履歴書の職歴の書き方|転職回数が多い・派遣・短期離職の書き方と見本

結論から言うと、履歴書の職歴欄は「学歴・職歴」の見出しの下に、入社と退職を古い順に1行ずつ書き、現在も働いているなら「現在に至る」、最後に「以上」で締めるのが基本です。派遣やアルバイト、転職回数が多い場合も、この形に雇用形態や短い補足を足すだけで書けます。
この記事では、職歴欄の基本ルールと記入の見本、就業形態ごとの書き出しの言葉、派遣・契約・アルバイトなどケース別の書き方、転職回数が多いときと在籍期間が短いときの考え方、退職理由の表現、年月が思い出せないときの調べ方をまとめます。書き方の根拠は、ハローワークインターネットサービスの「応募書類」のパンフレットと厚生労働省の履歴書様式例です。
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履歴書の職歴欄の基本|入社・退職・「現在に至る」・「以上」の4点
職歴欄の書き方は、細かく見えて、押さえるのは4点だけです。ハローワークのパンフレットも、職歴は勤務先への入社と退社の経歴を古い順に記載するのが基本としています。
| 押さえる点 | 書き方 | やりがちなミス |
|---|---|---|
| 見出し | 学歴を書き終えたら、1行あけるか改行して、中央に「職歴」と書く | 見出しを書かず、学歴の続きに職歴を書き始める |
| 入社 | 年と月を書き、「株式会社○○ 入社」と書く。会社名は正式名称で書く | 「(株)○○」「○○社」と略す |
| 退職 | 年と月を書き、「一身上の都合により退職」などと書く | 入社だけ書いて退職を書き忘れる |
| 現在 | 在職中なら「現在に至る」と書く。退職の行は書かない | 在職中なのに「退職」と書く |
| 終わり | 最後の行の右寄りに「以上」と書く | 「以上」が無い、または職歴欄の途中に書く |
この5行(見出し・入社・退職・現在・以上)を揃えれば、職歴欄の形は完成です。次の節から、会社名の書き方や年号のルールを確認していきます。
書き始める前に決める3つのこと|正式名称・年号・書く範囲
会社名は登記上の正式名称で書く
ハローワークのパンフレットでは、学校名・企業名・資格名などの固有名詞は、省略せず正式な名称で書くことが求められています。会社名の場合は、「(株)」「(有)」といった略字を使わず、「株式会社」「有限会社」と書きます。「株式会社」が前につくのか後ろにつくのかも、会社によって違います。名刺や雇用契約書、給与明細で、前株か後株かまで確認してください。
| 適切でない書き方 | 適切な書き方 |
|---|---|
| (株)○○ | 株式会社○○ |
| 同社、同上、〃 | 会社名や部署名をもう一度書く |
| R元年 | 令和元年 |
| ○○社 入社 | 株式会社○○ 入社 |
年号は和暦か西暦のどちらかに統一する
学歴から職歴まで、年号の書き方は和暦か西暦のどちらかに揃えます。途中で混ざると、読み手が時間の流れを追いにくくなります。応募先の指定がなければ、どちらでも構いません。迷うときは、手元の履歴書用紙の様式に合わせると、日付欄(作成日と生年月日)と揃えやすくなります。
和暦と西暦の換算には、次の式が使えます。ハローワークのパンフレットに載っている換算方法です。
| 元号 | 西暦にするには | 例 |
|---|---|---|
| 昭和 | 昭和の年+1925 | 昭和45年=1970年 |
| 平成 | 平成の年+1988 | 平成15年=2003年 |
| 令和 | 令和の年+2018 | 令和元年=2019年 |
2019年は、4月までが平成31年、5月からが令和元年です。2019年4月に入社した人は「平成31年4月」、5月に入社した人は「令和元年5月」と書きます。この年だけは月で元号が変わるので、気をつけてください。
「どこまで書くか」の範囲を決める
基本は、正社員として勤めた会社を、入社した順にすべて書きます。ハローワークのパンフレットは、派遣社員、契約社員、アルバイト、パートなど、正社員以外の経歴も、雇用形態を( )書きで添えて記載する方法を示しています。ただし、学生時代のアルバイトは、通常は書きません。卒業後のアルバイトや、応募先の仕事に関係する学生時代のアルバイトは、アルバイトであることを明記したうえで書きます。
職歴に書くか迷う経験の判断表
履歴書の職歴欄は、「雇われて働いた経歴」が中心です。そこから外れる経験は、書くかどうか迷います。次の表は、一般的な考え方をまとめたものです。応募先から指定がある場合は、その指示が優先です。
| 経験 | 一般的な扱い | 書くなら |
|---|---|---|
| 試用期間のみで辞めた会社 | 書く | 入社と退職の2行。理由は簡潔に |
| 内定後に入社を辞退した会社 | 書かない | ― |
| 業務委託・フリーランスでの仕事 | 応募先の仕事と関係があれば書く | 「個人事業 開業」か「業務委託として○○に従事」 |
| 家業の手伝い | 書く(報酬の有無にかかわらず、実際に働いた期間) | 「家業の○○に従事」 |
| インターンシップ・研修生 | 短期のものは書かない。長期で仕事に近い場合は書く | 志望動機欄で触れる方法もある |
| ボランティア | 職歴欄には書かないことが多い | 特技・アピール欄や志望動機で触れる |
| 家事・育児・介護に専念した期間 | 職歴には書かず、空白として扱う | 退職理由に事実を添える、または面接で説明する |
| 留学・ワーキングホリデー | 学歴欄または職歴の空白期間として扱う | 期間と目的を一言で添える |
| 病気療養で休んだ期間 | 職歴には書かない | 面接で聞かれたら、現在の状況を含めて簡潔に答える |
年月が思い出せないときの調べ方
古い職歴や、短期間の仕事は、入社・退職の年月が曖昧になりがちです。思い出せないまま書くのではなく、次のような手がかりで確認します。
| 手がかり | 分かること |
|---|---|
| 雇用契約書、労働条件通知書 | 入社日、契約期間、雇用形態 |
| 離職票、退職証明書、源泉徴収票 | 退職日、会社の正式名称(源泉徴収票は、その年に退職した場合) |
| 給与明細、振込の履歴 | 働いていた月、最後に給与が出た月 |
| 「ねんきんネット」の年金記録 | 厚生年金に加入した期間。勤務先ごとに資格取得と喪失の時期を確認できる(日本年金機構)。会社名が出ず「厚生年金保険」と表示される場合もある |
| 前の勤め先の人事・総務に問い合わせる | 在籍期間、正式な会社名 |
厚生年金に加入していない働き方(短時間のパートなど)は、年金記録から分からないこともあります。分からない場合は、可能な範囲で月を特定し、確認できないときは分かる範囲の年月で書くのが現実的です。
学歴欄の年号や正式名称の書き方は、履歴書の学歴の書き方の記事にまとめています。
職歴欄の見本|正社員のみ・複数社の2パターン
ここでは、年月と内容が分かる形に整えた見本を、2つの場合で示します。会社名は、すべて架空のものです。
見本1:1社だけ勤めて、現在も在職中の場合
| 年 | 月 | 内容 |
|---|---|---|
| 職歴(中央に書く) | ||
| 2018 | 4 | 株式会社○○商事 入社 |
| 営業部に配属され、法人向けルート営業に従事 | ||
| 現在に至る | ||
| 以上 |
見本2:3社で働き、現在は退職済みの場合
| 年 | 月 | 内容 |
|---|---|---|
| 職歴(中央に書く) | ||
| 2014 | 4 | 株式会社△△フーズ 入社 店舗スタッフとして接客・販売に従事 |
| 2017 | 3 | 一身上の都合により退職 |
| 2017 | 5 | 株式会社□□ロジスティクス 入社 物流センターで入出荷管理に従事 |
| 2021 | 9 | 会社都合により退職 |
| 2021 | 11 | ○○工業株式会社 入社 製造ラインで部品の組み立てに従事 |
| 2026 | 8 | 一身上の都合により退職 |
| 以上 |
職務内容は、入社の行の同じ行か次の行に、短く足します。ハローワークのパンフレットも、事業内容、従業員数、所属部署、職務内容を付記するていねいな書き方を示しています。職務経歴書を別に出す場合は、履歴書には仕事内容を書きすぎず、会社名と一言だけにとどめても構いません。詳しい書き方は未経験転職の職務経歴書の書き方にまとめています。
働き方ごとの書き出しと終わりの言葉|一覧表
「入社」「退職」という言葉は、会社に雇われた場合の言い方です。公務員や自営業、家業の場合は、別の言い方をします。ハローワークの履歴書の書き方に載っている一覧を、そのまま整理しました。
| 就業の形 | 始まりの言葉 | 終わりの言葉 |
|---|---|---|
| 一般企業 | 入社 | 退職、退社 |
| 公務員 | 奉職 | 退職 |
| 自営(個人事業) | 開業 | 廃業 |
| 自営(法人) | 設立 | 閉鎖、解散 |
| 家業の手伝い | 従事 | 退職 |
| 病院・個人事業所など | 勤務 | 退職 |
公務員から民間に応募する人は、「○○市役所 奉職」のように書き、所属した部署も書き添えるのが読みやすい形です。自分で事業をしていた人は「個人事業 開業」と書いたうえで、事業の内容を一言添えます。
入社の行に添える一言|職種別の付記の例
職歴欄に余裕があるときは、入社の行のあとに、担当した仕事を1行で添えます。ハローワークのパンフレットは、仕事の具体的な内容、処理方法、責任の範囲、顧客や取扱製品の種類、数、使用機器などを付記する方法を示しています。数字を入れられるものは入れると、読み手が場面を想像しやすくなります。
| 職種 | 入社の行のあとに添える一言の例 |
|---|---|
| 営業 | 法人向けのルート営業に従事。担当は既存取引先約30社 |
| 販売・接客 | アパレル店舗で接客・販売、在庫管理、レジ締めを担当 |
| 事務 | 営業事務として、見積書・請求書の作成、電話・来客対応を担当 |
| 製造 | 自動車部品の組み立てラインで、組み立てと外観検査を担当 |
| 物流・倉庫 | 物流センターで入出荷、検品、フォークリフトでの荷役に従事 |
| ドライバー | 食品の配送業務に従事。担当エリアは○○市内 |
| 介護 | 特別養護老人ホームで、食事・入浴・排せつの介助に従事 |
| 飲食 | 飲食店でホール接客と調理補助を担当。ピーク時の席案内も担当 |
会社名のあとに、配属された店舗や支店を書き添えても構いません。ハローワークの記載例にも「○○会社○○店 入社(アルバイト)」のような書き方があります。複数の店舗を経験した場合は、異動の行を足して、時期と店舗名を書きます。大きな会社に勤めていた人は、事業所名まで書くと、どこで働いていたかが伝わります。
数字は、記憶があいまいなものを大きく書かないでください。「約30社」「月平均で約○件」のように、分かる範囲の幅のある書き方にします。入社後に聞かれたとき、説明できる数字だけを書くのが原則です。
ケース別の書き方|派遣・契約社員・パート・アルバイト
派遣社員の職歴
派遣社員は、雇用契約を結んでいる派遣元と、実際に働く派遣先が分かれます。履歴書では、派遣元の会社名を軸に、派遣先がどこだったかを添える形にします。ハローワークのパンフレットには、派遣就業の記載例が複数載っています。
| 状況 | 書き方の例 |
|---|---|
| 派遣先が1社だけ | 株式会社○○ より 株式会社△△ へ□□業務で派遣(2022年3月末まで) |
| 派遣先が1社で、業務内容を詳しく書く | 株式会社○○ より 株式会社△△ へ派遣される。派遣先の事業内容:自動車部品製造。職務内容:製造ラインでの組み立て業務 |
| 派遣先が複数 | 株式会社○○ に派遣登録し、派遣スタッフとして次の職務に従事。そのうえで、派遣先ごとに行を分け、会社名・業務・期間を書く |
| 派遣期間が満了した | 派遣期間満了につき退職 |
派遣先が多くて、行数が足りなくなるときは、職歴の行を詰めて書くより、履歴書では派遣元1社分としてまとめ、派遣先の一覧を職務経歴書に回す方法が読みやすくなります。派遣から正社員を目指す人は派遣社員から正社員になる方法で、紹介予定派遣や直接雇用の進め方を確認できます。
契約社員・パート・アルバイトの職歴
正社員以外の働き方は、入社の行に雇用形態を( )で添えます。ハローワークのパンフレットの書き方は、「入社(アルバイト)」または「アルバイトとして入社」です。
| 雇用形態 | 入社の行の例 | 退職の行の例 |
|---|---|---|
| 契約社員 | 株式会社○○ 入社(契約社員) | 契約期間満了により退職 |
| パート | 株式会社○○ ○○店 入社(パート) | 一身上の都合により退職 |
| アルバイト | 株式会社○○ ○○店 入社(アルバイト) | 退職 |
| 嘱託 | 株式会社○○ 入社(嘱託社員) | 契約期間満了により退職 |
卒業後に正社員の仕事が見つからず、アルバイトで生活していた期間は、空白にせず、アルバイトの職歴として書きます。そうすることで、働いていた事実が伝わります。フリーターから正社員を目指す人はフリーターから正社員になる方法も参考になります。
学生時代のアルバイトを書いてよい場面は、応募する仕事と内容が近い場合や、責任のある仕事を任されていた場合です。たとえば、飲食店で新人の指導役をしていた経験を、飲食や接客の仕事に応募するときに書くのは自然です。ただし、複数のアルバイトを全部書くと職歴欄が埋まるので、アピールになるものに絞ります。
転職回数が多いときの書き方|全部書くか、まとめるか
転職回数が多い人が最初に迷うのは、「全部書くと不利になるのでは」という点です。結論は、期間の長さにかかわらず、働いた会社は書くのが基本です。履歴書は審査書類で、職歴に空白があると、その期間に何をしていたのかを聞かれやすくなります。省いたつもりが、面接で前職の話になったときに食い違うと、かえって不信感を持たれやすくなります。
書く量を調整する方法は、次の3つです。
- 職務内容を書かず、入社と退職の2行だけにする:行数が増えすぎる場合の基本です。仕事の中身は職務経歴書に任せます
- 同じ業界・同じ職種の経歴をひとまとめにして伝える:履歴書の行は削れませんが、職務経歴書の冒頭の要約や面接で、「営業職として3社で経験を積んだ」とつなぎます
- 学歴欄を最終学歴から書く:ハローワークの書き方では、職歴が多くて欄が足りないときは、最終学歴から記載する方法も検討するとされています
回数が多いこと自体を、どう伝えるかは転職回数が多いと転職エージェントに不利?回数別の対策と伝え方が詳しいです。履歴書の行を工夫しても、面接で聞かれたときに一貫して説明できることが大切です。
在籍期間が短い会社の書き方|数か月でも書くか
数週間から数か月で辞めた会社も、雇用契約を結んで働いたのであれば、書くのが基本です。ただし、書くかどうかを迷う場面は少なくありません。判断の目安を表にします。
| 状況 | 考え方 |
|---|---|
| 正社員として入社し、数か月で退職した | 書く。履歴書の入社・退職の行は変えず、退職理由は簡潔にする。面接で聞かれたときの答えを用意しておく |
| 入社したが、研修期間のみで退職した | 雇用契約を結んで給与が出ていたなら、職歴として書くのが基本 |
| 内定を得たが、入社前に辞退した | 入社していないので、職歴には書かない |
| 1日だけの単発の仕事(日雇いのアルバイトなど) | 書かなくてよいことが多い。応募先と関係があるときだけ書く |
短期離職の説明は、書類の行数ではなく、面接で何を伝えるかで決まります。退職理由は短期離職は転職で不利だが挽回できると、面接で「退職理由」を聞かれたらが参考になります。
社名変更・合併・出向・異動はどう書く?
| 状況 | 書き方 |
|---|---|
| 勤めていた会社の名前が、その後変わった | 当時の名称で書き、現在の名称を「(現・○○株式会社)」と添える |
| 会社が合併した | 入社時の会社名で書き、合併後の名称を(現・)で添える |
| 同じ会社の中で異動・昇格した | 入社の行の下に、「営業部に配属」「課長に昇進」などを1行ずつ足す。年月も書く |
| 出向した | 出向元の会社の在籍のまま、「○○株式会社へ出向」と1行足す。出向の期間も書く |
| 転籍した | 前の会社の退職と、新しい会社の入社を、それぞれ1行にして書く |
社名の「当時の名称で書き、現在の名称を(現・)と添える」というルールは、ハローワークのパンフレットに載っています。異動や昇格、出向の経歴を書き足す方法も、同じパンフレットで示されている書き方です。
休職や育児休業は、会社に籍がある期間なので、入社と退職の間には書き足さないことが多いです。応募先の様式や指示があればそちらに従ってください。長く休んだ事情があるなら、職務経歴書や面接で説明するか、志望動機欄の隅に一言添える方法があります。
行数が足りないときの配分の目安
履歴書の学歴・職歴欄の行数は様式で決まっているので、職歴が多いと行が足りなくなります。足りなくなる前に、次の順で調整してください。
- 学歴の行数を減らす:中学校卒業から書くのが一般的ですが、欄が足りないときは最終学歴から書く方法もあります(ハローワークの書き方より)
- 職務内容の付記を削る:入社と退職の2行だけにします
- 年月の行を1行にまとめない:1行に入社と退職を詰めると読みにくくなります。行を足せない場合は、別の様式に変えるほうが安全です
- 様式を変える:ハローワークのパンフレットによると、履歴書には大卒等の学卒者用、転職者用、パート・アルバイト用などがあります。職歴が多い人は、転職者用など自分に合ったものを選びます
様式を選ぶときは、A4とB5の2種類があります。ハローワークのパンフレットは、企業で使う書類はA4で統一されていることが多く、記載欄も広いため、A4をすすめています。応募先から指定があるときは、その様式に従います。右下に「保護者」欄のある旧様式の履歴書は使わないようにとも書かれています。
退職理由の書き方|「一身上の都合」で足りる場面と、書き分け
退職理由は、職歴欄の中で一番迷いやすい部分です。ハローワークのパンフレットでは、退職理由は簡潔に書くのが原則とされ、「一身上の都合により退職」「出産のため退職」「帰郷のため退職」「定年退職」「会社都合により退職」などの例が挙がっています。前向きな理由の場合は、志望動機やアピールポイントの欄で丁寧に書くと、履歴書全体が整います。
| 退職の事情 | 職歴欄での書き方の例 |
|---|---|
| 自分の意思で辞めた(理由は面接で話す) | 一身上の都合により退職 |
| 会社の業績悪化・倒産・リストラ | 会社都合により退職、会社業績不振により希望退職、会社倒産により退職 |
| 契約期間が終わった | 契約期間満了により退職 |
| 派遣期間が終わった | 派遣期間満了につき退職 |
| 定年を迎えた | 定年退職 |
| 出産・育児・介護・転居などの事情 | 出産のため退職、介護のため退職、転居のため退職(簡潔に事実のみ) |
| 現在も在職中 | 現在に至る(退職の行は書かない) |
注意したいのは、「一身上の都合」と「会社都合」の使い分けです。会社から退職を求められた場合や、会社の業績不振による希望退職などは、事実に合わせて会社都合と書いて構いません。離職票の離職理由の欄と食い違わないようにしておくと、確認が必要になったときも説明しやすくなります。
書類に書ける字数は限られているので、不満や人間関係の事情を詳しく書くのは避けます。事実だけを短く書き、気持ちの整理は面接で言葉にするほうが、読み手に伝わります。
空白期間・職業訓練・個人事業の書き方
職歴と職歴の間があいているとき
退職から次の入社までの間があいている場合、履歴書の職歴欄にその期間を説明する行を書き足す必要は、基本はありません。ただし、半年から1年以上のように長くあいていると、面接で理由を聞かれやすくなります。履歴書の空欄には、本人希望欄や志望動機欄で触れるか、面接で話せるように準備しておきます。具体的な伝え方は空白期間(ブランク)ありの転職|面接での説明方法と例文にあります。
職業訓練を受けた期間があるとき
ハローワークの書き方では、職業訓練の受講は、学歴欄に書いても差し支えなく、「訓練」の欄がある様式ならその欄に書くとされています。たとえば、ハローワークの案内では、2年制の新卒者訓練は学歴欄、3か月程度の短期の訓練は免許・資格欄、という整理が一般的な方法として示されています。様式やスペースによって異なるので、詳しくはハローワークの窓口に相談してください。
個人事業やフリーランスをしていたとき
事業を始めた月を「個人事業 開業」と書き、やめた月を「廃業」と書きます。事業の内容を一言添えます。開業届を出していない場合も、実際に事業をしていたなら、職歴として書いて構いません。ただし、収入が不安定で、アルバイトを兼ねていた期間などは、実態に合わせて「個人で○○業に従事」と書くなど、実態から離れない書き方にします。
面接で職歴を聞かれたときの話の順番
履歴書の職歴欄は、面接での質問の入り口になります。書いた内容について、同じ順番で話せるようにしておくと、受け答えが落ち着きます。
- 一番新しい職場から話す:履歴書は古い順に書きますが、面接では「直近の仕事」から話すほうが、応募先との関係が伝わります
- 1社につき、担当した仕事・身につけたこと・辞めた理由を1分以内で:職歴欄の一言を、そのまま口頭で広げるイメージです
- 転職を重ねた理由は、共通の軸でつなぐ:「接客の仕事を軸に探してきた」のように、会社が変わっても変わらなかった点を先に言います
- 書いた退職理由と、話す理由をずらさない:履歴書に「会社都合」と書いたなら、その事実を面接でも前提にします
未経験の仕事に応募するときは、職歴の中から、新しい仕事で活かせる経験を選んで話します。仕事の探し方や、応募書類全体の進め方は転職エージェントとは?使い方・メリット・選び方にまとめています。
提出前に確認したいチェックリスト
- 「職歴」の見出しを書いたか
- 会社名を、略さず正式名称で書いたか。前株か後株かも合っているか
- 年号を、和暦か西暦のどちらかに統一したか
- 入社と退職を、古い順に書いたか。入社より退職が早い年月になっていないか
- 派遣・契約・アルバイトなど、正社員以外の形態に雇用形態を添えたか
- 在職中なら「現在に至る」、そうでなければ最後の退職まで書いたか
- 最後に「以上」を書いたか
- 「〃」「同上」「同社」を使っていないか
- 退職理由が離職票の記載とずれていないか
- 職務経歴書の会社名・年月と、履歴書が一致しているか
履歴書の誤字や、略字、書き方のルール違反は、仕事が雑だと受け取られやすいと、ハローワークのパンフレットも注意しています。提出前に、書類を最初から最後まで読み直すのが確実です。職務経歴書の枚数の考え方は職務経歴書は何枚まで?基本は2枚で確認できます。
職歴欄と職務経歴書の書き分けは、履歴書と職務経歴書の違いの記事で比べています。
よくある質問
Q. 職歴欄に「職歴なし」と書くのは、どんなときですか?
社会人として働いた経験が一度もない場合、学歴を書いたあとに「職歴」と書き、その下に「なし」と書き、最後に「以上」で締めます。アルバイトの経験があれば、それを職歴として書くほうが、働く意欲が伝わります。
Q. 転職回数が多くて、職歴欄に収まりません。どうすればよいですか?
1社あたりの行数を減らし、入社と退職の2行だけにします。それでも足りなければ、学歴を最終学歴から書く方法や、履歴書を職歴欄の広い様式に変える方法があります。補足を書きすぎず、職務経歴書に任せるのが基本です。
Q. 前の会社をすぐ辞めたことは、書かないとバレませんか?
経歴を省くと、入社後の手続きなどで前職の記録と食い違いが出ることがあります。省いたことが後で分かると信頼を損ねやすいので、書いたうえで理由を説明できるようにしておくほうが安全です。
Q. 会社がすでに倒産・閉鎖していて、正式名称が分かりません。
当時の雇用契約書や給与明細、源泉徴収票、離職票に正式名称が書かれています。見つからない場合は、ねんきんネットの記録や、元の同僚への確認が手がかりになります。それでも分からないときは、覚えている範囲で書き、面接で補足する形でも構いません。
Q. 職歴欄は手書きとパソコンのどちらがよいですか?
ハローワークのパンフレットでは、以前は手書きを勧めていたが、今は手書きでもパソコンでも構わないとする企業が多いとされています。応募先から指定があればそれに従い、指定がなければ、ホームページなどからエントリーできる企業や、IT関連・外資系の企業はパソコン作成でも問題ないとされています。手書きの場合は、黒のボールペンや万年筆で書き、間違えたら修正液は使わず、新しい用紙に書き直します。
Q. 西暦と和暦のどちらで書くのが有利ですか?
有利・不利はありません。ハローワークのパンフレットは、年号は和暦か西暦に統一するよう求めています。生年月日や作成日を含めて、履歴書の中で統一されていれば十分です。
Q. 退職日と、入社日の月がかぶるときはどう書きますか?
退職した月と入社した月が同じ場合は、どちらも同じ年月で書いて構いません。月末に退職して翌月1日に入社したなら、退職は前の月、入社は次の月になります。給与明細や雇用契約書の日付で、正確な月を確認してください。
まとめ|職歴欄は「型」を守れば書ける
- 職歴は「職歴」の見出し→入社→退職(または現在に至る)→「以上」の順に、古いほうから書く
- 会社名は略さず正式名称で。年号は和暦か西暦に統一する
- 派遣・契約・アルバイトは、雇用形態を( )で添える。派遣は派遣元と派遣先の関係が分かる形にする
- 転職回数が多い場合も、基本は全部書く。行数が足りなければ、入社と退職の2行だけにして、中身は職務経歴書に任せる
- 退職理由は「一身上の都合により退職」など簡潔に。事実と違う書き方はしない
- 年月が曖昧なときは、雇用契約書、離職票、給与明細、ねんきんネットで確認してから書く
職歴の書き方で迷ったら、書類の形だけでなく、面接でどう話すかまで考えておくと安心です。Re:WORKは未経験の転職に特化した転職エージェントで、求職者は無料で使えます。書類や面接についての相談もできるので、公開中の求人を見ながら、気軽に話してみてください。
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