未経験向け転職エージェントの選び方|タイプ別4種類と断られない使い方

結論から言うと、未経験からの転職で転職エージェントを選ぶ基準で特に大事なのは2つです。「未経験歓迎の求人を件数で持っているか」と「書類添削・面接対策を実際にやってくれるか」。知名度や求人総数の多さで選ぶと、登録したのに「ご紹介できる求人がありません」と言われて終わる、という失敗が起きやすくなります。
この記事では、Re:WORKが扱う公開求人14,607件(2026年10月9日時点)のうち未経験歓迎が8,795件という求人データと、転職体験記33本の集計をもとに、未経験向け転職エージェントの4タイプ、選び方の5つの基準、断られない使い方をまとめます。
Re:WORKの求人データ(2026年10月9日時点)
- 公開求人14,607件のうち、未経験歓迎は8,795件(60%)
- 正社員(無期契約を含む)が12,520件(86%)
- 未経験歓迎の求人の月給中央値は、下限23.0万円〜上限29.4万円
未経験でも転職エージェントは使える?「断られる」が起きる3つの理由
未経験でも転職エージェントは使えます。ただし、エージェントごとに「持っている求人」が違うので、どこに登録するかで結果が大きく変わります。登録後に求人を紹介してもらえない「断られる」状態は、ほとんどが次の3つのどれかです。
- そのエージェントの求人が経験者向けに偏っている。総合型の大手は求人総数こそ多いものの、企業側が「経験3年以上」を条件にしている求人が多く、未経験者に紹介できる求人が少なくなります。
- 希望条件の組み合わせに合う求人が無い。「事務職・在宅勤務・年収350万円以上・未経験」のように条件を重ねると、該当する求人はほとんど無くなります。Re:WORKの求人でも、未経験歓迎かつ在宅勤務可の求人は518件で、そのうち469件が営業職です。
- 年齢と職歴の組み合わせ。正社員経験が無いまま30代後半以降になると、紹介できる求人が絞られます。ただしゼロではなく、Re:WORKの求人では「40代活躍中」が1,152件、「ブランクOK」が3,480件あります。
つまり「断られた=転職できない」ではなく、「そのエージェントには合う求人が無かった」というだけです。タイプの違うエージェントに切り替えれば、紹介される求人は変わります。書類選考で落ち続けている場合は、転職エージェントの書類選考に通らない原因と対策も合わせて読んでください。
すでに断られた、登録したのに連絡が来ない、という状態からの動き方は、転職エージェントに断られた・門前払いされたら|無職・正社員経験なし・フリーターでも使える探し方 で状況別(無職・正社員経験なし・フリーター・既卒・空白期間あり)にまとめています。
未経験向け転職エージェントの4タイプ|向いている人と注意点
転職エージェントは、扱う求人と支援の厚さで大きく4つのタイプに分かれます。未経験からの転職では、自分がどのタイプに合うかを先に決めてから登録するのが近道です。
| タイプ | 特徴 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 総合型(大手) | 全職種・全国の求人を扱い、求人総数が多い | 経験を活かした転職をする人、職種をまだ決めていない人 | 経験者向けの求人比率が高く、未経験だと紹介数が少なくなりやすい |
| 未経験・若手特化型 | 主に20〜30代の未経験転職を対象に、書類添削・面接対策が厚い。求人は販売・営業・製造・建設・事務など未経験歓迎が中心 | 初めての転職、フリーター・第二新卒、職歴に自信が無い人 | ハイクラス求人や専門職の求人は少ない |
| 業界特化型 | 介護・保育・IT・施工管理など1つの業界に特化。業界内の求人と情報が深い | 行きたい業界が決まっている人 | 他業界との比較ができない。未経験可の求人は業界によって差が大きい |
| 公的窓口(ハローワーク・ジョブカフェ・サポステ) | 国や自治体の事業で、利用は無料。ハローワークは求人を自分で探して窓口で紹介状をもらう形が基本(サポステは求人紹介ではなく就労相談が中心) | 地元で探したい人、就職活動の前に生活面も含めて支援を受けたい人 | 書類添削や面接対策は窓口によって差がある。企業との条件交渉は自分で行う |
Re:WORKは「未経験・若手特化型」にあたります。扱う求人の6割が未経験歓迎で、無料の転職相談から書類添削・面接対策・入社日の調整まで担当アドバイザーが対応します。職種がまだ決まっていない場合は、先に適職診断(無料・約3分)で向いている仕事の方向を絞ってから相談すると、話が早く進みます。
未経験向け転職エージェントを選ぶ5つの基準
1. 未経験歓迎の求人を「件数」で持っているか
「未経験OKの求人多数」という言葉ではなく、件数を見ます。公式サイトの求人検索で「未経験歓迎」の条件を付ければ、公開求人の中に何件あるかは自分で確かめられます。Re:WORKの場合は14,607件中8,795件です。
2. 希望する職種の求人があるか
未経験歓迎の求人は、職種によって件数が大きく違います。Re:WORKの未経験歓迎求人を職種別に見ると、販売・営業・製造の3職種で約8割を占めます。希望職種の求人が少ないエージェントに登録しても紹介は受けられないので、下の表で見当を付けてから選んでください。
| 職種 | 未経験歓迎の求人数 | 月給の中央値(下限〜上限) |
|---|---|---|
| 販売・サービス・接客 | 2,947件 | 23.0万〜29.0万円 |
| 営業 | 2,793件 | 25.0万〜31.2万円 |
| 製造・技能工・設備保全 | 1,445件 | 21.5万〜22.5万円 |
| 建築・土木・設備 | 521件 | 22.0万〜32.0万円 |
| 事務・管理 | 378件 | 24.4万〜25.0万円 |
| 教育・保育 | 181件 | 28.0万〜45.0万円 |
| 物流・運輸・ドライバー | 161件 | 22.2万〜24.1万円 |
| 技術職(機械・電気・電子・半導体) | 144件 | 20.3万〜23.0万円 |
| 専門職(コンサル・士業・金融・不動産) | 86件 | 21.0万〜25.1万円 |
| 福祉・介護 | 51件 | 19.4万〜25.3万円 |
| ITエンジニア(システム・アプリ・インフラ) | 47件 | 21.5万〜27.8万円 |
Re:WORKの公開求人14,607件のうち「未経験歓迎」8,795件を集計(2026年10月9日時点)。月給は、求人票の下限と上限それぞれの中央値。
勤務地別では、未経験歓迎の求人は東京都1,361件、神奈川県657件、埼玉県636件、愛知県536件、大阪府509件と、首都圏と大都市圏で多くなっています。地方で探す場合は、希望職種を2つ以上に広げるか、公的窓口との併用を考えてください。
3. 書類添削・面接対策を「やる」と明言しているか
未経験転職で落ちやすいのは、書類と一次面接です。「求人を紹介する」だけのサービスと、「職務経歴書を一緒に直す」「面接の想定問答を作る」まで担当者がやるサービスでは、結果が変わります。公式サイトのサービス説明や相談の流れに、添削・対策の工程が書かれているかを確認してください。
4. 面談がオンラインでできるか
地方在住の場合、対面の面談しか無いエージェントは実質使えません。Re:WORKの求人のうち「オンライン面接可」は4,658件あり、エージェントとの面談だけでなく、企業の面接をオンラインで受けられる求人も多くあります。
5. 断られたときに代替案を出してくれるか
良いエージェントは、希望どおりの求人が無いときに「この条件を外せばこれだけあります」と代替案を出します。何も提案せずに連絡が途絶えるエージェントは、その時点で切り替えて構いません。
既卒・高卒・中卒など学歴に不安がある場合は、上の5つの基準に加えて「学歴不問の求人を件数で持っているか」を見てください。学歴不問の求人は職種が偏るため、どの職種で探すかまで決めておくと紹介が早くなります。学歴別の求人の探し方と、選考で見られる点は 既卒・高卒・中卒でも就職できる転職エージェントと求人の探し方 で解説しています。
エージェントとあわせて使うサイトを選ぶ基準や、未経験歓迎の求人の探し方は、未経験向けの転職サイトの選び方の記事で解説しています。
求人データで見る「未経験歓迎」の働き方の実態
「未経験歓迎」の求人は、残業が多く条件の悪い求人ばかりではないかと心配する人は多いと思います。Re:WORKの公開求人14,607件で、働き方に関する条件が付いた求人の件数を見ると、次のようになります。
| 条件 | 該当する求人数 |
|---|---|
| 第二新卒歓迎 | 7,759件 |
| 残業20時間未満 | 5,039件(うち未経験歓迎 3,497件) |
| オンライン面接可 | 4,658件 |
| フリーターOK | 4,071件 |
| 学歴不問 | 3,739件 |
| 資格取得支援制度・資格手当(未経験歓迎のみ) | 3,532件 |
| ブランクOK | 3,480件 |
| 在宅勤務・リモートワーク可(未経験歓迎のみ) | 518件(うち営業職 469件) |
件数は公開求人14,607件の中での件数。「未経験歓迎のみ」と書いた行は、未経験歓迎8,795件の中での件数。
未経験歓迎の求人の4割(3,497件)は残業20時間未満で、資格取得支援のある求人も4割(3,532件)あります。一方で、在宅勤務ができる未経験歓迎の求人は518件とごく少なく、しかもほとんどが営業職です。「未経験で在宅の事務」を条件にすると、Re:WORKの公開求人でも7件しかなく、紹介はほぼ無いと考えてください。
求人票の「未経験歓迎」が本当に未経験でも採用される求人かどうかの見極め方は、未経験歓迎の求人は本当?見極め方と注意点にまとめています。
転職エージェントに断られない使い方|登録から面談までの5つのコツ
登録前に、希望条件に優先順位をつける
「職種・勤務地・年収・働き方」のうち、譲れないものを1つか2つに絞ります。全部を譲らないと、紹介できる求人がゼロになります。おすすめは「職種は譲らない、勤務地は通勤1時間まで広げる、年収は現職と同じ水準から」の順で、妥協点を先に決めておくことです。
職歴は短くても、アルバイトも含めて全部書く
登録フォームの職歴欄が空だと、担当者は紹介できる求人を探せません。3か月で辞めた仕事やアルバイトも、期間と仕事内容を書いてください。未経験・若手特化型のエージェントは、職歴の短さそのものでは断りません。
面談で「何でもいいです」と言わない
希望が無いと言われると、担当者は紹介のしようがなく、優先度が下がります。「人と話す仕事は避けたい」「土日は休みたい」のように、嫌なことから言っても構いません。転職理由がネガティブでも、事実をそのまま伝えたほうが合う求人が出てきます。
併用は2〜3社まで。同じ求人に重複して応募しない
タイプの違うエージェントを2〜3社併用して、紹介される求人を比べるのは有効です。ただし、同じ求人に複数のエージェントから応募すると企業側で重複が分かり、選考に不利になることがあります。応募先は一覧にして管理してください。エージェントの基本的な使い方は転職エージェントとは?使い方・メリット・選び方で解説しています。
連絡は24時間以内に返す
求人は、募集人数に達すると期限前でも受付が終わることがあります。担当者からの求人紹介や面接日程の連絡は、その日のうちに返すのが基本です。返信が遅い求職者は、担当者側でも後回しになります。
併用するときの失敗パターンと、使わなくなったエージェントの断り方の例文は、転職エージェントの複数登録・掛け持ちは何社まで?バレる?|併用のメリット・注意点と断り方の例文 で解説しています。
体験記で見る、未経験転職の実際の数字
Re:WORKに掲載している転職体験記33本を集計すると、未経験からの転職活動の「相場」が見えてきます。
- 応募した会社の数は中央値で8社(最少3社、最多20社)
- 転職活動の期間は2か月が最多(33人中13人)。次いで3か月(9人)
- 転職前の年収がわかる31人のうち30人が年収アップ。年収の中央値は、転職前280万円から転職後380万円
- 最終学歴は高卒13人、大卒11人、短大卒5人、専門学校卒2人、大学中退2人
応募社数が1桁にとどまる人が多い(33人中22人)のは、応募前に担当者が企業側の採用条件と本人の条件をすり合わせているからだと考えています。闇雲に応募せず、通る可能性のある求人に絞って応募するのが、エージェント経由の進め方の特徴です。
体験記のうち、未経験の職種に挑戦した2本を紹介します。
- 大学中退・フリーターから物流業界の正社員へ:年収180万円→310万円、応募6社・約1か月半で内定
- コールセンターのスタッフからITサポートへ(28歳):年収260万円→350万円、応募10社・2か月で内定
未経験歓迎の求人8,795件から、合う仕事を一緒に探します
Re:WORKの転職相談は無料です。職歴が短い・空白期間がある・職種が決まっていない段階でも、担当アドバイザーが条件の整理から書類添削・面接対策まで対応します。
無料で転職相談する未経験の転職エージェント選びでよくある質問
Q. 未経験でも転職エージェントに登録できますか?
A. できます。登録を断られることは基本的にありませんが、登録後に「紹介できる求人がない」と言われることはあります。未経験歓迎の求人を多く持つ、未経験・若手特化型のエージェントを選べばその確率は下がります。
Q. 転職エージェントに断られたら、もう転職できませんか?
A. そのエージェントに合う求人が無かっただけです。タイプの違うエージェントに登録し直すか、希望条件の優先順位を見直してください。希望条件を1つ緩めるだけで、紹介される求人が増えることはよくあります。
Q. 30代・40代の未経験でも求人を紹介してもらえますか?
A. 20代より紹介数は減りますが、ゼロではありません。Re:WORKの求人では「40代活躍中」が1,152件、「50代活躍中」が447件あり、製造・販売・物流・事務などに未経験歓迎の求人があります。30代の進め方は30歳転職は未経験でも成功できるで解説しています。
Q. 転職エージェントは本当に無料ですか?
A. 求職者側は無料です。有料職業紹介事業者が求職者から手数料を受け取ることは職業安定法で原則禁止されており、費用は採用した企業が支払います。Re:WORKも、求職者の費用は一切かかりません。
Q. 転職サイトと転職エージェント、未経験ならどちらを使うべきですか?
A. 書類の書き方や面接に不安があるなら、エージェントを先に使ってください。自分で求人を探して応募する転職サイトは、応募数を増やせる反面、書類の通過率は自分次第になります。両方の違いは転職サイトと転職エージェントの違いで比較しています。
まとめ|未経験向け転職エージェントは「未経験歓迎の件数」と「支援の中身」で選ぶ
- 断られるのは「そのエージェントに合う求人が無かった」だけ。タイプを変えれば結果は変わる
- 4タイプ(総合型・未経験/若手特化型・業界特化型・公的窓口)のうち、初めての転職なら未経験・若手特化型から
- 選ぶ基準は、未経験歓迎の件数・希望職種の有無・書類と面接の支援・オンライン面談・代替案の提示の5つ
- 登録前に希望条件の優先順位を決め、職歴は全部書き、連絡は24時間以内に返す
- 体験記33本では、応募は中央値8社・期間は2か月が最多・31人中30人が年収アップ
Re:WORKは、未経験歓迎の求人8,795件を扱う未経験・若手特化型の転職エージェントです。「何から始めればいいかわからない」段階でも、無料の転職相談から始められます。フリーターや第二新卒からの進め方は、フリーターから正社員になる方法と第二新卒とは?転職で有利になる理由も参考にしてください。
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