給料が高い仕事ランキング|職種別の平均年収と未経験から目指せる仕事

給料が高い仕事を職種別に並べると、上位はパイロット・医師・歯科医師など資格や学歴が前提の仕事がほとんどです。ただ、その少し下には、営業・建築や土木の技術職・電気工事・機械の整備など、未経験からでも入口がある仕事が並んでいます。
この記事では、厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」の職種別の表から年収を計算してランキングにしました。そのうえで、上位の仕事を「資格が必要か」「未経験から入れるか」で分け、Re:WORKの求人データも使って、年齢別・会社の規模別の年収の伸び方までまとめます。
Re:WORKの求人データ(2026年10月17日時点・公開求人13,784件)
- 未経験歓迎の求人 8,207件(公開求人全体の約6割)
- 営業の求人 3,570件、うち未経験歓迎 2,667件
- 建築・土木・設備の求人 1,998件、うち未経験歓迎 503件
給料が高い仕事ランキング|職種別の年収の上位25
まず、統計から計算した年収の上位です。対象は、従業員10人以上の民営の事業所で働く一般労働者(パートなどの短時間労働者を除く)です。推計の労働者数が5,000人に満たない職種は、数字がぶれやすいので外しています。
| 順位 | 職種 | 年収(目安) | 平均年齢 | 推計労働者数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 航空機操縦士 | 1632万円 | 39.7歳 | 8,350人 |
| 2 | 医師 | 1512万円 | 45.7歳 | 145,170人 |
| 3 | その他の経営・金融・保険専門職業従事者 | 1135万円 | 39.4歳 | 63,150人 |
| 4 | 大学教授(高専含む) | 1083万円 | 57.5歳 | 69,370人 |
| 5 | 歯科医師 | 1063万円 | 39.6歳 | 11,240人 |
| 6 | 法務従事者 | 981万円 | 46.5歳 | 7,230人 |
| 7 | 管理的職業従事者 | 967万円 | 51.5歳 | 1,758,300人 |
| 8 | システムコンサルタント・設計者 | 889万円 | 38.3歳 | 174,140人 |
| 9 | 大学准教授(高専含む) | 876万円 | 49.3歳 | 41,450人 |
| 10 | 公認会計士,税理士 | 811万円 | 42.2歳 | 26,640人 |
| 11 | 研究者 | 802万円 | 42.5歳 | 181,620人 |
| 12 | 企画事務員 | 737万円 | 43.0歳 | 492,930人 |
| 13 | 小・中学校教員 | 735万円 | 42.2歳 | 25,140人 |
| 14 | 輸送用機器技術者 | 725万円 | 41.4歳 | 193,700人 |
| 15 | 鉄道運転従事者 | 719万円 | 41.0歳 | 34,050人 |
| 16 | 大学講師・助教(高専含む) | 712万円 | 41.6歳 | 58,690人 |
| 17 | 発電員,変電員 | 707万円 | 42.3歳 | 21,030人 |
| 18 | 電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く) | 704万円 | 42.1歳 | 334,680人 |
| 19 | 建築技術者 | 679万円 | 43.4歳 | 373,320人 |
| 20 | 金融営業職業従事者 | 674万円 | 37.1歳 | 153,610人 |
| 21 | 著述家,記者,編集者 | 673万円 | 41.5歳 | 43,770人 |
| 22 | 高等学校教員 | 666万円 | 43.9歳 | 79,050人 |
| 23 | 販売類似職業従事者 | 665万円 | 40.4歳 | 88,650人 |
| 24 | その他の営業職業従事者 | 661万円 | 42.4歳 | 907,410人 |
| 25 | 機械器具・通信・システム営業職業従事者(自動車を除く) | 659万円 | 42.2歳 | 236,130人 |
出典は厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」の職種別の表(職種(小分類)別の第1表)です。年収は「きまって支給する現金給与額(2025年6月分)×12+年間賞与その他特別給与額(調査の前年にあたる令和6年1年間)」で計算していて、計算の詳しい中身は次の章に書きました。
ちなみに、この表の144職種を労働者数で重み付けして平均すると、年収は約545万円でした(こちらでの計算です)。管理職を含む平均なので、「自分の年収が平均より上か下か」を見るときは、同じ職種の数字と比べるほうが目安になります。
年収の計算のしかたと、数字を読むときの注意点
ランキングの数字は、次の計算で出しています。
- 年収=「きまって支給する現金給与額」×12+「年間賞与その他特別給与額」
- 「きまって支給する現金給与額」は、2025年6月分として支払われた給与のうち、基本給・各種手当に加えて、残業代などの超過労働給与も含み、税金や保険料を引く前の額です
- 「年間賞与その他特別給与額」は、調査の前年(令和6年)の1月から12月までの1年間の賞与・期末手当などです
この計算には、読むときの注意が5つあります。
- 賞与は前年1年分、毎月の給与は6月分と、対象の月が違います。実際の手取りではなく、あくまで目安です
- 残業代が含まれます。同じ年収でも、残業が多い職種と少ない職種では働き方がまったく違います
- 平均年齢が違います。たとえば管理的職業従事者は平均51.5歳・勤続22.6年、航空機操縦士は39.7歳です。年齢が高い職種は、その分、年収が高く出ます
- 対象は従業員10人以上の事業所です。従業員9人以下の会社の数字は入っていません
- 推計労働者数が少ない職種は、調査に回答した人数も少なく、年によって動きが大きくなります
「平均年収」は、その職種の全員の真ん中ではなく平均なので、一部の高い人に引っ張られます。求人を探すときは、平均よりも、後半で紹介する「年齢別」や「会社の規模別」の数字のほうが、自分に近い目安になります。
上位の仕事は、入口の条件で5つに分けて考える
ランキングの上位をそのまま眺めても、未経験から転職できる仕事かどうかは分かりません。入口の条件で分けると、次のようになります。
| 入口の条件 | ランキング上位や、その周辺に出てくる職種 | 未経験からの転職 |
|---|---|---|
| 国家資格・免許が前提 | 航空機操縦士、医師、歯科医師、獣医師、公認会計士・税理士、薬剤師、法務従事者(法務の専門職の区分) | 資格を取るところから。数年単位の勉強や養成課程が要る |
| 大学院・研究経験が前提になりやすい | 大学教授、大学准教授、研究者 | キャリアの途中からは入りにくい |
| 経験を積んでから就く | 管理的職業従事者(部長・課長など)、その他の経営・金融・保険専門職業従事者 | 最初の職種でなく、数年後の到達点として見る |
| 技術職・専門職 | システムコンサルタント・設計者、電気・電子・機械・輸送用機器・建築・土木の技術者、ソフトウェア作成者 | 未経験の募集は一部。学歴や専攻、資格を求められることがある |
| 営業・現場の仕事 | 各種の営業、電気工事、機械の整備・修理、自動車組立、鉄道運転など | 未経験歓迎の求人がある。ただし職種によって差が大きい |
転職で現実的に狙えるのは、下の2行(技術職・専門職、営業・現場の仕事)です。次の章からは、この2つのグループを中心に見ていきます。
なお、表の「その他の経営・金融・保険専門職業従事者」は、分類名のとおり、経営や金融・保険の専門職のうち他の区分に入らないものをまとめた区分です。賞与が年間約244万円と高く、年収を押し上げています。具体的にどんな仕事が含まれるかまでは、この統計だけでは分かりません。
未経験から入れて、年収が高めの仕事①営業職
営業は、未経験歓迎の求人がもっとも多い職種です。Re:WORKの営業の求人(職種区分が営業のもの)は3,570件で、そのうち2,667件が未経験歓迎です(2026年10月17日時点)。
統計では、営業は次のように分かれています。
| 統計上の区分 | 年収(目安) | 平均年齢 |
|---|---|---|
| 金融営業職業従事者 | 674万円 | 37.1歳 |
| その他の営業職業従事者 | 661万円 | 42.4歳 |
| 機械器具・通信・システム営業職業従事者(自動車を除く) | 659万円 | 42.2歳 |
| 自動車営業職業従事者 | 586万円 | 39.9歳 |
| 保険営業職業従事者 | 541万円 | 46.8歳 |
求人の「法人営業」「個人営業」は、上の表の「その他の営業職業従事者」「機械器具・通信・システム営業」などにまたがります。そのため、求人と統計が1対1で対応するわけではありません。
営業の特徴は、年齢とともに年収が伸びやすいことです。「その他の営業職業従事者」は、25〜29歳で513万円、30〜34歳で597万円、35〜39歳で647万円でした。一方で、インセンティブ(歩合)の割合は会社によって大きく違うので、求人では「固定給がいくらか」と「インセンティブの条件」を分けて確認します。
営業の年収の現実は未経験から営業職で年収はどれくらい?も参考になります。
未経験から入れて、年収が高めの仕事②施工管理・電気工事・機械の整備
統計で年収が高めに出る現場系の職種は、建築技術者(679万円)、土木技術者(625万円)、電気工事従事者(628万円)、機械の整備・修理(はん用・生産用・業務用機械器具・電気機械器具整備・修理従事者で571万円、その他の機械整備・修理従事者で598万円)などです。
建築技術者と土木技術者は、国の職業分類で「計画・設計・工事監理・技術指導・施工管理・検査などの技術的な仕事」と定義されていて、施工管理も含まれます。Re:WORKでも、建築・土木・設備の求人は1,998件あり、うち未経験歓迎は503件です(特定の会社への大きな偏りはありません。入口の目安になるのは、未経験歓迎の503件です)。求人タイトルが「施工管理・設備保守管理・環境保全」の区分は864件、そのうち未経験歓迎が429件でした。この区分には設備の保守管理も含まれるので、施工管理だけの件数ではありません。
| 統計上の区分 | 25〜29歳 | 30〜34歳 | 35〜39歳 | 全年齢 |
|---|---|---|---|---|
| 建築技術者 | 551万円 | 636万円 | 710万円 | 679万円 |
| 土木技術者 | 555万円 | 599万円 | 668万円 | 625万円 |
| 電気工事従事者 | 532万円 | 610万円 | 728万円 | 628万円 |
| その他の機械整備・修理従事者 | 504万円 | 540万円 | 626万円 | 598万円 |
20代後半の時点で500万円台に届いている職種が多いのが、この4つの特徴です。ただし超過実労働時間(残業の時間)を見ると、建築技術者は月17時間、電気工事従事者は月17時間、土木技術者は月12時間でした(2025年6月の平均)。働き方まで含めて選ぶなら、求人の「残業時間」と「年間休日」を必ず確かめます。
施工管理の年収の実態は施工管理の年収はどれくらいか、電気工事は未経験から電気工事士に転職できるかに書いています。
IT・ソフトウェアは年収が高めでも、未経験歓迎は少ない
ソフトウェア作成者の年収は578万円で、25〜29歳は485万円、35〜39歳は636万円でした。システムコンサルタント・設計者は889万円と、もっと高くなります。
ただ、未経験で入れるかどうかは別の話です。Re:WORKのITエンジニア(システム・アプリ・インフラ)の求人は406件で、そのうち未経験歓迎は46件、約1割です(2026年10月17日時点)。営業の約75%、全体の約60%と比べると、かなり少ないことが分かります。
IT職は「未経験歓迎」と書いてあっても、研修の期間や、入社後に就く業務の範囲が会社によってかなり違います。募集要項では、最初の配属先(開発なのか、テストやヘルプデスクなのか)と、その後のキャリアの例を確かめておきます。IT未経験の年収は未経験エンジニアの年収で詳しく書いています。
製造・運転・事務・販売・介護は、年収の伸び方が違う
求人が多い職種でも、年収の伸び方は職種によってかなり違います。次の表は、同じ統計で25〜29歳・30〜34歳・35〜39歳の年収を並べたものです。
| 職種 | 25〜29歳 | 30〜34歳 | 35〜39歳 | 全年齢の平均 |
|---|---|---|---|---|
| その他の営業職業従事者 | 513万円 | 597万円 | 647万円 | 661万円 |
| 機械器具・通信・システム営業職業従事者(自動車を除く) | 509万円 | 586万円 | 667万円 | 659万円 |
| 金融営業職業従事者 | 561万円 | 702万円 | 803万円 | 674万円 |
| 自動車営業職業従事者 | 491万円 | 560万円 | 639万円 | 586万円 |
| 保険営業職業従事者 | 392万円 | 438万円 | 511万円 | 541万円 |
| 建築技術者 | 551万円 | 636万円 | 710万円 | 679万円 |
| 土木技術者 | 555万円 | 599万円 | 668万円 | 625万円 |
| ソフトウェア作成者 | 485万円 | 560万円 | 636万円 | 578万円 |
| 電気工事従事者 | 532万円 | 610万円 | 728万円 | 628万円 |
| 自動車組立従事者 | 469万円 | 540万円 | 623万円 | 592万円 |
| 機械検査従事者 | 403万円 | 483万円 | 520万円 | 523万円 |
| その他の機械整備・修理従事者 | 504万円 | 540万円 | 626万円 | 598万円 |
| 営業用大型貨物自動車運転者 | 472万円 | 512万円 | 524万円 | 507万円 |
| 営業用貨物自動車運転者(大型車を除く) | 427万円 | 462万円 | 482万円 | 449万円 |
| 総合事務員 | 458万円 | 523万円 | 568万円 | 541万円 |
| 販売店員 | 367万円 | 387万円 | 402万円 | 385万円 |
| 介護職員(医療・福祉施設等) | 358万円 | 384万円 | 414万円 | 388万円 |
| 警備員 | 418万円 | 434万円 | 431万円 | 380万円 |
この表から読み取れることは3つあります。
- 営業・建築や土木の技術者・電気工事は、30代後半で600万円を超える。伸び幅が大きい
- 大型トラックの運転者は、20代後半の472万円が35〜39歳の524万円までゆるやかに伸びる。若いうちは高めだが、その後の伸びは小さい
- 販売・介護・警備は、年代が上がっても伸び幅が小さい。警備員は30代以降、ほぼ横ばい
販売・介護・警備が低いのは、職種の価値が低いからではなく、給与の仕組みの違いです。昇給の幅が小さい職種は、「役職に就く」「資格を取って手当をつける」「会社の規模が大きいところに移る」のどれかで年収を上げる形になります。
製造業は、同じ「製造」でも職種で差があります。自動車組立従事者は592万円、機械検査従事者は523万円、金属工作機械作業従事者は484万円、食料品・飲料・たばこ製造従事者は397万円でした。Re:WORKの製造系の求人は2,456件ですが、そのうち組み立て・マシンオペレーター・塗装の区分の上位1社が4割を占めるなど、一部の会社に偏りがあります。製造の求人に応募するときは、「何を作る会社か」と「交代勤務かどうか」の2点で年収が大きく変わると考えてください。
事務職は、総合事務員が541万円、その他の一般事務従事者が529万円と、統計上は意外と高めです。ただし、Re:WORKの事務・管理の求人は558件と、営業の3,570件に比べて少なめです(558件は上位1社が約3割を占めます)。事務職は求人の数が営業より少なく、一部の会社の掲載が多い区分です。応募先を広めに比べてください。
同じ職種でも、会社の規模で年収は大きく変わる
統計は、従業員1,000人以上・100〜999人・10〜99人の3つに分けて数字を出しています。同じ職種でも、会社の規模で次のような差がありました。
| 職種 | 企業規模 1,000人以上 | 100〜999人 | 10〜99人 |
|---|---|---|---|
| その他の営業職業従事者 | 783万円 | 613万円 | 552万円 |
| 建築技術者 | 860万円 | 659万円 | 585万円 |
| ソフトウェア作成者 | 641万円 | 555万円 | 518万円 |
| 自動車組立従事者 | 661万円 | 447万円 | 343万円 |
| 総合事務員 | 650万円 | 504万円 | 420万円 |
| 販売店員 | 393万円 | 383万円 | 364万円 |
| 介護職員(医療・福祉施設等) | 400万円 | 397万円 | 368万円 |
| 営業用大型貨物自動車運転者 | 544万円 | 559万円 | 468万円 |
営業や建築技術者は、1,000人以上の会社と10〜99人の会社で、年収に200万円以上の差が出ています。自動車組立は、さらに大きく、1,000人以上で661万円、10〜99人で343万円です。一方、販売店員や介護職員は、会社の規模による差が小さい職種です。
この差は、会社の規模そのものが年収を決めているというより、規模が大きい会社ほど賞与・手当・昇給の制度が整っていることが多い、と読むのが自然です。未経験からの転職では、いきなり大企業に入るのは難しいことが多いので、まず中小企業で経験を積み、そのあと規模の大きい会社に移る、という順番も選択肢になります。
年収の中身を読む|残業の少なさ・賞与の割合・求人票の初任給との開き
年収が高くて、残業が少なめの職種はあるのか
年収が高いだけでなく、残業が少なめの職種を探したい方も多いと思います。同じ統計の表には、職種ごとの「超過実労働時間数」(所定の労働時間を超えて働いた時間)が載っています。年収550万円以上で、月の超過が12時間以内、推計労働者数が5万人以上の職種を抜き出すと、次のとおりです。
| 職種 | 年収(目安) | 月の残業時間(超過実労働時間) | 推計労働者数 |
|---|---|---|---|
| その他の経営・金融・保険専門職業従事者 | 1135万円 | 10時間 | 63,150人 |
| 大学教授(高専含む) | 1083万円 | 1時間 | 69,370人 |
| 管理的職業従事者 | 967万円 | 2時間 | 1,758,300人 |
| システムコンサルタント・設計者 | 889万円 | 11時間 | 174,140人 |
| 研究者 | 802万円 | 8時間 | 181,620人 |
| 企画事務員 | 737万円 | 11時間 | 492,930人 |
| 大学講師・助教(高専含む) | 712万円 | 6時間 | 58,690人 |
| 高等学校教員 | 666万円 | 4時間 | 79,050人 |
| 販売類似職業従事者 | 665万円 | 11時間 | 88,650人 |
| その他の営業職業従事者 | 661万円 | 10時間 | 907,410人 |
| 土木技術者 | 625万円 | 12時間 | 308,050人 |
| 他に分類されない技術者 | 612万円 | 11時間 | 145,290人 |
| その他の情報処理・通信技術者 | 610万円 | 12時間 | 214,820人 |
| 他に分類されない専門的職業従事者 | 583万円 | 11時間 | 153,120人 |
| ソフトウェア作成者 | 578万円 | 12時間 | 817,860人 |
| 薬剤師 | 567万円 | 10時間 | 94,850人 |
| その他の商品販売従事者 | 558万円 | 9時間 | 128,010人 |
| 診療放射線技師 | 556万円 | 9時間 | 62,540人 |
表のうち、教授・研究者・教員・薬剤師・診療放射線技師などは資格や学歴が前提です。未経験から現実的に目指せるのは、「その他の営業職業従事者」(月10時間)、「ソフトウェア作成者」(月12時間)、「土木技術者」(月12時間)あたりです。
ここで気をつけたいのは、この残業時間が2025年6月の1か月の、職種全体の平均だということです。月末や年度末が忙しい会社もあれば、そもそも残業代が出ない固定給の会社もあります。実際の求人では、「月の平均残業時間」「固定残業代の有無」を確かめます。
毎月の給与と賞与の割合で見る
同じ年収でも、毎月の給与が高い職種と、賞与の比率が高い職種があります。賞与は会社の業績で増減するので、賞与の割合が高いほど、年によって年収が動きやすくなります。
| 職種 | 毎月の給与(きまって支給する現金給与額) | 年間賞与 | 年収に占める賞与の割合 |
|---|---|---|---|
| その他の営業職業従事者 | 42.6万円 | 149万円 | 約23% |
| 建築技術者 | 45.6万円 | 132万円 | 約19% |
| 電気工事従事者 | 41.1万円 | 134万円 | 約21% |
| ソフトウェア作成者 | 39.1万円 | 110万円 | 約19% |
| 自動車組立従事者 | 39.6万円 | 117万円 | 約20% |
| 総合事務員 | 35.6万円 | 114万円 | 約21% |
| 営業用大型貨物自動車運転者 | 38.7万円 | 43万円 | 約8% |
| 販売店員 | 28.2万円 | 46万円 | 約12% |
| 介護職員(医療・福祉施設等) | 27.8万円 | 55万円 | 約14% |
| 警備員 | 28.8万円 | 34万円 | 約9% |
営業・建築技術者・電気工事・総合事務員は、賞与が年収の2割前後を占めています。一方、大型貨物ドライバーや警備員は、賞与は1割未満で、年収の大半が毎月の給与(残業代を含む)です。求人票を比べるときは、「月給に残業代が含まれるか」「賞与は何か月分か」を並べて見ると、年収の差が分かりやすくなります。
この表の毎月の給与には残業代などの超過労働給与が含まれます。たとえば大型貨物ドライバーは、所定内の給与だけを見ると、表の数字より低くなります。
求人票の初任給と、統計の年収にはなぜ開きがあるのか
統計の年収を見たあとで求人票を開くと、「月給が思ったより低い」と感じることがあります。これは、見ている数字が違うためです。統計は全年齢・全勤続年数の平均で、求人票の月給は入社時の条件(多くは月給の下限)だからです。
Re:WORKの求人で、主な職種区分の月給の下限(中央値)と件数を並べると、次のようになります(2026年10月17日時点)。求人タイトルの先頭にある職種区分の名前で数えています。組み立て…・保全…・一般事務…の区分は、上位1社が2.5〜4割ほどを占めているため、件数と月給は一部の会社の影響を受けます。
| 求人の職種区分 | 求人数 | うち未経験歓迎 | 月給の下限の中央値 |
|---|---|---|---|
| 個人営業 | 1,799件 | 1,529件 | 25.0万円 |
| 法人営業 | 1,242件 | 868件 | 24.0万円 |
| 施工管理・設備保守管理・環境保全 | 864件 | 429件 | 24.4万円 |
| 組み立て・組付け・マシンオペレーター・塗装 | 838件 | 513件 | 24.3万円 |
| 保全・メンテナンス・保守 | 435件 | 204件 | 22.2万円 |
| ドライバー・ドライバー補助 | 83件 | 68件 | 23.3万円 |
| 一般事務・庶務事務 | 97件 | 75件 | 20.5万円 |
月給の下限の中央値は、どの区分も20万円台前半から25万円ほどです。統計の「25〜29歳」の年収が500万円前後でも、入社時の月給が25万円前後なのは、賞与や手当、昇給、残業代の積み上げで年収が伸びていくためです。入社時点の月給は25万円前後の求人が中心なので、「何年目でいくらになるか」を面接で聞いておくと安心です。
年収と並べて比べたい年間休日の平均は、年間休日の平均の記事で確認できます。
年収が高い求人の探し方|チェックリストと目標別の職種
求人票で確かめる7つの点
求人票で「月給30万円以上」「年収500万円以上」と書いてあっても、内訳を確かめないと、実際の働き方とずれることがあります。確認する点を、チェックリストにしました。
- 月給に固定残業代(みなし残業)が含まれているか。含まれているなら、何時間分か
- 賞与は「年2回」だけでなく、実績(前年の月数)まで書いてあるか
- インセンティブは、固定給とは別にいくら出るのか。達成条件は何か
- 年収の「例」が、入社何年目・どの役職の人のものか
- 年間休日は何日か(120日以上か)。土日祝休みか、シフト制か
- 転勤や出張がどれくらいあるか(手当が出るか)
- 資格手当や住宅手当など、条件を満たすと上乗せされる手当があるか
求人票の読み方は求人票の見方|給与・休日・残業で見落としやすい12項目に詳しく書いています。
また、同じ職種でも、年収は「どの会社で、何年目か」で変わります。いま下がるとしても、数年後の伸び方まで含めて比べるのが現実的です。転職で年収が上がる人と下がる人の違いも参考にしてください。
年収500万円・400万円を目指す職種の選び方
統計の数字を目安にすると、次のようになります。
| 目標 | 目安になる職種 | 到達までの目安(統計の年齢別の数字から) |
|---|---|---|
| 年収500万円 | 営業、建築・土木の技術者、電気工事、機械の整備、自動車組立 | 25〜29歳で500万円前後の職種が多い(自動車組立は30代前半で540万円) |
| 年収400万円 | 上記に加えて、大型以外の貨物ドライバー、総合事務、介護、警備 | 25〜29歳で350〜450万円台。30代で400万円台に届く職種が多い |
職種を選ぶときは、「いまの年収が高いか」よりも、「30代になったときにどこまで伸びるか」を見るほうが、後悔しにくくなります。年収別の職種は年収500万円を目指せる仕事一覧と年収400万円を目指せる仕事に、さらに詳しく書いています。
Re:WORKの求人から探すなら、営業の未経験歓迎の求人や、建築・土木・設備の未経験歓迎の求人が入口になります。
よくある質問
Q. 給料が一番高い仕事は何ですか?
令和7年の賃金構造基本統計調査から計算すると、推計労働者数が5,000人以上の職種では、航空機操縦士(約1,632万円)、医師(約1,512万円)、その他の経営・金融・保険専門職業従事者(約1,135万円)の順でした。いずれも資格・免許や専門の経験が前提になります。
Q. 未経験から年収500万円を狙える仕事はありますか?
統計では、営業・建築や土木の技術者・電気工事・機械の整備などが、20代後半から30代前半で500万円前後に届いています。未経験で入れる求人があるのは、このうち営業と、施工管理を含む建築・土木の仕事です。年収は会社や評価で差が大きいので、求人ごとに確認してください。
Q. 資格がなくても給料が高い仕事はありますか?
あります。営業職は資格が必須ではなく、統計でも約540〜670万円でした。ただし、成果によって年収が変わる仕組みの会社が多いので、固定給とインセンティブの内訳を確かめてください。
Q. 平均年収と、求人票の年収が合わないのはなぜですか?
統計の平均には、管理職や勤続の長い人が含まれます。求人票の年収は、多くの場合、入社時の条件か、一部の人の実績を示しています。比べるなら、統計の「25〜29歳」「30〜34歳」の数字のほうが近くなります。
Q. 年収が高い仕事は、きつい仕事ですか?
必ずしもそうではありません。残業は職種ごとに大きく違い、たとえば大型貨物ドライバーは月の超過実労働時間が33時間、建築技術者は17時間でした(2025年6月)。年収だけでなく、残業時間・休日も合わせて見てください。たとえば、大型貨物ドライバーは月の超過実労働時間が33時間、建築技術者は17時間でした(2025年6月)。年収だけでなく、残業時間・休日も合わせて見てください。
Q. 年収が低めに出る職種はどこですか?
同じ表で下位に並んだのは、ビル・建物清掃員(約297万円)、クリーニング職・洗張職(約298万円)、紡織・衣服・繊維製品製造従事者(約319万円)などです。平均年齢が50歳前後と高く、勤続が長くても賞与が小さい職種が目立ちます。ただ、これは全国の平均で、会社や地域によって幅があります。
まとめ|年収が高い仕事は「入口」と「伸び方」で選ぶ
- 給料が高い仕事の上位は、パイロット・医師・歯科医師など、資格や学歴が前提の仕事が多い
- 未経験から狙いやすいのは、営業・建築や土木の技術者(施工管理を含む)・電気工事・機械の整備。20代後半から30代前半で500万円前後に届く職種がある
- IT職は年収が高めだが、Re:WORKでは未経験歓迎が約1割。入社後の配属先を確かめる
- 同じ職種でも、会社の規模で200万円以上の差が出ることがある
- 求人票は、固定残業代・賞与の実績・インセンティブの条件・年間休日を見て比べる
Re:WORKは、未経験から転職したい方に特化した転職エージェントです。許可番号28-ユ-301343の有料職業紹介事業で、求職者は無料で相談できます。オンライン面談で全国から相談できるので、「自分の年齢や経験なら、どの職種でどれくらいの年収が狙えるか」から話してみてください。相談だけでも大丈夫です。
無料・3分で完了
あなたに向いている仕事は?
20問の質問に答えるだけで、あなたの強みと適職が分かります。

