履歴書の趣味・特技欄の書き方|例文一覧と「特になし」にしない書き方

履歴書の趣味・特技欄の書き方|例文一覧と「特になし」にしない書き方

履歴書の趣味・特技欄は、「何をしているか」だけで終わらせず、続けた期間や頻度、そこで身についたことを一言添えて書くと、読み手に人柄が伝わります。「特になし」でも失格になるわけではありませんが、面接の話題が減るので、書けることがあれば短くても書いておくほうが得です。

この記事では、趣味・特技欄の位置づけ、書き方の型、趣味の例文一覧(読書・料理・ランニング・旅行など)、特技の例文一覧、職種との結びつけ方、書かないほうがいいもの、趣味が思い浮かばないときの考え方をまとめます。面接で趣味を聞かれたときの答え方は別の記事があるので、ここでは履歴書に「書く」ことに絞ります。

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履歴書の趣味・特技欄とは?厚生労働省の様式例での位置づけ

市販の履歴書には「趣味・特技」の欄があるものもあり、書き方に迷う人が少なくありません。一方、厚生労働省が2021年に公表した履歴書の様式例では、趣味や特技の専用欄はなく、「志望の動機、特技、好きな学科、アピールポイントなど」という1つの欄にまとめられています。

ハローワークの応募書類のパンフレット(厚生労働省)は、この欄の「特技」について、次のように整理しています。

書き方の種類内容パンフレットでの位置づけ
技能・技術応募先企業で活用できる技能・技術優先して記載する
個人的な活動「趣味」「スポーツ」「ボランティア活動」などを含む、拡大解釈した特技志望動機やアピールポイント、技能・技術よりも後。書く場合も仕事に関係するものを優先

つまり、公的な案内では、趣味よりも志望動機や仕事に活かせる技能が先で、趣味を書くなら仕事に関係するものを優先する、という考え方です。だからといって趣味を書いてはいけないわけではありません。欄に余裕があれば、人柄が伝わる範囲で書くのが一般的です。

専用の趣味・特技欄がある履歴書では

  • 欄が独立している履歴書では、1〜2行(20〜40字程度)で簡潔に書くのが一般的です(字数は目安で、決まりはありません)
  • 欄が小さい場合は、趣味と特技を分けず、1つにまとめて書いて構いません
  • 空欄のままにするより、「特になし」と書くか、書けることを短く書くほうが、記入漏れと受け取られにくくなります

履歴書の様式には複数あり、どれを使うかは自分で選べます。欄の名前や大きさが違っても、考え方は共通です。

「特になし」と書いてもよい?書くメリットと考え方

「特になし」と書いても、それだけで不採用になる決まりはありません。ただ、趣味・特技欄は、仕事の能力とは別の面を伝えられる数少ない場所です。書いておくと、面接で話の入口になり、会話が続きやすくなります。

「特になし」一言でも書く
書類での印象情報がないため、人柄が伝わりにくい人柄や習慣が少し伝わる
面接での話題質問が出にくい質問のきっかけになる
書く手間ほぼなし数分
リスクほぼなし内容によっては誤解されることがある(後述)

どちらを選んでも構いませんが、本当に何もないわけではなく、ただ書き方がわからないだけ、というケースが多くあります。休日にしていること、続けている習慣、人からよく頼まれることなど、日常の中に書ける材料はあります。

趣味欄を使うときの原則

  1. 事実を書く:実際にやっていることだけを書く。面接で聞かれて詰まらない範囲に
  2. 具体的に書く:「読書」だけでなく、ジャンルや頻度を添える
  3. 続けた期間や頻度を入れる:「3年間続けている」「週2回」など
  4. 仕事とのつながりを一言添える:無理に結びつけなくてよいが、自然につながるなら添える
  5. 短くまとめる:1〜2行に収める

趣味・特技の書き方の型|事実→期間・頻度→得たこと

書き方に迷ったら、次の3段で組み立てます。3段すべてを入れる必要はなく、欄の大きさに合わせて最初の2段、または1段目だけでも構いません。

基本の型

【事実】〇〇をしています。

【期間・頻度】△年間、週□回続けています。

【得たこと】そこで□□という力(習慣)が身につきました。

書き方例印象
事実だけ「読書」何を読むのか、どれくらいかがわからない
事実+頻度「読書(月に3冊ほど)」続けていることが伝わる
事実+頻度+ジャンル「歴史小説を中心とした読書(月に3冊ほど)」具体的で話題にしやすい
事実+頻度+得たこと「歴史小説を月3冊読み、物事を長い目で見る習慣が身につきました」人柄まで伝わる

一言を足すだけで、「読書」が「ただの読書」から、話の入口に変わります。数字を入れるときは、ざっくりでも本当の数字にします。

【趣味の例文一覧】読書・料理・スポーツ・旅行など30選

次の表は、よくある趣味を履歴書向けに書いた例です。そのまま写すのではなく、自分の実際の内容に置き換えてください。字数は20〜50字を想定しています。

趣味履歴書での書き方の例添えられる一言(身についたこと)
読書ビジネス書や小説を月に3冊ほど読んでいます新しい考え方に触れる習慣
映画鑑賞月に2本ほど映画を観て、感想をメモしています感じたことを言葉にする力
料理毎日自炊し、週末に作り置きをしています段取りを考える力
お菓子作り休日にお菓子を作り、友人に配っています手順を守って仕上げる丁寧さ
ランニング週3回、5キロ走っています継続する習慣
ジム・筋トレ週2回、ジムでトレーニングを続けています計画を立てて取り組む力
サッカー・フットサル地域のチームで週1回プレーしていますチームで協力する経験
野球学生時代から草野球を続けています仲間と目標に向かう経験
バスケットボール社会人チームで週1回活動していますチームでの連携
水泳週1回プールに通っています継続する体力
登山・ハイキング月に1回、近郊の山を歩いています計画を立てる力
キャンプ年に数回、友人とキャンプに行っています準備と段取りを考える力
旅行年に2回、国内の城や史跡を巡っています計画を立てて動く力
ドライブ休日に遠出のドライブを楽しんでいます安全運転への意識(運転職の場合)
釣り月1回、海釣りを楽しんでいます粘り強さ・観察力
写真撮影風景写真を撮りに出かけています細部に気づく目
DIY家具や棚を自作しています手順を考えて形にする力
ガーデニング・園芸ベランダで野菜を育てています継続して世話をする習慣
ゲーム週末に仲間とオンラインゲームを楽しんでいますチームでの連携(職場にふさわしい表現で)
楽器演奏ギターを5年間続けていますコツコツ練習する力
カラオケ・歌友人と月1回カラオケに行っています(単独の特技にしにくい。軽めに)
カフェ巡り休日に新しいカフェを訪れています接客や空間づくりへの関心(接客職の場合)
散歩・ウォーキング毎朝30分歩いています規則正しい生活習慣
ボランティア地域の清掃活動に年数回参加しています地域とのつながり
語学の勉強英語の勉強を毎日30分続けています学び続ける姿勢
資格の勉強簿記の勉強を始めています仕事に関連する学び
手芸・編み物編み物でマフラーなどを作っています集中力と丁寧さ
ペットの世話犬を飼い、毎日散歩に連れて行っています責任を持って世話をする習慣
動画・音楽鑑賞音楽を聴きながら、家事をするのが日課です(書いてもよいが、具体を添えると話題にしやすい)

同じ趣味でも、頻度・ジャンル・続けた年数のどれか1つを足すだけで、読み手に伝わる情報が増えます。たとえば「旅行」より「年に2回、国内の城や史跡を巡っています」のほうが、面接で聞いてもらいやすくなります。

【特技の例文一覧】資格・技能・得意なこと20選

特技は、ハローワークのパンフレットで「応募先企業で活用できる技能・技術」を優先して書く、とされている部分です。仕事に関係するものから先に書き、趣味に近いものは後ろに置くのが一般的です。

特技書き方の例ひとこと
パソコン(Excel)Excelで関数やピボットテーブルを使えます「使えます」だけより、できる操作を書く
パソコン(Word・PowerPoint)Wordで文書作成、PowerPointで資料作成ができます経験した範囲を書く
タイピング1分間に○文字のタイピングができます(実測値)数字があるなら入れる
英会話日常会話レベルの英会話ができますレベルは正直に。証明できるなら資格やスコアも
書道書道を10年間続け、段位を持っています段位は正式名称で
珠算・暗算そろばんを習っていたため、暗算が得意です数字を扱う仕事で話題になりやすい
運転普通自動車免許(AT限定)を持ち、運転が得意です資格・免許欄と重複させない
料理大人数向けの料理を作るのが得意です飲食・食品関連で活きる
楽器ピアノを15年間習い、現在も弾いています続けた年数を入れる
スポーツバスケットボールを10年間続けていますチームでの役割を一言添える
手先の器用さ細かい作業が得意で、模型づくりを続けています製造・検査職で話題になりやすい
整理整頓机や書類を整理し、探し物をしない仕組みづくりが得意です事務職・倉庫で活きる
聞き上手友人や同僚の相談を聞くことが多いです客観的な裏づけがあると伝わる
早起き毎朝5時に起きて、運動をしています規則正しい生活の習慣
体力学生時代から運動を続け、体力に自信があります立ち仕事や現場で活きる
暗記資格試験の勉強で、短期間に覚える方法を身につけました学び続ける姿勢
計画を立てること旅行の計画を立てるのが得意です段取りが必要な仕事で活きる
動物の世話犬の世話を長年続けています責任感の裏づけに
絵やイラスト簡単なイラストを描くのが得意です資料作成やデザイン系で活きる
話すこと人前で話すのが得意で、学生時代は司会を務めました営業・接客で活きる

特技として書く場合は、「本当にできること」を書きます。レベルを盛りすぎると、面接で「やってみてください」と言われたときに困ります。得意なこと、続けていること、人から頼まれることを素直に書けば十分です。

職種に合わせた書き方|営業・販売・事務・製造・介護・ドライバー

趣味や特技は、応募する職種に自然につながる形で書くと、読み手が人柄を想像しやすくなります。無理に結びつける必要はありませんが、つながる部分があれば一言添えます。

応募職種相性の良い趣味・特技書き方の例
営業スポーツ、人と会う趣味、話すこと「地域のサッカーチームで週1回活動し、年齢の違う仲間と連携しています」
販売・接客カフェ巡り、旅行、人と関わる趣味「カフェ巡りが趣味で、お店の接客や空間づくりを見るのが好きです」
事務パソコン、整理整頓、読書、資格の勉強「Excelの関数を学び、家計管理表を自作しています」
製造・工場手先の細かい趣味、模型、DIY、筋トレ「プラモデルの製作が趣味で、細かい作業を集中して続けるのが得意です」
介護・福祉ボランティア、料理、動物の世話、聞き役「地域の清掃活動に参加し、高齢の方と話す機会があります」
ドライバー・物流ドライブ、運転、地図を見ること「ドライブが趣味で、長距離でも安全運転を心がけています」
施工管理・建設DIY、登山、体力づくり「DIYで棚を作るのが趣味で、図面を見ながら作業するのが好きです」
IT・Webパソコン、ゲーム、ブログ、学習「プログラミングの学習を独学で続け、簡単なアプリを作りました」

営業職の面接では趣味も話題になることがあります。面接での答え方は転職の面接で趣味を聞かれたら?好印象な答え方と例文集にまとめています。履歴書に書いた内容と面接の答えがそろっていると、話がぶれません。

応募先の仕事と関係がなくてもよい?

関係がなくても書いてかまわない場合が多いです。パンフレットは仕事に関係するものを優先するとしているので、関係のあるものがあれば先に書きます。趣味の目的は「仕事に直結すること」ではなく、「この人と働くイメージが持てること」です。

履歴書の志望動機欄の書き方は、履歴書の志望動機の書き方の記事で例文つきで紹介しています。

書かないほうがいいもの|誤解されやすい趣味と書き方

趣味は自由に書いてよい欄ですが、書き方によっては誤解を招いたり、面接で説明しづらくなったりします。次の表は、書く前に見直したい例です。

避けたいもの理由書き換えの例
ギャンブル(パチンコ、競馬など)好みが分かれやすく、面接で説明が長くなりやすい「週末は友人と出かけることが多いです」など、別の内容に
宗教・政治に関する活動個人の思想・信条にかかわる内容は、採用選考で企業が把握すべきでない事項とされている(後述)趣味としては書かない
寝ること・何もしないこと活動が見えず印象が弱い「週末は散歩して気分を切り替えています」など具体的に
実際にしていないこと面接で詰まる本当にしていることだけを書く
他人の悪口になりかねない内容ネガティブな印象前向きな表現に
長すぎる説明欄に収まらず、読みにくい1〜2行にまとめる
危険を伴う活動を強調する説明が長くなりやすい必要なら「安全に配慮して」を添える
専門用語だらけの説明読み手に伝わらない一般の人が理解できる言葉で

厚生労働省が「聞いてはいけない」としている事項との関係

厚生労働省の「公正な採用選考」のページでは、就職差別につながるおそれのある事項として、本人に責任のない事項(本籍・出生地、家族に関すること、住宅状況、生活環境・家庭環境など)と、本来自由であるべき事項(宗教、人生観・生活信条、思想、購読新聞・雑誌・愛読書、支持政党、尊敬する人物、労働組合や社会運動に関することなど)が挙げられています。これらは企業側が応募者に質問したり、書かせたりしないよう求められている事項で、すべてを網羅したものではなく例示とされています。

応募者が自分の意思で書くことが禁止されているわけではありません。ただ、企業が把握すべきでない内容を自分から書くと、どう扱われるかが相手次第になります。愛読書や尊敬する人物の欄が履歴書にあっても、書かなければならないわけではありません。趣味の欄に宗教や政治に関わる活動を書くかどうかは、書く必要があるかを考えて判断してください。迷ったら、書かない選択で問題ありません。

企業側が把握すべきでないとされる事項(例)趣味欄での扱い
宗教に関すること書かない
支持政党・政治活動書かない
購読新聞・雑誌・愛読書「読書」とだけ書く。必須ではない
尊敬する人物欄があっても必須ではない
労働組合・社会運動書かない
家族の職業・学歴など趣味欄とは関係ないが、書かない

欄の大きさ別の書き方と、弱い書き方→強い書き方の書き換え

専用の趣味・特技欄は、履歴書によって1行のものから3〜4行のものまであります。大きさ別に、同じ趣味(ランニング)を書き分けた例です。

欄の大きさ書き方の例
1行(20字前後)ランニング(週3回)
2行(40字前後)ランニング。週3回、5キロ走る習慣を3年間続けています。
3〜4行(80字前後)ランニング。週3回、5キロ走る習慣を3年間続けています。市民マラソンに年1回出場し、目標のタイムに向けて練習計画を立てています。

次は、弱い書き方を直した例です。変えているのは「具体性」だけで、事実はそのままです。

弱い書き方直した例直したポイント
音楽ギター演奏。5年間、週末に練習を続けています年数と頻度を追加
スポーツバスケットボール。社会人チームで週1回プレーしています種目とチームを追加
旅行国内旅行。年2回、各地の城や史跡を巡っています範囲と頻度を追加
料理自炊。毎日の食事を作り、週末は作り置きをしています具体的な行動を追加
映画映画鑑賞。月2本観て、感想を記録しています頻度と習慣を追加
読書読書。ビジネス書や小説を月に2〜3冊読んでいますジャンルと頻度を追加
パソコンExcel。関数やグラフを使って家計簿を作っていますできることを追加
英語英語学習。毎日30分、アプリで続けています学習の習慣を追加

学生時代の趣味・部活動を書いてもよい?

書いても構いません。学生時代から続けているものは「継続している」という意味で好材料になります。ただし、数年前にやめたものを現在のことのように書くのは避けます。「学生時代にバスケットボール部(6年間)。現在は月1回、友人と楽しんでいます」のように、時期をはっきりさせて書きます。

状況別|第二新卒・ブランク・フリーターの場合

状況趣味・特技欄の考え方例
社会人経験が浅い(第二新卒)仕事以外の継続している習慣で、人柄を伝える「ジム通い。仕事帰りに週2回、1年間続けています」
ブランクがあるブランク中に続けたこと・始めたことを添える「家庭学習。ブランク中にExcelを独学で学びました」
フリーター・アルバイト中心続けた活動や、得意なことで、継続力を示す「釣り。月1回、5年間続けています」
転職回数が多い長く続けている趣味があれば、継続力の裏づけに「ランニング。8年間、週3回続けています」
未経験の職種に応募職種に近い活動や学びを書く「簿記の勉強。3級を目指して学習中です」

ブランクや転職回数が多いことに不安がある場合は、空白期間(ブランク)ありの転職|面接での説明方法と例文と転職回数が多いと転職エージェントに不利?回数別の対策と伝え方も参考にしてください。趣味欄は、そうした不安を直接解決する欄ではありませんが、「長く続けられる人」という印象を事実で補う場所にはなります。

趣味が思い浮かばないときの5つの質問

「趣味と言えるものがない」と感じる人でも、日常の中に書ける材料はあります。次の5つの質問に答えてみてください。

  1. 休日の朝、起きてまず何をしますか(散歩、スマホ、掃除、料理など)
  2. お金や時間をつい使ってしまうものは何ですか(本、服、ゲーム、食べ歩きなど)
  3. 人からよく頼まれることは何ですか(相談、パソコン、料理、運転など)
  4. 続けている習慣は何ですか(日記、筋トレ、貯金、早起きなど)
  5. 子どもの頃に好きだったことで、今も少し続けているものはありますか
答えの例履歴書に書く形
休日は料理をする毎週末、作り置きの料理をしています
つい本を買ってしまう小説や実用書を月に2〜3冊読んでいます
人からパソコンを頼まれるパソコンの設定や操作を家族や友人に教えています
毎朝ウォーキングをしている毎朝30分のウォーキングを3年間続けています
家計簿をつけている家計簿をつけて、収支を管理しています

特別な趣味でなくても構いません。「続けていること」を見つけて、頻度や年数を添えれば、履歴書の一言になります。

「ゲーム」「スマホ」「動画視聴」は書いていい?

書いて問題はありませんが、それだけでは情報が薄くなります。「ゲーム」なら、仲間と協力するタイプか、一人でコツコツ進めるタイプか、何年続けているかを添えます。たとえば、「友人と週1回オンラインゲームを楽しみ、役割を決めて連携しています」のように書くと、人柄が伝わります。動画視聴は、ジャンルや学んでいることを添えます。

書いた趣味は面接でどう聞かれるか|質問と答えの骨子

パンフレットでは、履歴書は審査書類であり、面接は提出した書類に基づいて質問されることが多いとされています。趣味・特技欄も例外ではなく、書いた一言が会話の入口になります。書く段階で、聞かれそうな質問に30秒で答えられるか確認しておくと安心です。

書いた趣味・特技聞かれやすい質問答えの骨子(事実に置き換えて使う)
ランニングいつから、どれくらい走っていますか始めた時期→今の頻度→続けて気づいたこと
読書読書で気をつけていることは読書のきっかけ→続け方→仕事に活きた点があれば
料理得意な料理は何ですか得意料理→工夫していること→段取りの考え方
サッカーなどのチームスポーツチームでの役割はポジションや役割→チームで意識していること
旅行印象に残った場所は場所→理由→計画の立て方
Excel・パソコンどんな作業ができますかできる操作を3つ→使った場面
英語どの程度話せますかレベルを正直に→勉強の方法→仕事で使いたい場面
ゲームどんなゲームですか種類→続けている期間→人と協力する場面があれば

答えのポイントは、結論(何をしているか)→具体(いつから、どのくらい)→一言(そこで気づいたこと)の順です。長く話さず、相手の反応を見て広げるくらいの量が会話しやすくなります。面接での答え方の全体像は転職の面接で趣味を聞かれたら?好印象な答え方と例文集を確認してください。

Web履歴書・エントリーフォームの趣味欄の場合

求人サイトのWeb履歴書や応募フォームにも、趣味・特技の入力欄があります。入力欄に字数制限がある場合は、その範囲で「事実+頻度」の一言にします。コピーして貼る前に、改行や記号が崩れていないかを見直してください。Web履歴書は一度作ると複数の応募先に使い回せるので、応募先ごとに特技を差し替えるなら、内容を保存しておくと便利です。

職務経歴書にも趣味・特技を書く?

職務経歴書には、取得資格やパソコンスキル、活かせる能力、自己PRなどを追加するのが一般的で、趣味は書かなくて構いません。パソコンスキルや資格、語学のように仕事に活かせる特技は、職務経歴書の「活かせる能力」の項目にも書けます。履歴書の特技欄と内容がそろうように書いてください。

履歴書の趣味・特技欄の最終チェック|提出前の8項目

  1. 実際にしていること・できることだけを書いている
  2. 頻度・年数・ジャンルのどれかを添えている
  3. 1〜2行(20〜50字程度)に収まっている
  4. 宗教・政治・ギャンブルなど、誤解を招きやすい内容を書いていない
  5. 特技は、仕事に活かせるものを先に書いている
  6. 面接で質問されても、30秒で答えられる
  7. 応募する職種と、極端に反する印象になっていない
  8. 誤字脱字がない

欄が小さいときは、2つ並べず1つに絞ります。複数書くなら、上に「仕事に近いもの」、下に「人柄が伝わるもの」を置くのが一般的です。

書類全体の見直しは転職エージェントの書類選考に通らない原因7つと対策、応募のマナーは転職活動のマナー完全ガイド|面接・応募・連絡の全作法が参考になります。自己PRに書く強みの見つけ方は転職で使える自己PRの書き方|強み別の例文集と採用担当者が見るポイントも確認してください。

よくある質問

Q. 趣味・特技欄が空欄だと不利になりますか?

空欄にするより、書けることを短く書くほうが無難です。書けることがなければ「特になし」でも構いませんが、一言でも書いておくと、面接の話題が増えます。

Q. 趣味と特技は分けて書くべきですか?

欄が分かれていれば、それぞれ書きます。欄が1つなら、仕事に活かせる特技を先に、人柄が伝わる趣味を後に書きます。

Q. 趣味に「読書」と書くとき、ジャンルや本のタイトルも書くべきですか?

ジャンルを添える程度で十分です。タイトルや愛読書は、企業側が尋ねるべきでない事項に含まれており、書く必要はありません。

Q. 特技にパソコンのスキルを書くときの注意点は?

「使えます」だけでなく、できる操作を書きます。Excelなら関数、表の作成など。資格がある場合は、資格・免許欄にも正式名称で書きます。

Q. 趣味が複数ある場合、いくつまで書けますか?

欄の大きさによりますが、1〜2つが目安です。多く書きすぎると、一つひとつの印象が薄くなります。

Q. 履歴書に書いた趣味を、面接で詳しく聞かれたらどうなりますか?

話題にしやすいように、書いたことは30秒〜1分で説明できるようにしておきます。聞かれたときの答え方は転職の面接で趣味を聞かれたら?好印象な答え方と例文集で確認できます。

Q. 嘘にならない範囲で、趣味を少し良く見せてもいいですか?

事実を大きく見せるのは避けます。書いたことは面接で聞かれるので、本当にしていることを、わかりやすく書くのが安全です。

まとめ|趣味・特技欄は「事実+一言」で人柄を伝える

  • 厚生労働省の様式例では、趣味・特技の専用欄はなく、志望動機などと共用の欄。仕事に活かせる技能が先、趣味は仕事に関係するものを優先する考え方
  • 書き方の型は「事実→期間・頻度→得たこと」。頻度か年数を添えるだけで具体的になる
  • 特技は、仕事に活かせる技能から書く。盛らず、実際にできることを書く
  • 宗教・政治・ギャンブルなど誤解を招きやすい内容は避ける。愛読書や尊敬する人物は書かなくてよい
  • 趣味が思い浮かばないときは、休日にしていること、続けている習慣、頼まれることから探す

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この記事の執筆・監修

大林 諒

株式会社Nexly 代表取締役

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