社の求人。この1社を除くと約24万8,000円で、20万〜25万円前後のものが多い
  • ビルメンテナンスとは対象の設備と働き方が違う。機械を直したいなら設備保全
  • 第二種電気工事士は受験資格の制限がなく入社前から始められる。機械保全技能士3級は実務経験を問わない
  • 年収を伸ばすには、対応できる設備と分野を増やし、資格を手当と役割につなげる

設備保全の求人は、工場常駐とサービス型、日勤と交替勤務、資格の支援の手厚さなど、同じ区分でも中身が大きく違います。Re:WORKは未経験の方の転職に特化したエージェントで、相談は無料、オンライン面談で全国の方に対応しています。「機械いじりが好きだけど経験はない」「資格を取りながら長く働きたい」といった段階からでも、求人の選び方、志望動機の作り方、面接の準備まで一緒に進めます。

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この記事の執筆・監修

大林 諒

株式会社Nexly 代表取締役

未経験からの転職支援に特化した転職エージェント「Re:WORK」を運営。求職者一人ひとりに寄り添ったキャリア支援を行い、長く働けるホワイト企業への転職を実現しています。

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運営会社
株式会社Nexly
許可番号
有料職業紹介事業 28-ユ-301343
取扱求人数
13,784件以上

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