50代女性の仕事|未経験から長く続けやすい働き方と、求人の見つけ方

50代女性の仕事|未経験から長く続けやすい働き方と、求人の見つけ方

50代の女性が仕事を探すときは、年齢の条件より「未経験でも受け入れる体制があるか」「長く続けられる働き方か」を軸に選ぶと、応募先を絞りやすくなります。Re:WORKの公開求人では、未経験歓迎が8,207件(60%)、転勤なしが6,958件(50%)あり、50代で新しい仕事を始めたい方が見られる求人は多くあります。ただし、50代の活躍を明示した求人は件数が限られ、少数の会社に偏っている点には注意が必要です。

この記事では、50代女性の賃金の目安、探しやすい職種の特徴、求人データから分かること、応募書類と面接の考え方、社会保険の最近の変更をまとめます。賃金は厚生労働省の統計、求人の件数はRe:WORKの求人データにもとづいています。

Re:WORKの求人データ(2026年10月17日時点・公開求人13,784件)

  • 未経験歓迎の求人 8,207件(全体の60%)
  • 転勤なしの求人 6,958件(全体の50%)/ブランクOKの求人 3,216件
  • 産休・育休の取得実績がある求人 6,608件/女性活躍の求人 5,146件

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50代女性の賃金の目安|年齢別・学歴別

厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」から、女性の賃金を見ます。ここでの賃金は、令和7年(2025年)6月分の所定内給与額(残業代や賞与を含まない月額)で、一般労働者の値です。パートタイムなどの短時間労働者は含みません。

年齢女性の賃金(月額)
40〜44歳30.36万円
45〜49歳30.57万円
50〜54歳30.54万円
55〜59歳30.57万円
60〜64歳27.08万円
全年齢の平均28.59万円

女性の賃金は、40代から50代にかけて30万円前後で、ほぼ横ばいです。60代前半になると27万円台に下がります。50代に入ると大きく上がる、あるいは下がるわけではなく、40代の水準がそのまま続くのが統計から見える姿です。

学歴別に見ると

学歴50〜54歳(女性)55〜59歳(女性)
高校卒26.36万円26.10万円
専門学校卒31.43万円31.79万円
高専・短大卒31.73万円32.95万円
大学卒38.63万円41.62万円

統計の賃金は、長く同じ会社で働いてきた人の平均が含まれます。未経験から新しく始める仕事の給料とは、そのまま比べられません。求人票に書かれた給料は、次のように見てください。

  • 未経験の職種では、最初の給料は統計の平均より低めになることがある
  • 月給の下限は、最低でも保証される金額の目安で、手当や賞与で変わる
  • パートや時給制の場合、統計の「一般労働者」の数字とは比べられない

年齢だけで断られない?応募の前に知っておきたい法律の考え方

「50代だから応募すらできないのでは」と心配する声はよくあります。労働施策総合推進法の第9条では、事業主は、労働者の募集と採用について、年齢にかかわりなく均等な機会を与えなければならないと定められています。例外となる場合は省令で決められているため、すべての求人で年齢が問われないわけではありません。

求人票では、年齢の条件を書かず、「経験」「資格」「勤務時間帯」などの条件で募集していることが多く見られます。年齢を気にする前に、自分がその条件を満たしているか、満たしていないなら入社後の研修で補えるかを見るほうが、応募先を選びやすくなります。

法律の細かい例外は専門的な内容です。気になる場合は、ハローワークなどの窓口で相談してください。

50代女性が探しやすい仕事の特徴

求人を探すときは、次の条件が当てはまる仕事を選ぶと、続けやすくなります。

条件なぜ大切か求人票での見つけ方
未経験歓迎で、研修がある新しい仕事を、年齢に関係なく一から教えてもらえる「未経験歓迎」「研修制度充実」の表示
転勤がない家庭や親の介護など、生活の事情と両立しやすい「転勤なし」の表示
勤務時間・残業が安定している体力の面でも無理なく続けられる「残業20時間未満」「完全週休2日制」の表示
ブランクを受け入れる長く仕事を離れていた方も応募しやすい「ブランクOK」の表示
女性が働き続けた実績がある休暇の取得や働き方の相談がしやすい「産休・育休取得実績あり」「女性活躍」の表示

これらの特徴が、Re:WORKの求人でどれくらいあるかも見てみます。

条件求人数公開求人に占める割合
未経験歓迎8,207件60%
転勤なし6,958件50%
産休・育休取得実績あり6,608件48%
女性活躍5,146件37%
完全週休2日制4,839件35%
年間休日120日以上4,705件34%
残業20時間未満4,667件34%
ブランクOK3,216件23%

上の条件は、1社が占める割合がいずれも1割程度までで、少数の会社に偏った数字ではありません。未経験歓迎と転勤なしとブランクOKをすべて満たす求人も1,499件あります。ここでも1社が占める割合は14%です。

これらの条件は、会社が選んで表示するもので、50代の女性だけを対象にした条件ではありません。ただ、年齢に関わらず働き続けやすい環境かを見る手がかりになります。

職種別に見る|未経験歓迎の求人を区分で比べる

未経験歓迎の求人を職種の区分で見て、働き方の特徴をまとめました。件数と、会社の偏りを一緒に示します。

職種の区分未経験歓迎の求人数1社の割合特徴
販売・サービス・接客2,600件約10%ブランクOKが1,273件、産休・育休の実績が1,769件、女性活躍が1,683件と、働き続けやすい条件が多い。月給の下限の中央値は23万円
事務・管理370件約46%土日祝休みが275件。ただし1社が半数近くを占めるため、事務全体の傾向としては読めない
福祉・介護46件約20%ブランクOKが35件、産休・育休の実績が39件。月給の下限の中央値は約19万円
製造・技能工・設備保全1,396件約37%1社が約4割を占めるため、傾向としては読みにくい。月給の下限の中央値は21.5万円
物流・運輸・ドライバー153件約12%倉庫作業、軽作業、運転など。仕事内容の幅が広い
教育・保育163件約35%月給の下限の中央値は28万円。ただし1社が約35%を占める

1社の割合が3割を超えるのは、事務・管理、製造、教育・保育の3つです。この3区分は、その会社の募集方針で数字が大きく変わるため、職種全体の傾向ではなく「参考」にとどめてください。件数が多く、偏りの小さい区分は、販売・サービス・接客です。

事務の仕事に興味がある方へ

事務は希望する人が多い職種と言われます。50代で未経験から入る場合は、職場がどんな人を求めているかを見極めることが大切です。入り方は未経験から事務職に転職するために身につけたいスキルや、30代の未経験事務職への転職が参考になります。

介護の仕事に興味がある方へ

介護は、50代から始める方も多い分野です。入り方と、研修の様子は50代から介護職を始めるにはにまとめています。体力面の不安や夜勤の有無は、事前に確認してください。

「50代活躍中」の求人は、少数の会社に偏っている

Re:WORKには、会社が「50代活躍中」と表示している求人が444件あります。年代を明示しているため、50代の方には参考になりますが、数字の読み方に注意が必要です。

見る項目数字
「50代活躍中」の求人数444件(公開求人の約3%)
掲載している会社数26社
上位1社が占める割合約35%(155件)
上位3社が占める割合約76%
うち正社員366件(82%)

求人444件のうち、約4分の3が上位3社の募集です。つまり「50代活躍中」は、50代を明確に歓迎している会社が少数あり、その会社が多くの人数を募集している状況を表しています。この数字から、50代が活躍できる職種や業界の傾向を読み取ることは避けてください。

職種の区分で見ても、この傾向は同じです。製造の区分が299件と大半を占めますが、事務・管理や企画・マーケティングなどは、ほとんどが1社の募集です。件数の多い少ないを「入りやすさ」と受け取らないようにしましょう。

「50代活躍中」の表示がない求人でも、50代の方が採用される例はあります。年代の表示は、探すときのヒントの一つにとどめて、先に挙げた働き方の条件や仕事内容で選ぶのがおすすめです。

40代活躍中の求人と比べて分かること

Re:WORKには「40代活躍中」と表示された求人が1,138件ありますが、掲載している会社は39社で、上位1社が約41%を占めます。「50代活躍中」と同じく、少数の会社が大量に募集している構図です。

表示求人数会社数上位1社の割合
40代活躍中1,138件39社約41%
50代活躍中444件26社約35%

年代を明示した求人は、どちらも会社数が少なく、偏りが大きいです。つまり、これらの表示がなくても、未経験歓迎・転勤なし・ブランクOKといった条件で選ぶほうが、母数が大きく、偏りの小さい探し方になります。40代女性向けの仕事選びは40代女性の転職におすすめの仕事も参考になります。

社会保険の最近の変更|パートで働く50代女性に関わること

パートやアルバイトで働く方に関わる制度が、2026年10月に変わりました。日本年金機構の案内によると、厚生年金保険・健康保険の加入の要件のうち、月額8.8万円以上という賃金の要件は、2026年10月1日に撤廃されました。

項目内容
撤廃された要件賃金が月額8.8万円以上であること(2026年10月1日に撤廃)
残る要件週の所定労働時間が20時間以上であること、学生でないこと、従業員51人以上の企業に勤めていること
今後の予定企業規模の要件は、2027年10月から段階的に縮小される予定

この表のとおり、週20時間以上働き、従業員51人以上の会社に勤める方は、賃金の額に関わらず社会保険の対象になります。加入すると、保険料の負担が発生する一方、将来の年金額が増える、病気やけがで休んだときの給付が受けられるといった面があります。

加入するかどうかで手取りや働き方の計画が変わるため、パートで働く場合は、応募先の社会保険の扱いを求人票や面接で確認してください。個別の保険料や年金額は、年金事務所などで確認できます。この記事では、個別の金額や在職老齢年金の計算には触れません。

正社員か、パートか|働き方の選び方

項目正社員パート・時給制
収入の安定月給で安定しやすい働いた時間によって変わる
勤務時間フルタイムが基本短時間や曜日の固定ができる場合が多い
社会保険加入が基本要件を満たせば加入
責任の重さ任される範囲が広い範囲が決まっていることが多い
向いている状況収入を安定させたい、長く働き続けたい家族の介護や家事と両立したい、体力に不安がある

どちらが良いかは、生活の状況で変わります。Re:WORKの「50代活躍中」の求人は82%が正社員でしたが、これは会社の募集の傾向です。ご自身の事情に合わせて選んでください。正社員を目指す方法は主婦から正社員への転職に、ブランクがある方の再就職は主婦のブランク期間後の再就職に詳しく書いています。

求人票の見方|50代で確認しておきたい8つの項目

  1. 仕事内容:1日の流れと、体を使う作業・パソコン作業・接客の割合
  2. 勤務時間と休日:始業・終業の時刻、シフトの有無、年間休日数
  3. 残業:月平均の残業時間と、繁忙期の有無
  4. 給料:基本給、固定残業代、手当の内訳。試用期間中の条件
  5. 雇用形態:正社員か契約社員かパートか。契約の更新の条件
  6. 研修:入社後の研修の期間と内容。誰が教えてくれるか
  7. 職場の年齢構成:同年代の方が働いているか
  8. 社会保険:加入の条件と、有給休暇の取りやすさ

求人票に書かれていない項目は、面接で聞いて構いません。聞きにくいと感じるときは、エージェントを通して確認してもらう方法もあります。「長く働きたいので確認したい」と添えると、質問の意図が伝わりやすくなります。

ここまでの条件は、あくまで探し方の入口です。実際に応募するかどうかは、求人票の記載だけでなく、面接で聞いた話や、職場を見た印象も合わせて判断してください。

仕事の探し方3つのルートと、使い分けの考え方

ルート特徴向いている場面
ハローワーク公的な窓口で、職業相談と求人紹介が受けられる。地域の求人が中心地元で働きたい、まず相談して方向を決めたい
求人サイト自分のペースで多くの求人を見比べられる。応募は自分で進める希望の条件がはっきりしている、時間に余裕がある
転職エージェント希望を聞いたうえで求人を紹介し、書類や面接の相談もできる。Re:WORKの転職相談もこの形何から始めればよいか迷っている、書類や面接に不安がある

どれか1つに決めるより、2つを併用するほうが選択肢は広がります。たとえばハローワークで地域の求人を確認しつつ、エージェントで未経験歓迎の求人を紹介してもらう、といった使い方です。

家庭との両立と、体力面の考え方

50代は、親の介護や家族の事情、ご自身の体調の変化と向き合う時期でもあります。仕事を選ぶときに、次の点をあらかじめ整理しておくと、入社後のミスマッチを減らせます。

状況確認したいこと求人での見つけ方
親の介護や通院の付き添いがある急な休みを取りやすいか、時短やシフトの調整ができるか「転勤なし」「残業20時間未満」。希望休の取りやすさは面接で確認
体力に不安がある立ち仕事・重い物を持つ作業・夜勤の有無仕事内容の欄。見学や職場体験ができるか聞く
通勤の負担を減らしたい通勤時間、通勤手当、マイカー通勤の可否勤務地と最寄り駅。「マイカー通勤可」の表示
生活リズムを一定にしたい土日祝休みか、シフト制か「土日祝休み」の表示(公開求人のうち4,412件)

この表は、求人を選ぶ前の準備です。最初に「譲れない条件」を2つほどに絞っておくと、求人を見比べるときに迷いにくくなります。条件を増やしすぎると、応募できる求人が極端に減るためです。

失敗しやすいパターンと、その対処

よくあるパターン起きやすいこと対処
条件を厳しくしすぎる応募できる求人がほとんどなくなる譲れない条件を2つに絞り、ほかは入社後に調整できるか考える
これまでの職種にこだわる未経験歓迎の求人を見落とす経験が活きる仕事を、職種名ではなく業務内容で探す
応募する数が少なすぎる1社の結果で気持ちが大きく揺れる同時期に複数社へ応募し、比べながら選ぶ
書類に職歴を全部書く応募先との関係が伝わらず、読まれにくい応募先に関係する経験を上に書き、ほかは短くする
待遇だけで選ぶ仕事内容が合わず、早く辞めたくなる仕事内容と働き方を確認し、給料は内訳で比べる

応募が増えてくると、どの会社に何を伝えたか分からなくなりがちです。次の項目をメモに残しておくと、面接の準備が楽になります。

  • 応募した日と、応募先の会社名・職種
  • 求人票で確認した条件(勤務時間、休日、給料の内訳、研修)
  • 面接で聞かれたことと、自分の答え
  • 面接で聞いた補足(職場の年齢構成、1日の流れ、入社後の担当)
  • 気になった点と、次に確認すること

同じ質問をほかの会社でも聞いて答えを比べると、職場ごとの違いが見えてきます。1社だけで決めようとせず、2〜3社の話を並べて見ると、条件の良し悪しを冷静に判断しやすくなります。

学歴不問の求人を応募前に確かめる項目は、高卒で就職しやすい仕事の記事でも整理しています。

志望動機と自己PRの組み立て方

50代の志望動機では、「なぜこの仕事を選ぶのか」と「これまでの経験をどう活かすか」の2つが伝われば十分です。次の型を参考に、自分の事実で埋めてください。

項目書き方の型
この仕事を選んだ理由「○○の経験を通じて、△△の仕事に関心を持ちました」
活かせる経験「○○の仕事で身につけた△△の力を、貴社の□□の業務で活かしたいと考えています」
働き方への考え方「長く続けられる環境で、□□の仕事に腰を据えて取り組みたいです」

志望動機は、応募先ごとに書き換えてください。同じ文面を使い回すと、応募先の仕事への理解が浅い印象を与えます。面接での答え方の全体像は志望動機の答え方が参考になります。

職歴が長い方は、ついこれまでの肩書きを書きたくなりますが、未経験の職種に応募するときは、肩書きより仕事の進め方や周りへの接し方が伝わる事実を選んでください。たとえば、後輩に仕事を教えた経験、お客様対応で気をつけていたこと、決まった期限を守るために工夫したことなどです。実際にあったことだけを書き、話を大きくしないでください。

書類や面接の準備で迷ったときは、一人で抱え込まず、窓口や転職相談で第三者に見てもらうのもひとつの方法です。書き直しの回数を減らせます。

仕事が決まるまでの進め方|3週間の行動計画

  1. 1週目:働き方の希望を整理する(譲れない条件を2つ、仕事内容の希望、家族との調整事項)。職務経歴を書き出す
  2. 2週目:求人を20件ほど見て、気になる職種を2〜3つに絞る。職務経歴書を作成し、相談窓口で見てもらう
  3. 3週目:5社前後に応募する。面接の準備として、志望動機と自己PRを声に出して練習する
  4. 面接のあと:結果を待つ間も、次の応募を進める。1社の結果で止まらない

期間は目安です。ご家庭の事情や体調に合わせて、無理のないペースで進めてください。書類の作成や面接の準備は、転職相談で一緒に整えることもできます。

資格は必要?取るなら選び方の考え方

50代の転職では、資格がなくても応募できる求人が多くあります。未経験歓迎の求人は8,207件、資格取得支援制度・資格手当のある求人も5,139件あります。そのため、応募前に資格を取るかどうかは、次の考え方で決めると無駄がありません。

状況考え方
応募したい職種が決まっているその職種の求人票で、必須・歓迎として書かれている資格を確認する。必須でなければ、入社後に取る方法も選べる
職種がまだ決まっていない先に資格を取るより、求人を見て方向を決める。資格は取ってから使いどころに困ることがある
実務で必ず必要な資格がある(運転、介護の入門資格など)取得にかかる期間と費用を調べ、会社の支援制度が使えるか確認する

資格の勉強は時間と費用がかかります。また、資格を持っていても、経験がないと評価されにくい職種もあります。取ったあとにどの求人で使えるかを確かめてから始めてください。働きながら取る方法は働きながら取れる資格で紹介しています。

新しい職場に入ったあとの、最初の3か月の過ごし方

入社後の最初の期間は、仕事を覚えるだけでなく、職場に慣れる期間です。次の点を意識すると、早くなじみやすくなります。

  • 最初のうちは、前の職場のやり方と比べず、まず教わった手順を守る
  • 分からないことは、聞く相手とタイミングを決めて、まとめて質問する
  • メモを取り、同じことを何度も聞かないようにする
  • 年下の先輩や上司にも、敬意を持って教わる
  • 体力の負担を感じたら、早めに上司に伝える。無理を続けると、長く働けなくなる

50代の方に期待されるのは、新人と同じ速さで覚えることよりも、安定して働き、周囲と協力して仕事を進める姿勢です。焦らず、1つずつ覚えていってください。

応募書類と面接の考え方

職務経歴書は「できること」を中心に

50代の方は職歴が長いため、すべてを書こうとすると読みにくくなります。次の順で整理すると、伝わりやすくなります。

  1. 応募先の仕事に関係する経験を、上から先に書く
  2. 担当した業務、期間、任された範囲を事実で書く
  3. 数字で表せる実績(担当件数、人数、期間)があれば添える
  4. 仕事以外の経験(家庭での役割、地域活動など)は、仕事に関係が深いものだけを短く書く

ブランクがある場合

仕事を離れていた期間は、隠さずに事実を書き、その間に何をしていたかと、これから働く意欲を伝えます。書き方の例文はブランクの説明方法にまとめています。

職種ごとに、面接で確かめたいこと

職種仕事の中身で確かめること働き方で確かめること
販売・サービス・接客扱う商品やメニューの数、接客の割合、レジ・在庫管理など任される業務シフトの組み方、土日祝の出勤頻度、立ち仕事の時間
事務使うソフト、電話や来客対応の量、入力作業の割合残業の時期、在宅勤務の有無、契約期間
福祉・介護身体介助の頻度、利用者の人数、記録の方法夜勤の回数、研修の有無、資格取得の支援
製造・軽作業扱う製品の重さ、作業の姿勢、ライン作業か単独作業か交替勤務の有無、残業の多い時期、休憩の取り方

これらの質問は、入社後の姿を具体的に想像するためのものです。答えにくそうな質問があった場合は、そのまま受け止めて、ほかの会社の答えと比べてみてください。

ここまでの内容に関連する記事を紹介します。必要なものから読んでください。

気になる条件で求人を探す場合は、販売・サービス・接客の未経験歓迎求人や、福祉・介護の未経験歓迎求人から見られます。

面接で見られる点

見られること答え方の考え方
新しいことを学ぶ姿勢未経験の仕事で、どう覚えるかを具体的に話す。過去に新しい仕事を覚えた経験があれば事実で伝える
職場での協調性年下の上司や同僚とも働く前提で、教わる姿勢を示す
長く続けられるか勤務時間、通勤、体力面で無理がない理由を話す
これまでの経験をどう活かすか応募先の仕事と関係する経験を1〜2つ選び、具体的に話す

経験が豊富な点は強みですが、前の職場のやり方にこだわりすぎると、新しい職場では受け入れにくい印象を与えることがあります。経験を活かしつつ、新しい仕事は教わる姿勢で臨むことが大切です。

よくある質問

Q. 50代の女性でも、未経験の仕事に就けますか?

就けます。未経験歓迎の求人は8,207件あります。ただし、50代の方を積極的に採用している会社を探す場合は、会社ごとの違いが大きいため、研修の内容や、同年代の方が働いているかを面接で確認すると安心です。

Q. パートでも社会保険に入れますか?

週の所定労働時間が20時間以上で、学生ではなく、従業員51人以上の会社に勤める場合は対象になります。月額8.8万円以上という賃金の要件は2026年10月1日に撤廃されました。応募先の扱いは、求人票や面接で確かめてください。

Q. 履歴書や職務経歴書で、年齢は気にされますか?

年齢は書類に載りますが、選考では経験や仕事への姿勢を見る会社も多くあります。労働施策総合推進法は、募集と採用で年齢にかかわりなく均等な機会を与えることを事業主に求めています。

Q. 仕事を探し始めるとき、最初に何から始めればいいですか?

最初は、働き方の希望(勤務時間、休日、通勤、仕事内容)を紙に書き出し、譲れない条件を2つに絞ってください。そのうえで求人を20件ほど見ると、自分に合う職種が見えてきます。

Q. ブランクが長くても応募できますか?

応募できます。ブランクOKの求人は3,216件あります。空白期間は事実を書き、これから働く意欲と、働ける条件を具体的に伝えてください。

Q. 体力に不安があります。どんな仕事が向いていますか?

勤務時間や残業が安定している仕事を選ぶと、無理なく続けやすくなります。残業20時間未満の求人は4,667件、完全週休2日制は4,839件あります。仕事内容に体を使う作業がどれくらい含まれるかは、面接で確認してください。

Q. 面接で年齢のことを聞かれたら、どう答えればいいですか?

年齢そのものより、長く働けるか、新しい環境に慣れられるかを確かめたい場合が多いです。勤務の条件、体力面、これまで新しい仕事を覚えた経験を、事実で落ち着いて伝えてください。

まとめ|年齢より「受け入れる体制」と「続けられる働き方」で選ぶ

  • 女性の賃金は40代から50代にかけて30万円前後でほぼ横ばい。60代前半は27万円台に下がります
  • 求人は、未経験歓迎・転勤なし・ブランクOK・産休育休の実績など、働き続けやすい条件で絞ると探しやすくなります
  • 「50代活躍中」の求人は444件ですが、26社の募集で上位3社が約76%を占めるため、傾向としては読まないでください
  • パートの社会保険は、賃金8.8万円の要件が2026年10月1日に撤廃。週20時間以上、51人以上の企業などが残る要件です
  • 書類では、応募先に関係する経験を事実で整理し、面接では教わる姿勢を示しましょう

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この記事の執筆・監修

大林 諒

株式会社Nexly 代表取締役

未経験からの転職支援に特化した転職エージェント「Re:WORK」を運営。求職者一人ひとりに寄り添ったキャリア支援を行い、長く働けるホワイト企業への転職を実現しています。

未経験からの転職の全体の流れは「未経験からの転職の始め方」にまとめています。

運営会社
株式会社Nexly
許可番号
有料職業紹介事業 28-ユ-301343
取扱求人数
13,784件以上

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