第二新卒向け転職エージェントの選び方|使うべき人・断られる人・登録前の準備

第二新卒向け転職エージェントの選び方|使うべき人・断られる人・登録前の準備

結論から言うと、第二新卒の転職は転職エージェントを使ったほうが進めやすく、選ぶ基準は3つです。「第二新卒歓迎の求人を件数で持っているか」「未経験の職種に変われる求人があるか」「退職理由の言い換えを一緒に考えてくれるか」。知名度で選ぶと、経験者向けの求人ばかり紹介されて「紹介できる求人がない」で終わることがあります。

この記事では、第二新卒の定義と企業が採用する理由、エージェントを使うべき人と使わなくていい人、断られる人の特徴と対処、選び方の5つの基準、登録前に済ませておく3つの準備をまとめます。Re:WORKの求人データ(公開求人16,432件のうち第二新卒歓迎7,212件)も載せています。

Re:WORKの求人データ(2026年10月13日時点・公開求人16,432件)

  • 第二新卒歓迎 7,212件(44%)
  • 未経験歓迎 8,207件(50%)
  • 研修制度充実 6,190件・オンライン面接可 4,373件

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第二新卒とは|企業が採用する3つの理由

第二新卒に法律上の定義はありません。一般には、学校を卒業して就職したあと、おおむね3年以内に転職活動をする人を指します。在職中でも離職中でも第二新卒と呼びます。企業の募集要項で「第二新卒歓迎」と書かれている場合、対象は「社会人経験1〜3年程度の若手」と考えてください。

企業が第二新卒を採用する理由は3つあります。

  • 基本的なビジネスマナーの教育が済んでいる:新卒と違って、名刺交換・電話対応・報告の仕方を一から教える手間が少ない
  • 前の会社のやり方に染まっていない:経験者より自社のやり方を覚えやすい、と見る企業が多い
  • 新卒で採りきれなかった分を補える:新卒採用で予定人数に届かなかった企業が、同じ年齢層を第二新卒で補う

つまり、第二新卒の採用は、即戦力としての経験よりも、基本的なビジネスマナーと今後の伸びしろを重視して選ばれる傾向があります。ただし、前職で何を任されていたか、なぜ辞めるのかも見られます。第二新卒が転職で有利になる理由の詳細は第二新卒とは?転職で有利になる理由と活かし方を徹底解説にまとめています。

第二新卒で転職エージェントを使うべき人・使わなくていい人

第二新卒の転職は、エージェントを使ったほうが進めやすい人が多数派です。理由は、自分では判断しにくいことが3つあるためです。

使うべき人理由
退職理由をどう説明すればいいかわからない第二新卒の面接で特によく聞かれるのが退職理由。言い換えを一緒に考えてもらえる
職種を変えたい(未経験の仕事に移りたい)未経験歓迎の求人でも、育成体制や選考の通りやすさは企業ごとに違う。エージェントなら内情を聞けるので絞り込みやすい
在職中で、転職活動の時間が取れない求人の選定・日程調整・企業とのやりとりを代行してもらえる
初めての転職で、書類の書き方に自信がない職務経歴書の添削と面接対策を無料で受けられる

逆に、使わなくても進めやすいのは「同じ職種で、行きたい企業が決まっている人」です。この場合は企業の採用ページから直接応募したほうが早いことがあります。それでも、応募書類の添削と面接対策だけエージェントに頼む、という使い方はできます。

第二新卒でエージェントに断られる人の特徴と対処

第二新卒であっても、エージェントに登録して「ご紹介できる求人がございません」と返ってくることがあります。断られる人には共通点があり、どれも対処できます。

1. 在籍期間が1年未満で、退職理由が「合わなかった」だけ

在籍が短いこと自体より、「次も同じ理由で辞めるのでは」と判断されることが問題です。対処は、辞めた理由を「何が合わなくて、次は何を変えたいか」の形に直すことです。「残業が月80時間で体調を崩した。次は残業20時間以内の職場に移りたい」のように、事実と次の条件をセットにすれば、担当者は求人を選べます。

2. 希望年収が、現在の年収より大幅に高い

第二新卒は経験よりも今後の伸びしろを見られる傾向があり、転職での年収は現状維持か少し上がる程度が目安です。現在の年収から100万円以上高い希望を出すと、応募できる求人が絞られやすくなります。「最低でも現状維持、できれば+30万円」のように2段階で伝えてください。

3. すでに2〜3社を短期で辞めている

短期離職が続いていると、経験者向けのエージェントでは紹介が止まりやすくなります。この場合は「未経験歓迎」「ブランクOK」の求人を件数で持つエージェントを選び、離職の経緯を時系列で正直に書いてください。隠すより、担当者と説明の仕方を組み立てたほうが通ります。

4. 「何でもいいので紹介してください」と言う

希望が無いと、担当者は求人を選べません。「やりたくない仕事」と「気になる仕事を2〜3個」だけ伝えれば十分です。

断られたあとの具体的な動き方(別のエージェントへの切り替え、公的窓口の併用)は転職エージェントに断られた・門前払いされたら|無職・正社員経験なし・フリーターでも使える探し方にまとめています。

第二新卒向け転職エージェントの選び方|5つの基準

エージェントは「第二新卒に強い」と書いてあっても、実際に持っている求人は会社ごとに大きく違います。見るべきは次の5つです。

1. 「第二新卒歓迎」の求人を件数で持っているか

公開している求人を「第二新卒歓迎」で絞って、何件出るかを登録前に見てください。数十件しか出ない場合は、第二新卒向けの求人が少ない可能性があります。非公開求人は検索に出ないので、面談で件数を確認してください。

2. 未経験の職種に変われる求人があるか

第二新卒の転職では、職種を変える人が多くいます。「未経験歓迎」の求人が全体の何割あるかは、職種変更のしやすさの目安になります。

3. 退職理由の言い換えを一緒に考えてくれるか

第二新卒の面接では、退職理由が特によく聞かれます。面談で退職理由を聞いたあと、「面接ではこう言いましょう」まで提案してくれるかどうかで、面接での伝わり方が変わります。面談の最初の段階で確認できます。

4. 面談がオンラインでできるか

在職中の転職活動では、平日の日中に対面の面談へ行くのが難しいためです。オンラインか電話で面談できるエージェントを選んでください。

5. 内定後の退職交渉・入社日の調整まで対応するか

第二新卒は在職中に転職活動をする人が多く、内定後の退職の切り出し方と入社日の調整で詰まることがあります。内定で終わりではなく、入社まで伴走するかどうかを確認してください。

求人データで見る、第二新卒歓迎の求人の中身

目安として、Re:WORKが公開している求人16,432件(2026年10月13日時点)のうち、第二新卒歓迎は7,212件で44%です。あわせて見ておきたい条件の件数は次のとおりです。

求人の条件件数割合
第二新卒歓迎7,212件44%
未経験歓迎8,207件50%
研修制度充実6,190件38%
転勤なし6,958件42%
オンライン面接可4,373件27%

第二新卒歓迎7,212件のうち、研修制度充実の求人は4,431件(61%)です。前職の経験が短くても、入社後に育てる前提で募集している企業が多く含まれています。職種を変える場合は、未経験歓迎の求人の多い職種から選ぶと、応募できる求人の数が増えます。未経験向けのエージェントの4タイプと見分け方は未経験向け転職エージェントの選び方|タイプ別4種類と断られない使い方で比較しています。

登録前に済ませておく3つの準備

  • 退職理由を「事実+次に求める条件」の形にする:「人間関係が悪かった」ではなく「上司1人の判断で仕事が決まる体制だった。次は役割分担が決まっている職場に移りたい」のように、面接で言える形にしておく
  • 在籍期間と担当業務を正確に書き出す:第二新卒は実績より「何を任されていたか」で見られる。研修期間・配属先・担当業務を時系列で書く
  • 希望条件を「譲れない1〜2個」と「できれば」に分ける:年収・勤務地・職種・休日・残業のうち、譲れないものを絞ると紹介が増える

面談で聞かれる7つの質問と答え方、服装、やってはいけないことは転職エージェントの面談で聞かれること・服装・準備|やってはいけない5つのことにまとめています。退職理由の面接での答え方は面接で「退職理由」を聞かれたら|好印象な答え方と例文集を参考にしてください。

第二新卒の転職エージェント利用でよくある質問

Q. 入社1年未満でも第二新卒として扱われますか?

多くの場合は扱われますが、企業によって基準が違い、「社会人経験1年以上」などの条件がある場合もあります。在籍が短いほど退職理由を聞かれるので、説明を用意してから登録してください。1年目の転職の進め方は新卒1年目で転職はできる?リスク・メリットと成功する方法を解説にまとめています。

Q. 既卒と第二新卒は何が違いますか?

既卒は、卒業後に正社員として就職していない人を指すことが多く、第二新卒は一度就職して短期間で辞めた人を指します。企業によって扱いは違いますが、エージェント選びの基準は同じで、「未経験歓迎」「学歴不問」の求人を件数で持つかどうかです。

Q. 何社のエージェントに登録すればいいですか?

2〜3社が目安です。第二新卒・未経験に特化したエージェントを1〜2社、総合型を1社の組み合わせにすると、紹介される求人が重なりにくくなります。

Q. 新卒で入った会社を3年は続けたほうがいいと言われます。

3年続けなければいけないという決まりはありません。厚生労働省の調査(令和7年10月公表)では、令和4年3月に大学を卒業して就職した人のうち、3年以内に離職した人は33.8%でした。この割合は平成23年3月卒以降、おおむね31〜35%で推移しています。辞める理由が「次に何を変えたいか」の形になっているなら、「3年続けたかどうか」だけで評価が決まるわけではありません。ただし、在籍が短いほど退職理由は詳しく聞かれます。3年以内の転職の考え方は新卒3年以内の転職は不利?成功率を上げる完全ガイドを参考にしてください。

Q. エージェントは本当に無料ですか?

無料です。相談・求人の紹介・書類添削・面接対策・日程調整まで、求職者が費用を払うことはありません。エージェントの収入は、紹介した人が入社したあとに企業から支払われる紹介手数料が中心です。

まとめ|第二新卒のエージェント選びは「第二新卒歓迎の件数」と「退職理由の支援」で決める

  • 第二新卒は即戦力の経験より、伸びしろと退職理由の説明で見られる。前職の実績が少なくても、担当業務と学んだことを整理しておけば大丈夫
  • 退職理由の説明・職種変更・在職中の活動のどれかに当てはまるなら、エージェントを使う
  • 断られるのは、退職理由が曖昧・希望年収が高すぎ・短期離職の連続・「何でもいい」の4パターン。どれも直せる
  • 選ぶ基準は、第二新卒歓迎の件数・未経験歓迎の有無・退職理由の支援・オンライン面談・内定後の伴走の5つ
  • 登録前に、退職理由の整理・在籍期間と業務の書き出し・希望条件の仕分けを済ませる

Re:WORKは、未経験・若手の転職に特化した転職エージェントです。公開求人16,432件のうち第二新卒歓迎が7,212件、未経験歓迎が8,207件あります。退職理由の整理から、オンライン面談で全国から無料で相談できます。

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この記事の執筆・監修

大林 諒

株式会社Nexly 代表取締役

未経験からの転職支援に特化した転職エージェント「Re:WORK」を運営。求職者一人ひとりに寄り添ったキャリア支援を行い、長く働けるホワイト企業への転職を実現しています。

未経験からの転職の全体の流れは「未経験からの転職の始め方」にまとめています。

運営会社
株式会社Nexly
許可番号
有料職業紹介事業 28-ユ-301343
取扱求人数
13,784件以上

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