キャリアアドバイザーになるには|未経験からの仕事内容・給料・向いている人

キャリアアドバイザーになるには|未経験からの仕事内容・給料・向いている人

結論から言うと、キャリアアドバイザーは資格がなくても未経験から目指せる仕事です。Re:WORKの公開求人(2026年10月17日時点)で求人名に「人材コーディネーター」「キャリアカウンセラー」「キャリアアドバイザー」を含む求人は148件あり、うち128件が未経験歓迎ですが、キャリアアドバイザーと書かれたのは2件だけで、大半は「人材コーディネーター・キャリアカウンセラー」の求人です。ただし仕事の中身は「転職の相談に乗る」だけでなく、求人企業との調整や、紹介の数字の目標を追う営業の要素も大きいので、その両方を楽しめるかが向き不向きの分かれ目です。

この記事では、キャリアアドバイザーの仕事内容と1日の流れ、転職エージェントの仕組みと仕事にかかわる法律、求人データで見た給料と働き方、きついと言われる理由、向いている人、国家資格キャリアコンサルタントの取り方、未経験からなるための手順と志望動機の例文をまとめます。「転職エージェントになるには」を知りたい人にも同じ内容が当てはまります。

Re:WORKの求人データ(2026年10月17日時点・公開求人13,784件)

  • 求人名に人材コーディネーター・キャリアカウンセラー・キャリアアドバイザーを含む求人 148件(「キャリアアドバイザー」は2件)
  • 上位3社の求人が 105件(71%)。各社とも全求人が同じ月給
  • 未経験歓迎 128件、月給(下限)の中央値 25万円(3社を除いた43件でも25万円)

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キャリアアドバイザーとは|転職エージェントの中で求職者を担当する仕事

キャリアアドバイザーは、人材紹介会社(転職エージェント)で、転職したい人の相談に乗り、希望や経歴に合う求人を紹介して、内定と入社まで支える仕事です。会社によって「キャリアカウンセラー」「転職エージェント」と呼ぶこともあります。なお「キャリアコンサルタント」は、国家資格の登録を受けた人だけが使える名称です(後で説明します)。

転職エージェントの中には、求職者を担当する人と、求人を出す企業を担当する人がいて、会社によって分け方が違います。

役割担当する相手主な仕事
キャリアアドバイザー(CA)転職したい人(求職者)面談、求人の紹介、応募書類の添削、面接対策、内定後の条件の調整
リクルーティングアドバイザー(RA)求人を出す企業求人の獲得、採用したい人物像の聞き取り、求職者の推薦、選考の調整
両面型求職者と企業の両方1人でCAとRAの両方を担当する

似た名前の仕事に「人材コーディネーター」があります。人材コーディネーターは、主に人材派遣会社で、派遣で働く人と派遣先の企業をつなぐ仕事です。Re:WORKでは「人材コーディネーター・キャリアカウンセラー」を1つの職種区分として掲載していて、派遣会社のコーディネーターも人材紹介会社のアドバイザーも含まれます。応募するときは、求人票の仕事内容で「人材紹介(転職支援)」か「人材派遣」かを確かめてください。

比べる点キャリアアドバイザー(人材紹介)人材コーディネーター(人材派遣)
支える相手正社員などで転職したい人派遣で働きたい人、働いている人
ゴール求職者が企業に入社すること派遣先で働き始め、働き続けること
関わる期間面談から入社までの数週間〜数か月が中心就業中のフォローまで続く
仕事の特徴キャリアの相談、選考対策の比重が大きいスピード感のあるマッチングと、就業中の相談対応

キャリアアドバイザーの仕事の流れ|面談から入社後のフォローまで

キャリアアドバイザーの仕事は、1人の求職者に対して、おおむね次の順番で進みます。

  1. 面談の準備:登録された経歴を読み、聞きたいことと紹介できそうな求人を準備します
  2. キャリア面談:これまでの仕事、転職したい理由、希望の条件、不安に思っていることを聞き取ります
  3. 求人の紹介:希望と経歴に合う求人を選び、仕事内容や職場の様子を説明します
  4. 応募書類の添削:履歴書・職務経歴書を一緒に見直し、伝わる書き方に直します
  5. 推薦と日程調整:企業に求職者を推薦し、面接の日程を調整します
  6. 面接対策:想定される質問と答え方を練習し、面接後には振り返りをします
  7. 内定と条件の調整:給与や入社日などの条件を企業と調整し、求職者が判断しやすいよう情報を整理します
  8. 退職と入社のフォロー:今の職場の退職の進め方を相談に乗り、入社後に困っていないか連絡します

キャリアアドバイザーの1日(例)

時間帯主な仕事
朝メールとメッセージの確認、その日の面談の準備、チームの朝会で進み具合を共有
午前オンラインや電話での面談、求人の検索と紹介文の作成
昼過ぎ応募書類の添削、企業への推薦文の作成
午後面接対策、面接を終えた求職者への連絡、企業との日程調整
夕方在職中の人との面談、翌日の準備と記録の入力

在職中の求職者は平日の日中に話しにくいことがあるため、夕方以降の面談が入る日もあります。勤務時間の組み方は会社によって違うので、面接で確認しておくと入社後のギャップが減ります。求職者の側から見た面談の流れは転職エージェントの面談で聞かれること・服装・準備にまとめているので、アドバイザーの仕事をイメージする参考になります。

転職エージェントの仕組みと、仕事にかかわる法律

キャリアアドバイザーとして働くなら、自分の会社がどんな仕組みでお金を受け取り、どんな決まりの中で仕事をしているかを知っておくことが大切です。

求職者からはお金を受け取らない

人材紹介の事業は、厚生労働大臣の許可を受けて行う「有料職業紹介事業」です。職業安定法第32条の3第2項で、有料職業紹介事業者は原則として求職者から手数料を受け取ってはならないとされています。そのため、転職エージェントは求職者に無料でサービスを提供し、紹介した人が入社したときに求人企業から紹介手数料を受け取る形が一般的です。

この仕組みは、アドバイザーの仕事の進め方にもつながります。求職者が納得して入社し、企業で活躍してこそ、求職者・企業・自社の3者にとって良い結果になります。目先の入社だけを急ぐと、早期の退職につながることがあり、求職者にも企業にも負担をかけてしまいます。

知っておきたい3つの決まり

決まり中身根拠
求職者からの手数料の禁止有料職業紹介事業者は、原則として求職者から手数料を受け取ってはならない職業安定法 第32条の3第2項
秘密を守る義務職業紹介事業者とその従業者は、業務で知った人の秘密を正当な理由なく漏らしてはならない。辞めたあとも同じ職業安定法 第51条
職業紹介責任者の選任有料職業紹介事業者は、苦情の処理や個人情報の管理などを統括する職業紹介責任者を選任しなければならない職業安定法 第32条の14

転職エージェントのサービス全体の流れや、求職者から見たメリットは転職エージェントとは?使い方・メリット・選び方にまとめています。働く側に回る前に、利用者がどんな期待を持ってサービスを使っているかを知っておくと、面接でも話しやすくなります。

キャリアアドバイザーは、求職者の経歴、年収、家族の事情、今の職場への不満など、他人に話さない情報を毎日扱います。秘密を守ることは法律上の義務であると同時に、求職者から信頼されるための前提です。

求職者の側から見たお金の流れと使い方は、転職エージェントの仕組みの記事で整理しています。

求人データで見る人材コーディネーター・キャリアアドバイザー|148件の中身

Re:WORKで求人名に「人材コーディネーター」「キャリアカウンセラー」「キャリアアドバイザー」を含む求人148件(2026年10月17日時点)を集計すると、次のような特徴があります。148件のうち146件は「人材コーディネーター・キャリアカウンセラー」の区分で、147件が「事務・管理」の職種に分類されています。会社ごとに見ると、上位3社の求人が105件(71%)を占め、どの会社も勤務地ごとに同じ条件の求人を出しているので、148件全体の割合はこの3社の条件に大きく引っ張られます。表には、3社を除いた43件の数字も並べました。

求人特徴148件全体上位3社を除いた43件
土日祝休み136件(92%)31件(72%)
年間休日120日以上135件(91%)30件(70%)
第二新卒歓迎134件(91%)34件(79%)
未経験歓迎128件(86%)23件(53%)
完全週休2日制117件(79%)30件(70%)
研修制度充実97件(66%)10件(23%)
長期休暇あり68件(46%)12件(28%)
産休・育休取得実績あり52件(35%)21件(49%)
インセンティブあり40件(27%)22件(51%)
転勤なし39件(26%)21件(49%)
女性活躍33件(22%)33件(77%)
在宅勤務・リモートワーク可7件(5%)7件(16%)

148件全体では土日祝休み・年間休日120日以上がともに9割を超えますが、上位3社を除いた43件では7割前後です。この148件では休みの条件が整った求人が多いものの、3社の水準がそのまま職種の相場というわけではありません。研修制度充実も、全体の66%に対して3社を除くと23%まで下がるので、研修の手厚さは会社ごとに確かめてください。反対に、インセンティブありや転勤なし、女性活躍は、3社以外の求人に多く付いています。

転勤なしは全体では26%にとどまります。拠点が多い会社の求人では、配属先や異動の可能性を確認しておくと安心です。在宅勤務ができる求人は7件と少なく、未経験のうちは出社して先輩と働く形が中心と考えておくとよいです。都道府県別では東京都25件、愛知県14件、大阪府11件、福岡県8件、宮城県8件、埼玉県8件の順でした。

キャリアアドバイザーの給料|月給の水準とインセンティブ

148件のうち月給で書かれた146件の月給(下限)の中央値は25万円で、月給(上限)の中央値は28万円でした。ただし、上位3社の105件はどれも各社の中で月給が同じ(25万円・25万円・25万2,000円)なので、この中央値は3社の求人の水準と重なります。

条件求人数月給(下限)の中央値
区分全体148件25万円
上位3社を除く43件25万円
未経験歓迎128件25万円
インセンティブあり40件25万2,000円
東京都25件25万1,000円
(参考)営業職 全体3,570件25万円
(参考)事務・管理 未経験歓迎370件24万7,493円

※Re:WORK公開求人(2026年10月17日時点)。月給で書かれた求人のみで集計。

月給(下限)は25%点・中央値・75%点が25万〜25万2,000円にほぼそろっていますが、これは同じ条件の求人を勤務地ごとに出している3社の求人が大半を占めるためです。3社を除いた43件でも月給(下限)の中央値は25万円で、75%点は27万3,000円、月給(上限)の中央値は35万円と幅が広がります。未経験から月給25万円前後で始められる求人が多い一方で、上限は会社ごとに大きく違うので、応募先ごとに確かめてください。

インセンティブの仕組みを確認する

キャリアアドバイザーの給料には、紹介した人の入社や売上に応じたインセンティブが付く会社があります。148件のうち「インセンティブあり」の求人は40件でした。応募するときは、次の点を面接で確かめておくと、入社後の給料の見通しが立てやすくなります。

  • インセンティブは何に応じて付くのか(入社決定の数、売上、チームの成果など)
  • 支払いの時期(毎月、四半期ごと、賞与に反映など)
  • 目標の決め方と、達成できなかったときの扱い
  • 固定残業代が月給に含まれているか、含まれる時間数

キャリアアドバイザーがきつい・やめとけと言われる理由と、向いている人

キャリアアドバイザーは人の役に立てる仕事ですが、実際に働くと次のような大変さがあります。入社前に知っておくと、ギャップを減らせます。

大変さ中身乗り越え方・確かめ方
数字の目標がある面談数、応募数、入社決定数などの目標を持って働く会社がある目標の決め方と、新人の目標がいつから始まるかを面接で聞く
求職者と企業の間に立つ求職者の希望と企業の条件が合わないとき、両方に説明して調整するどちらにも正直に、事実を伝える姿勢を持つ
思いどおりに進まない選考の途中で辞退されたり、内定後に今の職場に残ると決めたりする人もいる求職者が決めることだと割り切る。早めに不安を聞き出す習慣をつける
連絡が多い求職者と企業の両方から、メールや電話、メッセージが絶えず届くやりとりの記録と予定の管理を習慣にする
気持ちが疲れる人生の大きな決断の相談を受け止めるため、気持ちの負担がある1人で抱えず、チームや上司に相談できる職場を選ぶ

こうした大変さがある一方で、自分が支えた人から「転職してよかった」と連絡が来たときのやりがいは大きい仕事です。数字の目標と、人の人生に関わる責任の両方を前向きに受け止められる人ほど、長く続けやすいと言えます。

キャリアアドバイザーに向いている人のチェックリスト

次の項目のうち、当てはまるものを数えてみてください。

No.チェック項目仕事のどこで活きるか
1人の話を最後まで聞くのが苦にならないキャリア面談での聞き取り
2相手の言葉の奥にある本音を考えるのが好き本当の転職理由や不安を聞き出す
3目標の数字があるとやる気が出る面談数・入社決定数の目標
4言いにくいことも、相手のためなら伝えられる書類の弱点の指摘、条件が合わないことの説明
5複数の予定を同時に管理できる何十人もの求職者と企業の選考を並行して進める
6いろいろな業界や仕事に興味がある求人の中身を理解し、分かりやすく説明する
7文章を書くのが苦にならない推薦文、書類の添削、メールのやりとり
8うまくいかなくても気持ちを切り替えられる辞退や不合格が続いたとき

5個以上当てはまる人は、キャリアアドバイザーの仕事と相性がよいと考えてよいです。特に3番と4番は、「人の相談に乗るのが好き」というだけでは見えにくいポイントです。面談の聞き取りが得意でも、数字の目標や厳しいことを伝える場面が苦手だと、続けるのがつらくなることがあります。

向いていないかもしれないサイン

  • 相手の希望をすべて叶えてあげたくなり、無理だと伝えられない
  • 数字で評価される働き方に強い抵抗がある
  • 人の悩みを聞くと、自分も引きずって落ち込みやすい

キャリアアドバイザーに資格は必要?国家資格キャリアコンサルタントの取り方

キャリアアドバイザーとして働くのに、必須の資格はありません。ただ、キャリア支援の知識を体系的に学べる国家資格として「キャリアコンサルタント」があり、入社後に取得をすすめる会社もあります。

キャリアコンサルタントは職業能力開発促進法に定められた資格で、キャリアコンサルタント試験に合格し、厚生労働省のキャリアコンサルタント名簿に登録して名乗れるようになります(同法第30条の19)。登録していない人がキャリアコンサルタント、またはこれに紛らわしい名称を使うことは禁止されていて(同法第30条の28)、業務で知った秘密を漏らしてはならない義務もあります(同法第30条の27第2項)。登録は5年ごとに更新が必要です(同法第30条の19第3項)。

項目中身
受験資格次のいずれか:厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した人/労働者の職業の選択・職業生活設計・職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験がある人/技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験または実技試験に合格した人
試験の内容学科試験と実技試験(論述・面接)。個別に受験できる
試験時間学科100分、論述50分、面接20分(ロールプレイ15分、口頭試問5分)
受験料学科8,900円、実技29,900円
合格基準学科は100点満点で70点以上。実技は150点満点で90点以上(論述・面接それぞれに基準あり)
試験の日程第33回は学科・論述が2026年11月1日、面接が11月7日〜22日の指定日。第34回は学科・論述が2027年3月7日
試験機関キャリアコンサルティング協議会、日本キャリア開発協会
更新5年ごと。知識講習8時間以上と技能講習30時間以上の更新講習を受ける

※受験資格・受験料・試験時間・合格基準・日程はキャリアコンサルティング協議会の案内による。更新講習の時間数は厚生労働省「キャリアコンサルタント更新講習」の資料による。

未経験からキャリアアドバイザーになった人は、相談の実務経験を3年積んで受験資格を得るか、認定講習を修了して受験するのが主なルートです。入社前に資格を取っておく必要はないので、まずは仕事に就いて経験を積み、会社の支援制度を確認しながら計画を立てるのがおすすめです。

未経験からキャリアアドバイザーになるには|前職の活かし方と手順

未経験歓迎の求人では、前職の業界を問わないと書かれているものもあり、いろいろな業界の経験が強みになることがあります。前職ごとに、活かせる経験と伝え方をまとめます。

前職活かせる経験伝え方のポイント
営業目標の数字を追った経験、顧客の課題の聞き取り達成率や工夫を数字で示し、聞き取りから提案につなげた例を話す
販売・接客お客様の要望を聞いて提案した経験、売上の目標相手に合わせて提案を変えた具体例を話す
人事・採用面接官の経験、採用基準の理解企業が人を選ぶ視点を求職者に伝えられる強みとして話す
塾講師・教育相手の理解度に合わせて教える力、進路の相談目標に向けて伴走した経験を話す
介護・福祉相手の気持ちに寄り添う姿勢、家族との調整相手の話を受け止め、関係者と調整した例を話す
コールセンター電話での聞き取り、言葉の選び方短い時間で要点を聞き出した経験を話す

応募までの手順

  1. 人材紹介か人材派遣かを決める:転職の相談に深く関わりたいなら人材紹介、スピード感のあるマッチングがしたいなら人材派遣のコーディネーターが合います
  2. 担当したい業界や対象者を考える:若手・未経験向け、IT、医療・介護、製造など、会社によって得意な領域が違います
  3. 自分の転職理由を言葉にする:なぜキャリア支援の仕事なのかは、面接で深く聞かれることが多いです
  4. 働き方の条件を確認する:勤務地、転勤の有無、インセンティブの仕組み、目標の決め方
  5. 求職者として転職エージェントを使ってみる:自分の転職活動でエージェントを使うと、面談の進め方や求人の紹介の仕方を、求職者の目線で体験できます

入社後の研修で身につけること

未経験で入社すると、会社によって進め方は違いますが、研修とOJTで次のようなことを順に覚えていきます。求人特徴で「研修制度充実」が付いた求人は97件(66%)ありますが、上位3社の求人が多いため、会社ごとに確かめてください。研修の中身を面接で聞いておくと、入社後の姿がイメージしやすくなります。

  • 職業紹介の決まり(求職者の個人情報の扱い、求人票の見方、労働条件の確認の仕方)
  • 面談の進め方(聞き取りの順番、質問の仕方、記録の残し方)
  • 業界と職種の知識(担当する領域の仕事内容、よくある選考の流れ)
  • 書類の添削と面接対策の進め方
  • 社内のシステムの使い方と、目標の管理の仕方

未経験歓迎の求人は、職種区分の分類に合わせて事務・管理の未経験歓迎求人から探せます。営業の経験を活かしたい人は、営業の未経験歓迎求人もあわせて見ておくと選択肢が広がります。

志望動機の例文と、面接でよく聞かれる質問

キャリアアドバイザーの志望動機は、「なぜキャリア支援なのか」「前職のどの経験が活きるか」「どんなアドバイザーになりたいか」の3つで組み立てます。「人の役に立ちたい」だけでは、ほかの仕事との違いが伝わりにくいので、具体的な経験とつなげることが大切です。

例文1:販売職から

「アパレルの販売で、お客様の好みや予算を聞きながら提案する仕事をしてきました。店長として後輩の育成も担当し、一人ひとりの得意なことを見つけて伸ばす面談を続けるなかで、人の可能性を引き出す仕事に強いやりがいを感じるようになりました。キャリアアドバイザーとして、求職者の方が自分では気づいていない強みを言葉にし、納得して次の仕事を選べるよう支えたいと考えています。販売で身につけた聞き取りと提案の力、売上の目標に向けて行動を工夫してきた経験を活かせると考えています。」

例文2:営業職から

「法人営業として、取引先の課題を聞き取り、解決策を提案する仕事を3年間続けてきました。取引先の担当者から採用の悩みを聞く機会が多く、企業と人の出会いを支える仕事に関心を持ちました。営業で培った目標達成への工夫と、相手の話から課題を整理する力を活かし、求職者と企業の両方から信頼されるキャリアアドバイザーを目指したいと考えています。」

※例文の業種や年数は、自分の経歴に合わせて書き換えてください。

「あなた自身の転職理由」や「将来どうなりたいか」は、キャリア支援の仕事を目指す人ほど深く聞かれます。自分のキャリアを言葉にする練習には、キャリアプランの立て方|面接でも使える回答例と考え方が使えます。人に助言する仕事なので、まず自分のキャリアを筋道立てて話せることが、説得力につながります。

面接でよく聞かれる質問と答え方

質問聞かれている理由答え方のポイント
なぜキャリアアドバイザーなのですか職種を選んだ理由の深さを見たい自分の経験から、キャリア支援に関心を持った具体的なきっかけを話す
数字の目標がある働き方は大丈夫ですか営業の要素を理解しているか見たい前職で目標に向けて工夫した経験を、数字とあわせて話す
求職者の希望に合う求人がないときはどうしますか誠実さと提案力を見たい正直に伝えたうえで、条件の優先順位を一緒に整理する、と答える
あなた自身の転職理由は何ですか自分のキャリアを言葉にできるか見たい前向きな理由として、短く筋道立てて話す
当社の強みは何だと思いますか企業研究の深さを見たい得意な領域や対象者を調べたうえで、自分の経験とつなげて話す

入社後のキャリア|キャリアアドバイザーから広がる道

キャリアアドバイザーの経験は、人材業界の中でも、ほかの業界に移るときにも活かせます。

次の仕事中身活きる経験
リクルーティングアドバイザー・両面型企業側の採用支援まで担当する求職者の目線を知っていること
チームリーダー・マネージャーアドバイザーの育成、チームの目標の管理面談と目標管理の実務
企業の人事・採用担当自社の採用計画、面接、入社後の定着支援多くの企業の採用を見てきた経験
キャリア支援の専門職学校や公的機関、企業内でのキャリア相談キャリアコンサルタントの資格と相談の実務

人材業界での経験を活かして次の仕事を考えるときの選択肢は、人材営業から転職したい人が知っておくべき全知識で詳しく扱っています。営業職としてのキャリアの広がりは未経験営業のキャリアパスとは?も参考になります。

よくある質問

Q. 転職エージェントになるには資格が必要ですか?

働く人個人に必須の資格はありません。人材紹介の事業を行う会社が厚生労働大臣の許可を受けていれば、その会社のキャリアアドバイザーとして働けます。国家資格のキャリアコンサルタントは、入社後に実務経験を積みながら取る方法もあります。

Q. 自分の転職経験が少なくてもキャリアアドバイザーになれますか?

なれます。Re:WORKに掲載している人材コーディネーターなどの求人148件のうち134件が第二新卒歓迎で(2026年10月17日時点。上位3社を除いた43件でも34件)、社会人経験の浅い人も対象にしている求人があります。自分の転職経験の多さより、相手の話を聞いて整理する力と、学び続ける姿勢が求められます。

Q. キャリアアドバイザーは土日休みですか?

人材コーディネーターなどの求人148件のうち136件が土日祝休みでしたが、上位3社の求人が多く含まれ、3社を除いた43件では31件(72%)です。また、在職中の求職者との面談のために、夕方以降の時間帯に面談が入る日がある会社もあります。勤務時間とシフトの組み方を面接で確認してください。

Q. 30代・40代から未経験で目指せますか?

目指せます。前職の業界や仕事の経験は、その業界の求職者を担当するときの強みになります。特に営業・販売・人事・教育などの経験は、聞き取りや提案、目標管理の力として評価されやすい経験です。年齢よりも、なぜこの仕事を選ぶのかを自分の経験から説明できるかが大切です。

Q. 在宅勤務はできますか?

人材コーディネーターなどの求人148件のうち「在宅勤務・リモートワーク可」の特徴がある求人は7件でした。未経験のうちは、先輩の面談に同席したり、すぐに相談したりできるよう、出社して働く形が中心と考えておくとよいです。

Q. 人材コーディネーターとキャリアアドバイザー、未経験ならどちらがおすすめですか?

一人ひとりのキャリアにじっくり向き合いたいならキャリアアドバイザー、多くの人と企業をスピーディーにつなぐ仕事がしたいなら人材コーディネーターが合います。どちらも未経験歓迎の求人が多い仕事なので、求人票の仕事内容で、人材紹介と人材派遣のどちらかを確かめてから応募してください。

まとめ|キャリアアドバイザーは「聞く力」と「数字への向き合い方」で選ぶ

  • キャリアアドバイザーは、転職したい人の相談に乗り、求人の紹介から入社まで支える仕事。企業を担当するRAや、派遣の人材コーディネーターとは役割が違う
  • Re:WORKで求人名に人材コーディネーター・キャリアカウンセラー・キャリアアドバイザーを含む求人は148件(2026年10月17日時点)。キャリアアドバイザーと書かれたのは2件で、上位3社が7割を占める
  • 月給(下限)の中央値は25万円で、上位3社を除いた43件でも25万円。上限やインセンティブの有無は会社ごとの差が大きい
  • 求職者から手数料を受け取らない(職業安定法第32条の3第2項)、秘密を守る(同法第51条)といった決まりの中で働く
  • きつさの中心は数字の目標と、求職者・企業の間に立つ調整。両方を前向きに受け止められる人に向いている
  • 必須の資格はない。国家資格キャリアコンサルタントは実務経験3年か認定講習の修了で受験できる

キャリアアドバイザーの求人は、人材紹介か人材派遣か、目標の持ち方やインセンティブの仕組みが会社ごとに大きく違います。Re:WORKは未経験の方の転職に特化したエージェントで、相談は無料、オンライン面談で全国の方に対応しています。キャリア支援の仕事に興味がある方は、まず求職者として面談を受けてみることで、アドバイザーの仕事を間近で知ることもできます。今の経験をどう伝えればよいか、どの会社が合いそうかを一緒に整理するところからお手伝いします。

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この記事の執筆・監修

大林 諒

株式会社Nexly 代表取締役

未経験からの転職支援に特化した転職エージェント「Re:WORK」を運営。求職者一人ひとりに寄り添ったキャリア支援を行い、長く働けるホワイト企業への転職を実現しています。

未経験からの転職の全体の流れは「未経験からの転職の始め方」にまとめています。

運営会社
株式会社Nexly
許可番号
有料職業紹介事業 28-ユ-301343
取扱求人数
13,784件以上

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