基本情報技術者試験は転職に有利?IT未経験者向けに解説

IT業界への転職を考えるとき、「基本情報技術者試験(FE)を取得すべきか?」という疑問を持つ方は多いでしょう。特にIT未経験者にとっては、この試験が転職への足がかりになるのかどうかが気になるポイントです。
本記事では、基本情報技術者試験の概要から、転職への影響、未経験者向けの勉強法まで詳しく解説します。IT業界への転職を目指している方は、ぜひ参考にしてください。
基本情報技術者試験(FE)とは?
基本情報技術者試験は、IPA(情報処理推進機構)が実施する国家試験で、ITエンジニアとしての基礎的な知識・技術を認定するものです。情報処理技術者試験の中では「レベル2」に位置づけられており、ITの入門的な資格として広く知られています。
試験の概要
2023年より試験制度が改定され、以下の形式になっています。
- 受験方式:CBT(Computer Based Testing)方式
- 受験時期:随時(通年)受験可能
- 科目A:60問(情報技術全般の基礎知識)
- 科目B:20問(アルゴリズム・セキュリティ)
- 合格基準:各科目600点以上(1000点満点)
2023年の制度改定により、プログラミング言語の選択が廃止され、疑似言語によるアルゴリズム問題に統一されました。また、通年で受験可能になったため、準備が整い次第受験できます。
基本情報技術者試験は転職に有利?
結論としては、基本情報技術者試験の取得はIT転職において有利に働きます。ただし、どの程度有利になるかは、転職先や経験によって異なります。
未経験者への評価
IT未経験者が基本情報技術者試験を取得している場合、「ITの基礎知識を持っている」という証明になります。採用担当者にとって、資格は客観的なスキル証明として評価されます。特に以下のような点でプラス評価になります。
- 学習意欲・自己研鑽の姿勢が伝わる
- ITの基礎知識があることが証明できる
- 入社後の教育コストが少なくて済むという印象を与えられる
経験者との比較
IT業界の転職では、基本的に実務経験が最も評価されます。資格があっても経験がなければ、即戦力として採用されることは難しいのが現実です。ただし、未経験者にとっては「資格なし・経験なし」より「資格あり・経験なし」の方が確実に有利です。
特に有利になる転職先
- IT企業の新人研修が充実しているポジション
- SIer(システムインテグレーター)の入門ポジション
- ITインフラ・ネットワーク系のサポート職
- ユーザー系企業(事業会社)の情報システム部門
IT未経験者が転職で評価されるための勉強法
基本情報技術者試験の合格を目指しながら、転職に有利な学習を進める方法を解説します。
科目Aの勉強法
科目A(情報技術全般)は、以下の分野から出題されます。
- コンピューターの仕組み(ハードウェア・ソフトウェア)
- データベース・ネットワーク
- セキュリティ
- プログラミングの基礎
- システム開発手法・プロジェクト管理
- 企業・法律(IT関連法規)
科目Aは過去問の繰り返し学習が最も効果的です。「過去問道場」などの無料Webサービスを活用し、過去問5年分を繰り返し解きましょう。正答率80%を目標にしてください。
科目Bの勉強法
科目B(アルゴリズム・セキュリティ)は、プログラムの流れを追う問題が中心です。完全にプログラミング未経験の方には少し難しく感じるかもしれませんが、以下の手順で取り組みましょう。
- 変数・配列・繰り返し・条件分岐などの基本概念を理解する
- サンプル問題(IPA公式)を繰り返し解く
- 疑似言語の読み方に慣れる(実際のプログラミング言語は不要)
学習期間の目安
IT未経験者が基本情報技術者試験に合格するまでに必要な学習時間は、一般的に200〜300時間程度です。1日1.5時間学習した場合、4〜6ヶ月で合格を目指せます。効率的に進めるために、参考書と問題集を組み合わせて使いましょう。
基本情報技術者試験と一緒に取得したい資格
基本情報技術者試験と合わせて取得することで、転職市場での評価がさらに高まる資格を紹介します。
ITパスポート(iパス)
基本情報技術者試験より入門的な国家資格です。基本情報技術者試験の学習前のウォーミングアップとして取得するのも有効です。
CompTIA Security+
セキュリティエンジニアを目指す方に特に有効な国際資格です。セキュリティ分野に特化しており、基本情報技術者試験と組み合わせることでセキュリティ職への転職可能性が高まります。
AWS認定(クラウドプラクティショナー)
クラウドエンジニアを目指す方にはAWS認定資格が有効です。現在のITインフラ市場ではクラウドの需要が非常に高く、転職市場での評価も上がっています。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 基本情報技術者試験なしでIT未経験転職はできますか?
A. 可能ですが、資格があった方が有利です。特にプログラミングスクールや職業訓練で実際のプログラミングスキルを身につけている場合、資格よりも実際のコードを書けるスキルの方が評価されることもあります。ただし、資格があることで書類選考を通過しやすくなるため、転職活動と並行して資格取得を目指すのが理想的です。
Q2. 基本情報技術者試験の合格率はどのくらいですか?
A. 制度改定後(2023年以降)の合格率は約50%前後で推移しています。旧制度(約25〜30%)と比べると合格しやすくなりましたが、しっかりとした試験対策は必要です。特に科目Bのアルゴリズム問題は、プログラミング未経験者には難しく感じることがあるため、十分な練習が必要です。
Q3. 基本情報技術者試験を取得すると年収はどれくらいになりますか?
A. 資格だけで年収が決まるわけではありませんが、IT未経験者がSIerやIT企業に入社する場合、初年度年収は300〜400万円程度が目安になります。経験を積んでスキルを高めることで、30代で500〜700万円以上を目指すことも可能です。クラウドやセキュリティなどの需要が高い分野を専門とすると、さらに高い年収が期待できます。
まとめ
基本情報技術者試験は、IT未経験からの転職において確かなアドバンテージになります。合格率が改善された現在は、しっかり勉強すれば半年程度での合格も十分に可能です。
IT業界への転職を検討している方は、資格取得と並行して転職活動の準備も進めましょう。実際の求人情報を確認しながら目標を設定することで、学習のモチベーションも上がります。転職活動の第一歩として、rework.nexly.co.jpへの無料登録でキャリアアドバイザーに相談してみてください。

