人間関係が理由の転職はあり?|面接での伝え方と、繰り返さない会社の選び方

結論から言うと、人間関係を理由にした転職は「あり」です。厚生労働省の令和6年の調査でも、職場の人間関係は転職した人が前の職場を辞めた理由の上位に入っています。大切なのは、何がつらかったのかを具体的に分けて整理し、面接では「次にどんな環境で働きたいか」として伝えることです。整理ができていれば、面接で不利になりにくく、次の職場で同じ悩みを繰り返す可能性も下げられます。
この記事では、人間関係の悩みのタイプ別の整理の仕方、転職する前に試せること、ハラスメントの公的な相談窓口、面接での伝え方と言い換えの例文、深掘りされたときの返し方、次の職場で繰り返さないための求人票・面接・職場見学のチェックポイントをまとめます。
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人間関係が理由の転職は珍しくない|公的な調査で見る割合
厚生労働省「令和6年雇用動向調査」によると、2024年の1年間に転職した人が前の職場を辞めた理由のうち、「職場の人間関係が好ましくなかった」は男性で9.0%、女性で11.7%でした。女性では「その他の個人的理由」を除くと、「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」に次いで2番目に多い理由です。
年代別に見ると、20〜39歳の範囲では、男女とも25〜29歳がもっとも高くなっています。
| 年代 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 20〜24歳 | 7.6% | 9.8% |
| 25〜29歳 | 11.5% | 14.0% |
| 30〜34歳 | 9.6% | 11.8% |
| 35〜39歳 | 8.7% | 12.7% |
出典:厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」転職入職者が前職を辞めた理由別割合(表5)
つまり、人間関係で職場を変えるのは、多くの人が経験していることです。「人間関係くらいで辞めるのは甘えでは」と自分を責める必要はありません。ただし、人間関係が理由の転職は珍しくないため、面接では「次の職場でも同じ理由で辞めないか」が確かめられやすくなります。そこに答えられる準備が、この記事の中心です。
辞める前に整理する|人間関係の悩みを5つのタイプに分ける
「人間関係がつらい」とひとまとめにすると、次の職場で何を確かめればよいかが見えません。まずは悩みのタイプを分けてみます。
| タイプ | よくある悩みの例 | 今の会社で変えられる可能性 | 転職で避けやすいか |
|---|---|---|---|
| 1. 特定の上司との関係 | 指示が変わる、相談しにくい、威圧的に感じる | 異動や担当替えで変わることがある | 配属先の上司と面接で話せれば確かめやすい |
| 2. 同僚との関係 | 輪に入れない、仕事を押しつけられる、陰口 | 席や担当の変更で和らぐことがある | 職場見学で雰囲気をある程度確かめられる |
| 3. 職場全体の文化 | 上下関係が厳しい、飲み会が多い、助け合わない雰囲気 | 個人の力では変えにくい | 会社選びで避けやすい |
| 4. お客様・取引先との関係 | 理不尽な要求、強いクレーム | 会社の対応方針しだい | 職種や業界を変えると避けやすい |
| 5. ハラスメント | 人格を否定される、無視される、過大な要求 | 会社の相談窓口や公的機関に相談できる | まずは自分の安全を優先する |
自分の悩みがどれに当てはまるかを書き出すときは、「嫌な上司」のような大まかな言葉ではなく、「ミスを人前で長く責められた」「相談すると後回しにされた」のように場面まで書くのがコツです。場面が具体的になると、面接での伝え方も、次の職場で確かめることもはっきりします。
整理シートの書き方
書き出すときは、次の4つの欄に分けると、面接での伝え方と次の会社選びにそのまま使えます。
| あった場面 | そのとき困ったこと | 本当は何を望んでいたか | 次の職場で確かめること |
|---|---|---|---|
| ミスをすると人前で長く叱られた | 萎縮して質問できなくなった | ミスの原因を一緒に考えてもらえる指導 | 入社後の教え方、相談する相手 |
| 担当外の仕事を断れずに引き受けた | 自分の仕事が終わらず残業が増えた | 担当の範囲がはっきりした働き方 | 役割分担の決め方、チームの人数 |
| 休憩中の会話に入れなかった | 職場で孤立している気がした | 仕事のことを気軽に聞ける関係 | 職場見学での社員同士のやり取り |
「本当は何を望んでいたか」の欄が、面接で話す「次に望む環境」になります。「次の職場で確かめること」の欄は、面接の逆質問や職場見学のメモとして使えます。
反対に「人間関係で良かったこと」も書き出す
今の職場や過去の職場で、働きやすかった関係も思い出してみてください。「質問すると丁寧に教えてくれる先輩がいた」「チームで目標を共有していた」などです。これが、次の職場で求める条件になり、面接で話す志望動機の材料にもなります。
転職する前に試せることと、すぐに離れたほうがよいサイン
タイプ1や2のように、特定の人との関係が原因なら、転職しなくても状況が変わることがあります。心身に余裕があるなら、次のことを試してから判断しても遅くありません。
- 信頼できる別の上司や人事に相談する:直属の上司が原因なら、その上の上司か人事担当者に相談します
- 異動や担当替えを希望する:部署やチームが変わるだけで解決することもあります
- 相手との関わり方を変えてみる:報告はメールにする、指示は書面で受け取るなど、行き違いを減らす工夫をします
- あったことを記録する:日時、場所、言われたこと、その場にいた人をメモしておきます。相談するときや、ハラスメントの場合の証拠になります
上司の上の上司や人事に相談するときは、感情より事実を中心に伝えると、相手も動きやすくなります。たとえば次のように伝えます。
お時間をいただきありがとうございます。業務の進め方について相談させてください。ここ2か月ほど、○○さんからの指示が日によって変わることが多く、優先順位をつけにくい状況が続いています。記録したメモをお持ちしました。指示をいただく方法を整理できないか、または担当の見直しができないか、ご相談したいです。
「どうしてほしいか」まで添えると、相談された側も具体的な対応を考えやすくなります。
一方で、次のようなサインが出ている場合は、無理に続けず、まず離れることを優先してください。
- 眠れない、食欲がない、朝になると体調が悪くなる日が続いている
- 職場のことを考えると涙が出る、動悸がする
- 休日も職場のことが頭から離れず、気持ちが休まらない
- 人格を否定されるような言動や、暴力が続いている
このような状態のときは、医療機関の受診も考えてください。転職するかどうかの判断の仕方は転職すべきか迷ったときの判断基準に、転職活動中の心の整え方は転職のストレスとメンタルケアの記事にまとめています。
自分で伝えるのがつらい場合に退職代行を使うと転職に響くかどうかは、退職代行と転職の記事で整理しています。
ハラスメントが原因のときに相談できる公的な窓口
職場のパワーハラスメントについては、労働施策総合推進法により、事業主に防止のための措置を講じることが義務づけられています。中小企業も2022年4月から義務の対象になりました。厚生労働省は、職場のパワーハラスメントを「優越的な関係を背景とした言動であって、業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、労働者の就業環境が害されるもの」で、この3つをすべて満たすものとしています。代表的な例として、身体的な攻撃、精神的な攻撃、人間関係からの切り離し、過大な要求、過小な要求、個の侵害の6つの類型が示されています。なお、業務上必要で相当な範囲で行われる指示や指導は、パワーハラスメントには当たらないとされています。
社内の相談窓口に相談しにくい場合は、次の公的な窓口が使えます。
| 窓口 | 運営 | 相談できること |
|---|---|---|
| 総合労働相談コーナー | 各都道府県労働局・全国の労働基準監督署内など | いじめ・嫌がらせ、パワハラを含むあらゆる労働問題。予約不要・無料で、面談か電話で相談できる |
| ハラスメント悩み相談室 | 厚生労働省の委託事業 | パワハラ・セクハラ・妊娠出産等に関するハラスメントなどの相談。電話のほかメールやSNSでも受け付けている |
| こころの耳 | 厚生労働省の働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト | 働く人やその家族のメンタルヘルスの相談。電話・SNS・メールの窓口がある |
相談に行く前に、次のものを準備しておくと話が早く進みます。
- いつ・どこで・誰に・何を言われたか(されたか)を時系列にまとめたメモ
- メールやチャットなど、やり取りが残っているものの控え
- 社内で誰に相談したか、そのときの会社の対応
- 体調の変化があれば、受診した記録
受付時間や連絡先は変わることがあるので、利用するときは各窓口の公式サイトで確かめてください。相談員は、ハラスメントに当たるかどうかを断定できない場合もありますが、状況を整理して、どこに何を相談すればよいかを一緒に考えてもらえます。
ハラスメントが原因で退職する場合は、そのことを記録しておくことが、退職後の手続きでも役に立つことがあります。失業給付の手続きのときは、退職の経緯をハローワークに伝えてください。
面接での伝え方の基本|事実は短く、話の中心は「次の環境」
人間関係が理由で辞めたことは、隠さなくてかまいません。ただし、そのまま「上司と合わなかった」「職場の雰囲気が悪かった」と伝えると、面接官は「うちでも合わない人がいたら辞めるのでは」「本人にも原因があったのでは」と受け取りやすくなります。次の3つの順で組み立てると、前向きに伝わります。
| 順番 | 話すこと | 例 |
|---|---|---|
| 1. 事実を短く | 何が起きたかを1文で。誰かを責める言い方は避ける | 前職では、チーム内で業務の情報を共有する機会が少なく、一人で抱える仕事が多い状況でした |
| 2. 自分が取った行動 | 改善のために試したこと | 週に一度、進み具合を共有する時間を提案し、半年ほど続けました |
| 3. 次に望む環境 | どんな環境で働きたいか、それが応募先とどうつながるか | チームで情報を共有しながら成果を出す働き方をしたいと考え、朝礼や定例会でチームの状況を共有されている御社を志望しました |
2の「自分が取った行動」があると、人のせいにして辞めたのではなく、できることをしたうえで判断したことが伝わります。行動が思いつかない場合でも、「上司に相談した」「異動を希望した」など、小さなことで構いません。何もしていない場合は、作り話をせず、1と3だけで短く話します。
面接で避けたい言い方
- 前の職場の人を悪く言う:「上司が最悪で」「同僚が性格が悪くて」は、事実でも印象を下げやすくなります
- 感情を込めて長く話す:経緯の説明が長くなるほど、不満の話に聞こえます。1〜2文にとどめます
- 「人間関係が良い職場を探しています」で終える:多くの会社が自社の雰囲気を「良い」と説明するため、何を求めているのかが伝わりません
- 理由をまったく別のものに作り替える:深掘りされたときに話がつながらなくなります
履歴書・職務経歴書には何と書くか
履歴書の職歴欄は、自己都合で退職した場合「一身上の都合により退職」と書くのが一般的です。人間関係が理由であることを書類に書く必要はありません。職務経歴書に退職理由の欄を作る場合も、書くなら「チームで成果を出す働き方を求めて転職を決意」のように、次に望む環境の一文だけにします。詳しい経緯は、面接で聞かれたときに口頭で伝えれば十分です。
退職理由全般の組み立て方は面接で退職理由を聞かれたときの答え方にまとめています。ここからは人間関係の悩みのタイプごとに、言い換えの例を挙げます。
タイプ別|人間関係の退職理由の言い換え例文8つ
どの例文も、話す時間は1分以内を目安にしています。自分の状況に合わせて、事実と行動の部分を置き換えて使ってください。
1. 上司と合わなかった
前職では、上司からの指示が日によって変わることが多く、仕事の優先順位をつけにくい状況でした。指示をメモにして確認するようにしましたが、改善が難しかったため、役割や目標がはっきりした環境で働きたいと考えるようになりました。御社では入社後の目標や評価の基準を面談で共有されていると伺い、志望しました。
2. 職場で孤立した・輪に入れなかった
前職は少人数の職場で、仕事の進め方がそれぞれの担当者に任されていたため、分からないことを相談しにくい状況でした。自分から質問の時間をお願いするなど工夫しましたが、もっと教え合いながら成長できる環境で働きたいと考えました。御社の研修やOJTの体制に魅力を感じています。
3. 同僚に仕事を押しつけられた
前職では担当の範囲があいまいで、特定の人に仕事が集中しやすい状況でした。業務の分担表を作って上司に相談しましたが、体制を変えるのは難しかったため、役割分担が明確な職場で、自分の担当に責任を持って取り組みたいと考えています。
4. 上下関係が厳しい・体育会系の雰囲気が合わなかった
前職は上下関係を重んじる社風で、若手から意見を出す機会があまりありませんでした。その中でも提案を続けましたが、年次に関係なく意見を出し合える環境で働きたいと考えるようになりました。御社では若手の提案から始まった取り組みがあると伺い、そうした環境で力を発揮したいと思っています。
5. お客様からの理不尽な要求がつらかった
前職では、お客様からの強い要望に一人で対応する場面が多くありました。対応の記録を残して上司と共有するようにしていましたが、もっとチームでお客様に向き合える仕事をしたいと考えています。前職で身についた、相手の話を最後まで聞いて落ち着いて対応する力は、御社の仕事でも活かせると考えています。
6. ハラスメントを受けた
前職では、上司との関係が難しくなり、社内の窓口にも相談しましたが、働き続けることが難しいと判断して退職しました。次の職場では、困ったことを早めに相談できる体制の中で、長く働きたいと考えています。
ハラスメントの場合は、詳しい内容まで話す必要はありません。面接官が知りたいのは、今は働ける状態か、次の職場で何を望んでいるかです。聞かれたら事実を短く答え、話を次の職場のことに戻します。
7. 少人数の職場で逃げ場がなかった
前職は3人ほどの小さな職場で、一人ひとりとの関係が仕事のしやすさに大きく影響する環境でした。関係がうまくいかないときに相談できる相手がいなかったため、ある程度の人数がいて、チームで支え合える職場で働きたいと考えています。
8. 職場の雰囲気がぎすぎすしていた
前職は業績の目標が個人ごとに厳しく、同僚同士で協力しにくい雰囲気がありました。私は周りと情報を共有しながら成果を出すほうが力を発揮できると感じたため、チームで目標を追う御社の営業スタイルに魅力を感じて応募しました。
深掘りされたときの返し方|よくある追加質問4つ
人間関係が理由だと伝えると、面接官が追加で質問してくることがよくあります。答えを用意しておけば、落ち着いて返せます。
| 追加質問 | 確かめていること | 返し方の例 |
|---|---|---|
| 「あなたにも原因があったと思いますか」 | 自分を振り返れているか | 「相談のタイミングが遅かったと思います。今は困ったら早めに相談するようにしています」と、改善したことを添える |
| 「改善のために何をしましたか」 | 人のせいにして辞めていないか | 実際にした行動を一つ挙げる。何もしていなければ、次にどうするかを話す |
| 「当社にも合わない人がいたらどうしますか」 | 同じ理由で辞めないか | 「仕事の進め方を確認し合い、それでも難しければ上司に相談します」と、具体的な行動で答える |
| 「すぐに辞めずに続ける選択はなかったのですか」 | 判断の基準 | 続けるために試したことと、それでも難しいと判断した理由を短く話す |
答えに詰まったときは、「少し考えさせてください」と一言断ってから話して大丈夫です。慌てて言い訳のように話すより、落ち着いて事実と行動を答えるほうが、人との関係で困ったときにも冷静に動ける人だという印象につながります。模擬面接で一度声に出して答えておくと、本番で詰まりにくくなります。
どの質問でも、前の職場の人を責めずに、自分がどう考え、どう動いたかで答えるのが基本です。面接官は正解を求めているのではなく、人との関係で困ったときにどう行動する人なのかを見ています。
次の職場で繰り返さないための会社選び|求人票・面接・職場見学で見ること
人間関係は入社してみないと分からない部分が大きいですが、確かめる手がかりはあります。最初に整理した悩みのタイプに合わせて、確認するポイントを決めておきます。
求人票で見ること
- 研修やOJTの内容:「研修制度充実」とだけ書かれている場合は、期間や教える人が誰かを面接で聞きます
- 配属先の人数や体制:少人数の職場は関係が濃くなりやすく、大人数の職場は人との距離をとりやすい傾向があります。どちらが合うかは人によって違います
- 仕事の進め方:個人で目標を持つのか、チームで追うのかを仕事内容の欄から読み取ります
- 募集の背景:「増員」か「欠員補充」かが書かれていれば参考になります。欠員補充の場合は、前の人がどのくらい働いていたかを面接で聞いてもかまいません
面接で聞くこと
| 確かめたいこと | 質問の例 |
|---|---|
| 相談しやすさ | 入社後に分からないことがあったとき、どなたに相談する形が多いですか |
| 上司との関わり方 | 上司の方と面談する機会は、どのくらいの頻度でありますか |
| チームの雰囲気 | チームの皆さんは、普段どのように情報を共有されていますか |
| 中途入社者の定着 | 中途で入社された方が早く職場に慣れるために、工夫されていることはありますか |
| 困りごとへの対応 | 社内で困りごとを相談できる窓口や仕組みはありますか |
職場見学で見ること
- 社員同士があいさつや声かけをしているか
- 質問をしている人や、教えている人の様子
- 案内してくれる人が、ほかの社員とどう話しているか
- 職場の空気が張りつめていないか、私語がまったくない・多すぎるなど極端でないか
聞きにくいことは第三者に確かめてもらう
「職場の人間関係はどうですか」と面接で直接聞くのは、答えにくい質問になりがちです。転職エージェント経由で応募している場合は、配属先のチームの人数や年代、中途入社者が多いか、過去に入社した人がどのくらい続いているかなどを、担当者を通して企業に確かめてもらえることがあります。口コミサイトを見る場合は、書き込みの時期と部署が自分の配属先と合っているかを確かめ、一つの意見だけで判断しないようにします。
職場見学で確認するポイントは職場見学のチェックリストに、面接官の言動から働きにくい会社を見分ける方法は面接でブラック企業を見極める方法にまとめています。
人との関わり方で職種を選び直すのもひとつの方法
人間関係の悩みが「特定の人」ではなく「人と関わる量や関わり方」から来ている場合は、会社を変えるだけでなく、職種を見直すのも選択肢になります。どの職種にも人との関わりはありますが、関わる相手や時間の長さは仕事によって違います。
| 関わり方の特徴 | 職種の例 | 注意したい点 |
|---|---|---|
| 一人で作業する時間が長い | ドライバー、製造のライン作業、検査、データ入力 | 報告や引き継ぎなど、最低限のやり取りはどの仕事にもある |
| 決まった相手と継続して関わる | ルート営業、事務、設備保全 | 相手との相性が合わないと逃げ場が少ないこともある |
| 相手が毎回変わる | 販売、接客、コールセンター | 同じ人と長く関わらない分、お客様対応の負担はある |
| チームで協力して進める | 施工管理、営業チーム、介護 | チームの雰囲気が働きやすさを大きく左右する |
人と話す時間が少なめの仕事については人と関わることが少ない仕事の記事で詳しく紹介しています。未経験から応募できる求人は、未経験歓迎の物流・運輸・ドライバーの求人や未経験歓迎の製造・技能工の求人から探せます。
ただし、人と関わるのが苦手だから一人の仕事を選ぶ、という考え方だけで決めると、仕事内容が合わずに別の悩みが出ることもあります。最初に整理した「つらかったこと」と「良かったこと」の両方を見て、自分に合う関わり方を選んでください。
入社してから同じことを繰り返さないための最初の3か月
会社選びに気をつけても、入社後の関係づくりで差がつきます。最初の3か月で意識しておきたいことをまとめます。
| 時期 | 意識すること |
|---|---|
| 入社〜1週間 | 自分からあいさつし、関わる人の名前と役割を覚える。分からないことを聞く相手を一人決める |
| 1か月 | 仕事の進め方のルール(報告の仕方、相談のタイミング)を確かめ、それに合わせる |
| 2か月 | 困ったことは小さいうちに相談する。上司との面談があれば、仕事で迷っていることを伝える |
| 3か月 | 前の職場でつらかったことと同じ兆しがないか振り返る。気になることがあれば早めに相談する |
前の職場で人間関係につまずいた経験があると、新しい職場でも身構えてしまいがちです。最初から完璧な関係を作ろうとしなくて大丈夫です。あいさつ、報告、相談を丁寧に続けるだけでも、関係は少しずつできていきます。入社初日の過ごし方は転職先の初日の過ごし方にまとめています。
それでも入社後に合わないと感じた場合は、すぐに辞めると決める前に、何が合わないのかを書き出して整理します。入社後のミスマッチへの向き合い方は転職先が合わないと感じたときの対処法を参考にしてください。
よくある質問
Q. 人間関係が理由だと正直に言うと、面接で落ちませんか?
人間関係が理由だと伝えること自体が、不利になるとは限りません。印象を分けるのは伝え方です。事実を短く話し、自分が取った行動と、次にどんな環境で働きたいかにつなげれば、前向きに受け取られやすくなります。
Q. 人間関係ではなく、別の理由に言い換えたほうがよいですか?
理由をまったく別のものに作り替えると、深掘りされたときに話がつながらなくなります。人間関係が理由なら、その中身を具体的にしたうえで、「役割分担が明確な環境で働きたい」「相談しながら成長できる環境で働きたい」のように、望む環境の言葉で伝えるのがおすすめです。
Q. 入社して半年で、人間関係が理由で辞めたいと思っています。早すぎますか?
期間だけで判断する必要はありません。ただし、短期間での退職は次の面接で理由を聞かれやすくなるので、異動や相談など試せることがあるなら試してから判断すると、説明もしやすくなります。心身の不調が出ている場合は、期間にこだわらず離れることを優先してください。
Q. ハラスメントを受けたことを面接で話してもよいですか?
話してかまいませんが、詳しい内容まで説明する必要はありません。「上司との関係が難しくなり、社内の窓口にも相談したうえで退職を決めました」のように短く伝え、次の職場で何を望むかに話を移します。
Q. 人間関係の良い会社を見分ける方法はありますか?
確実に見分ける方法はありませんが、面接で相談のしやすさや中途入社者のなじみ方を聞く、職場見学で社員同士のやり取りを見る、といった方法で手がかりは得られます。転職エージェントを使えば、面接では聞きにくい職場の雰囲気を担当者に確かめてもらうこともできます。
Q. 人と関わるのが苦手でも、未経験で転職できますか?
できます。一人で作業する時間が長い仕事や、関わる相手が決まっている仕事など、関わり方が違う職種はいくつもあります。どんな関わり方ならつらくないかを先に整理しておくと、職種を選びやすくなります。
Q. 前の職場の人間関係が原因で、転職活動を始める気力が出ません。
無理に急がなくて大丈夫です。まずは休む時間を取り、眠れる・食べられるといった生活のリズムを整えることを優先してください。気持ちが少し落ち着いたら、求人を眺める、話を聞いてもらうなど、小さなことから始めれば十分です。転職エージェントへの相談も、転職すると決めていない段階から使えます。
まとめ|人間関係の転職は「整理」と「次の環境の言葉」で前向きにできる
- 人間関係は転職の理由として珍しくなく、厚生労働省の令和6年の調査でも上位に入っている
- 悩みを上司・同僚・職場の文化・お客様・ハラスメントの5つに分け、場面まで書き出す
- 心身の不調が出ているときは、転職の判断より離れることを優先し、公的な相談窓口も使う
- 面接では「事実を短く・取った行動・次に望む環境」の順で話し、前の職場の人を責めない
- 求人票・面接の質問・職場見学で、次の職場の相談しやすさやチームの雰囲気を確かめる
- 関わる量や関わり方が合わない場合は、職種を見直すのも選択肢になる
Re:WORKは、未経験からの転職に特化した転職エージェントです。人間関係で悩んで退職を考えている方も、何がつらかったのかを担当アドバイザーと一緒に整理し、面接での伝え方や、次の職場で確かめるポイントを準備できます。面接では聞きにくい条件の確認や、面接日程・入社日の調整も、担当者が間に入って進めます。相談はオンラインで全国から無料でき、相談だけで転職しない選択もできます。
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