履歴書の学歴の書き方|どこから書く?中退・浪人の書き方と入学卒業年の早見表

結論から言うと、履歴書の学歴欄は中学校卒業から書き始め、入学と卒業を古い順に、学校名を正式名称で書くのが一般的です。高校・専門学校・短大・大学は学部や学科まで書き、浪人中の予備校は通常書きません。中退や留学、高卒認定などは、事実が伝わる短い言い方があります。
この記事では、学歴欄の基本ルール、学校の種類別の記入見本、中退・浪人・留年・留学・高卒認定のときの書き方、入学と卒業の年を割り出す計算式と早見表をまとめます。書き方の根拠は、ハローワークインターネットサービスの「応募書類」のパンフレットと、文部科学省の高卒認定試験のページです。
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履歴書の学歴はどこから書く?書き出しと終わりのルール
ハローワークのパンフレットは、学歴を「学校への入学と卒業(修了)の経歴を古い順に記載する」と説明しています。どこから書き始めるかについては、ハローワークの履歴書の書き方に、「中学校卒業から書く方が多い」と書かれています。小学校の入学や卒業は、通常は書きません。
| 項目 | 書き方 |
|---|---|
| 見出し | 1行目の中央に「学歴」と書く |
| 書き始め | 中学校卒業から書くのが一般的。「○○市立○○中学校 卒業」 |
| 高校から後 | 入学と卒業を、それぞれ1行ずつ書く |
| 書き終わり | 最後の学校の卒業の行のあと、1行あけて「職歴」の見出しに進む |
| 書く内容 | 学校名(正式名称)、学部・学科・コース・専攻(高校以上)、入学・卒業・中退・修了の別 |
欄が足りないときは、最終学歴から書く方法もあります。ハローワークの書き方では、職歴が多くて欄が不足するような場合は、最終学歴から記載する方法を検討するとされています。
学校名は正式名称で|県立・市立・学校法人の書き方
学歴欄でいちばん多いミスは、学校名の省略です。ハローワークのパンフレットは、学校名は省略せず正確に書くよう求めています。例も示されています。
| 適切でない例 | 適切な例 |
|---|---|
| ○○高校 | ○○県立○○高等学校 |
| 道立高校(北海道の場合) | 北海道○○○高等学校 |
| 私立の高校 | 学校法人△△学園□□高等学校 |
| ○○大 | ○○大学 |
| 同上、同校、〃 | 学校名をもう一度書く |
高等学校、専門学校、短大、大学では、学部、学科、コース、専攻も書きます。高校の学科は、「普通科」「商業科」のようなものです。大学は「○○大学 経済学部 経営学科 入学」のように、学部と学科を続けます。
校名が変わった、合併した、閉校したとき
在学した当時の名称で書き、現在の名称がある場合は「(現・○○)」と添えるのが、ハローワークのパンフレットの書き方です。閉校した場合は、当時の名称を正確に書きます。名称を忘れたときは、卒業証書や卒業アルバム、卒業証明書で確認できます。
学歴欄の見本|高卒・専門学校卒・短大卒・大学卒・大学院修了
学校名はすべて架空のものです。年月の入れ方は、あとの「早見表」で自分の生まれ年から割り出せます。
見本1:大学卒業の場合
| 年 | 月 | 内容 |
|---|---|---|
| 学歴(中央に書く) | ||
| 2013 | 3 | ○○市立○○中学校 卒業 |
| 2013 | 4 | ○○県立○○高等学校 普通科 入学 |
| 2016 | 3 | ○○県立○○高等学校 普通科 卒業 |
| 2016 | 4 | ○○大学 経済学部 経営学科 入学 |
| 2020 | 3 | ○○大学 経済学部 経営学科 卒業 |
見本2:高校卒業の場合
| 年 | 月 | 内容 |
|---|---|---|
| 学歴(中央に書く) | ||
| 2010 | 3 | ○○市立○○中学校 卒業 |
| 2010 | 4 | 学校法人△△学園○○高等学校 商業科 入学 |
| 2013 | 3 | 学校法人△△学園○○高等学校 商業科 卒業 |
見本3:専門学校卒業の場合
| 年 | 月 | 内容 |
|---|---|---|
| 2013 | 4 | ○○県立○○高等学校 普通科 入学 |
| 2016 | 3 | ○○県立○○高等学校 普通科 卒業 |
| 2016 | 4 | 学校法人□□学園 ○○専門学校 調理科(2年制)入学 |
| 2018 | 3 | 学校法人□□学園 ○○専門学校 調理科(2年制)卒業 |
見本4:短期大学卒業の場合
| 年 | 月 | 内容 |
|---|---|---|
| 2016 | 4 | ○○短期大学 ○○学科 入学 |
| 2018 | 3 | ○○短期大学 ○○学科 卒業 |
見本5:大学院を修了した場合
| 年 | 月 | 内容 |
|---|---|---|
| 2016 | 4 | ○○大学 工学部 機械工学科 入学 |
| 2020 | 3 | ○○大学 工学部 機械工学科 卒業 |
| 2020 | 4 | ○○大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 修士課程 入学 |
| 2022 | 3 | ○○大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 修士課程 修了 |
学校の入学や卒業の月は、4月と3月が一般的ですが、学校によっては違います。卒業証書や卒業証明書で、月まで確認してください。大学院は「卒業」ではなく「修了」と書くのが一般的です。
中退・浪人・留年・休学の書き方
学歴欄で「書き方が分からない」と検索されやすいのが、まっすぐ卒業していない場合です。ハローワークのパンフレットに明記されている部分と、一般的な書き方を分けて整理します。
| 状況 | 書き方 | 補足 |
|---|---|---|
| 中退した | 入学の行は通常どおり。退学の行を「中途退学」として書く | 理由を書くなら「一身上の都合により中途退学」など簡潔に。詳しい事情は面接で話す(一般的な書き方) |
| 大学受験の浪人をした | 浪人は書かない。予備校も通常は書かない | ハローワークのパンフレットに「予備校等については通常記載しません」とある。浪人した年数は、入学の年にそのまま表れる |
| 留年した | 入学と卒業の年月をそのまま書く | 留年の事実は、卒業の年を見れば伝わる。理由を書く必要は基本ない |
| 休学した | 書かないのが一般的 | 長期の休学で、卒業の年が通常より遅れるときは、面接で聞かれやすい |
| 転学・編入した | 元の学校の入学と、移った日(転学・編入学)を書く | 「○○大学 ○○学部 中途退学」「△△大学 ○○学部 編入学」と書き分ける |
| 通信制・定時制・夜間の学校を卒業した | 学校名のあとに課程名を添える(例:「○○高等学校 通信制課程 卒業」) | 課程名は、卒業証書や学校のホームページで正式名称を確認する(一般的な書き方) |
中退の場合は、最終学歴が変わる点にも気をつけてください。一般的に、最終学歴は最後に卒業した学校のことで、中退した学校は含まれません。文部科学省のページでも、高卒認定試験に合格しても、高校を卒業しなければ最終学歴は高等学校卒業にはならないと説明されています。
浪人について、書かない理由は、大学入試のための予備校通いは「学校への入学と卒業」ではないからです。ただし、浪人期間が長かったり、別の勉強をしていたりして説明したい場合は、志望動機欄で触れる方法があります。
高卒認定・留学・職業訓練は学歴欄にどう書く?
高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)に合格したとき
文部科学省の説明では、高卒認定試験の合格者は、高校を卒業した人と同等以上の学力があると認められ、大学・短大・専門学校の受験資格が得られます。一方で、高校を卒業したことにはならず、最終学歴は変わりません。そのため、学歴欄に「高等学校卒業」と書くことはできません。
書き方は、「高等学校卒業程度認定試験 合格」と、正式名称のまま書きます。書く場所は、学歴欄の高校の中退の行の次、または免許・資格欄です。年月は、合格通知書に書かれた合格の年月です。正式名称は「高等学校卒業程度認定試験」で、「高卒認定」は略称です。
留学したとき
日本の学校に在籍しながら交換留学をした場合は、学歴欄に「○○大学 交換留学のため休学」と書く方法や、書かずに志望動機で触れる方法があります。留学先の学校を卒業した場合は、国名と学校名、学位を書きます。学校名は、現地の正式名称が分かるように書きます(いずれも一般的な書き方です)。
職業訓練を受けたとき
職業訓練の受講は、学歴欄に書いて構いません。ハローワークの書き方では、2年間の新卒者訓練などは学歴欄、3か月程度の短期の訓練は免許・資格欄に書く方法が、一般的な例として示されています。様式の欄のスペースによって変わるので、詳しくはハローワークの窓口で相談してください。
入学・卒業の年を計算する方法|生まれ年からの割り出し
卒業証書が手元に無いときや、記憶があいまいなときは、生まれ年から計算できます。ハローワークのパンフレットに、次の計算式が載っています。留年や浪人があったときは、その年数を加算します。
| 区分 | 計算式 |
|---|---|
| 小学校入学 | 生まれ年+7(4月) |
| 小学校卒業・中学校入学 | 生まれ年+13 |
| 中学校卒業・高校入学 | 生まれ年+16 |
| 高校卒業・大学や専門学校の入学 | 生まれ年+19 |
| 大学や専門学校(2年制)卒業 | 生まれ年+21 |
| 専門学校(3年制)卒業 | 生まれ年+22 |
| 大学や専門学校(4年制)卒業 | 生まれ年+23 |
1月1日から4月1日までの早生まれの人は、「生まれ年」を「生まれ年−1」に置き換えます。学年は、4月2日から翌年の4月1日生まれまでが1つにまとまっているためです。たとえば、1975年2月生まれ(早生まれ)の人の高校卒業は、(1975−1)+19=1993年の3月です。
入学・卒業年の早見表(1962年生まれ〜2003年生まれの学年)
上の計算式から作った早見表です。1月1日〜4月1日生まれの人は、前の年の行を見てください。浪人や留年、1年遅れの入学がある場合は、その年数を足します。
| 生まれ | 中学校卒業 | 高校卒業 | 大学(4年制)卒業 |
|---|---|---|---|
| 1962年4月2日〜1963年4月1日生まれ | 1978年3月(昭和53年) | 1981年3月(昭和56年) | 1985年3月(昭和60年) |
| 1963年4月2日〜1964年4月1日生まれ | 1979年3月(昭和54年) | 1982年3月(昭和57年) | 1986年3月(昭和61年) |
| 1964年4月2日〜1965年4月1日生まれ | 1980年3月(昭和55年) | 1983年3月(昭和58年) | 1987年3月(昭和62年) |
| 1965年4月2日〜1966年4月1日生まれ | 1981年3月(昭和56年) | 1984年3月(昭和59年) | 1988年3月(昭和63年) |
| 1966年4月2日〜1967年4月1日生まれ | 1982年3月(昭和57年) | 1985年3月(昭和60年) | 1989年3月(平成元年) |
| 1967年4月2日〜1968年4月1日生まれ | 1983年3月(昭和58年) | 1986年3月(昭和61年) | 1990年3月(平成2年) |
| 1968年4月2日〜1969年4月1日生まれ | 1984年3月(昭和59年) | 1987年3月(昭和62年) | 1991年3月(平成3年) |
| 1969年4月2日〜1970年4月1日生まれ | 1985年3月(昭和60年) | 1988年3月(昭和63年) | 1992年3月(平成4年) |
| 1970年4月2日〜1971年4月1日生まれ | 1986年3月(昭和61年) | 1989年3月(平成元年) | 1993年3月(平成5年) |
| 1971年4月2日〜1972年4月1日生まれ | 1987年3月(昭和62年) | 1990年3月(平成2年) | 1994年3月(平成6年) |
| 1972年4月2日〜1973年4月1日生まれ | 1988年3月(昭和63年) | 1991年3月(平成3年) | 1995年3月(平成7年) |
| 1973年4月2日〜1974年4月1日生まれ | 1989年3月(平成元年) | 1992年3月(平成4年) | 1996年3月(平成8年) |
| 1974年4月2日〜1975年4月1日生まれ | 1990年3月(平成2年) | 1993年3月(平成5年) | 1997年3月(平成9年) |
| 1975年4月2日〜1976年4月1日生まれ | 1991年3月(平成3年) | 1994年3月(平成6年) | 1998年3月(平成10年) |
| 1976年4月2日〜1977年4月1日生まれ | 1992年3月(平成4年) | 1995年3月(平成7年) | 1999年3月(平成11年) |
| 1977年4月2日〜1978年4月1日生まれ | 1993年3月(平成5年) | 1996年3月(平成8年) | 2000年3月(平成12年) |
| 1978年4月2日〜1979年4月1日生まれ | 1994年3月(平成6年) | 1997年3月(平成9年) | 2001年3月(平成13年) |
| 1979年4月2日〜1980年4月1日生まれ | 1995年3月(平成7年) | 1998年3月(平成10年) | 2002年3月(平成14年) |
| 1980年4月2日〜1981年4月1日生まれ | 1996年3月(平成8年) | 1999年3月(平成11年) | 2003年3月(平成15年) |
| 1981年4月2日〜1982年4月1日生まれ | 1997年3月(平成9年) | 2000年3月(平成12年) | 2004年3月(平成16年) |
| 1982年4月2日〜1983年4月1日生まれ | 1998年3月(平成10年) | 2001年3月(平成13年) | 2005年3月(平成17年) |
| 1983年4月2日〜1984年4月1日生まれ | 1999年3月(平成11年) | 2002年3月(平成14年) | 2006年3月(平成18年) |
| 1984年4月2日〜1985年4月1日生まれ | 2000年3月(平成12年) | 2003年3月(平成15年) | 2007年3月(平成19年) |
| 1985年4月2日〜1986年4月1日生まれ | 2001年3月(平成13年) | 2004年3月(平成16年) | 2008年3月(平成20年) |
| 1986年4月2日〜1987年4月1日生まれ | 2002年3月(平成14年) | 2005年3月(平成17年) | 2009年3月(平成21年) |
| 1987年4月2日〜1988年4月1日生まれ | 2003年3月(平成15年) | 2006年3月(平成18年) | 2010年3月(平成22年) |
| 1988年4月2日〜1989年4月1日生まれ | 2004年3月(平成16年) | 2007年3月(平成19年) | 2011年3月(平成23年) |
| 1989年4月2日〜1990年4月1日生まれ | 2005年3月(平成17年) | 2008年3月(平成20年) | 2012年3月(平成24年) |
| 1990年4月2日〜1991年4月1日生まれ | 2006年3月(平成18年) | 2009年3月(平成21年) | 2013年3月(平成25年) |
| 1991年4月2日〜1992年4月1日生まれ | 2007年3月(平成19年) | 2010年3月(平成22年) | 2014年3月(平成26年) |
| 1992年4月2日〜1993年4月1日生まれ | 2008年3月(平成20年) | 2011年3月(平成23年) | 2015年3月(平成27年) |
| 1993年4月2日〜1994年4月1日生まれ | 2009年3月(平成21年) | 2012年3月(平成24年) | 2016年3月(平成28年) |
| 1994年4月2日〜1995年4月1日生まれ | 2010年3月(平成22年) | 2013年3月(平成25年) | 2017年3月(平成29年) |
| 1995年4月2日〜1996年4月1日生まれ | 2011年3月(平成23年) | 2014年3月(平成26年) | 2018年3月(平成30年) |
| 1996年4月2日〜1997年4月1日生まれ | 2012年3月(平成24年) | 2015年3月(平成27年) | 2019年3月(平成31年) |
| 1997年4月2日〜1998年4月1日生まれ | 2013年3月(平成25年) | 2016年3月(平成28年) | 2020年3月(令和2年) |
| 1998年4月2日〜1999年4月1日生まれ | 2014年3月(平成26年) | 2017年3月(平成29年) | 2021年3月(令和3年) |
| 1999年4月2日〜2000年4月1日生まれ | 2015年3月(平成27年) | 2018年3月(平成30年) | 2022年3月(令和4年) |
| 2000年4月2日〜2001年4月1日生まれ | 2016年3月(平成28年) | 2019年3月(平成31年) | 2023年3月(令和5年) |
| 2001年4月2日〜2002年4月1日生まれ | 2017年3月(平成29年) | 2020年3月(令和2年) | 2024年3月(令和6年) |
| 2002年4月2日〜2003年4月1日生まれ | 2018年3月(平成30年) | 2021年3月(令和3年) | 2025年3月(令和7年) |
| 2003年4月2日〜2004年4月1日生まれ | 2019年3月(平成31年) | 2022年3月(令和4年) | 2026年3月(令和8年) |
表の「令和元年」や「平成元年」は、元号が変わる年だけの書き方で、ほかの年は「令和2年」のように数字で書きます。2019年は、4月までが平成31年、5月からが令和元年です。この表は3月の卒業を基準にしているので、2019年3月は「平成31年」と書いてあります。
学校の種類ごとの修業年限と書き方の早見
入学と卒業の年が合っているかは、修業年限で確かめられます。年数が合わないときは、留年や休学、転学があった可能性があるので、卒業証書や卒業証明書で確認します。
| 学校の種類 | 修業年限の目安 | 卒業・修了の書き方 | 書くときの注意 |
|---|---|---|---|
| 中学校 | 3年 | 卒業 | 公立は「○○市立」「○○町立」まで書く |
| 高等学校(全日制) | 3年 | 卒業 | 学科(普通科・商業科など)まで書く |
| 高等学校(定時制・通信制) | 3年以上 | 卒業 | 課程名を添える。年限は学校や単位の取り方で変わる |
| 専門学校 | 1〜4年(学科による) | 卒業 | 学校法人名・学科名・年限を書くと伝わりやすい |
| 短期大学 | 2年(3年制の学科もある) | 卒業 | 学科まで書く |
| 大学 | 4年(医学部などは6年) | 卒業 | 学部・学科まで書く |
| 大学院(修士・博士前期) | 2年 | 修了 | 研究科・専攻・課程を書く |
学歴に自信がないときの考え方|書類と面接での伝え方
中退や通信制、学校名に自信がないなど、学歴に不安を持つ人は少なくありません。学歴欄は事実を書く場所で、評価を上げ下げする場所ではありません。次のように考えると、書類の準備が進みます。
- 学歴欄は事実だけを正確に書く:短くても、正式名称と年月が揃っていれば、読み手は迷いません
- 伝えたいことは、職歴・資格・志望動機の欄に回す:学歴の弱さを説明する場所は、学歴欄ではありません
- 中退の理由は、事実を短く、今の意欲とセットで話す:「家庭の事情で退学したが、働きながら○○を身につけた」のように、その後の行動までつなげます
- 学歴不問・未経験歓迎の求人から応募先を選ぶ:条件に学歴が入っていない求人なら、書類の勝負は職歴や人柄になります
面接では、学歴について聞かれたときに、言い訳に聞こえないよう、事実、そのときの判断、今の姿勢の順で話します。中退や空白があっても、そのあとに何をしてきたかを具体的に言えれば、印象は変わります。
最終学歴の考え方と、学歴不問の求人の見方
最終学歴は、一般的に「最後に卒業(修了)した学校」のことを指します。中退した学校は含まれません。履歴書の学歴欄の最後の行が最終学歴とは限らないので、中退のあとに別の学校を卒業した場合は、その学校が最終学歴です。
求人票の「学歴不問」は、応募の条件に学歴を求めていないという意味です。Re:WORKの公開求人(2026年10月17日時点)では、学歴不問の目印がついた求人が3,430件ありました。そのうち正社員が3,098件(90%)、未経験歓迎が2,458件(72%)です。上位の会社に偏りはなく、最も多い1社でも5%でした。学歴に自信がなくても、応募できる正社員の求人は十分にあります。
| 求人の書かれ方 | 読み方 |
|---|---|
| 学歴不問 | 応募条件として学歴を問わない。履歴書の学歴欄は、事実を正確に書けばよい |
| 高卒以上 | 高校を卒業していることが条件。中退や、高卒認定の合格のみの人が応募できるかは、応募前に確認が必要 |
| 大卒以上 | 大学を卒業していることが条件。専門学校卒や大学中退の人は、条件に合わない場合がある |
| 専門学校卒・短大卒以上 | 卒業した学校の種類が条件。分野の指定があるかも確認する |
学歴で迷う求人は、応募前に問い合わせるか、無料の転職相談でも確認できます。未経験歓迎の営業の求人のように、職種から探す方法もあります。学歴不問の求人の探し方や、高卒・中退からの就職は学歴不問で使える転職エージェント、第二新卒の転職、フリーターから正社員になる方法も参考にしてください。
卒業証明書が必要になる場面と取り方
学歴は事実の記載なので、内定後に卒業証明書の提出を求められることがあります。卒業した学校に申請すると発行してもらえるのが一般的です。発行までの期間や手数料、申請方法(窓口・郵送・オンライン)は学校ごとに違うため、必要になりそうなら早めに学校のホームページで確認しておくと安心です。
| 困りごと | 対処の方向 |
|---|---|
| 学校が閉校・統合している | 統合先の学校や、設置していた自治体・学校法人が記録を引き継いでいることがある。まず問い合わせ先を調べる |
| 卒業年月を忘れた | 卒業アルバム、卒業証書、本記事の計算式で確かめる。迷うときは卒業証明書で最終確認する |
| 中退した学校の在籍期間を証明したい | 在学証明書や退学証明書が発行される場合がある。学校の窓口に確認する |
| 海外の学校を卒業した | 卒業証明書の発行方法は学校や国によって異なる。応募先から翻訳の指示があれば従う |
応募の時点では、卒業証明書の原本は基本不要です。履歴書の学歴欄を事実どおりに書いておけば、あとで証明書を出すときも食い違いが起きません。
学歴欄でよくあるミスのチェックリスト
- 「学歴」の見出しを書いたか。中央に書いたか
- 学校名を、省略せず正式名称で書いたか。「県立」「市立」「学校法人」も含めたか
- 高校以上は、学部・学科・コース・専攻まで書いたか
- 入学と卒業を、1行ずつ書いたか。「同上」「〃」を使っていないか
- 年号を、和暦か西暦のどちらかに統一したか。職歴や日付欄と揃っているか
- 中退した学校は「中途退学」と書いたか。「卒業」と書いていないか
- 高卒認定の合格を「高等学校卒業」と書いていないか
- 入学の年と卒業の年が、学校の修業年限(高校は3年、大学は4年など)と合っているか
- 学校名が変わっている場合、当時の名称で書き、(現・○○)を添えたか
書き間違えたときは、修正液や修正テープは使わず、新しい用紙に書き直すのが、ハローワークのパンフレットの原則です。パソコンで作る場合は、保存前に誤字がないか読み直してください。職歴の書き方は未経験転職の職務経歴書の書き方、書類選考で落ちる原因は転職エージェントの書類選考に通らない原因7つと対策にあります。
学歴の次の免許・資格欄の書き方は、履歴書の免許・資格欄の記事にまとめています。
よくある質問
Q. 小学校から書く必要はありますか?
書く必要はありません。ハローワークの履歴書の書き方では、中学校卒業から書く方が多いとされています。小学校は通常書かれていません。
Q. 中学校卒業の年月が思い出せません。
生まれ年から「生まれ年+16」の3月で割り出せます(早生まれの人は前の年として計算)。卒業証書や学校の卒業証明書でも確認できます。
Q. 専門学校には「卒業」と「修了」のどちらを書きますか?
卒業証書や修了証書に書かれている言葉に合わせるのが基本です。2年制や3年制の専門学校では「卒業」と書くことが多く、短期の課程や職業訓練は「修了」と書くことがあります。迷うときは、学校に確認します。
Q. 大学を卒業見込みの状態で転職活動をする場合は?
卒業予定の年月を、「卒業見込み」と書きます。新卒向けの応募書類の書き方は、応募先の指示に従ってください。この記事は、すでに社会人経験のある人や、卒業して時間のたった人を想定しています。
Q. 大学を中退した場合、学部や学科は書きますか?
入学の行には、学部と学科を書きます。そのあとに「中途退学」の行を書き、退学した年月を添えます。在籍していた期間の事実を、そのまま書く形です。
Q. 高校の学科や大学の専攻は、応募先の仕事と関係がなくても書きますか?
書きます。学歴欄は仕事との関連で取捨選択する欄ではなく、事実をそのまま書く欄です。関連が薄い専攻でも、学部・学科名を省略せずに書き、仕事との接点は志望動機や自己PRで補います。
Q. 学歴を実際より高く書いてもバレませんか?
学歴は、卒業証明書で確認できる事実です。事実と違う内容を書くと、確認されたときに信頼を失いやすくなります。学歴に自信がなくても、事実を正確に書いたうえで、職歴や資格、これからやりたいことで伝えるほうが安全です。
まとめ|学歴欄は「正式名称・古い順・事実どおり」
- 学歴は、中学校卒業から書くのが一般的。入学と卒業を古い順に1行ずつ書き、学校名は正式名称にする
- 高校以上は学部・学科・コース・専攻まで。「同上」「〃」は使わない
- 浪人中の予備校は通常書かない。中退は「中途退学」、高卒認定は「高等学校卒業程度認定試験 合格」と書き、卒業と書かない
- 欄が足りないときは、最終学歴から書く。年号は和暦か西暦に統一する
- 入学・卒業の年は、生まれ年に13・16・19・21・23などを足して割り出す。早生まれは前の年として計算する
- 学歴に不安があっても、学歴不問の求人は公開求人の中に3,000件以上ある(2026年10月17日時点)
学歴は、事実を正確に書けば十分で、そのあとの職歴や志望動機でいくらでも挽回できます。Re:WORKは未経験の転職に特化した転職エージェントで、求職者は無料で使えます。学歴に不安がある場合の応募先の選び方や、書類の書き方の相談もできるので、気軽に話してみてください。
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