エンジニアとは|IT・機械・電気・化学・建築の種類別の仕事と年収
「エンジニアとは何をする仕事?」「IT以外にもエンジニアっているの?」「エンジニアの種類と年収を整理して知りたい」——そんな方のためにこの記事では、エンジニアの定義と種類別の仕事内容・年収・必要スキル・未経験から目指せるルートを整理します。
エンジニアとは「専門技術を使ってモノやシステムを設計・開発・改善する技術者」の総称です。日常会話では「IT系」を指すことが多いですが、実際にはIT・機械・電気・化学・建築・食品など多くの分野に存在し、それぞれ仕事内容も年収も大きく異なります。
本記事では、①エンジニアの定義/②6つの主要分野(IT・機械・電気・化学・建築・食品)の仕事内容/③分野別の年収相場/④未経験から目指せるエンジニア職/⑤分野選びの判断基準/⑥向いている人の特徴/⑦キャリアパスと将来性を順に解説。読み終える頃には、自分に合うエンジニア職の候補が見えるようになります。
この記事でわかること
- エンジニアの定義と6つの主要分野の違い
- 分野別の仕事内容・年収相場・必要スキル
- 未経験から目指せるエンジニア職と現実的なルート
- 分野選びの4つの判断基準
- エンジニアに向いている人・向いていない人の特徴
- 5年・10年スパンのキャリアパスと将来性
- 未経験転職で年収300万円→700万円を目指すロードマップ
エンジニアとは|定義と仕事の本質
エンジニア(engineer)は、科学的知識・技術を使って実用的な問題を解決する技術者を指します。語源はラテン語の「ingenium(才能・創意)」で、「工夫してものを作る人」が原義です。
エンジニアの仕事の本質は、以下の3要素に集約されます。
- 設計:要件・仕様を満たすモノやシステムを論理的に組み立てる
- 開発・実装:設計を実体化する(コードを書く、機械を組み立てる、回路を作る等)
- 改善・保守:稼働後の不具合修正・性能改善・運用管理
つまり「専門技術を使って、現実世界の課題を解決するモノやシステムを生み出す職業」がエンジニアです。分野が違っても、この基本構造は共通しています。
エンジニアと「技術者」「研究者」の違い
似たような職種として「技術者」「研究者」がありますが、エンジニアとの違いは以下のとおりです。
| 職種 | 主な目的 | 具体例 |
|---|---|---|
| エンジニア | 実用化・製品化 | 製品設計・システム開発・施工管理 |
| 技術者 | 技術の運用・保守 | 整備士・オペレーター・現場作業員 |
| 研究者 | 新しい知見の発見 | 大学教員・基礎研究者・サイエンティスト |
エンジニアは「研究で得られた知識を実用化する」役割で、研究者と現場の橋渡しをする位置づけです。
エンジニアの主要6分野|仕事内容と平均年収
エンジニアと一口に言っても、対象とする領域によって6つの主要分野に大別できます。それぞれ仕事内容・年収・未経験難易度が大きく異なります。
①ITエンジニア
ソフトウェア・ネットワーク・サーバーなどIT領域の設計・開発・運用を担う職種群。エンジニアという言葉で最初にイメージされるのがこの分野です。
- 主な職種:システムエンジニア(SE)/プログラマ(PG)/Webエンジニア/インフラエンジニア/クラウドエンジニア/セキュリティエンジニア/データエンジニア/AIエンジニア/組込みエンジニア
- 仕事内容:要件定義、システム設計、コーディング、テスト、運用保守
- 必要スキル:プログラミング言語(Python・Java・JavaScript等)、データベース、インフラ知識、クラウド(AWS・GCP・Azure)
- 平均年収:約450〜700万円(経験年数・専門領域・企業規模で大きく変動)
- 未経験からの転職難易度:★★(プログラミングスクール卒や独学で目指す人多数)
- 将来性:◎(DX推進・AI普及で需要拡大、人材不足は今後10年続く)
ITエンジニアの中でも、特に需要が高いのはクラウドエンジニア・データエンジニア・AIエンジニアです。これらは経験5年以上で年収800〜1,200万円も狙えます。
②機械エンジニア(メカニカルエンジニア)
自動車・航空機・産業機械・家電製品などの機械を設計・開発する職種。製造業の根幹を担います。
- 主な職種:機械設計エンジニア/生産技術エンジニア/品質管理エンジニア/メンテナンスエンジニア/ロボットエンジニア
- 仕事内容:CAD設計、試作、評価試験、生産ライン構築、改善活動
- 必要スキル:機械工学知識、CAD(SolidWorks・AutoCAD・CATIA等)、材料力学、流体力学、製図
- 平均年収:約450〜650万円
- 未経験からの転職難易度:★★★★(理系学部卒が前提となるケースが多い)
- 将来性:◯(自動車EV化・ロボット普及で需要安定)
機械エンジニアは大手メーカーの安定雇用が魅力で、転職市場も活発です。トヨタ・ホンダ・三菱重工・川崎重工などが主要採用先です。
③電気・電子エンジニア
電子回路・電子機器・電力システムを設計開発する職種。スマホ・家電・産業機器・発電所まで幅広い領域を扱います。
- 主な職種:回路設計エンジニア/組込みエンジニア/電力システムエンジニア/半導体エンジニア/FPGAエンジニア
- 仕事内容:電子回路設計、基板開発、ファームウェア開発、電気系統の設計、半導体プロセス開発
- 必要スキル:電気回路、電子工学、半導体知識、組込みプログラミング(C言語・アセンブリ等)、HDL
- 平均年収:約480〜700万円
- 未経験からの転職難易度:★★★★(高度な専門知識が必要)
- 将来性:◎(半導体不足・脱炭素・EV化で需要急増)
電気エンジニアは半導体業界の人材不足から、現在最も給与水準が上昇している分野の一つ。経験者なら転職で年収100〜200万円アップも珍しくありません。
④化学・材料エンジニア
医薬品・化粧品・素材・燃料などの製造プロセスや新素材を開発する職種。研究開発と生産技術の両側面があります。
- 主な職種:化学エンジニア/プロセスエンジニア/材料開発エンジニア/品質保証エンジニア/医薬品開発エンジニア
- 仕事内容:化学反応の設計、製造プロセス最適化、新素材の研究開発、品質試験、HACCP・GMP対応
- 必要スキル:化学工学、有機化学、分析化学、プロセス制御、統計解析
- 平均年収:約500〜700万円
- 未経験からの転職難易度:★★★★★(化学系学部卒・大学院卒が前提)
- 将来性:◯(電池・素材産業の成長で需要は底堅い)
化学エンジニアは修士・博士号取得者が多く、専門性が高い分、年収水準も他分野と比べて高めです。住友化学・三菱ケミカル・武田薬品工業などが主要採用先。
⑤建築・土木エンジニア
建物・道路・橋・トンネルなどのインフラを設計・施工管理する職種。社会基盤を支える役割です。
- 主な職種:構造設計エンジニア/設備設計エンジニア/施工管理エンジニア/積算エンジニア/意匠設計エンジニア
- 仕事内容:建築・土木構造の設計、現場の施工管理、積算、安全管理、品質管理
- 必要スキル:建築・土木工学、構造計算、CAD、関連資格(一級建築士・施工管理技士等)
- 平均年収:約450〜700万円
- 未経験からの転職難易度:★★★(資格取得を前提にすれば未経験でも入りやすい)
- 将来性:◯(インフラ更新需要・防災工事で安定的な需要)
建築・土木エンジニアは慢性的な人手不足のため、未経験でも採用されやすい分野です。施工管理技士の資格を持つだけで転職市場価値が大きく上がります。
⑥食品・農業エンジニア
食品の製造プロセス・新商品開発・農業機械の効率化などを担う職種。比較的マイナーですが安定した需要があります。
- 主な職種:食品開発エンジニア/製造プロセスエンジニア/品質管理エンジニア/農業ICTエンジニア/フードテックエンジニア
- 仕事内容:レシピ開発、製造ラインの設計、HACCP対応、品質試験、農業機械開発、スマート農業システム構築
- 必要スキル:食品科学、栄養学、衛生管理、化学工学、IoT・ロボット技術(農業ICT)
- 平均年収:約400〜600万円
- 未経験からの転職難易度:★★★★
- 将来性:◯(フードテック・代替肉・スマート農業で新規需要)
食品・農業エンジニアはフードテック分野が伸びているため、IT知識を持っていると差別化できます。代替肉・植物性ミルクなど新商品開発の現場では需要が増えています。
分野別の年収比較表
主要6分野の年収・平均年齢・転職難易度をまとめると以下のとおりです。
| 分野 | 平均年収 | 未経験難易度 | 主要資格 | 将来性 |
|---|---|---|---|---|
| ITエンジニア | 450〜700万円 | ★★ | 基本情報技術者・応用情報技術者・AWS認定 | ◎ |
| 機械エンジニア | 450〜650万円 | ★★★★ | 機械設計技術者・CAD利用技術者 | ◯ |
| 電気・電子エンジニア | 480〜700万円 | ★★★★ | 電気主任技術者・電気工事士 | ◎ |
| 化学・材料エンジニア | 500〜700万円 | ★★★★★ | 危険物取扱者・化学工学技士 | ◯ |
| 建築・土木エンジニア | 450〜700万円 | ★★★ | 建築士・施工管理技士 | ◯ |
| 食品・農業エンジニア | 400〜600万円 | ★★★★ | 食品衛生管理者・HACCP | ◯ |
未経験で目指しやすいのはITエンジニアと建築・土木の施工管理エンジニア。理系の専門知識が浅い人でも、資格取得や育成研修で入りやすい分野です。
未経験からエンジニアを目指す3つのルート
①ITエンジニア(最も入りやすい)
未経験からITエンジニアになるルートは整備されており、3つの選択肢があります。
プログラミングスクール経由
3〜6ヶ月で実務レベルのスキル習得。受講料20〜80万円。受講後の就職支援あり。代表的なスクールは以下:
- TECH CAMP(テックキャンプ):転職保証付き、受講料70〜90万円、6ヶ月コース
- RUNTEQ(ランテック):実践的カリキュラムで評価高い、受講料55万円、9ヶ月コース
- RaiseTech(レイズテック):AWSコース・Webデザインコース等、受講料40〜50万円
- 侍エンジニア:マンツーマンレッスン、受講料66万円〜、6ヶ月コース
転職保証付きのスクールなら、未経験でも年収300〜400万円スタートで採用されるケースが多いです。
独学
書籍・オンライン教材で半年〜1年学習。GitHub等でポートフォリオ作成して応募。費用は教材費のみ(5〜10万円程度)。代表的な学習リソース:
- Progate:プログラミング基礎をブラウザ上で学習、月額1,078円
- ドットインストール:3分動画で学習、月額1,080円
- Udemy:実践的講座が豊富、1講座1,500〜3,000円
- 書籍:「リーダブルコード」「達人プログラマー」等の名著
独学は費用が抑えられる一方、挫折率が高く、就職までの期間が長くなる傾向があります。3割の人が3ヶ月以内に挫折するというデータも。
未経験OK求人(SES企業・SIer)
研修制度のあるSES企業・SIerに就職して実地で習得。年収280〜350万円スタート。
- メリット:給料をもらいながら学べる、研修6ヶ月のところが多い
- デメリット:客先常駐が多い、業務内容にバラつき、低単価案件もある
- 向く人:すぐに働き始めたい、貯金がない、実務で覚えたい
未経験OK求人は20代であれば採用されやすい傾向があり、3〜5年で500万円超えを目指せます。
②建築・土木エンジニア(資格で評価される)
建築・土木分野は資格と経験年数が重視されるため、未経験でも以下のステップで目指せます。
- ステップ1:施工管理補助・現場作業員として就職(未経験OK求人多数)
- ステップ2:実務経験を積みながら2級施工管理技士を取得(実務2〜3年で受験可能)
- ステップ3:1級施工管理技士を目指す(実務5年以上)
- ステップ4:監理技術者として独立/大手ゼネコン転職で年収700万円超え
建設業界は慢性的な人手不足のため、未経験でも採用されやすい分野です。20〜30代なら年収380〜450万円スタートで採用されるケースが多く、5年で年収550〜650万円が見込めます。
③電気エンジニア(電気工事士から)
電気エンジニアは難易度が高いものの、第二種電気工事士から始めれば未経験でも参入できます。
- 第二種電気工事士:誰でも受験可能。3〜6ヶ月の勉強で取得可能。住宅・店舗の電気工事ができる。年収300〜450万円スタート
- 第一種電気工事士:実務3年で受験。工場・大規模施設の工事ができる。年収400〜550万円
- 電気主任技術者(電験三種):電気設備の保守監督ができる国家資格。年収500〜700万円
- 電気主任技術者(電験二種・一種):超大型施設の電気主任技術者。年収700〜900万円
電気工事士からスタートして経験を積み、電気主任技術者に進むルートが定番です。資格取得が年収アップに直結する明快な世界です。
エンジニア分野の選び方|判断軸4つ
①好き・得意な領域から選ぶ
「PCをいじるのが好き」→IT、「機械の構造に興味がある」→機械、「化学実験が好きだった」→化学、というように、興味のある領域を起点にすると挫折しにくいです。
エンジニアは常に学び続ける必要がある職種なので、好きでなければ続きません。給与目当てだけで分野を選ぶと、3〜5年で限界が来ます。
②未経験難易度で選ぶ
すぐに転職したいならITエンジニア(プログラミングスクール経由)か建築施工管理が現実的です。化学・電気は学歴・専門知識のハードルが高め。
| 転職スピード | 分野 | 必要な準備 |
|---|---|---|
| 3ヶ月以内 | 建築施工管理(補助) | 不要(やる気と体力) |
| 3〜6ヶ月 | ITエンジニア | プログラミングスクール受講 |
| 6〜12ヶ月 | 電気工事士 | 第二種電気工事士の取得 |
| 1〜2年 | 機械・食品エンジニア | 関連資格+業界経験 |
| 2〜3年 | 化学エンジニア | 化学系専門学校・通信制大学 |
③年収で選ぶ
年収重視ならIT・電気・化学がトップクラス。逆に食品・建築は中程度。ただし、ITは経験5〜10年で年収レンジが大きく開く(400〜1,500万円)特徴があります。
年収アップのスピードを比較すると:
- 急速に上がる:ITエンジニア(特にAI・クラウド・データ)は3年で200万円アップ可能
- 安定して上がる:電気・機械・建築は5年で100〜150万円
- 緩やかに上がる:食品・化学は10年で200〜300万円
④働き方で選ぶ
リモートワーク可能性が高いのはIT。現場勤務が必須なのは建築・電気・化学。出張が多いのは機械・電気エンジニア。家庭との両立を考慮するなら働き方も重要な判断軸です。
| 分野 | リモート可能性 | 残業時間目安 | 転勤の有無 |
|---|---|---|---|
| ITエンジニア | ◎フルリモート可 | 月20〜40時間 | 少ない |
| 機械エンジニア | △一部可 | 月20〜40時間 | あり(工場勤務) |
| 電気エンジニア | ×現場必須 | 月30〜50時間 | あり |
| 化学エンジニア | ×現場必須 | 月20〜40時間 | あり |
| 建築・土木 | ×現場必須 | 月40〜60時間 | 頻繁にあり |
| 食品エンジニア | △一部可 | 月20〜40時間 | あり(工場勤務) |
エンジニアに向いている人・向いていない人
向いている人の特徴8つ
- 論理的に考えるのが好き:物事を順序立てて整理するのが得意
- 問題を分解して解決するのが得意:大きな課題を小さなタスクに分けられる
- コツコツ作業に集中できる:1つのことに数時間没頭できる
- 新しい技術・知識を学ぶことに抵抗がない:技術は5〜10年で大きく変わる
- 細部にこだわれる:設計図のミス1つで全体が崩れる業界
- チームで働ける:エンジニアは1人で完結する仕事は少ない
- 失敗を分析できる:「なぜ動かないか」を冷静に追える
- 長期的な視点を持てる:短期で評価されにくい仕事も多い
向いていない人の特徴5つ
- 調べる・学ぶことが面倒:エンジニアは調査時間が業務の3〜5割を占める
- 同じ作業を繰り返すのが極度に苦手:テストやデバッグは反復作業が多い
- 細かい数字・規則を扱うのが嫌い:仕様書・規格・コード規則を扱う
- 変化のない仕事を求める:技術は5〜10年で古くなる
- 1人で考える時間が苦痛:集中作業の時間が長い
向いていない特徴に多く当てはまる人は、エンジニア以外の選択肢(営業・マーケティング・企画等)を検討した方が成功しやすいです。
エンジニアのキャリアパス|5年・10年スパンで考える
エンジニアは経験年数とスキル次第でキャリアが大きく分岐します。代表的なキャリアパスを紹介します。
スペシャリストルート(技術特化)
- 1〜3年目:ジュニアエンジニア。基礎技術を身につけ、開発業務を担当(年収300〜400万円)
- 4〜7年目:シニアエンジニア。1分野で専門性を確立、難易度の高い案件を担当(年収500〜700万円)
- 8〜12年目:テックリード/プリンシパルエンジニア。技術選定・アーキテクチャ設計・後輩指導(年収700〜900万円)
- 13年目以降:CTOクラス/専門コンサルタント。技術戦略の意思決定・独立も視野(年収900〜1,500万円)
マネジメントルート(管理職)
- 1〜3年目:エンジニア(年収300〜400万円)
- 4〜7年目:チームリーダー。3〜5名のチームを統括(年収500〜700万円)
- 8〜12年目:エンジニアリングマネージャー。10〜20名の部署を管理(年収700〜1,000万円)
- 13年目以降:開発部長/VPoE/CTO。組織全体の技術戦略を担う(年収1,000〜1,500万円)
フリーランスルート(独立)
- 1〜5年目:会社員エンジニアとして経験を積む
- 6〜8年目:副業で案件受注を始める(年収+100〜300万円の副収入)
- 9年目以降:完全独立。月単価60〜150万円のフリーランス案件を獲得(年収700〜1,500万円)
フリーランスはITエンジニアで最も実現しやすいキャリアパスです。クラウドワークス・レバテックフリーランス・ITプロパートナーズ等で案件が探せます。
エンジニアの将来性|AIに仕事を奪われるか
「ChatGPTでコーディングが自動化される」「AIにエンジニアの仕事が奪われる」という議論が増えています。実態と将来予測を解説します。
AIで自動化される業務
- 定型的なコーディング(ボイラープレートコード)
- 単純なバグ修正
- 既存コードのリファクタリング
- テストコード生成
- ドキュメント作成
AIで自動化されにくい業務(むしろ需要増)
- 要件定義・設計:曖昧な要件を整理し、システム全体を設計する
- アーキテクチャ選定:技術選択肢の中から最適解を判断する
- セキュリティ設計:脆弱性を予測して対策を設計する
- パフォーマンスチューニング:システム全体の最適化
- ステークホルダーとの調整:非エンジニアとの折衝
- AIシステムの構築:AI自体を開発する仕事はむしろ増加
つまり、「ジュニアレベルの単純コーディング」は減るが「シニア以上の設計・判断」の需要は増えるのが実態です。これからエンジニアを目指すなら、早期にスキルを上げて上流工程に進むのが正解です。
エンジニアに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 文系出身でもエンジニアになれますか?
A. ITエンジニアは文系出身者も多く、十分なれます。機械・電気・化学は理系のバックグラウンドが必須レベルですが、ITとIT寄りのデータエンジニア・AIエンジニアは文系卒でも採用されるケースが豊富です。実際、現役ITエンジニアの3〜4割が文系出身というデータもあります。
Q2. エンジニアは将来AIに仕事を奪われますか?
A. AIで自動化されるのは定型的なコーディング作業であり、設計・要件定義・課題発見などの「上流工程」のエンジニアの需要はむしろ増加しています。スキルレベル次第で残るかどうかが決まります。「AIを使いこなすエンジニア」は10年後も間違いなく必要です。
Q3. 30代未経験からエンジニアは無理ですか?
A. ITエンジニアであれば30代未経験スタートも珍しくありません。35歳以降は厳しくなりますが、30〜34歳なら採用されるケースは十分あります。建築施工管理は年齢を問わず未経験OKの求人が多数あります。電気工事士も年齢制限が緩い分野です。
Q4. エンジニアと「IT企業」は同じですか?
A. IT企業は「ITサービス・ソフトウェアを開発・提供する会社」、エンジニアはその中で技術を担う職種を指します。IT企業にはエンジニア以外に営業・マーケティング・企画職もあります。一方、製造業の中にも機械・電気エンジニアは多数存在します。
Q5. 副業でエンジニアの仕事はできますか?
A. 可能です。特にITエンジニアは副業案件が豊富で、Webサイト制作・アプリ開発・データ分析・コンサルティングなどクラウドソーシングや業務委託でも始められます。月10〜30万円の副収入を得る人も珍しくありません。
Q6. エンジニアは残業が多いと聞きますが本当ですか?
A. 業界・企業によります。ITエンジニアの平均残業時間は月20〜30時間で、製造業より少なめです。ただしリリース前は月60時間超えのケースもあります。建築・土木は月40〜60時間と比較的多く、現場勤務日には拘束時間が長い傾向です。
Q7. 女性エンジニアは活躍できますか?
A. もちろん活躍できます。ITエンジニアの女性比率は約20%で、年々増加しています。特にWebエンジニア・データアナリスト・UI/UXエンジニアは女性が多い傾向。リモートワーク可能性が高い分、子育てとの両立もしやすい職種です。
Q8. エンジニアになるのに年齢制限はありますか?
A. 法的には年齢制限はありませんが、実際の採用では未経験は35歳までがボーダーラインの企業が多いです。35歳以降は何らかの実務経験(独学+ポートフォリオ等)があれば可能性があります。
Q9. プログラミングスクールは本当に意味がありますか?
A. スクールの選び方次第です。転職保証付き・実践的カリキュラムのスクール(TECH CAMP・RUNTEQ等)なら、ほぼ確実に未経験から就職できます。一方、教材を流すだけの安いスクールはやめた方が良いです。費用対効果は転職保証付き60〜80万円のスクールが最良です。
Q10. エンジニアの仕事のやりがいは何ですか?
A. 主なやりがいは以下:①自分が作ったモノが世の中で使われる達成感/②技術が身につくほど市場価値が上がる/③どこの会社でも通用する汎用スキル/④リモートワーク・フレックスなど自由度の高い働き方/⑤キャリアの選択肢が広い(会社員・フリーランス・起業)。給与以上に「自由と成長」が魅力です。
未経験から年収700万円エンジニアを目指すロードマップ
未経験からエンジニアに転職して、5〜7年で年収700万円を達成するための具体的なロードマップを紹介します。
フェーズ1:転職準備(0〜6ヶ月)
- 0〜3ヶ月:プログラミングスクール受講+ポートフォリオ作成
- 3〜6ヶ月:転職活動。エージェント3社・転職サイト2社・ハローワークに登録
- 目標:未経験OKのIT企業(年収300〜400万円)に内定獲得
フェーズ2:基礎固め(1〜3年目)
- 業務:先輩エンジニアの下でコーディング・テスト・運用を経験
- 学習:Java・Python等のメイン言語を実務レベルに、AWS等のクラウドを学習
- 資格:基本情報技術者→応用情報技術者を取得
- 年収目安:400〜500万円
フェーズ3:専門性確立(3〜5年目)
- 業務:1〜2分野(例:クラウド・データ・AI)で専門性を磨く
- 転職タイミング:3年目で年収交渉、5年目で2社目に転職
- 資格:AWS Solutions Architect・Google Cloud Professional等を取得
- 年収目安:550〜700万円
フェーズ4:シニア・リード(5〜7年目)
- 業務:チームリードまたはテックリード。設計・技術選定を担当
- 選択肢:①さらに転職して年収アップ/②マネジメント/③フリーランス独立
- 年収目安:700〜900万円
このロードマップは、ITエンジニアであれば多くの人が辿れる現実的なルートです。重要なのは1〜3年目に基礎固めを徹底し、3〜5年目で専門性を確立すること。これさえできれば、5〜7年で年収700万円は十分達成可能です。
まとめ|エンジニアは「分野選び」が成功の鍵
エンジニアは「専門技術で課題を解決する技術者」の総称で、IT・機械・電気・化学・建築・食品など多分野に存在します。それぞれ仕事内容・年収・未経験難易度が大きく異なるため、まず自分が興味を持てる分野・現実的な転職ルートを見極めることが重要です。
本記事のポイントを再確認すると以下のとおりです:
- エンジニアは6つの主要分野に分かれ、年収相場は400〜700万円幅
- 未経験から目指すならIT・建築施工管理・電気工事士の3ルートが現実的
- 分野選びは「好き・難易度・年収・働き方」の4軸で判断
- キャリアパスはスペシャリスト・マネジメント・フリーランスの3パターン
- AI時代も上流工程のエンジニア需要はむしろ増加
- 5〜7年で年収700万円は十分達成可能なゴール
未経験から目指すなら、①ITエンジニア(プログラミングスクール経由)か②建築・土木の施工管理エンジニアが最も現実的なルートです。30代以降でも、適切な資格取得とスクール活用で十分にチャレンジできます。
Re:WORKでは未経験からのエンジニア転職を多数支援しています。「自分にどの分野が向いているか分からない」「具体的な転職ステップを相談したい」という方は、まずキャリア相談から始めてみましょう。エンジニアは一度スキルを身につければ、生涯にわたって市場価値が下がらない希少な職種です。今が転職のチャンスです。
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