AI面接・録画面接とは|種類と流れ・受け方の準備と話し方のコツ

AI面接・録画面接は、人の面接官がその場にいない状態で、画面に出る質問に自分で答えて提出する面接のことです。AIが話しかけてくる対話型と、決められた質問に答える様子を録画して送る録画型があり、どちらも自宅などからパソコンやスマホで受けられます。
この記事では、AI面接と録画面接の種類、受けるまでの流れ、環境と話し方の準備、よく出る質問と答えの組み立て方、トラブルが起きたときの対処をまとめます。評価の仕組みはサービスごとに違い、企業側も公開していないことが多いため、「こうすれば高く評価される」とは書きません。案内に書かれている範囲で、確実に準備できることに絞っています。
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AI面接・録画面接とは|2つの型と、人が行う面接との違い
「AI面接」と呼ばれるものには、実は仕組みの違う複数の形があります。会社やサービスによって呼び方も内容も違うため、案内メールの説明を読んで、どの形かをまず確認します。一般的には、次のように整理されることが多いです。
| 型 | どんな面接か | 応募者がやること |
|---|---|---|
| AIが対話する型 | 画面上のAI(音声やキャラクターなど)が質問を読み上げ、応募者が答えると次の質問に進む | 決まった時間に、または期間内の好きな時間に、カメラとマイクを使って答える |
| 録画して提出する型 | 質問が画面に表示され、制限時間内に答える様子を録画して送る。あとで企業の担当者が見る | 質問を読み、回答の準備時間を使って、録画ボタンを押して話す |
| 人の面接をAIが補助する型 | 通常のWeb面接で、文字起こしや記録をAIが補助する | 通常のWeb面接と同じように話す |
3つめは、応募者から見ると普通のWeb面接と変わりません。この記事では、おもに1つめと2つめを扱います。録画面接とAI面接を分けて説明されることもありますが、実際には「AIが質問する録画」「人が後で見る録画」が組み合わさったものも多く、境目ははっきりしません。
人の面接官との面接との違い
| 項目 | 対面・通常のWeb面接 | AI面接・録画面接 |
|---|---|---|
| 質問のやりとり | 相手の反応を見て、言い換えや補足ができる | 質問は決まっていることが多く、聞き返しや補足がしにくい |
| 受ける時間 | 企業が指定した日時 | 期間内なら自由な時間にできる場合もある(案内による) |
| 緊張 | 相手の目の前で緊張する | 画面と話す不自然さ。反応がなく話しにくい |
| やり直し | できない | 録画の撮り直しができるかは、サービスにより違う。案内で確認 |
| 見る人 | その場の面接官 | 録画を担当者が見る、または見る前にツールが整理するなど、企業により違う |
AI面接を採り入れる企業は、一次選考の段階で多くの応募者に同じ質問をして比較しやすくするため、あるいは日程調整の負担を減らすため、といった理由が説明されることがあります。ただ、企業ごとに目的は違い、ここで書いたことがすべての会社に当てはまるわけではありません。
受けるまでの流れ|案内メールから提出まで
流れは、サービスによって細かく違いますが、おおまかには次の順です。
- 案内メールが届く…受験用のURL、期限、所要時間、注意事項が書かれている
- 期限内にURLを開く…会員登録やログインが必要な場合もある
- カメラ・マイクの許可と動作確認…ブラウザの許可を求める表示が出る。テスト録画がある場合も
- 注意事項と同意の確認…録画データの取り扱い、禁止事項などの説明がある
- 質問に回答する…質問が表示または読み上げられ、制限時間内に答える
- 提出して完了…完了画面を確認し、可能なら画面を保存しておく
- 結果の連絡を待つ…合否や次の選考の連絡は、企業から別に来る
所要時間は、案内に書かれています。10分程度のものから、30分以上かかるものまであるので、「空き時間に少しずつ」ではなく、一度で終わらせられる時間を確保します。
案内メールで必ず確認する7項目
- 受験の期限(日付と時刻)
- 所要時間と、中断・やり直しができるか
- 使える端末(パソコン、スマホ、タブレット)と対応ブラウザ
- 質問の数と、1問あたりの制限時間
- 服装の指定、背景についての注意
- 録画データの利用目的と保存期間の記載
- 問い合わせ先(接続できないときの連絡先)
とくに、使える端末とブラウザは大切です。スマホ不可やPC推奨のサービスがあり、確認せずに受け始めると、途中で動かなくなることがあります。
受ける前に整える環境|通信・音声・映像・場所
録画型は、相手の反応を見ながら調整することができません。そのため、最初の環境づくりで差がつくことが多いです。チェックする項目を表にまとめました。
| 項目 | 確認すること | よくある失敗 |
|---|---|---|
| 通信 | Wi-Fiの速度が安定しているか。可能なら有線 | 途中で映像が止まり、回答がやり直しになる |
| 端末 | 充電が十分か。パソコンは電源をつなぐ | バッテリー切れで中断する |
| 音声 | マイクが声を拾っているか。イヤホンのマイクの位置 | 音量が小さい、周囲の雑音が入る |
| 映像 | 顔が画面の中央に映り、目線の高さにカメラがあるか | 下から映っている、顔が暗い、影ができる |
| 明るさ | 顔の正面に光があるか。窓を背にしない | 逆光で顔が暗くなる |
| 背景 | 壁やカーテンなど、整った場所か | 洗濯物や散らかった部屋が映る |
| 静かさ | 家族への声かけ、ペットの鳴き声、通知音の対策 | 途中でインターホンや電話が鳴る |
| 時間 | 前後に余裕をもって予定を空ける | 他の予定の直前で焦る |
カメラの位置、背景、照明の整え方は、Web面接のカメラ位置・背景・照明|映りで損しない完全準備ガイドに詳しく書いています。録画面接でもそのまま使えます。
服装は、案内に指定がなければ、通常のWeb面接と同じ感覚で選びます。上半身しか映らないと思って下を部屋着にすると、立ち上がったときに映ってしまうことがあります。迷ったときは転職面接の服装・マナーを見て、全身を整えておくと安心です。
話し方の準備|画面に向かって話す6つのコツ
画面に向かって話すと、相手の表情が見えないため、普段より早口になったり、単調になったりしがちです。次の6つを意識すると、聞き取りやすくなります。
- 目線はレンズに向ける…画面の中の自分の顔やAIの画像を見ると、録画では目線がそれて見えます。話すときはカメラのレンズを見ます。
- いつもより少しゆっくり話す…録画は音声がこもることがあります。語尾まではっきり話します。
- 結論から話す…「結論は◯◯です。理由は2つあります」の形で始めると、制限時間内でも伝わります。
- 声の大きさは少し大きめに…マイクが遠いと小さく聞こえます。テスト録画で聞き返して調整します。
- 表情を普段より少し大きく…画面越しだと、表情の変化が小さく見えます。口角を意識して上げます。
- 質問を読み上げ終わるまで待つ…質問の途中で話し始めると、録音に被ることがあります。
録画型では、話し始める前の「間」や、言いよどみも、そのまま記録されます。ただ、完璧に話そうとすると、かえって不自然になります。間を取りながら、落ち着いて話すほうが伝わりやすくなります。
評価のされ方は「わからない」と割り切って、見えるところだけ整える
AI面接を受ける人が気にするのは、「AIはどこを見て評価しているのか」です。結論からいうと、評価の中身はサービスや企業によって異なり、公開されていないことが多いため、外から正確に知ることはできません。インターネット上には「表情を見ている」「視線を見ている」「声のトーンを見ている」といった説明がありますが、どのサービスがどの項目をどう使っているかは、利用する企業の案内に書かれている範囲しかわかりません。
そこで、この記事では推測に頼らず、次の考え方をおすすめします。
- 案内に書かれた評価項目や注意事項を、最優先に読む。書かれていれば、それに沿って準備する
- 人が録画を見ても伝わる話し方にする。録画型は、あとで担当者が見る形のものもあり、聞き取りやすく、内容がわかりやすい話し方は、どの場合でも無駄になりにくい
- 質問に答えることを優先する。聞かれていないことを長々と話さず、質問に直接答える
- 不安なら企業に聞く。「評価の観点を教えていただけますか」と聞くこと自体は失礼にあたらず、答えてもらえるかは企業次第
評価の仕組みを探る時間があるなら、質問への答えを準備して、声に出して練習する時間にあてたほうが、結果につながりやすいです。
よく出る質問と、答えの組み立て方
AI面接・録画面接でも、聞かれる内容は通常の面接と大きくは変わりません。ただし、1問あたりの回答時間が決まっていることが多いので、制限時間内に収まる長さで組み立てます。1分で話せる文字数は、話す速さによりますが300字前後が目安です。練習で自分の速さを測って調整してください。表は筆者の目安です。
| 質問 | 回答時間の目安 | 組み立て方 |
|---|---|---|
| 自己紹介 | 30秒〜1分 | 名前→今の仕事(または直近の経験)→一番伝えたい強み→志望の一言 |
| 志望動機 | 45秒〜1分 | 結論(なぜこの会社か)→きっかけ→自分の経験とのつながり→入社後にやりたいこと |
| 退職理由・転職理由 | 30秒〜1分 | 事実を短く→前向きな目的→次の会社で実現したいこと |
| 強み・長所 | 45秒〜1分 | 強みを一言→具体的な場面→結果→仕事での活かし方 |
| 短所・失敗経験 | 45秒〜1分 | 事実→原因→改善のために取った行動→今の状態 |
| 入社後にやりたいこと | 30秒〜1分 | 最初の3か月でやること→1年後に目指すこと |
| 最近頑張ったこと | 45秒〜1分 | 状況→自分がやったこと→結果→学び |
回答の例(自己紹介・約40秒)
「◯◯と申します。現在は飲食店で3年間、ホール業務と新人の指導を担当しています。接客のなかで、お客様の希望を先に聞き取って提案することを心がけてきました。今回、未経験ですが営業職を志望したのは、お客様と長く関係を築く仕事に挑戦したいと考えたからです。本日はよろしくお願いいたします。」
回答の例(退職理由・約40秒)
「前職では、月の休日が不規則で、学び直しの時間が取れませんでした。その中でも、◯◯の資格の勉強を続け、◯月に取得しました。次の職場では、安定した勤務のなかで知識を活かして成長したいと考えています。」
例文は、そのまま読み上げるのではなく、自分の経験に置き換えてください。読み上げていることは映像からも伝わりやすいため、箇条書きのメモを作り、見ながら話すくらいにします。自己紹介の型は面接の自己紹介の答え方と例文集、志望動機は転職の面接で「志望動機」を聞かれたら、退職理由は面接で「退職理由」を聞かれたらが使えます。
制限時間ごとの文字数の目安
録画型では、1問ごとに「1分」「90秒」などの制限があります。話す速さには個人差がありますが、練習の目安として、次のように考えると準備しやすくなります。
| 制限時間 | 原稿にしたときの文字数の目安 | 入れられる中身 |
|---|---|---|
| 30秒 | 130〜150字 | 結論と理由1つ |
| 1分 | 250〜300字 | 結論、理由、具体例1つ、まとめ |
| 90秒 | 380〜450字 | 結論、理由、具体例2つ、まとめ |
| 2分 | 500〜600字 | 経緯を含めた説明。話が長くなりやすいので、構成を決めておく |
これは練習用の目安で、実際には間を取りながら話すので、この文字数を全部詰め込む必要はありません。むしろ、制限時間の8割くらいで話し終えるように準備すると、緊張して遅くなっても収まります。
志望動機の回答例(職種別・各40秒ほど)
営業職を志望する場合…「接客の仕事で、お客様に提案して感謝されることにやりがいを感じてきました。より長くお客様と関われる営業職に挑戦したいと考え、御社を志望しました。未経験ですが、聞き取った内容をもとに提案する力は活かせると考えています。」
製造職を志望する場合…「ものづくりに関わる仕事がしたいと考えてきました。前職では商品の検品を担当し、細かい違いに気づくことが得意だと分かりました。御社の製造ラインで、品質を守る側に回りたいと考えています。」
事務職を志望する場合…「前職で、シフト表や売上の集計をExcelで管理していました。数字を整理して、周囲の仕事を支える役割にやりがいがあり、事務職を志望しました。入社後は、まず業務の流れを早く覚えます。」
介護・福祉職を志望する場合…「家族の介護を手伝った経験から、介護の仕事に関心を持ちました。未経験なので、研修制度のある御社で基礎から学びたいと考えています。人と丁寧に向き合う姿勢は、前職の接客で身につけてきました。」
これらは型の見本で、実際の志望動機は、自分が経験した具体的な出来事に置き換える必要があります。書く力に自信がないときは、まず自分の経験を3つ書き出し、近いものを選んで練習する方法もあります。
状況設定の質問や、変わった質問が出たとき
AI面接では、「もしお客様から強いクレームを受けたら」「チームの意見が割れたらどうしますか」といった状況設定の質問が出ることがあります。正解を探すより、自分の考える順序を言葉にするほうが伝わります。
| 質問の種類 | 答え方の型 | 例 |
|---|---|---|
| 状況設定(クレーム対応) | 相手の話を聞く→事実確認→対応案→上司への共有 | 「まず状況をお聞きして、事実を確認します。そのうえで、できる対応を提案し、必要なら上司に相談します」 |
| 状況設定(優先順位) | 期限と影響を整理→優先順位を決める→関係者に共有 | 「納期の近いものから着手し、難しい場合は早めに周囲に共有します」 |
| 価値観を聞く | 大切にしていること→その理由となる経験 | 「約束を守ることです。前職で◯◯の経験があったからです」 |
| 将来を聞く | 3年後の姿→そのために今やること | 「3年後には後輩を教えられる立場になりたいです。まずは基礎を早く身につけます」 |
| 経験の深掘り | 状況→自分の役割→行動→結果 | 「◯人のチームで、私は◯◯を担当し、◯◯を工夫して◯◯の結果になりました」 |
状況別に気をつけること
| あなたの状況 | 気をつけること | 参考になる記事・準備 |
|---|---|---|
| 未経験の職種に応募している | 経験の不足を認めたうえで、近い経験と学ぶ姿勢を具体的に話す | 近い経験を書き出して整理する |
| 転職回数が多い | それぞれの転職に共通する軸と、次は長く働く理由を1つ用意する | 短期離職は転職で不利だが挽回できる |
| ブランク(空白期間)がある | 期間中にしたことと、今は働ける状態であることを短く話す | 期間中にしたことを整理して準備する |
| 在職中で時間が取りにくい | 期限に余裕のある日に、静かな場所で受ける。昼休みの職場は避ける | 転職活動は在職中と辞めてからどっちがいい? |
1人でできる練習方法|スマホで録画して見返す
AI面接の練習は、相手がいなくても1人でできます。スマホのカメラで、本番と同じ場所・同じ服装で、次の手順で練習します。
- 上の表の質問を7つ用意し、1問ごとにタイマーを使って、制限時間内に話す
- 録画して、音と映像を見返す
- 次の項目を確認する
- 修正して、もう一度録り直す
| 見返すところ | 確認の観点 |
|---|---|
| 声 | 聞き取りやすい大きさか。語尾が消えていないか |
| 速さ | 早口になっていないか。間があるか |
| 目線 | レンズを見ているか。下や横を見る時間が長くないか |
| 表情 | 硬くなっていないか。口角が下がっていないか |
| 内容 | 結論から話せているか。聞かれたことに答えているか |
| 口癖 | 「えーと」「あのー」が多くないか |
| 時間 | 制限時間に収まっているか。早く終わりすぎていないか |
自分の録画を見るのは恥ずかしいものですが、2〜3回見返すと慣れて、直す点がはっきりします。家族や友人に見てもらうのもいい練習になります。
当日のチェックリスト|前日・直前・開始時
| タイミング | やること |
|---|---|
| 前日まで | 案内メールを読み直す。期限と所要時間を確認する。端末とブラウザが対応しているか確かめる。テスト録画があれば先に試す |
| 当日の朝 | 通信速度を確認する。端末を充電する。部屋を片づけ、背景を整える |
| 開始の30分前 | 服装を整える。飲み物を用意する(画面に映らない位置に)。スマホの通知を切る。家族に声をかけておく |
| 開始の10分前 | カメラの映りと音声を確認する。メモ(キーワードのみ)をカメラの近くに置く。深呼吸をする |
| 開始の直前 | 案内の注意事項をもう一度読む。時計を見て、時間に余裕があるか確認する |
| 終わったあと | 完了画面を保存する。質問と答えを覚えているうちにメモする。次の選考の連絡を待つ |
企業に確認したいときのメール例
案内メールに書かれていないことは、企業に確認して構いません。確認するときは、短く、具体的に聞きます。
「お世話になっております。◯◯と申します。AI面接のご案内をいただき、ありがとうございます。受験にあたり、次の2点を教えていただけますでしょうか。1点目は、録画の撮り直しが可能かどうか。2点目は、スマートフォンでの受験が可能かどうか。お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。」
件名は「【確認】AI面接について(氏名)」のように、内容がわかる形にします。返信が期限に間に合いそうにないときは、電話で問い合わせるほうが確実です。転職エージェント経由であれば、担当者に聞けば、企業ごとの運用を教えてもらえることがあります。
AI面接で起こりやすいトラブルと対処法
| トラブル | 対処 |
|---|---|
| URLが開けない・動かない | ブラウザを変える(案内で指定があればそれに従う)。それでも動かなければ、案内メールの問い合わせ先に連絡する |
| カメラやマイクが認識されない | ブラウザの許可設定を確認する。他のアプリがカメラを使っていないか確認し、閉じてからやり直す |
| 回答の途中で通信が切れた | 慌てず、再接続して続けられるか確認する。続けられないときは問い合わせ先に連絡する |
| 頭が真っ白になった | 数秒、息を整える。「少し整理させてください」と言ってから話し始める。制限時間があるため、短くてもいい |
| 時間が足りず途中で切れた | 最後まで話せなくても、結論を先に言えていれば大きく崩れません。次の質問で、結論を先に言う練習の成果を出す |
| 家族や通知の音が入った | 気にして中断せず、話し続ける。やり直しができるサービスなら撮り直す |
| 期限に間に合いそうにない | 期限前に、企業または担当エージェントに連絡して、延長できるか聞く |
トラブルが起きたとき、いちばん大切なのは、連絡を怠らないことです。技術的な不具合は、まず案内の問い合わせ先に事情を伝えます。対応は企業やサービスによって異なります。連絡せずに放置すると、辞退と受け取られる可能性があります。
対面の面接に進むときの持ち物は、面接の持ち物チェックリストにまとめています。
AI面接のあと、人の面接に進んだときの準備
AI面接のあとに人の面接官との面接が続く選考もあります。AI面接で話した内容と、次の面接で話す内容が食い違うと、不自然に見えることがあります。録画で答えた内容は、メモとして残しておき、次の面接でも同じ軸で話せるようにします。
次の面接の準備は、転職の二次面接で聞かれることと対策が参考になります。面接官への質問も、あらかじめ3つほど用意しておきます。
録画面接でやりがちな失敗7つ
- 質問を最後まで聞かずに話し始める…質問の条件(「具体的な数字を交えて」など)を聞き逃し、答えがずれる。
- 最初の数秒で長く黙る…準備時間がある場合は、準備時間のうちに最初の一文を決めておく。
- 画面の中の自分ばかり見る…レンズを見る意識を持たないと、うつむいているように映る。
- どの質問にも同じエピソードを使う…強みも失敗談も同じ話になると、印象が単調になる。エピソードは2〜3つ用意して使い分ける。
- 制限時間の最後まで話そうとして、早口になる…時間が余ってもいい。要点を伝えて終えるほうが聞き取りやすい。
- 直前に慌てて端末設定を直す…ブラウザの更新やアプリの再起動は、前日までに済ませる。
- 期限ぎりぎりで受ける…通信が不安定になったとき、やり直しの余裕がなくなる。
これらは、準備の段階で避けられるものばかりです。特に最後の「期限ぎりぎり」は、トラブルのときに一番痛手になります。期限の2日前までに受けるつもりで予定を組んでおくと、余裕が生まれます。
AI面接・録画面接のメリットと注意点
| メリット | 注意点 |
|---|---|
| 自宅から受けられ、移動時間がかからない | 通信や機材の準備を自分でする必要がある |
| 期間内なら、時間帯を自分で選べる場合がある | 一度で終わらせる時間が必要。後回しにして期限を過ぎやすい |
| 全員に同じ質問をするため、人による違いが出にくいと説明されることがある | 聞き返しや補足ができず、伝えきれないことがある |
| 練習しやすく、自分の話し方を録画で確認できる | 録画データの扱いを、案内で確認する必要がある |
| 在職中でも、受けられる時間を見つけやすい | 面接官の反応がなく、独特の話しにくさがある |
在職中で面接の時間が取りにくい人には、オンライン面接は助かります。Re:WORKの求人でもオンライン面接可の求人は4,373件(2026年10月17日時点)あります。在職中の転職活動の進め方は転職活動は在職中と辞めてからどっちがいい?で書いています。
AI面接を受けるときに知っておきたい、録画データの扱い
録画面接では、自分の顔や声が記録として残ります。そのため、案内に書かれた次の点を確認します。
- 録画データを何のために使うか(選考のためだけか)
- データの保存期間と、削除の方法
- どの範囲の人が見るか
- サービス提供会社が、データを使うことがあるか
案内に書いていなければ、遠慮なく企業に質問して構いません。一般論として、応募者の個人情報は、選考の目的の範囲で取り扱われるべきものです。納得できないまま同意ボタンを押す必要はありません。
面接で聞かれる内容そのものは、AI面接でも対面でも同じです。本籍、家族、思想・信条など、仕事と関係のない質問が含まれていたら、その旨を後から企業に伝えたり、ハローワークや都道府県労働局に相談したりできます。厚生労働省の「公正な採用選考」の考え方については、事前に確認しておくと安心です。
よくある質問
Q. AI面接だけで合否が決まりますか?
企業によって違います。AI面接のあとに人の面接官の選考が続く場合もありますが、実際の運用は企業ごとに異なり、外からはわかりません。案内メールに、選考の流れが書かれていることがあるので確認してください。
Q. 録画面接は、撮り直しできますか?
サービスによって違います。何度でも撮り直せるもの、1回だけのもの、準備時間があるものなどがあります。本番を始める前に、案内の注意書きと、画面の説明を確認します。
Q. カンペ(メモ)を見ながら話してもいいですか?
案内で禁止されていなければ、メモ自体は問題になりにくいですが、読み上げると目線が下がり、不自然に見えます。キーワードだけを書いたメモを、カメラの近くに置くくらいにします。禁止の記載がある場合は、それに従います。
Q. 表情や視線は評価に影響しますか?
影響するかどうかは、サービスや企業によって違い、公開されていないことが多いです。ただ、目線や表情が整っていると、人が録画を見るときにも内容が伝わりやすくなります。評価の仕組みを推測するより、見やすい映像を整えることに力を使うほうが確実です。
Q. 眼鏡やマスクはつけたままでいいですか?
眼鏡は、光の反射がなければ問題になりにくいです。反射が気になるときは、画面の明るさや照明の位置を変えます。マスクは、案内で指定がなければ、顔が見えるほうが無難です。体調などの事情があるときは、事前に企業に相談します。
Q. スマホで受けてもいいですか?
案内に使える端末が書かれています。スマホが使えるサービスでも、手持ちでは映像が揺れるので、スタンドなどに固定して、画面が安定するようにします。
Q. AIが相手だと話しにくいです。慣れるコツはありますか?
相手がAIでも、あとで人が録画を見ることを想定して、人に話しかけるつもりで話すと話しやすくなります。まずは練習で自分を録画して、数回話してみると慣れてきます。
まとめ|評価の仕組みは推測せず、環境と話し方と回答の準備に絞る
- AI面接・録画面接には、AIが対話する型と、録画して提出する型などがあり、サービスや企業によって内容が違う。案内メールで確認する
- 評価の仕組みは公開されていないことが多い。案内に書かれた範囲を優先し、人が見ても伝わる話し方に絞って準備する
- 通信・端末・音声・映像・明るさ・背景・静かな場所を、本番の前に確認しておく
- 質問は通常の面接と同じ。制限時間に収まるよう、結論から話す組み立てで練習する
- トラブルが起きたら、すぐに問い合わせ先へ連絡する。録画データの扱いは、案内で確認する
Re:WORKは、未経験からの転職に特化した転職エージェントです(職業紹介許可番号 28-ユ-301343・求職者は無料)。オンライン面談で全国から相談でき、面接の準備や、書類・面接の相談も無料でできます。サービスの詳細をご覧ください。求人は求人一覧から探せます。
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