履歴書と職務経歴書の違い|それぞれ何を書くか・両方出すときの書き分け

履歴書と職務経歴書の違い|それぞれ何を書くか・両方出すときの書き分け

履歴書と職務経歴書の違いは、履歴書は「あなたが誰か」を決まった形式で伝える書類、職務経歴書は「何をしてきて何ができるか」を自由な形式で伝える書類という点です。履歴書は氏名・学歴・職歴・免許資格などを様式に沿って書き、職務経歴書は仕事の中身や成果、活かせる力を自分で組み立てて書きます。

この記事では、2つの書類の違いを比較表で整理し、各欄に何を書くか、同じ経験を2つの書類でどう書き分けるか、重複や矛盾を避ける方法、どちらか一方だけ求められたときの書き方、未経験の転職での考え方をまとめます。職務経歴書の枚数は別の記事に詳しいので、ここでは「履歴書との役割分担」に絞ります。

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履歴書と職務経歴書の違い|比較表で一目でわかる

比べる点履歴書職務経歴書
役割氏名・生年月日・連絡先・学歴・職歴・免許資格・志望動機などを、決まった項目で伝えるこれまでの仕事の内容・実績・活かせる能力を、自由に組み立てて伝える
様式市販の用紙や、厚生労働省の様式例など。項目が決まっている様式は自由。パソコンでA4に作るのが一般的
分量1〜2枚(見開きや2枚綴り)A4で1〜2枚程度が一般的(詳しくは別記事)
職歴の書き方会社名・入社と退社の年月を、短い1行ずつ会社ごとに、事業内容・担当業務・実績・身につけたことまで書く
必ず書くこと氏名・日付・学歴職歴・連絡先など様式の項目標題・氏名・日付・職務経歴(ハローワークのパンフレットの整理)
書き手の自由度低い。枠に収める高い。何をどの順で書くかで印象が変わる
手書きかパソコンかどちらも可。応募先の指定があればそれに従うパソコンで横書きが一般的。手書きも可(鉛筆とシャープペンシルは不可)
見られ方まず履歴書を見る担当者が多く、そこで判断される可能性もあると案内されている書かれた実務の内容から、自社の仕事に合うかを確かめる材料

ハローワークの応募書類のパンフレット(厚生労働省)でも、履歴書は応募書類として最も一般的に用いられ、採用の判断に使われる「審査書類」であること、職務経歴書は実務能力のアピールが目的であることが書かれています。両方を求める企業が多くなっているため、役割を分けて準備するのが基本です。

一言でいうと

履歴書は「身元と経歴の一覧」、職務経歴書は「仕事の中身の説明書」です。履歴書には「どこで働いたか」が並び、職務経歴書にはそこで「何を担当し、何ができるようになったか」が入ります。どちらにも同じ会社名が登場するのは当然ですが、書く深さが違います。

履歴書に書くこと|欄ごとの役割

履歴書の項目は、厚生労働省が2021年に公表した様式例でもおおむね共通です。この様式例は、公正な採用選考を確保するための参考として示されたもので、法的拘束力はありません。性別欄は任意記載になり、通勤時間・扶養家族数・配偶者・配偶者の扶養義務の4項目は設けないことになりました。市販の履歴書は様式例と異なるものもあるので、どれを使うかは自分で選んで構いません。

欄書く内容ひとこと
氏名・ふりがな・生年月日・住所・電話連絡のつく情報日中に連絡が取れる番号を書く
学歴最終学歴を中心に、入学・卒業の年月最終学歴を中心に書く
職歴会社名・入社・退社の年月、所属詳細は書かず、職務経歴書に譲る
免許・資格正式名称で取得年月持っていなければ「特になし」と書く方法が一般的です(欄の扱いは応募先の指示に従います)
志望の動機、特技、好きな学科、アピールポイントなど応募先への志望理由や自分の強みパンフレットでは「特に重要な欄」と案内されている
本人希望記入欄勤務地・職種・時間などの希望基本は「貴社の規定に従います」
※性別任意記載書かなくてもよい

履歴書で大切なのは、誤字脱字がなく、ルールに沿って読みやすく書くことです。パンフレットでも、誤字脱字があると「応募の姿勢がいい加減で意欲や熱意がないのではないか」と受け取られかねない、という趣旨が書かれています。誤字脱字があると、内容より先に丁寧さを疑われかねません。

職歴や志望動機の書き方は、未経験転職の職務経歴書の書き方|見本つき・5つの項目と経験の言い換え方で見本を確認できます。

職歴欄の書き方は、転職回数が多い場合も含めて履歴書の職歴の書き方の記事で説明しています。

職務経歴書に書くこと|構成と各項目の役割

職務経歴書は、様式が自由です。ハローワークのパンフレットでは、記載項目は自由だが、冒頭の標題・氏名・日付と職務経歴は必須で、取得資格・パソコンスキル・活かせる能力・自己PR・志望動機などを自分で選んで追加するのが一般的、と整理されています。

次の表のうち、職務要約はパンフレットの項目例(取得資格・パソコンスキル・活かせる能力・自己PR・志望動機)には無く、書き手が追加する一般的な項目です。

項目入れる内容履歴書との違い
標題・日付・氏名「職務経歴書」、提出日、氏名履歴書にも日付と氏名はあるが、ここは短く
職務要約経歴を3〜5行にまとめた冒頭の要約履歴書にはない。書類の「入口」になる
職務経歴会社ごとに、在籍期間・事業内容・担当業務・実績履歴書は年月と社名だけ。ここで中身を説明する
活かせる能力・スキルパソコン、接客、運転、資格など履歴書の免許資格欄を補う
自己PR強みと、それを裏づける具体例履歴書の「アピールポイント」より詳しく書ける
志望動機なぜその仕事・会社か履歴書と内容が食い違わないようにする

職務要約は経歴を3〜5行にまとめる冒頭の要約です。職務経歴書の自己PRの具体例は職務経歴書の自己PR例文|未経験の転職で使える職種別10パターンと書き方4ステップ、枚数の目安は職務経歴書は何枚まで?基本は2枚|1枚・3枚の判断基準と構成例にまとめています。

職歴が少ない・未経験の職種に挑戦する場合

パンフレットでは、職務経歴や資格がなく実務能力に自信がない場合でも、次の6つの面から自分をアピールできるとされています。履歴書に書けることが限られる人ほど、職務経歴書で補う意識が役に立ちます。

  1. 応募職種に関連するアルバイト経験
  2. 訓練・研修の経験
  3. 現在勉強中の分野
  4. 自分の性格・行動特性(積極性・粘り強さ・協調性・責任感など)
  5. 仕事への姿勢・意欲
  6. 将来目標・将来の可能性

書式の種類|編年体と逆編年体

職務経歴書の職務経歴は、古い順に書く「編年体」と、新しい順に書く「逆編年体」があります。ハローワークのパンフレットの見本は、古い順に書く編年体の形です。逆編年体は、直近の仕事を先に見てほしいときに使われます。どちらにするかに決まりはなく、読み手が直近の仕事に関心を持ちやすいのは新しい順、キャリアの流れを伝えやすいのは古い順、と考えられます。履歴書は古い順に書くので、職務経歴書も古い順にそろえると、見比べるときに混乱しません。

職務経歴書の冒頭に置く職務要約の型と例文は、職務要約の書き方の記事で紹介しています。

同じ経験を2つの書類でどう書き分けるか|職種別の例

同じ経験でも、履歴書は「1行で事実だけ」、職務経歴書は「担当した仕事と成果まで」書きます。次の例は、よくある職種の書き分けのイメージです。数字や会社名は例なので、自分の経験に置き換えて使ってください。

販売・接客の経験

書類書き方の例
履歴書(職歴欄)○○年4月 株式会社○○ 入社(衣料品販売)
○○年3月 一身上の都合により退社
職務経歴書○○年4月〜○○年3月 株式会社○○(衣料品の小売・従業員約○名)
・店舗での接客販売、レジ、在庫管理、陳列を担当
・お客様の好みを聞き取り、コーディネートを提案する接客を心がけた
・月次の店舗目標に対し、個人の売上は○か月で目標を上回った(※実際の数字がある場合のみ記載)

製造・工場の経験

書類書き方の例
履歴書(職歴欄)○○年4月 ○○株式会社 入社(製造部)
○○年3月 一身上の都合により退社
職務経歴書○○年4月〜○○年3月 ○○株式会社(自動車部品の製造)
・プレス機の操作と、完成品の目視検査を担当
・作業標準書にもとづき、不良品を出さないための確認を徹底
・フォークリフト運転技能者の資格を取得し、構内の部品運搬も担当

事務の経験

書類書き方の例
履歴書(職歴欄)○○年4月 ○○株式会社 入社(総務部)
○○年3月 一身上の都合により退社
職務経歴書○○年4月〜○○年3月 ○○株式会社(卸売業)
・電話・来客対応、郵便物の仕分け、備品の発注を担当
・Excelで月次の経費一覧を作成し、上長へ報告
・入力ミスを減らすため、チェック表を作って運用した

営業の経験

書類書き方の例
履歴書(職歴欄)○○年4月 ○○株式会社 入社(営業部)
○○年3月 一身上の都合により退社
職務経歴書○○年4月〜○○年3月 ○○株式会社(住宅設備の販売)
・個人のお客様への訪問提案営業を担当(新規・既存)
・見積書作成から契約、アフターフォローまで一貫して対応
・お客様の話を聞く時間を増やした結果、紹介案件をいただけるようになった(※実績がある場合のみ)

介護・福祉の経験

書類書き方の例
履歴書(職歴欄)○○年4月 社会福祉法人○○ 入職(特別養護老人ホーム勤務)
○○年3月 一身上の都合により退職
職務経歴書○○年4月〜○○年3月 社会福祉法人○○(特別養護老人ホーム)
・食事・入浴・排せつの介助、レクリエーションの運営を担当
・ご家族への日々の様子の報告、記録の作成を担当
・夜勤を含むシフト勤務に対応

ドライバーの経験

書類書き方の例
履歴書(職歴欄)○○年4月 ○○運輸株式会社 入社(配送部)
○○年3月 一身上の都合により退社
職務経歴書○○年4月〜○○年3月 ○○運輸株式会社(食品の配送)
・2トン車で、コンビニエンスストア向けの店舗配送を担当(1日約○件)
・配送後の検品、納品書の確認、日報の作成
・無事故・無違反で勤務

どの職種も、履歴書は短い事実の列、職務経歴書は「何を・どのくらい・どのように」を足す、という関係です。数字や成果は、実際にあったことだけを書きます。数字が無ければ、無理に作らず「こう工夫した」という行動で十分です。

職務経歴書の見本|販売から営業へ未経験で応募する場合

書き分けのイメージをつかむために、職務経歴書の全体の流れを見本にします。販売の経験を営業職の応募に活かす想定です。会社名・数字は仮のもので、自分の事実に置き換えて使います。履歴書のほうは、会社名・年月・「一身上の都合により退社」の行だけです。

職務経歴書の見本(全体)

職務経歴書

令和8年10月20日  氏名 ○○ ○○

■職務要約

衣料品販売の店舗で○年間、接客販売と在庫管理を担当してきました。お客様の希望を聞き取って提案する接客を続けた経験を、営業職で活かしたいと考えています。

■職務経歴

○○年4月〜○○年3月 株式会社○○(衣料品の小売)

・店舗スタッフとして、接客販売、レジ、在庫管理、陳列を担当

・お客様の好みを聞いたうえで、サイズや着こなしを提案する接客を心がけた

・新人スタッフ○名に、レジ操作と商品知識を教えた

■活かせる経験・スキル

・お客様のお話を聞き、ニーズに合う提案をする力

・数字(売上・在庫)を見ながら、日々の行動を調整する習慣

・Excelでの簡単な集計(関数の基本)

■自己PR

お客様一人ひとりの要望を聞き取ることを大切にしてきました。営業職でも、まず相手の話を聞くことから始めたいと考えています。

■志望動機

お客様に提案して喜んでいただく仕事にやりがいを感じ、より幅広い提案ができる営業職を志望しました。貴社の研修制度を活用し、早く戦力になりたいと考えています。

この見本は職務経歴書だけで1枚に収まります。履歴書側の志望動機欄には、見本の志望動機を2〜3行に縮めたものを入れる、という使い分けです。見本のように、実際にやったことと応募先で活かしたいことをつなげると、未経験の職種でも筋が通ります。

状況別の書き分けポイント|転職回数・ブランク・派遣・短期離職

経歴に気になる点があるとき、履歴書と職務経歴書で説明の分担を決めておくと、ぶれません。基本は履歴書には事実を淡々と書き、職務経歴書と面接で補うという形です。

状況履歴書職務経歴書補足
転職回数が多いすべての職歴を事実どおりに書く会社ごとの担当業務を短く。共通して身についた力を冒頭の要約にまとめる一貫した軸があれば要約で示す。詳しくは転職回数が多いと転職エージェントに不利?
ブランク(空白期間)がある空白の期間を勝手に消さない期間中にしたこと(育児・介護・学習・訓練など)を1〜2行面接でも聞かれやすいので、答えを用意する。空白期間の説明方法
派遣・契約・アルバイトの経験がある雇用形態を明記する派遣先ごとの業務を書く(派遣元と派遣先の区別を明記)雇用形態の表記は両書類で統一
短期間で辞めた在籍期間を事実どおりに書く担当した業務と、短い期間でも得たことを書く辞めた理由は面接で聞かれやすいので、答えを用意しておく
在職中に応募する現在の会社を記載。退社日は未定なので「現在に至る」現在の担当業務を書く提出前に会社名や期間の確認
職歴がほとんどないアルバイトや訓練の経験も、書き方のルールに沿って書くアルバイトや訓練で身につけた力をパンフレットの6つの視点で整理経験の言い換えは未経験転職の職務経歴書の書き方を参考に

どのケースでも、隠すのではなく、短く事実を書いて前向きな部分を足すのが基本です。経歴を実際より良く見せる書き方は、入社後に発覚したときに信頼を損なうので避けます。

2つの書類で重複・矛盾させないための確認項目

履歴書と職務経歴書は、両方を並べて読まれることがあります。内容がズレていると、どちらが正しいのか読み手が迷います。提出前に次を照合してください。

確認する点チェックの中身
会社名正式名称が両方で一致している((株)と略していない)
在籍期間入社・退社の年月が両方で同じ(月まで合わせる)
雇用形態正社員・契約社員・派遣・アルバイトの区別が一致している
担当業務履歴書に書いた部署名と、職務経歴書の業務内容が矛盾しない
資格取得年月・名称が両方で同じ
志望動機履歴書の動機と職務経歴書の動機が別の話になっていない
日付表記西暦と和暦のどちらかにそろえる
退職理由の表現履歴書は「一身上の都合により退社」が一般的。職務経歴書で詳しく書く場合も、事実と食い違わせない

「同じことを2回書くのは無駄」と感じるかもしれませんが、役割が違うので問題はありません。履歴書の志望動機欄には2〜4行で要点を、職務経歴書には経験とつなげた詳しい説明を、というように深さを変えて書きます。要点は同じ、詳しさは別、という関係です。

志望動機は両方に書く?

履歴書の「志望の動機」欄は、パンフレットでも採用担当者へのアピールに特に重要な欄とされています。職務経歴書にも志望動機の項目を追加する人は多く、その場合は履歴書の内容を少し膨らませる形が自然です。全く別の内容にすると、面接で「どちらが本音か」を聞かれやすくなります。志望動機は面接でもよく聞かれる項目なので、転職の面接で「志望動機」を聞かれたら?業種別例文と答え方のコツとも内容をそろえておくと安心です。

どちらか一方だけ求められたときの書き方

応募先によっては、履歴書だけ、または職務経歴書だけを求められることがあります。指示がある場合はその書類を、補う内容を書き足して出します。

求められた書類対応のしかた
履歴書のみ職歴欄に、会社名・年月に加えて「営業職として○○を担当」のように1行足す。志望動機・アピールポイント欄を埋めて、職務経歴書の代わりにする。欄が足りなければ、別紙を付けてよいか応募先に確認する
職務経歴書のみ氏名・生年月日・連絡先・学歴・免許資格など、履歴書にある基本情報も冒頭か末尾にまとめる。学歴や資格が無いと、経歴の全体像がわからない書類になる
「履歴書と職務経歴書」の両方役割を分けて両方作る。本記事の比較表のとおり、履歴書は短く、職務経歴書は具体的に
指定が何もない両方を求める企業が多いので、両方を用意しておくと安心。応募先やエージェントに確認できるなら確認する

指示が曖昧なときは、応募先やエージェントの担当者に「履歴書と職務経歴書の両方が必要ですか」と確認するのがいちばん早い方法です。確認すること自体は失礼になりません。

作る順番とスケジュール|迷ったら職務経歴書から

2つの書類は、どちらから作ってもよいのですが、迷うなら職務経歴書から作ると進めやすくなります。職歴の棚卸しをして、会社ごとの担当業務と成果を言葉にすると、履歴書の職歴欄や志望動機にそのまま使える材料が揃うからです。

  1. 職歴の棚卸し:会社名、在籍期間、部署、担当した仕事をメモに書き出す(日付は雇用契約書や源泉徴収票、給与明細で確認できる)
  2. 職務経歴書の下書き:会社ごとに担当業務と、工夫したことを書く
  3. 職務要約と自己PR:棚卸しから強みを選ぶ
  4. 履歴書の職歴欄:職務経歴書から会社名と年月を写す
  5. 履歴書の志望動機:職務経歴書の志望動機を2〜4行にまとめる
  6. 両書類の照合:前の節の表で矛盾が無いか確認する
  7. コピーを保存:面接前に読み返せるようにする

作る時間は、初めてなら数日見ておくと余裕があります。応募の締め切りが近い場合は、まず履歴書の基本項目を埋めて、職務経歴書は担当業務だけでも書いてから提出し、面接までに整えるという進め方もあります。ただし、提出した内容が面接で見られるので、不十分なまま出さないことが大切です。

一度作ったら、応募先ごとに書き換える

履歴書の基本情報は共通で使えますが、志望動機と、職務経歴書のアピールの順番は応募先に合わせて見直します。パンフレットでも、職務経歴書の内容は応募先企業の知りたいことや求めていることに応じて記載することが必要、とされています。求人票の「歓迎するスキル」と自分の経験を照らして、強調する項目を入れ替えるだけでも十分です。

履歴書の一言を、職務経歴書でどう広げるか

履歴書の職歴欄の「営業部勤務」の一言が、職務経歴書ではどんな文になるかの対応表です。「何を」「誰に」「どのくらい」「どうやって」の4つを足すと、実務が伝わる文になります。

履歴書の一言足す要素職務経歴書の文(例)
営業部勤務誰に・どのくらい個人のお客様への提案営業を担当し、月に約○件の訪問を行った
製造部勤務何を・どうやって組み立て工程で部品の取り付けと検査を担当し、手順書に沿って品質を確認した
総務部勤務何を・どうやって備品の発注と来客対応を担当し、発注管理の表を作って漏れを防いだ
店舗勤務誰に・何を衣料品の接客販売とレジ、在庫管理を担当した
介護職誰に・何を高齢者の食事・入浴の介助と記録の作成を担当した
配送部勤務何を・どのくらい店舗向けの配送を担当し、1日あたり約○件を回った

用紙のサイズにも触れておきます。ハローワークのパンフレットでは、履歴書をB5で作り職務経歴書(A4)を付けない場合には、送付状もB5にするとされています。履歴書の様式にはA4版とB5版があり、サイズの選び方は応募先の指定があればそれに従います。

面接で書類はどう使われるか|書いたことは質問される前提で

パンフレットでは、面接は職務経歴書の内容に基づいて質問されることが多く、質問の内容と答え方を想定しながら書くことが勧められています。履歴書の志望動機やアピールポイントも、面接でよく質問される項目とされています。つまり、書類に書いた一行一行が、面接の質問の種になります。

書類のどこに書いたか面接で聞かれやすいこと準備しておくこと
職歴の退社理由なぜ辞めたのか、次に何をしたいか前向きな言い方で、事実と食い違わない説明を30秒で
職務経歴書の担当業務どんな場面で、どう工夫したか具体的なエピソードを1つ、状況・行動・結果の順で
実績や数字その数字はどう出したか、自分の役割は何か数字の根拠と、チームの中での自分の役割
志望動機なぜこの会社か、なぜこの職種か求人票と書類の内容をもう一度読み、言葉をそろえる
自己PR強みが出た場面は自己PRに書いた強みを裏づけるエピソード
資格・スキルどの程度使えるか「できる」ことと「勉強中」を区別して説明する
ブランクその間何をしていたか事実と、再び働く理由

書類に書いていないことを面接で補うのは構いませんが、書類と食い違うことを話すのは避けます。提出した書類は必ずコピーかデータで手元に残し、面接前に読み返してください。面接で話す内容の整理は転職で使える自己PRの書き方|強み別の例文集と採用担当者が見るポイントも役立ちます。

面接前日の見直し手順

  1. 履歴書と職務経歴書を並べて、年月と社名の一致を確認する
  2. 求人票を読み返し、応募先が求める条件と自分の書類の対応を線で結ぶ
  3. 退社理由、志望動機、自己PRの3つを声に出して言ってみる
  4. 数字を書いた箇所は、根拠を説明できるかを確認する
  5. 質問されそうな箇所に付箋を付け、答えを短くメモする

よくある間違い|履歴書と職務経歴書で起こりやすい7つ

間違いなぜ困るか直し方
履歴書に詳細を詰め込みすぎる欄に収まらず読みにくい詳しい話は職務経歴書へ移し、履歴書は要点のみ
職務経歴書に履歴書の項目だけをコピーする中身が薄く、実務が伝わらない担当業務・成果・工夫を足す
2つの書類で在籍期間がズレているどちらが正しいのか読み手が迷う提出前に年月を照合
職務経歴書が3枚以上に膨らむ読み手の負担が増える直近の経歴を厚く、古い経歴は短く
未経験の職種に、前職の専門用語をそのまま使う読み手に伝わらない応募先でも通じる言葉に言い換える
志望動機が使い回しで応募先と合わない応募先への関心が伝わりにくい応募先ごとに一文は変える
手書きとパソコンがちぐはぐ統一感がなくなるどちらかにそろえると見やすい(必須ではない)

書類選考の通過で悩む場合は、転職エージェントの書類選考に通らない原因7つと対策も合わせて確認してください。契約社員から正社員を目指す場合も、雇用形態を事実どおりに書き、担当業務と成果を職務経歴書で具体的に伝える点は同じです。

よくある質問

Q. 履歴書と職務経歴書は両方必ず必要ですか?

必ずではありません。応募先の指示に従います。ハローワークのパンフレットでは、履歴書のほかに職務経歴書の提出を求める企業が多くなっていると説明されています。指示が無ければ両方用意するのが一般的です。

Q. 履歴書の職歴欄と職務経歴書の内容は同じでよいですか?

会社名と在籍期間は同じにします。内容の深さは変えて、履歴書は1行の事実、職務経歴書は担当業務や実績まで書きます。

Q. 未経験の職種に応募するとき、職務経歴書には何を書けばよいですか?

これまでの仕事で身につけた、応募先でも活かせる力を書きます。接客なら傾聴や提案、製造なら手順の遵守や品質への意識などです。パンフレットの6つの視点(関連するアルバイト経験、訓練・研修、勉強中の分野、性格・行動特性、意欲、将来目標)も使えます。

Q. 職歴が1社しかない場合も職務経歴書は必要ですか?

求められれば作ります。1社でも、部署の異動や担当の変化、役割の広がりを書けば、立派な職務経歴書になります。

Q. 履歴書は手書き、職務経歴書はパソコンでも問題ありませんか?

問題ありません。応募先が手書きを指定していなければ、組み合わせは自由です。ただし、どちらも読みやすさを優先します。

Q. 職務経歴書の「職務要約」は履歴書にも書きますか?

書きません。職務要約は職務経歴書の冒頭に置く要約で、履歴書にはその欄がありません。履歴書では「志望の動機」欄が近い役割を持ちます。

Q. 書類の見本や添削を相談できる場所はありますか?

ハローワークや転職エージェントで相談できます。どちらも応募書類の相談に使えるので、通いやすいほうや相談しやすいほうを選んで構いません。

まとめ|履歴書は「事実の一覧」、職務経歴書は「仕事の説明」

  • 履歴書は決まった項目で身元と経歴を伝える書類、職務経歴書は自由な形式で仕事の中身と強みを伝える書類
  • 同じ職歴でも、履歴書は1行の事実、職務経歴書は担当業務・工夫・実績まで書き分ける
  • 会社名・在籍期間・雇用形態・資格・志望動機は、2つの書類で食い違わせない
  • どちらか一方だけ求められたら、足りない情報を求められた書類に書き足す
  • 迷ったら職務経歴書から作ると、履歴書の材料も揃う

Re:WORKは、未経験からの転職に特化した無料の転職エージェントです。職歴の棚卸しや、書類の書き方に迷うときも、応募する職種に合わせて相談できます。応募先を探すなら、まず未経験歓迎の営業の求人や未経験歓迎の販売・サービス・接客の求人を見てみてください。

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この記事の執筆・監修

大林 諒

株式会社Nexly 代表取締役

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運営会社
株式会社Nexly
許可番号
有料職業紹介事業 28-ユ-301343
取扱求人数
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